いじめ? 「虐待」であり〝犯罪〟では??
「虐め」がどれだけ深刻な影響をもたらすかを改めて突き付けられたのではないでしょうか。
東京五輪・パラリンピック開会式の楽曲の作曲メンバーが14日に大会組織委員会から発表されたものの、そのうちの1人が25年ほど前の「虐め」告白記事が明らかになり、開会式を黙然に控え辞任に追い込まれました。
【〝悍ましい〟という表現が相応しいその内容】
猫界においてどれだけの人がこの問題に関心を持っているか分かりませんが、知ることなくして何も語れない…という点はこの問題も同じです。
辞任した人物が約25年前、雑誌のインタビューで実際に何を告白していたか知ることなしに、この問題の核心に触れることはできません。
「告白」内容は読むに堪えない、まさに〝悍ましい〟という表現がぴったりであり、これは「虐め」を遙か通り越し「虐待」であり〝犯罪〟ではないかと思いました。
この衝撃を心にしっかり受け止めることなくして、この問題を語れませんし、語ってはならないでしょう。
【影響の広がりと深刻さは過去に例がないほど大きい】
本人が謝罪し辞任しただけでなく、「東京五輪・パラリンピック」に汚点を付け、関係者に多大かつ深刻な心痛を与え、この記事を掲載した出版社も謝罪に追い込まれるという事態を招いたことは、今の社会が「虐め」問題にどれだけ敏感になり、世間がどれだけ深刻に受け止めているかの証しといえるでしょう。
小さな趣味の世界においても同じであり、その時に起きた(起こした)虐め・嫌がらせは、なかったことには出来ませんし、安易に反省したふりで済むわけでも、形式だけ謝罪して終わるわけでもないのです。
【どんな社会・組織でも湧いて出る「正義を振りかざすな」の声】
辞任の報を受けて、この人物のいとこがTwitterで「はーい、正義を振りかざす皆さんの願いが叶いました、良かったですねー!」と投稿して炎上するという広がりもありました。
猫界においても常に「正義を振りかざすな」的なことを言う人がいますが、どんな社会・組織でもそうした人たちがいることが分かります。
しかし、「正義を振りかざすな」的なことを言う人がいる限り、「虐め」を根絶やしにすることはできず、このような声に屈してしまえば「虐め」の精神風土が温存されてしまうことにも気付く必要があるでしょう。
【25年前に許されても今では許されないことは多い】
TICA Asia East Region(旧TICA Asia)も40年近い歴史がありますが、当時の認識や感覚のままで今も活動していてはならないことが分かるというものです。
当時は許されても(大目に見られても)、今は厳しく見られその責任を問われることを全てのクラブオーナー/代表、Judgeは胸に刻む必要があるでしょう。
自分たちとは関係のない〝スキャンダル〟として無関心でいるのも自由ですが、自らに引き付けて考えればあらゆる世の中の出来事から学ぶことができることも、今回の件は示してくれました。
※「続・東京地裁『尋問』、〝セカンドハラスメント〟の場ではない」「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」 は休みました。
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◆東京都で19日、新たに727人の感染が確認されました。前週の月曜日に比べ44.8%増え、30日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。
◆埼玉県で19日、新たに199人の感染が確認されました。
◆神奈川県で19日、新たに412人の感染が確認されました。
◆千葉県で19日、新たに234人の感染が確認されました。
◆大阪府で19日、新たに224人の感染が確認されました。
◆愛知県で19日、新たに36人の感染が確認されました。
◆福岡県で19日、新たに46人(うち福岡市18人、北九州市5人)の感染が確認されました。
◆北海道で19日、新たに70人(うち札幌市58人)の感染が確認されました。
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