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2021年5月17日 (月)

Spring Board Meeting TICAルール改正案②::Amend Reg Rule 36.6.1 and 37.2.1

きょうご紹介するルール改正案は、現在休載している「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」の延長線上で出てくるものです。

今回のルール改正案を理解するためにはその前提として、過去の議論の経緯の理解が欠かせません。

連載の途中で、しかもだいぶ間隔が空いてしまいましたが、2月1日のブログ2日のブログ16日のブログ17日のブログをご参照いただければと思います

【Registration Rule 36.6.1の改正案(追加案)】

36.6.1 Purpose. The Foundation Registry is for new breeds which are in an early developmental stage and in which record keeping is vital to the history of the breed. The registration of these breeds will provide an accurate, precise chronicle of the breed's progress and development, and may prove or disprove its future acceptance as a viable, healthy breed as well as providing analysis of any genetic problems inherent in a breeding program. Use of both hybrid crosses and outcrosses to cats of unknown or unregistered parentage is permitted. There are no limitations or restrictions on the breeding programs for these breeds.
36.6.1 目的 ファンデーション(新たな猫を創出するために使う元の猫)登録は、発展の初期段階にあり、記録を残すことがその猫種の歴史にとって不可欠である新しい猫種のためのものである。これらの猫種の登録はその猫種の進歩と発展の正確で詳細な記録を提供し、将来的に可能な健康な猫種として受け入れられることを証明あるいは反証し、また繁殖プログラムに内在するあらゆる遺伝的問題の分析を提供することができる。ハイブリッドクロスと、親が不明または未登録の猫とのアウトクロスの両方で使うことが認められている。これらの猫種の繁殖プログラムには制限や制約はない。

上記に続ける形で、下記を追加するという改正案になります。

The Foundation Registry is also used for registering cats that are a non-domestic species or cats which have a non-domestic species as a parent, grandparent, or great-grandparent.
ファンデーション登録は、ノンドメスティック猫や、ノンドメスティック猫を親、祖父母、曾祖父母に持つ猫の登録にも使用される。

【Registration Rule 37.2.1.1の追加案】

まず、37.2.1はどうなっているかというと、

37.2.1 Purpose. This category is for established breeds which are approaching the present goals as set by their standards. These breeds have a sufficiently large available gene pool within the breed that outcrosses to other breeds (other than within a breed group) for improvement of type, increased stamina, addition of new colors, etc., are largely unnecessary. Likewise, the likelihood of finding cats of unregistered parentage which would significantly improve the breed is minimal.
37.2.1 目的 このカテゴリーは、確立された猫種で、それらのスタンダードで設定された現在の目標に近づいている猫種のためのものである。これらの猫種は、その猫種の中に十分な数の利用可能な遺伝子プールがあり、タイプの改良、スタミナ(肉体的耐久力)の増強、新しいカラーの追加などのために他の猫種(猫種グループ内以外)との交配はほとんど必要なく、同様に猫種を大幅に改良するような未登録の親を持つ猫が見つかる可能性も最小限に抑えられる。

上記に続く形で、新たな項目を追加するという改正案になります。

37.2.1.1 Championship breeds that were in Category V during the New Breed process may continue to register and outcross to non-domestic species used to create that breed in accordance with Registration Rule 311.3.
37.2.1.1 新しい猫種の創出プロセスで「カテゴリーⅤ」にあったチャンピオンシップの猫種は、Standing Rule 311.3に従ってその猫種を作るために使用されたドメスティック猫以外の種との登録及び交配を継続することができる。

【Standing Rule 307.6.4.1を削除し、311.3を新設して差し替え】

311.3 The progeny of a domestic X non-domestic source species cross cannot be registered in the Foundation Registry as any breed other than the breed associated with that specific non-domestic source species. For example, Serval Leptailurus serval can only parent a Foundation Savannah, Asian Leopard Cat Prionailurus bengalensis can only be a parent of a Foundation Bengal, and Jungle Cat Felis chaus can only parent a Foundation Chausie.
311.3 ドメスティック種とノンドメスティック種以外の猫種との交配の子孫は、そのドメスティック種以外の猫種に関連する猫種以外の猫種として、ファンデーション登録として登録することはできない。例えば「Serval Leptailurus serval」はファウンデーション・サバンナの親にしかなれず、「Asian Leopard Cat Prionailurus bengalensis」はファウンデーション・ベンガルの親にしかなれず、「Jungle Cat Felis chaus」はファウンデーション・チャウシーの親にしかなれない。

冒頭でご紹介した「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」①~④と読み併せると、今回の改正案の目的や意図が良く分かるかと思います。

TICA Board Memberひとりひとりがどれだけ、BGやSV、CUについてその創出の経緯まで含めて深く理解しているかどうか分かりませんが、Directorになるということ(Directorであるということ)は、こうした問題が出て来た時に正確で深い理解をしていなければならないということになります。

現Asia East Region DirectorにおいてBG、SV、CUのブリード経験があるかどうか知りませんが、BG、SV、CUのブリーダーの将来の繁殖プログラムに禍根を残すことのない判断をしていただきたいと思います。

※「東京地裁『尋問』、〝セカンドハラスメント〟の場ではない」「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で16日、新たに5262人の感染が確認されました。

東京都で16日、新たに542人の感染が確認されました。

埼玉県で16日、新たに216人の感染が確認されました。

神奈川県で16日、新たに296人の感染が確認されました。

千葉県で16日、新たに135人の感染が確認されました。

大阪府で16日、新たに620人の感染が確認されました。

愛知県で16日、新たに522人の感染が確認されました。

福岡県で16日、新たに505人(うち福岡市237人、北九州市59人)の感染が確認されました。

北海道で16日、新たに491(うち札幌市322人)の感染が確認されました。

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