東京地裁「尋問」、〝セカンドハラスメント〟の場ではない⑰
私が、この「話し合い」なるものについて「他言不要」「口外厳禁」にしたいと思ったのは、当事者としての利害関係とは別に、もっと大きな深謀遠慮もありました。
【Directorにおいてこそ欠かせない認識】
それは、TICAのIWのポイント計算や称号、「ベストブリード」が不透明なプロセスを通じて歪められてはならないし、ましてやDirectorが「ベストベンガルを辞退しないか」と打診するなどということがあってはならない、ということに他なりません。
少なくとも歴代アジアディレクターのT氏においては、そうした場を持ち、実際にT氏がアクトクラブ員に対し「ベストベンガルを辞退しないか」という話をした事実があり、それらをT氏自らが東京地裁の法廷で堂々と証言したことで、動かしようのない事実であることを世間に公言したのです。
これはTICAという団体、TICA Asia(現在のTICA Asia East Region)という組織の信用と信頼を著しく毀損する言動に他なりません。
【ガバナンスやリスク管理の配慮の欠けらもない?】
T氏が今になって、こうしたやり取りを赤裸々に「証言」した理由は分かりません。
「良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、偽りを述べないことを誓います」と宣誓して証言している以上、原告側代理人に聞かれれば素直に答えなければならないにしても、T氏においてTICAやTICA Asiaの信用と信頼を著しく毀損する言動につながるとの認識を持ち得なかったとしか思えません。
こんな〝裏取引〟があるなんて…」と嘆くか、「あってもおかしくないわね」と思うか別にして、多くの一般メンバーにとって、あるかもしれないけれどあってはほしくない残念な出来事であることに変わりはないでしょう。
【公にしていいこととしてはいけないことの区別】
私がディレクターであったなら、そもそもそんな不透明な話し合いの場を持とうとはしませんし、後になって〝裏取引〟の疑いを持たれかねないような打診をしません。
TICAのBoard Memberとして課された職責、TICA AsiaのRegion Directorとしての役割を考えれば、信用と信頼を著しく毀損する自らの言動を司法の場で恥ずかしげもなく話すことなど、私には決してあり得ません。
アクトクラブ員としても、4人だけという「密室の場」で〝裏取引〟に応じることも含めて、T氏の打診に対し「飲めない」と拒否したのだと思います。
T氏はアクトクラブ員が「ベンガルをタイ、2位のベンガルとタイにしてくれ」と提案したと証言しましたが、そのような事実はなく、あくまで「タイにするなら米TICA本部のほうで勝手にすればいい」と話したのも、不正にポイント操作するなら米TICA本部の責任においてやってほしいということを伝えたに過ぎないと、私は捉えています。
※「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆日本全国で9日、新たに6492人の感染が確認されました。
◆東京都で9日、新たに1032人の感染が確認されました。前週の日曜日に比べ17.4%増え、2日連続で1000人を上回るのは1月23日以来です。
◆埼玉県で9日、新たに279人の感染が確認されました。
◆神奈川県で9日、新たに338人の感染が確認されました。
◆千葉県で9日、新たに152人の感染が確認されました。
◆大阪府で9日、新たに875人の感染が確認されました。
◆愛知県で9日、新たに過去2番目に多い473人の感染が確認されました。
◆福岡県で9日、新たに3日連続で過去最多を更新する529人(うち福岡市248人、北九州市64人)の感染が確認されました。
◆北海道で9日、新たに過去最多となる505人(うち札幌市過去最多の326人)の感染が確認されました。
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