東京地裁「尋問」、〝セカンドハラスメント〟の場ではない㉜
きのうの続きですが、歴代アジアディレクターのT氏は東京地裁の「尋問」で、いわゆる〝ただ猫〟なるものの「事実調査」を実施し、その結果、事実だと法廷で証言しました。
【T氏が都合のいいことだけTICAに言った疑い】
そしてそれをTICA Boardに言ったというのです。
T氏の「尋問」の具体的なやり取りは以下のとおりです。
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原告代理人:「それは、あなたは事実調査をしたんですね」
T氏:「しました」
原告代理人:「で、事実だったんですか」
T氏:「はい」
原告代理人:「それは、その事実だったっていうことは、誰かに言っているんですか」
T氏:「それはボードに言いました」
原告代理人:「ボードに言ったんですか」
T氏:「はい、言いました」
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しかし、きのうもお伝えしたとおり、何を以てT氏が「事実調査」と称し、法廷で証言したのか全く不明です。
そもそもこの「事実調査」なるもの、そして「事実調査」の結果は裁判所に「証拠」として提出されていないのです。
【TICA Boardはどのように受け止めたか】
T氏はTICA Boardに対し、「アクトに対しても、屋和田さんに対しても、アクトクラブ員に対しても『事実調査』も『事情聴取』もしていませんが…」と断った上で、「事実調査」なるものの結果を言ったのでしょうか。
私が他のBoard Memberであったなら、いかなる「事実調査」であったとしても「伝聞や傍証では不十分ですよ」と指摘したでしょうし、本人ら(アクトや私、アクトクラブ員)が調査対象でなかったり、「事情聴取」もしていないようであったりしたなら、「不十分であり、やり直してください」と忠告したことでしょう。
仮に「事実調査」なるものを通じて「・・・40頭以上、無料だったという」ことが判ったと言われたとしても、私が他のBoard Memberなら「40頭以上とは具体的に何頭だったのですか? 50頭だったんですか? 60頭だったんですか? 『事実調査』の結果は実際のところ何頭だったんですか?」と質したと思います。
【「ボードに言いました」という漠然とした証言の謎】
原告代理人が「誰かに言っているんですか」「ボードに言ったんですか」と聞いているので、T氏もそれに沿って「それはボードに言いました」「はい、言いました」と証言しましたが、単に言っただけだったのか、正式な「事実調査」報告書としてBoardに提出したのかもポイントになります。
「事実調査」の結果、「少なくとも40頭」というなら、まだ報告書として成り立つかもしれませんが、「40頭以上」ではあまりに漠然としていて「事実調査」報告としては不十分であり、杜撰でいい加減でしょう。
それに一方の当事者本人ら(アクトや私、アクトクラブ員)に対する調査結果や聴取結果もないのであればなおさらです。
T氏が単に口頭でTICA Boardに伝えたにしても「事実調査」報告書を提出したにしても、お粗末極まりない「事実調査」と言わざるを得ません。
ですが、この後、さらに呆れ果てるような「証言」が飛び出すことになるのです。
※「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」 は休みました。
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◆北海道で8日、新たに120人(うち札幌市74人)の感染が確認されました。
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