「これからのことを変えようとしない」2人・・・(4)
私が歴代ディレクターO氏との訴訟の「双方取り下げ」を提案した後、裁判官から「相手側代理人弁護士が『取り下げたとしても、また訴えを起こされる可能性がある』といった話があった」との説明がありました。
私は思わず首を傾げ、アクトクラブ員とこちらの代理人弁護士の顔を覗き込んでしまいました。
【O氏自身が疑問を呈したのか否か?】
相手側代理人弁護士の主張の真意は図りかねますが、仮に和解条項にブログの投稿制限を盛り込んだとしても私がどうせ書くから、そうしたらまた別に訴えを起こすことになる。つまり何の解決にもならないといったことではなかったかと私は勝手に思いました。
しかし、これまで書いてきたように、私もアクトクラブ員も「起きてしまったことは変えられない。でもこれからのことは変えられる」との思いで「和解」を提案し、その延長線上で私は「双方取り下げ」を打診したわけです。
それにもかかわらず「取り下げたとしても、また訴えを起こされる可能性もある」というのは余りにこちらを馬鹿にした発言であり、当事者であるO氏が言ったのなら仕方ないにしても、代理人弁護士がO氏の意向を確認せずに勝手に言ったのなら「懲戒請求」モノの由々しき事態です。
【「和解」協議で話し合う手もあったはずだが…】
私としては一度取り下げた以上、今後、そうしたことがないよう「これからのことは変えられる」との思いで「和解」に応じようとしたわけです。
それをあたかも「どうせ私が書くだろう」という邪推や臆測で「拒否」されるのは心外であり、私には〝下衆の勘繰り〟としか思えず、強い憤りを禁じ得ません。
仮にそうした懸念があるならそれをしっかりこちら側に伝えて、そうした懸念が払拭できるかどうか確認すべきだったでしょう。
この点については、出廷していた相手方代理人弁護士に全責任があり、なぜ代理人弁護士はそうせず、「拒否」だけしか伝えなかったのか疑問です。
【双方取り下げを前提に意思確認しておく手も】
「双方取り下げ」の前提として、双方において取り下げた後のアクトのブログのあり方について意思確認をしておく手もあったでしょう。
それを覚書として取り交わしてもよかったかもしれません。
相手側代理人弁護士はそうした可能性の道を閉し、門前払いで「拒否」したわけですから、本当に依頼人であるO氏の「最大の利益」を考えたのかどうか私は疑問を感じずにはいられません。
【話し合いのチャンスを溝に捨てるメリットは?】
話し合いをすればいくらでも交渉の余地はあったはずなのに対話を閉ざし、新たな未来を切り拓くチャンスを溝に捨てるメリットがどこにあるのでしょうか。
O氏が気づいていなければ、それに気づかせるのが代理人弁護士の仕事であり、気づかせることなく依頼人の言うままになることは私がイメージする弁護士倫理に悖るとしか思えません。
「和解」協議は骨の折れる作業ですが、依頼人の「最大の利益」の実現に向け最大限の努力をすべき代理人がその労を厭うようなことだけはあってはなりませんし、今回、相手側においてそうしたことがなかったことを願ってやみません。
※「東京地裁『尋問』、〝セカンドハラスメント〟の場ではない」「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆日本の新型コロナの死者数が26日、1万人を超えました。
◆日本全国で26日、新たに3320人の感染が確認されました。
◆東京都で26日、新たに425人の感染が確認されました。前週の日曜日に比べ4.9%増え、26日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。
◆埼玉県で26日、新たに109人の感染が確認されました。
◆神奈川県で26日、新たに160人の感染が確認されました。
◆千葉県で26日、新たに90人の感染が確認されました。
◆大阪府で26日、新たに924人の感染が確認されました。月曜日としては過去最多です。
◆愛知県で26日、新たに161人の感染が確認されました。
◆福岡県で26日、新たに154人(うち福岡市55人、北九州市3人)の感染が確認されました。
◆北海道で26日、新たに139人(うち札幌市98人)の感染が確認されました。100人を超えるのは7日連続です。
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