東京地裁「尋問」、〝セカンドハラスメント〟の場ではない⑱
7月29日(金)からの続きです。
歴代アジアディレクターT氏に対する東京地裁での「尋問」のやり取りは2013年秋のアジアリジョンショーに移ります。
これまでは慣例として一応、TICA Asia Region所属全てのJudgeに中立・公平・公正・平等に割り振ってきたはずですが、この時のショーに限って私は声掛けすらされることはありませんでした。
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原告代理人:「平成25年に、アジアリジョンショーを開かれましたね」
T氏:「はい」
原告代理人:「これは、冠ショーというか、あなたがディレクターでやっているから、あなたのクラブで開かれるショーですか」
T氏:「そうです」
原告代理人:「このアジアリジョンショーには、基本的にはジャッジさんはみなさんお呼びすることになっているのが通例ですか」
T氏:「通例・・・、リング数の問題とかもありまして、呼べなくなるジャッジさんもいたと思います」
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【全てのJudgeが審査できないケースがあったとしても…】
もちろん、会場やリングの関係で全てのJudgeを招くことが難しい場合があるのは分かります。
そうした事情もあって、TICA Asia時代には1つのSP Ringにおいて長毛を担当するJudge、短毛を担当するJudgeというように2人で分担するケースもありました。
ですからT氏が証言したように、結果として「呼べなくなるジャッジさんもいた」という証言はその通りです。
【声掛けすらしないことに合理的根拠はあったか】
ただし、それはあくまで結果として「呼べなくなる」であって、はじめから意図して「呼ばない」こととは別でしょう。
TICA Asia Regioが中立・公平・公正・平等に運営されるのであれば、Region Showもまた中立・公平・公正・平等に開催されなければなりません。
結果として「呼べなくなるジャッジさんもいた」としても、その前提としてまずは全員に中立・公平・公正・平等に声掛けしなければならなかったということになります。
【主催クラブ/ショーコミッティーに決定権があっても】
TICA Asia RegionにおけるRegion Showはその時のRegion Directorが所属しているクラブ主催で行われますから、その意味でどのようなショーにするかは当該クラブ/ショーコミッティーに決定権があると言えます。
しかし、Showの名称にクラブ名が付かず、Region Showと銘打って開催される以上、単独クラブ開催Show以上に、中立・公平・公正・平等が担保されなければならないことは言うまでもありません。
Judgeに対する審査の依頼はその重要な大前提のひとつであって、主催クラブのショーコミッティーやクラブ員はそのことを十分に理解しておく必要があるのです。
※「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」 は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
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◆東京都で3日、新たに3709人の感染が確認されました。前週の火曜日に比べ30.2%増え、火曜日としては過去最多になりました。
◆埼玉県で3日、新たに過去最多となる1053人の感染が確認されました。1000人台は2回目です。
◆神奈川県で3日、新たに1298人の感染が確認されました。1000人を超えるのは7日連続です。
◆千葉県で3日、新たに781人の感染が確認されました。700人を超えるのは5日連続です。
◆大阪府で3日、新たに1079人の感染が確認されました。
◆愛知県で3日、新たに258人の感染が確認されました。
◆福岡県で3日、新たに510人(うち福岡市272人、北九州市75人)の感染が確認されました。
◆北海道で3日、新たに210人(うち札幌市128人)の感染が確認されました。200人を超えるのは7日連続です。
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