続・東京地裁「尋問」、〝セカンドハラスメント〟の場ではない⑧
アクトに対する「活動停止」あるいは「活動自粛」とは、どのようなルールや規定に基づくものなのか--。
東京地裁での歴代アジアディレクターT氏に対する「尋問」調書を振り返ってもよく分かりません。
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原告代理人:「この自粛っていうのは、お願いするだけなんですか」
T氏:「そうです」
原告代理人:「何か自粛してもらうような根拠がTICAの規約にあるんですか」
T氏:「それはないです」
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【根拠なき単なる「お願い」にしては凝ったやり方】
ひとくちで言えば、根拠なき単なる「お願い」なのですが、それにしてはやることが仰々しく、何らかの別の意図を感じざるを得ません。
根拠ルールなき単なる「お願い」をするのに、なぜ日本クラブ代表/Judge全員に「意識調査」までする必要があったのか。
根拠ルールなき単なる「お願い」なのに、なぜ「意識調査」結果をTICAに報告し、Boardで発表しなければならないのか。(※実際にTICAに報告し、Boardで発表したという証拠は現状ありません)
「お願い」なら「お願い」らしいやり方というものがあるはずですが、T氏のやり方はある一線を明らかに超えています。
それは単純な「お願い」ではなく、「お願い」を装ったいじめや嫌がらせであったからではないでしょうか。
【「TICAの規約」にないことを「お願い」できるか?】
「お願い」とひとくちに言っても幅広い概念ですから、人間関係において「お願い」ベースでいろいろ頼むこともあるでしょう。
しかし、TICAにおいて、TICA公認クラブの「活動」を「停止」あるいは「自粛」させるということは極めて大きな問題であって、そうしたことをルール的な裏付け根拠なしにできるとTICAのDirectorが考えること自体、異常事態であって常識外れと言わざるを得ません。
「お願い」を「提案」と言い換えても構いませんが、ルール的な裏付け根拠なしにTICA公認クラブの「活動」を「停止」あるいは「自粛」させることができるいう発想も同じTICAメンバーとしてRegionメンバーとして、私には考えられません。
TICA公認クラブは、TICA本部の公認を受けているのであり、Asia Regionの公認を受けているわけでも、日本のクラブの総意として公認を受けているわけでもないのです。
杜撰でいい加減というか、余りにお粗末極まりない発想と言わざるを得ません。
【なぜ誰ひとりとして異論を差し挟まなかったのか?】
この「お願い」「提案」は日本クラブ代表/Judge全員に知らしめられましたが、なぜ誰ひとりとして異論を差し挟まなかったのでしょうか。
「活動停止」と「活動自粛」では異なりますし、そもそもどのようなルールあるいは手続き的根拠に基づいて「提案」するのか、まずはその点をはっきりさせた方がいいのではないですか--。
私が当事者ではなく、全く別のクラブの代表であればこう口を挟み、「ちょっと待った!」をかけたことでしょう。
結局のところ、Region Office メンバーも日本クラブ代表/Judge全員も「待った!」をかけることなく、一部のメンバーとRegion Directorの〝暴走〟を許すことになってしまったのです。
※「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」 は休みました。
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◆日本全国で14日、新たに3194人の感染が確認されました。
◆東京都で14日、新たに1149人の感染が確認されました。前週の水曜日に比べ24.9%増え、25日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。1000人を超えるのは5月13日以来、約2カ月ぶり。第4波の時の最多(5月8日の1121人)を上回りました。
◆埼玉県で14日、新たに243人の感染が確認されました。
◆神奈川県で14日、新たに361人の感染が確認されました。
◆千葉県で14日、新たに208人の感染が確認されました。
◆大阪府で14日、新たに349人の感染が確認されました。300人を超えるのは5月27以来です。
◆愛知県で14日、新たに71人の感染が確認されました。
◆福岡県で14日、新たに95人(うち福岡市30人、北九州市16人)の感染が確認されました。
◆北海道で14日、新たに75人(うち札幌市57人)の感染が確認されました。
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