東京地裁「尋問」、〝セカンドハラスメント〟の場ではない⑲
今から8年近く前の2013年7月7日--。
大田区産業プラザPiOで開催されていたショー会場で、当時のアジアディレクターであったT氏は、あるA4用紙1枚の文書をクラブ代表やJudgeに配っていたのを知っていた、あるいは覚えているメンバーはどのくらいいるでしょうか。
その文書こそアクトに対する「活動停止」を提案するものであり、ここからアクト叩き、アクト潰しの壮絶ないじめと嫌がらせが本格的に始まったといっても過言ではありません。
【「尋問」で明らかになった文書作成の経緯とは…】
文書の作成者は2つのクラブの「代表者」ということになっていますが、具体的な名前は記載されていません。
名前を晒すのは恥ずかしいと思ったのか、後になって責任を追及されるのを避けようと思ったのか分かりませんが、実名が記載されていない以上、「代表者」なる人物が作成したのかどうか断定できない文書でした。
私がこの文書をいわゆる〝怪文書〟と思った由縁もそこにありました。
どうしてこのような文書が作成されたのか--。
実際に作成したのは誰なのか--。
あれから8年近くなりますが、闇に包まれたままだったのですが、その一端がT氏に対する「尋問」で明らかになりました。
【「これはちょっとどうにかしなきゃいけない」?】
「調書」から「尋問」のやり取りを再現しましょう。(※印は私が書き加えたものです)
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被告代理人が甲第6号証(※7月7日にショー会場で配られた文書)を示す。
被告代理人:「これは、どのような経緯で作成されたものになりますか」
T氏:「4月29日のアクトさんのショーがありまして、いろいろな不正があったという話が出まして、で、メーリングリストが炎上いたしました。人数が1900名ぐらいのメーリングリストだと思うんですが、それで、もうこれでは、これはちょっとどうにかしなきゃいけないということで、こういう文書、○○○クラブの□□さん(※O氏)と◇◇◇クラブの△△さん(※K氏)から提案がありまして、このような文章をいただきました」
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アクトに対し、「活動停止」を強いようとした「動機」の根拠らしき事情が、誰が開設したか分からない怪しげな「メーリングリスト」にあり、そこに書いてある内容の真偽を確認することもなく踊らされて「これはちょっとどうにかしなきゃいけない」と思い込んだであろうことが手に取るように分かります。
【「メーリングリスト」投稿を何人が隅から隅まで読んだ?】
しかし、メーリングリストの投稿を何人のAsia Regionメンバーがひとつひとつ本当に読んだのでしょうか。
そもそも、この「メーリングリスト」は許可された参加者以外が投稿することも閲覧することもできないようになっているのです。
誰かが不正にメーリングリストの投稿内容を流出させたか、参加を許可されていない人物が〝盗み見た〟可能性もあります。
いずれにしても誰かが「いろいろな不正があったという話」が書いてあったとか「炎上」したかと吹聴し、アクト叩き、アクト潰しに利用できると思ったRegionメンバーが後先考えずに一斉に飛び付いたというのが実態ではなかったでしょうか。
少なくとも「メーリングリスト」の投稿内容と、アクトに対する「活動停止」の提案をつなげる論拠は今なお不透明で論理の飛躍があり過ぎることだけは確かでしょう。
※「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。
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