ワクチン2回では不十分? 3回目も現実味
猫界のみなさんは新型コロナウイルスのワクチン接種を2回、終えられたでしょうか。
アクトクラブ員は既に2回終え、私もようやく8月中旬に2回目の接種の予定です。
【イスラエルでは世界初の3回目の接種へ】
イスラエルでは60歳以上の市民に対し、3回目の接種を始めるそうです。
同国では世界に先駆けてワクチン接種に取り組み、これまでに人口930万人の約57%が接種を終え、1日当たりの新規感染者数も一時期は1桁台になっていました。
ところが、「デルタ株」の流行で新規感染者数は再び増加に転じ、最近は1日2000人を超えていると言われています。
2回目の接種から5カ月以上経過している人が対象で、現地報道によると8月1日からスタートするとのことです。
【ファイザー製3回接種で変異株に対しても高い有効性】
3回目の追加接種の有効性を示すデータを28日に公表したのは米ファイザーです。
新型コロナワクチンは2回接種しても8カ月経つと中和抗体価はピーク時から8〜9割低下してしまいますが、3回目を接種すると変異株の「ベータ株」に対してもピーク時の10倍以上、感染力が特に強いとされる「デルタ株」に対しては5倍(若年層)〜11倍以上(高齢層)上昇したとのこと。
もしかすると、日本でも遅かれ早かれ3回目の接種が必要になってくるかもしれません。
【米国ではワクチン接種者もマスク着用を推奨】
米国では、米疾病対策センター(CDC)がマスク着用に関する指針を変更し、感染拡大地域ではワクチン接種を済ませた人も屋内でのマスク着用を推奨すると発表しました。
変更の理由はもちろん「デルタ株」の感染拡大。
これを受け、米国内では職員や従業員らに屋内でのマスク着用を義務付ける動きも広がっているそうです。
ワクチンを接種しても完全に感染しないわけではない点をしっかり理解しておく必要があります。
【ワクチン接種やマスク着用の義務付けには反対の声も】
TICA Asia East Regionの日本においては、ショー再開時期がなかなか見通せませんが、エントリー/参加条件を付ける際には慎重な判断が必要です。
米国ではワクチン接種やマスク着用の義務化に対し、反対の声も根強くあり、共和党のある下院議員は「マスクやワクチン接種の義務化は『いじめ』『管理』『憲法違反』『自由への脅威』だ」と反対を表明しているとのこと。
これには政治的な背景や思惑もあるわけですが、クラブオーナー/代表、ショーコミッティーメンバーは多種多様な主義主張への理解・配慮と、参加者全員の安全・安心確保を両立させなければならない点で、難しいショー運営を迫られることを忘れてはなりません。
※「東京地裁『尋問』、〝セカンドハラスメント〟の場ではない」「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」 は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆日本全国で30日、新たに3日連続で過去最多を更新する1万744人の感染が確認されました。1万人を超えるのは2日連続です。
◆東京都で30日、新たに3300人の感染が確認されました。前週の金曜日に比べ142.8%増え(約2.4倍)、3000人を超えるのは3日連続です。
◆埼玉県で30日、新たに853人の感染が確認されました。800人を超えるのは3日連続です。
◆神奈川県で30日、新たに3日連続で過去最多を更新する1418人の感染が確認されました。1000人を超えるのは3日連続です。
◆千葉県で30日、新たに過去最多となる754人の感染が確認されました。700人を超えるのは初めてです。
◆大阪府で30日、新たに882人の感染が確認されました。800人を超えるのは2日連続です。
◆愛知県で30日、新たに229人の感染が確認されました。200人を超えるのは3日連続です。
◆福岡県で30日、新たに478人(うち福岡市281人、北九州市37人)の感染が確認されました。
◆北海道で30日、新たに250人(うち札幌市144人)の感染が確認されました。200人を超えるのは3日連続です 。