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2021年9月 7日 (火)

「自分だけは大丈夫」と思い込んでいませんか?⑩「2回接種」で気の緩み?

ワクチンを「2回接種」したことが、もし気の緩みにつながっているメンバーがいるなら、「正常性バイアス」が働いていないか自問自答する必要があるでしょう。
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【「ワクチンを打っている安心感」に身を委ねると…】

あるTVの報道番組で、「ワクチン接種」と「ブレイクスルー感染」を取り上げていて、専門家が次のようなことを言っていたのが印象的でした。

「ワクチンを打っている安心感から、集団での食事ですとか、人流があるところに行ってしまったことによって感染したケース、最近は特に多いです」--。

私もアクトクラブ員もワクチンは「2回接種」していますが、気の緩みどころか逆に「ブレイクスルー感染」しないよう警戒感を強めています。

それもこれも常日ごろから「正常性バイアス」が働かないよう心がけているからに他なりません。

【猫のワクチンの正しい知識を持っていれば…】

本来であれば、猫界の人たちは愛猫/飼い猫に「ワクチン」を接種しているわですし、ブリーダーであればそれなりの病気の知識、ワクチンの機序の知識も持っていなければなりません。

「ワクチン」はあくまで感染しにくくする効果と重症化を回避できる効果は期待できるものの、感染しなくするわけではないことはあまりに基本的な知識といえます。

抗体の量(抗体価)は下がっていくからこそ、子猫の時に2回接種し、その後も定期的に接種するわけですから、人間も「2回接種」したからと言って手放しで喜ぶことなどできず、私に言わせれば気の緩みようがありません。

【「コロナウイルス」に関する基礎知識も豊富なはず】

まともなブリーダーであれば「コロナウイルス」の基礎知識も豊富なはずであり、変異しやすいことは常識でしょう。

変異の最たる例がFeline infectious peritonitis Virus(FIPV)であり、「猫伝染性腹膜炎」を引き起こします。

この「FIPV」は、猫腸コロナウイルス(Feline enteric corona Virus/FECV)の一種であり、FECVが猫の体内でFIPVに変異する、あるいは猫コロナウイルス(FCov)の様々な変異株が存在し、その強毒性が「FIPV」である--といわれていますが、いずれにしても変異株が多く存在するウイルスであることは基礎知識と言えるでしょう。

ですから「正常性バイアス」が働かずとも、猫ブリーダーであれば、本来は新型コロナワクチンを「2回接種」しても気の緩みにつながることはないはずなのです。

ワクチンを「2回接種」したからと言って、「デルタ株」が猛威を振るう「緊急事態宣言」の中、県境をまたいでショー遠征にいそいそと出かけることなど、普通の常識と倫理があればあり得ないことが分かるかと思います。

※「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」 は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で6日、新たに8241人の感染が確認されました。

東京都で6日、新たに968人の感染が確認されました。前週の月曜日に比べ49.5%減り、15日連続で前の週の同じ曜日を下回っています。

埼玉県で6日、新たに450人の感染が確認されました。

神奈川県で6日、新たに971人の感染が確認されました。

千葉県で6日、新たに665人の感染が確認されました。

大阪府で6日、新たに924人の感染が確認されました。

愛知県で6日、新たに1190人の感染が確認されました。東京都を上回り、1000人を超えるのは20日連続です。

福岡県で6日、新たに420人(うち福岡市164人、北九州市37人)の感染が確認されました。

北海道で6日、新たに123(うち札幌市78人)の感染が確認されました。

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