東京地裁「尋問」、〝セカンドハラスメント〟の場ではない㊲
「証拠」として提出された「メーリングリスト」の〝改竄〟を巡り、私にはどうしても疑問なことがあります。
【被告側代理人弁護士は知っていたか否か】
被告側の代理人弁護士2人は、ハンドルネームが巧妙に消されていた事実を知っていたか否かという問題です。
知っていて敢えて「証拠」提出していたなら由々しき大問題と言えますから、知らなかった可能性が大きいかもしれません。
とはいえ、依頼人が出してきた「メーリングリスト」の投稿という重要な「証拠」を、一つ一つ丁寧にチェックせずに提出していたなら、これも問題がないとはいえないでしょう。
実際、ハンドルネームの部分が巧妙に消されただけではなく、英文の和訳についても文意と正反対の部分がありましたから、丁寧にチェックしているとはお世辞にも言い難い証左のひとつとなることは間違いありません。
【代理人弁護士が指示したとも思えない】
代理人弁護士が、ハンドルネームを消して裁判所に「証拠」提出するよう被告側に指示したとも思えませんから、誰かがハンドルネームの部分を何らかの意図をもって削り(あるいは消し)、誰かが杜撰でいい加減な和訳をして代理人弁護士に渡し、代理人弁護士は入念にチェックすることなく、東京地裁に「証拠」提出してしまったと考えるのが自然で合理的でしょう。
原告である私たちの場合も、何を「証拠」として提出するかを巡っては代理人弁護士といろいろと相談しますが、「証拠」提出が必要かどうかから始まって、「証拠」として問題がないかどうか、「証拠」能力があるかどうかなど幾重にもチェックしています。
私なら(おそらくアクトクラブ員であったとしても)、誰が閲覧しプリントアウトしたか分からないように自分のハンドルネームを消すなどの〝改竄〟をして「証拠」提出するという、姑息で卑劣、卑怯極まりないと思われるようなやり方は絶対にしません。
【「TICAのメーリングリスト」と言えるかも主張なく】
被告側は「TICA公式メーリングリスト」や「TICAのメーリングリスト」と主張したり証言したりしているわけですが、「TICA公式」であることや「TICAの…」と言えることについて一切、主張も立証もしていないのも不思議です。
もしも私が被告側の代理人弁護士だったら主張・立証していたでしょうし、もし何かの勘違いや間違いであると分かったら、その時点で単なる私的な「メーリングリスト」であることを正直に認め、依頼人にも丁寧に説いたことでしょう。
何のための代理人かと言えば、依頼人の間違ったり勘違いしたりした主張の是正・修正という面でも重大な役割を担っているわけで、間違ったり勘違いしたりした主張を素直に是正・修正することは「依頼者の最大の利益を図る」ことにつながるからです。
歴代アジアディレクター2人の被告が、代理人から「依頼者の最大の利益」を図ってもらうべく弁護してもらっているかどうか、傍から見て(少なくとも私には)疑問に思わずにはいられません。
※「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」 は休みました。
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