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2021年7月13日 (火)

続・東京地裁「尋問」、〝セカンドハラスメント〟の場ではない⑦

きのう紹介したTICA歴代アジアディレクターT氏に対する東京地裁の「尋問」のやり取りの後半部分を再掲します。

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原告代理人:「この中には、あなたの責任を問う意見もありますよね」

T氏:「そうですね」

原告代理人:「それについては、どう考えておられるんですか」

T氏:「それは、やはり内容をちゃんと分からないで書いているなっていうふうに、腹立たしく思いました」
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【「ディレクター辞任」を求める意見もあったが…】

原告代理人が具体的に誰の「意見」を指して質したかは分かりませんが、「意識調査」なるものの「意見」の中で、以下の記載があったことは事実です。

「この事態をどう受け止め、そう対処すべきか、各クラブジャッジの皆さん全てが集まる事は出来なくても、少なくとも集まれるクラブ、ジャッジは集まった上で、アクトさん、○○○○○さん達にも事情を聞き話し合いを持つべきだったと思います「また、欧米諸国の日本非難を非常に重く受け止め、リジョン全体として償いたいと願うなら「ディレクター辞任」が最もわかりやすく、諸国に納得していただける最短の道ではないかと考えます」--。

あまりに「もっとも」な意見であって、良識と常識を併せ持ったものであると言えるかと思いますが、当時のTICA Asia DirectorであったT氏は、今風にいうと「スルー」、昔風にいえば「握り潰した」といえるかもしれません。

【クラブ代表/Judgeの「意見」に正面から向き合おうとしない】

この「意識調査」には21人中17人(※T氏のカウントだと20人中16人)が「意見」の欄にコメントを書き込みました。

もちろん中には、T氏が証言したように「内容をちゃんと分からないで書いているなっていうふう」に思える意見があるほか、完全に〝印象操作〟に踊らされてしまっている意見や、意見を通り越して〝罵詈雑言〟の類いと思えるものもありました。

しかし、貴重な意見や指摘は「スルー」してしまうのではなく、しっかり受け止めて正面からの向き合い、何らかの見解を明らかにしても良かったのではないでしょうか。

そうすれば新たな対話が生まれ、建設的な議論に発展させることもできたはずなのです。

【「築いていく」か、蓋をして葬り去り「停滞」させるか】

健全な組織の新たな礎を築いていくか、問題に蓋をし葬り去って停滞させるかは、組織のトップのリーダーシップにかかっており、先に紹介した「意見」にT氏が真摯に耳を傾け反省材料としなかったところに、問題が拗れに拗れた原因を見て取れるでしょう。

TICA Asia Regionの組織文化やクラブ/Judge間のコミュニケーションに重大な問題があったのは間違いなく、そうした組織風土の構造的な原因解明なしには健全なRegion運営を実現することは不可能です。

小さな趣味の世界だからといって、組織のトップが責任を曖昧にしたり責任を取らずに自己弁護の他者批判に終始したりしていいはずがありません。

せっかくの貴重な「意見」(=諫言といってもいいでしょう)をふいにしパーにしてしまったことが禍根を残したといっても過言ではないのではないでしょうか。

※「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」 は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で12日、新たに1506人の感染が確認されました。

東京都で12日、新たに502人の感染が確認されました。前週の月曜日に比べ46.8%増え、23日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。

埼玉県で12日、新たに110人の感染が確認されました。

神奈川県で12日、新たに280人の感染が確認されました。

千葉県で12日、新たに114人の感染が確認されました。

大阪府で12日、新たに105人の感染が確認されました。

愛知県で12日、新たに42人の感染が確認されました。

福岡県で12日、新たに44人(うち福岡市18人、北九州市9人)の感染が確認されました。

北海道で12日、新たに47(うち札幌市34人)の感染が確認されました。

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