東京地裁「尋問」、〝セカンドハラスメント〟の場ではない㊽
歴代アジアディレクターであったT氏の証言は「匿名」が多すぎて、東京地裁の裁判官がどう判断するか分かりませんが、私から見れば信憑性に欠けると思わざるを得ません。
一昨日に紹介した「尋問」に続くやり取りは以下のようになっています。
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原告代理人:「だから、いろんな方というのは、誰なんですか」
T氏:「名前を言わなきゃいけないんですか」
原告代理人:「それは、いろんな方から言われているっていうことしか言われないと、分からないですからね」
T氏:「名前言うんですか」
原告代理人:「そうですね」
T氏:「あー、はい。・・・名前は言えません。それは、その本人の方から言われてますので」
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【「その本人の方」から何を言われているのか?】
T氏は、単に〝ただ猫〟がいたと主張しているのではなく、40頭以上の〝ただ猫〟がいたと証言しているので、先日も指摘しましたが、それを「証人」で立証するとなると20~40人の「証人」が必要になります。
これら20~40人全員が口を揃えて「名前を明かしてもらっては困ります」などと言っているのでしょうか。
そもそもT氏は、これら20~40人の「証人」なる人物全員に、「東京地裁での『尋問』で質問されたら名前を明らかにしていいでしょうか」と確認したのでしょうか。
T氏は「証言」する前に「真実を述べ、何事も隠さず、偽りを述べないことを誓います」と宣誓しているわけです。
単に「名前を言わないでほしい」という理由で、これら20~40人の「証人」の名前を誰一人として明らかにしなくていいのか疑問です。
【「名前」を明らかにできない理由に正当性はあるか?】
T氏において「何事も隠さず、偽りを述べないことを誓います」と宣誓したとはいえ、「名前」を明らかにできない正当な理由と合理的根拠があれば許されるかもしれませんが、そうでないのであればどうして明らかにできないのでしょうか。
私には、「いろんな方」などという人たちは僅かしかおらず、せいぜい居たとしても2~3人であって、20~40人には遠く及ばないことがばれるのを避けたとしか思えません。
もちろん、せいぜい居たと見られる2~3人が具体的に何を言っているのか、そしてそれら2~3人が本当に「証人」と言える人なのか、T氏の証言だけではまるで雲を掴むような話であり、私にしてみればT氏が証言したような事実など何もないわけですから、キツネにつままれたようなもの以外の何ものでもありません。
【匿名なら言えるが実名では言えないという〝卑怯さ〟】
一体誰が事実無根の〝濡れ衣〟を着せるような事をT氏に言ったのか--。
しかも、T氏に対して「名前を明らかにしてほしくない」と〝口封じ〟までしているわけです。
「証人」なる人物において匿名なら何でも言えるけれども、実名では何も言えないというのは卑怯・卑劣・陰湿・姑息もいいところでしょう。
T氏が証言したところの「いろんな方」なる人物が何人であるかも分からないところに、この「証言」の信憑性のなさが象徴されているような気がしてなりません。
※「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」 は休みました。
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◆北海道で27日、新たに28人(うち札幌市17人)の感染が確認されました。
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