東京地裁「尋問」、問題点〝すり替え〟は巧妙な戦略?⑭
2015年のWinter Board MeetingとSpring Board Meetingの「Agenda(議案)」/「Minutes(議事録)」の翻訳を巡り、当時のAsia Region Directorは東京地裁の法廷で「遅れましたが、全て掲載しました」と証言しました。
【2016年7月13日以降に掲載した?】
当時のAsia Region Directorの「尋問」での証言が事実であれば、私がブログでこの事を取り上げた2016年7月13日以降にRegion公式サイトに掲載したことになります。
しかし、3月29日のブログで明らかにした通り、「翻訳した(翻訳を依頼した)」と言いながら、翻訳物がないのです。
東京地裁に提出された証拠はWinter Board Meetingの「議事録」と、Spring Board Meetingの「Agenda(議案)」の一部でしかないのです。
ですからこの「証言」の信憑性は極めて怪しいと思わざるを得ません。
【ファイル一覧にも2015年AgendaとMinutesなし】
Asia Region公式サイト(当時)のファイル一覧の記録が残っているのですが、その一覧に2015年のWinter Board MeetingとSpring Board Meetingの「Agenda(議案)」「Minutes(議事録)」の翻訳はありません。
当時のAsia Region Directorは「遅れましたが、全て掲載しました」といった趣旨の証言をしましたが、証拠は何ひとつなく、逆に載せていない証拠しかないというのが実情です。
裁判官が、証拠が何ひとつないにもかかわらず、この「証言」を信用するのかどうか分かりませんが、私はどうして当時のAsia Region Directorがこのような見え透いた事実と異なる証言をするのか不思議でなりません。
【そもそも1年以上も後になって掲載する意味は?】
百歩譲って、当時のAsia Region Directorの証言が事実であったとしても、1年以上も後になって2つのBoard Meetingの「Agenda(議案)」/「Minutes(議事録)」の翻訳を掲載したとして何の意味があるのか、よく分かりません。
全く掲載されないよりはいいかもしれませんが、ルール改正や追加はすぐに有効になるものもあるほか、遅くとも次のシーズンから適用されるわけですから、2015年の「Agenda(議案)」/「Minutes(議事録)」であれば2016年4月中に掲載しておかなければ掲載する意味は薄れます。
裁判官が「どれだけ遅れようが掲載した意味はある」と思うのかどうか分かりませんが、Regionメンバーにとっても翻訳料を本当に支払った「領収書」がないだけでなく、その対価に相当する「翻訳物」も満足になかったわけですから、当時のAsia Region Directorの証言を信じようにもどう信じればいいのか戸惑うばかりではないでしょうか。
※「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。
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