新型コロナ、「終息」は遥か遠く?
ショー再開を計画しているクラブでは注意深くフォローしているとは思いますが、政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長が最近、いくつか気になる発言をしていました。
【「終息まで2~3年かかる」との見通し】
5日の参院予算委員会で尾身会長は、新型コロナ「終息」の時期を問われ、季節性インフルエンザと同等の病気と認識されるまで「2~3年」かかるとの見通し、今年12月ごろまでに全国民の6~7割の接種が一巡したとしても、依然としてクラスター(感染者集団)や重症化は起こり得ると説明しました。
尾身氏によれば、「さらにもう1年、あるいはさらにもう1年たつと、季節性インフルエンザのように不安感、恐怖心がないということが来る。その時が『終息』みたいな感じになる」としています。
クラブによって「終息」を待つか、「収束」で再開するか判断が分かれるところかと思いますが、全国民の6~7割がワクチン接種するのが今年12月頃ということであれば、それまでは慎重に対応することが望まれそうです。
【「恒例行事に際して感染が拡大する」との警鐘】
4日の参院予算委で尾身会長は「この1年間で学んだことは、恒例行事に際して感染が拡大する」と強調しました。
具体的には「卒業旅行や謝恩会、花見の宴会」を挙げ、「これをやるとまた必ず感染が拡大します」と説明しましたが、猫界においてキャットショーは〝恒例行事〟のようなもの。
尾身会長がの念頭にキャットショーなどあるはずもなく、クラブオーナー/代表、ショーコミッティーメンバーは尾身会長の警鐘を深読みして受け止めてもいいのではないでしょうか。
【「強いメッセージを出す」必要性は猫界も同じ】
尾身会長はまた、4日の参院予算委で「自治体、国のリーダーの方に強いメッセージを出していただき、それに対して一般市民が協力することが感染拡大防止に必須だ」と求めました。
これをTICA Asia East Regionに置き換えれば、「Region Directorに強いメッセージを出していただき、それに対して一般メンバー、各クラブが協力することが感染拡大防止に必須だ」ということになります。
しかし、ご存知の通り、現在のRegion Directorは「強いメッセージ」を出すどころか、その「メッセージ」そのものの発信に極めて消極的であり、就任後の1年2カ月を振り返っても、有効かつ実効性のある「メッセージ」は皆無と言ってもいいのではないでしょうか。
今後、ショー再開の判断が難しい局面が続くとみられるなかで、このような態度でいいのかどうか--。
TICA Asia East Region Directorには自らこの1年2カ月余りを〝総括〟し、猛省を促したいと思います。
※「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。
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◆東京都で5日、新たに301人の感染が確認されました。
◆埼玉県で5日、新たに90人の感染が確認されました。
◆神奈川県で5日、新たに131人の感染が確認されました。
◆千葉県で5日、新たに137人の感染が確認されました。
◆大阪府で5日、新たに74人の感染が確認されました。
◆愛知県で5日、新たに50人の感染が確認されました。
◆福岡県で5日、新たに25人(うち福岡市5人、北九州市5人)の感染が確認されました。
◆北海道で5日、新たに64人(うち札幌市31人)の感染が確認されました。