東京地裁「尋問」、問題点〝すり替え〟は巧妙な戦略?⑯
2014年度ショーシーズン(2014年5月~2015年4月)のTICA Asia Regionの「アワードパーティの案内」などの送付を巡る問題--。
当時Asia Region Directorであったクラブオーナーは、Asia Regionの封筒で「アワードパーティの案内」と共に、自らのクラブの「ショーフライヤー」を入れていたわけですが、郵送料は「クラブ会計で費用計上した」旨の宣誓証言を東京地裁の法廷でしたわけです。
【なぜ「クラブ」の封筒を使わなかったのか?】
ここで新たな疑問が出てきます。
クラブオーナーはクラブの封筒を使わず、なぜ敢えてAsia Regionの封筒を使ったのか?という疑問です。
Asia Regionの封筒に自分のクラブの「ショーフライヤー」を入れて送れば、Regionメンバーから「おかしい」「〝公私混同〟ではないか」といった声が上がることは容易に想像できたはずです。
少なくとも私ならそう考えてクラブの封筒を使うことは絶対にしなかったでしょう。
クラブの封筒を使って「アワードパーティの案内」を送って何らかの批判が出ることと、Asia Regionの封筒に自分のクラブの「ショーフライヤー」を入れて送ることを比べれば、明らかに前者の方が問題はないはずです。
【「瓜田に履を納れず」「李下に冠を正さず」…】
このブログでは何度も紹介していますが、「瓜田に履を納れず」「李下に冠を正さず」は組織を束ねる者としての鉄則であり、基本原則です。
TICA Board Memberにひとりであり、TICA Asia Regionのトップであれば、当然のことながら心得ておかねばなりません。
Asia Regionの封筒に自分のクラブの「ショーフライヤー」を入れて送れば、「瓜田に履を納れず」「李下に冠を正さず」の戒めどおり、疑惑を招くのは当然であって、Region Directorであるならそこに思いを至らせるべきでした。
【お金に〝色〟は付いていないから問題ない?】
今から5年以上前のことであり、お金に〝色〟は付いていないわけですから、リジョン会計から出していようが、クラブ会計から出していようが、会計項目を〝操作〟すればどうにでもなるとも言えます。
いずれにしても、常に「公」と「私」を区別し「公私混同」をしないように自らを律し、自らに常に言い聞かせていれば、Asia Regionの封筒で「アワードパーティの案内」と共に、自らのクラブの「ショーフライヤー」を入れるなどということが起きるはずがないのです。
「リジョンはリジョン」「クラブはクラブ」「個人は個人」と常に区別できるようでなければRegion Directorになる資格はないとも言えるでしょう。
※「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
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◆日本全国で4日、新たに2472人の感染が確認されました。日曜日に2000人を超えるのは1月31日以来です。。
◆東京都で4日、新たに355人の感染が確認されました。先週の日曜日に比べて13%増えています。
◆埼玉県で4日、新たに135人の感染が確認されました。
◆神奈川県で4日、新たに142人の感染が確認されました。
◆千葉県で4日、新たに124人の感染が確認されました。
◆大阪府で4日、新たに594人の感染が確認されました。先週の日曜日に比べて84%増で、6日連続で東京都よりも多くなっています。
◆愛知県で4日、新たに116人の感染が確認されました。
◆福岡県で4日、新たに27人(うち福岡市8人、北九州市7人)の感染が確認されました。
◆北海道で4日、新たに53人(うち札幌市32人)の感染が確認されました。
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