「イチケイのカラス」、映画化決定?
このブログでも何度か取り上げた月9のフジTVドラマ「イチケイのカラス」が映画化されるとの報道がありました。
映画だけでなく、シーズン2も作られてほしい…との期待も抱いています。
このドラマの魅力について放送終了後、堀井憲一郎氏が書いていた「ドラマ『イチケイのカラス』で竹野内豊が教えてくれた『人生にとってとても大事なこと』」というコラムは、まさに「我が意を得たり」といった内容でした。
【「人としてやるべきこと」=「人生にとって大事なこと」】
コラムから引用すると、まず次の文章に引き込まれます。
------------------------------------
ドラマが伝えようとしているのは、裁判官の業務ではなく、それを超えた人としてやるべきことであり、それをわかりやすく示してくれていたとおもう。
そこにこのドラマの大きな価値があった。
疑問を感じたらあきらめない。
自分たちが正しいとおもえる判決をくだせるまで、最大の努力を払いつづける。
そうすることによって被告もまた納得してくれる可能性が高まる。
そういう「人生にとって大事なこと」を教えてくれるドラマだった。
------------------------------------
猫界に身を置く私にしてみれば、「出陳拒否」をはじめ、いくつもの裁判を経験し、「尋問」において証言台の前に立った(実際は座っていますが…)ことも大きいかと思いますが、心に染み入ります。
【「圧力に屈せずに正しいことを証言する弱者に寄り添う」…】
長くなりますが、もう1カ所、堀井憲一郎氏のコラムから引用します。
------------------------------------
ドラマで繰り返し描かれていたのは、圧力に屈さずに、正しい証言をする弱者の姿である。
最初は、力をもった存在(社長とか、議員とか、判事とか)に押さえつけられ、懐柔され、彼らに都合のよいように事実を曲げた「嘘の証言」をする人たちがいる。
でも、入間みちお(竹野内豊)らのまっすぐな説得によって、勇気を持って「正しい証言」をしなおす。逆転の姿である。
そういう証言をしたら、何かしらの報復を受ける可能性が高い。
たとえば、会社をクビになるとか飛ばされるとか、下請け会社なら仕事がもらえなくなるとか、そういう不利益があることが予想されるのだが、勇気を持って、自分の誇りのために、「正しいこと」を証言する姿が何度も描かれた。
たぶん、これも現実には、なかなか起こりにくいことだとおもわれる。
じっさいに勇気を出して一人真実を告発しても、続く者がいなければ、「この人はうそつきですから」とまわりを固められ、証言さえも無意味にされることがある。孤立して、仕事や立場を失うということはふつうに起こるだろう。なかなか現実ではむずかしい。
でもこういう物語は、見てる者の心を揺さぶる。
彼らの勇気ある告発が、事態を動かすのを見ると、心洗われるおもいがする。
それがまた「本当はありえないことをリアルに見せる」ドラマの力であり、存在意義でもある。
------------------------------------
歴代アジアディレクター2人を相手取った「名誉毀損」&「パワハラ(嫌がらせ)」裁判と、アクトのブログを巡っての「名誉毀損」裁判においても、原告/被告の当事者、弁護士、裁判官全員がこのドラマを観て、そして堀井憲一郎氏のコラムを読めば、少しは「尋問」の証言も変わったであろうと思うのは私だけでしょうか。
東京地裁民事50部の若い裁判官もこのドラマを観ていたようですが、果たしてどのように受け止めたか--。
このドラマが始まったのは裁判も大詰めを迎えた時だったのが、今さらながらとても残念です。
【「都合よく事実を曲げた『嘘の証言』をする人たち」…】
私がこのブログで裁判の出来事を綴るのは、ひとえに「都合のよいように事実を曲げた『嘘の証言』をする人たち」がいるからに他なりません。
どこに「噓」があり、どこをどう「都合のよいように事実を曲げた」と言えるのか、それらを明らかにしていくことは必ずやTICA Asia East Regionのガバナンスの健全さを取り戻すために役立つでしょう。
TICA Board Member経験者、現Region Director、Judgeが「人としてやるべきこと」とは何かを理解しなければ、リジョン運営を健全な方向に導いていくことなどできないのです。
※「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」 は休みました。
====================================
【注目ニュース】※随時更新しています。
◆日本全国で1日、新たに1754人の感染が確認されました。
◆東京都で1日、新たに673人の感染が確認されました。前週の木曜日に比べ18.1%増え、12日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。
◆埼玉県で1日、新たに142人の感染が確認されました。
◆神奈川県で1日、新たに211人の感染が確認されました。
◆千葉県で1日、新たに139人の感染が確認されました。
◆大阪府で1日、新たに108人の感染が確認されました。
◆愛知県で1日、新たに49人の感染が確認されました。
◆福岡県で1日、新たに26人(うち福岡市9人、北九州市9人)の感染が確認されました。
◆北海道で1日、新たに39人(うち札幌市24人)の感染が確認されました。