「緊急事態宣言」、21日で解除の報道
政府が21日で1都3県の「緊急事態宣言」を解除する方向であるとの報道が出ました。
これでショー再開の大きなハードルがまたひとつ取り除かれた…と考えるクラブオーナー/代表、ショーコミッティーメンバーがいたら「ちょっと待った!」といったところです。
「うっせぇわ」と言って、聞く耳持たずに強行開催することだけは避けるべきでしょう。
【新規感染者数は下げ止まり「横ばいから微増傾向」】
このブログでも再三、お伝えしている通り、新規感染者数は下げ止まってしまい、「横ばい」から「増加」傾向へ転じる動きも見られ始めました。
「変異株」は感染力が強いタイプだけでなく、致死率が高かったり、ワクチンの効果が得られにくかったりするタイプもあるようですし、「変異株」の種類が増えるとともに、何より全国的に(世界的にも)広がりを見せているのも気がかりです。
従来にも増して「感染防止対策」が欠かせないというわけです。
【解除の主な理由は「医療体制」の状況であること】
実際に21日で解除ということになれば、政府から詳細な理由説明があるでしょうが、今のところの主な理由は「医療体制」を巡る状況の改善があるようです。
産経報道を引用すると、「内閣官房の集計で延長前後(4日、11日)の病床使用率を比較すると、東京30%→26%、埼玉41%→40440%、千葉46%→42%、神奈川28%→26%と、いずれも緩やかながら改善傾向にあり、解除の目安である『ステージ3』の上限50%を切り、下限の20%に近づいている。こうした状況を踏まえ政府高官は『今のままなら大丈夫だ』として、3度目の宣言延長は見送る考えを示す」--
【裏にある本当の「解除」理由も探る必要性】
しかし、これを真に受ける国民は少ないかもしれません。
産経新聞の報道にもありましたが、政府や専門家の間では「『宣言』はもう効かない」「もう打つ手がない」との声もあると言います。
国民の率直な感覚から言えば、まさにその通りでしょう。
「緊急事態宣言」の解除は、もはやショー再開の「判断基準」にならないとも言えるでしょう。
【今後は「蔓延防止等重点措置」と「第4波」への備え】
「宣言」が解除された場合、クラブオーナー/代表、ショーコミッティーメンバーは今後、「蔓延防止等重点措置」をショー再開/中止の「判断基準」に加えるとともに、「第4波」への備えを本格的に考えるべきでしょう。
TICA Asia East Region Directorがその時々に適切なメッセージを出し、クラブやショーコミッティーに対して「判断基準」を示していればいいわけですが、現Region Directorは新型コロナの感染拡大当初から拒み続けてきました。
状況は刻々と変わるため、クラブオーナー/代表、ショーコミッティーメンバーにおいては常に「判断基準」の入れ替えや見直しをしていただければと思います。
※「東京地裁『尋問』、問題点〝すり替え〟は巧妙な戦略?」「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆日本全国で13日、新たに1320人の感染が確認されました。
◆東京都で13日、新たに330人の感染が確認されました。4日連続で300人超えです。
◆埼玉県で13日、新たに183人の感染が確認されました。
◆神奈川県で13日、新たに人の感染が確認されました。
◆千葉県で13日、新たに129人の感染が確認されました。
◆大阪府で13日、新たに120人の感染が確認されました。
◆愛知県で13日、新たに55人の感染が確認されました。
◆福岡県で13日、新たに41人(うち福岡市5人、北九州市14人)の感染が確認されました。
◆北海道で13日、新たに58人(うち札幌市25人)の感染が確認されました。
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