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2021年11月28日 (日)

キャットショーも「動物虐待」批判を浴びる日が来る?

「動物虐待」批判の強まりと動物愛護への関心の高まりを背景に、日本でも改正動物愛護法が施行されましたが、これが世界的に見れば緩く、遅れているという感覚を持つ必要があります。

【仏、2024年からペット店での犬猫販売禁止へ】

最近、大きく報道されましたから、いかにニュースに〝鈍感〟とはいえ「聞いたことがない」「知らない」という人は少ないかと思います。

仏上院は今月中旬、動物愛護に関する法改正案を賛成多数で可決。動物福祉や衝動買い防止の観点から、犬と猫はペットショップでの販売を2024年から禁止することになりました。マクロン大統領が近く署名し、施行される。

施行されれば、犬や猫は保護団体や個人からの譲渡、ブリーダーからの直接購入となります。

ウサギや魚などは引き続きペットショップで販売できるようですが、衝動買いを招かないようショーウインドーに陳列することは禁止するとのことです。

【イルカー/シャチのショーも26年から禁止へ】

フランスの改正動物愛護法は販売方法の強化だけではありません。

2026年からイルカやシャチのショーを禁止するほか、2028年から移動型サーカスでの野生動物の利用を禁止します。

こうした改正法の検討の中で、キャットショーが俎上に上がったかどうか分かりませんが、2015年4月の静岡でのショーのような〝動物虐待〟まがいのショーを開催したなら、強い批判を浴びても不思議ではないでしょう。

このショーを主催したクラブオーナーにあっては〝動物虐待〟まがいのショーを開催したとの自覚も反省も今なお全くないようですから、いつまた同じ様なショーを開くか分かりません。

【英、「イカ/タコ/カニにも痛みの感覚がある」と認定】

一方、英国では今月に入り、動物福祉法案の保護対象に頭足動物や十脚甲殻類を追加すると発表しました。

報道によると、英国では5月、動物福祉を保護するための措置を導入する行動計画を発表し、「動物が感覚を持つ『生きとし生けるもの』であることを法的に認定し、ペットや家畜、野生動物の福祉施策に取り組む」と表明したそうです。

ただ、可決された動物福祉法案は当初、保護対象となる感覚を持つ動物を体に背骨を持つ「脊椎動物」のみとしていました。

これに対し、動物愛護団体が「甲殻類や軟体動物にも感覚がある」と主張。英政府に独自の報告書を提出し、「イカ、タコなどの頭足類の軟体動物と、エビ、カニなどの十脚類の甲殻類は感覚があると見なされるべきだ」と結論づけたとのこと。

「生きたまま茹でることは非人道的」とも指摘したとされています。

【猫に寄り添う気持ちがあるなら動物愛護の動きに敏感に】

TICA Asia East Regionメンバーが「愛猫家」を表明し、猫に寄り添う気持ちが本当にあるのであれば、日本のみならず世界各国の動物愛護の動向に強い関心を持ち、少なくとも情報に敏感でなければならないでしょう。

歴代のTICA Asia Directorの中には自らが「TICAのルールに疎い」ことを恥ずかしげもなく公の場で口にする人もいますが、「愛猫家」を自称するなら「動物愛護の動きに疎い」だけは許されないと肝に銘じてほしいところです。

キャットショーが「動物虐待」批判を浴びる日は来るか来ないか分かりませんが、キャットショーに携わる全ての人の自覚と責任にかかっており、年々、重くなっていることだけは確かでしょう。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新たな変異株「オミクロン株」の感染が27日、英国、ドイツ、イタリアでも確認されました。

米国務省は27日、南アフリカなどアフリカ南部8カ国への渡航警戒レベルを4段階の最も厳しい「渡航中止」(レベル4)に引き上げました。

英政府は27日、「オミクロン株」対策の一環として店内や公共交通機関でのマスク着用を義務化すると発表しました。

日本全国で27日、新たに125人の感染が確認されました。

東京都で27日、新たに16人の感染が確認されました。前週の土曜日と同じでした。

埼玉県で27日、新たに10人の感染が確認されました。

神奈川県で27日、新たに11人の感染が確認されました。

千葉県で27日新たに2人の感染が確認されました。

大阪府で27日、新たに19人の感染が確認されました。

愛知県で27日、新たに6人の感染が確認されました。

福岡県で27日、新たに7人(うち福岡市0人、北九州市3人)の感染が確認されました。

北海道で27日、新たに11(うち札幌市4人)の感染が確認されました。

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