東京地裁「尋問」、〝セカンドハラスメント〟の場ではない㉙
さて、被告代理人による歴代アジアディレクターT氏への「主尋問」はだいたい昨日までご紹介しましたが、みなさんは何か気付かれるでしょうか。
【「主尋問」なのに矛盾や疑惑が次々と出る不思議】
被告代理人はT氏側の弁護士で、「主尋問」というのは当事者側の代理人(被告なら被告代理人/原告なら原告代理人)による尋問であり、「主尋問」の後に相手方代理人が「反対尋問」を行います。
一般的に考えれば、被告代理人が被告側のT氏に質問するわけですから、質問を通じてT氏の正当性を引き出し、T氏側を有利に導かねばなりません。
ところが、ここまで書いてきたように、「証言」するたびに次から次へと新たな矛盾や疑惑が飛び出し、まるで原告代理人が質問しているかのような感覚に私は襲われました。
【被告側は弁護士と入念に打ち合せたか?】
訴える側であっても訴えられる側であっても、裁判に臨む以上、真剣に取り組むのが普通です。
「尋問」の期日が入れば、それに向けて代理人と依頼人は、どんな質問をしてどのように答えるかを入念に打ち合わせます。
その点に関しては映画やテレビドラマと同じです。(※法廷での実際のやり取りはかなり違いますが…)
T氏の場合、代理人弁護士と入念に打ち合わせた結果がこうなってしまったのか、それとも打ち合せをしなかったからこうなったのか分かりませんが、こちら(原告側)にとっては実にありがたかったといえます。
【自分の「尋問」時間に合わせて出廷したT氏】
3月3日の「尋問」がどのような順番で行われたのかは、昨年12月18日のブログ(TICA Asia「名誉毀損」裁判、3月3日東京地裁で「尋問」)を見てもらえると分かります。
T氏は前半の「裁判」の最後です。
当日は、私→アクトクラブ員→O氏→T氏という順番で「尋問」が行われましたから、普通なら(少なくとも私だったら)最初から出廷し、原告側の2人が何を証言するか熱心に聞いたでしょう。
その後のO氏の「尋問」も、代理人弁護士やO氏と綿密に打ち合わせてあったとしても、〝本番〟でどう質問や証言が変わるか分からないわけですから、普通なら(少なくとも私だったら)聞いていました。
ところがT氏はO氏の「尋問」の途中で法廷に入り、傍聴席に座ったのです。
【どんな質問が有利/不利に働くか理解してなかった?】
T氏が代理人弁護士と打ち合せや擦り合わせを全くしていないとは思えませんが、被告代理人もT氏もどんな質問が有利なことを引き出し、どんな質問が不利なこと(新たな矛盾や疑惑)を引き出すか、余り良く理解していなかったとしか私には思えません。
こうした新たな矛盾や疑惑はTICAや猫界に詳しくないと気付かず、見抜けないかもしれませんから、裁判官も私と同じように新たな矛盾や疑惑だらけと思ったかどうかは微妙です。
ですから、「証言」で飛び出した新たな矛盾や疑惑が「判決」に直結するわけではありませんが、「判決」がどちらに転ぶにしろ、TICAという団体内でT氏がいかに矛盾や疑惑を持たれるようなことをしていたか、そしてそのような証言をしたか、TICA Asia East Regionメンバーであれば手に取るように分かるでしょう。
よく「お天道様は見ている」とか「天網恢恢疎にして漏らさず」とか言いますが、小さな趣味の世界だからといって、その場しのぎの杜撰でいい加減な〝噓〟や〝言い逃れ〟としか思えないような「証言」が通用すると思ったら大間違いです。
※「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」は休みました。
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◆東京都で5日、新たに436人の感染が確認されました。前週の土曜日に比べ19.1%減り、23日連続で前の週の同じ曜日を下回っています。
◆埼玉県で5日、新たに119人の感染が確認されました。
◆神奈川県で5日、新たに224人の感染が確認されました。
◆千葉県で5日、新たに137人の感染が確認されました。
◆大阪府で5日、新たに174人の感染が確認されました。
◆愛知県で5日、新たに218人の感染が確認されました。
◆福岡県で5日、新たに85人(うち福岡市28人、北九州市21人)の感染が確認されました。
◆北海道で5日、新たに276人(うち札幌市159人)の感染が確認されました。
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