東京地裁「尋問」、問題点〝すり替え〟は巧妙な戦略?⑪
ショーに出ないような「高齢猫」までアクトのショーに出ていた--という当時Asia Region Directorであったオーナーの証言。
これが問題なのは、その主張の核心が「高齢猫」が可哀想…といった「動物愛護」の精神にないところに尽きるでしょう。
【キャットカウント問題への〝すり替え〟?】
では、その核心は何か?と言えば、ショーに出ないような「高齢猫」まで出させてキャットカウントを〝水増し〟したかのような誹謗中傷であり、さらに突き詰めれば、そのキャットカウントの〝水増し〟はアクトクラブ員の猫のためだけに行われたかのような主張を繰り広げるところが大問題なのです。
なぜならキャットカウントが増えることの恩恵は、ファイナル表彰を受ける全ての猫がルールに基づいて公平・公正に与えられるものであって、一部の特定の猫だけが恩恵を受けるものではないからです。
言い換えれば、全ての猫が公平・公正に与えられるにもかかわらず、あたかも一部の特定の猫だけが恩恵を受けるかのように主張し、その手段として「高齢猫」を出陳させたかのように主張を展開したということになります。
【ショーのポイント計算は意外に複雑】
裁判官が、問題点を〝すり替える〟ような証言を鵜呑みするとは思えないし、思いたくはありませんが、キャットショーの仕組みに詳しくない人が聞けば、当時Asia Region Directorであったオーナーが主張する通りに思い込んでしまっても不思議ではないでしょう。
今はベテランの人たちもビギナーの頃を思い浮かべてもらえれば分かると思いますが、キャットショーのポイント計算は意外に複雑だからです。
そのことはショーカタログに必ず、ポイント計算の一覧表が掲載されていることからも分かるというものです。
【「不正」の根拠になり得ないのに…】
もちろん、何か裏で小細工して〝水増し〟した分のキャットカウントの恩恵が一部の特定の猫だけ与れるようにしたということであれば、「不正を行った」と言っていいでしょうし、「不正なショー」と言っても構わないでしょう。
しかし、2013年4月29日のアクトショーにおいてそのようなことはなく、全てのファイナル表彰猫にルール通りキャットカウントは与えられました。
「不正」の根拠になり得ないのに、あたかも「不正」の根拠になり得るような主張をすることはいじめ、嫌がらせであり、優越的な地位や立場を背景に行えば〝パワハラ〟になりかねないのです。
当時Asia Region Directorであったオーナーの主張を鵜呑みにして、キャットカウントの〝水増し〟があり、アクト4月ショーが「不正なショー」だというなら、その前にこのショーでファイナル表彰を受けた全ての猫がその恩恵に与ったのだという点をよくよく考えていただきたいと思います。
※「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。
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