続・東京地裁「尋問」、〝セカンドハラスメント〟の場ではない④
7日(水)のブログで紹介した「意識調査」なるものは、総勢21人の日本のクラブ代表/Judgeに配布され、「提案支持」が14人、「提案不支持」が2人、「どちらとも言えない」(回答棄権含む)が4人、「回答なし」が1人でした。
また意見を書き込んだ人は16人いました。
この「意識調査」の結果について、東京地裁の「尋問」では次のようなやり取りがありました。
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原告代理人:「この意識調査の結果には、事実は、私はよく分かりませんというようなことを書いている人がいますね」
T氏:「ええ、そうですね」
原告代理人:「その人たちは、そういう前提の事実を知らされずに、こういうアンケートを受けたんじゃないんですか」
T氏:「そういうことはないと思います」
原告代理人:「でも、そういうことがなければ、事実はよく知らないっていうふうには書かないんじゃないですか」
T氏:「知らない方もいるかもしれません」
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【真実/事実をしっかり把握した上で回答したか?】
焦点は、回答した日本のクラブ代表/Judgeが、真実/事実を正確に把握した上で、誰かに印象操作されたり陰に陽に同調圧力をかけられたりすることなく、答え意見を書いたかどうかということに尽きます。
そもそもの発端は米国のBGブリーダーらからの「プロテスト」であったわけですから、少なくとも回答するに当たってはこの「プロテスト」ぐらい読んでいるのが最低限の条件でしょう。
そしてこの「プロテスト」が「No Action」になり、続く緊急Board Meetingにおいてもショーコミッティーメンバーが出陳した猫のポイントを無効にする動議が退けられたわけですから、この経緯についても把握しておく必要があったと言えます。
【当事者の私でさえ今も「事実はよく分からない」…】
一連の裁判を起こした理由のひとつに、「真実を明らかにする」という目的もありますが、当事者である私やアクトクラブ員でさえ今なお、真実/事実が全く分からない(見えない)中で、よくぞこのような杜撰でいい加減な「意識調査」に回答できるものだと、今更ながら首を傾げてしまいます。
私が当事者ではなく、別のクラブの代表であったなら、「背景となる事実関係を確認したいので、『プロテスト』やそれに続く『緊急動議』の提案理由などをまずは説明してください」とRegion Directorに求めたことでしょう。
それが良識と常識を持ち合わせたまっとうな社会人というものです。
【一連の出来事の本質は〝魔女狩り〟と変わらない】
こうして見てくれば、その本質はある種の「集団心理の暴走」にあり、1962年に始まった米マサチューセッツ州でのセーラムの〝魔女狩り〟(=魔女裁判)と同じだということが分かるのではないでしょうか。
歴代アジアディレクターT氏に対する東京地裁の「尋問」のやり取りは禅問答のようになっていますが、ほぼ全ての回答者が「前提の事実を知らされずに、こういうアンケートを受けた」ことは間違いないでしょう。
もちろん、どこまでを「前提の事実」をするかは人それぞれであると主張する人がいるかもしれませんが、同じメンバーを〝罰する〟意味合いのあることをしようとしているわですから、表面だけの形式的な「事実」だけを掬って済むわけでないことは当然です。
※「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」 は休みました。
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◆東京都で9日、新たに822人の感染が確認されました。前週の金曜日に比べ24.5%増え、20日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。
◆埼玉県で9日、新たに150人の感染が確認されました。
◆神奈川県で9日、新たに355人の感染が確認されました。
◆千葉県で9日、新たに180人の感染が確認されました。
◆大阪府で9日、新たに143人の感染が確認されました。
◆愛知県で9日、新たに66人の感染が確認されました。
◆福岡県で9日、新たに60人(うち福岡市17人、北九州市22人)の感染が確認されました。
◆北海道で9日、新たに49人(うち札幌市26人)の感染が確認されました。
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