新型コロナ、「変異株」に最大限の警戒を
◆10日のSpecial Board Meetingで、Standing Rule 309.2.1~6「他団体からのTICA登録手続きをする機関(クラブ)」に関する改正案(追加案)が可決しました!
追加するルールの詳細は2月18日のブログをお読み頂ければと思います。
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ここにきて新型コロナ「変異株」に対する警戒感が強まってきています。
ショー再開を考えているクラブオーナー/代表、ショーコミッティーメンバーにおいては「変異株」を軽視したり、過小評価したりすることのないようにして頂ければと思います。
【「変異株が早晩主流に」と監視強化の必要性】
政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長は10日の衆院厚生労働委員会で、今後の感染状況に関して「早晩、変異株が主流になる」と話し、感染力が強いと指摘される「変異株」に対する監視強化の必要性を強調しました。
全国各地で「変異株」の集団感染が起きていることから、尾身氏は「間違いなく既存株に取って代わるプロセスが始まっている」とも指摘し、「モニタリングを強化することが急務だ」としています。
単に新規感染者が減少傾向にあることだけを以て、ショー再開に動くのは軽率でしょう。
「変異株」の感染拡大の状況にもしっかり目配りし、総合的・俯瞰的に見たうえで判断することが欠かせません。
【気の緩みで「東京の感染者1000人超」の試算も】
東京大学のあるチームの試算によると、首都圏の「緊急事態宣言」が解除された後、気が緩んで歓送迎会や花見などの宴会が盛んに行われた場合、5月には再び東京都における1日当たりの新規感染者数が1000人を超える恐れがあり、「緊急事態宣言」の再発令が必要な状態になるとしています。
5月と言えば猫界にとっては新年度のスタート月ですが、新たなショー年度から一斉に再開といったことは無理そうです。
少なくともワクチン接種が広く行き渡るのは今夏以降とみられていますから、夏までは慎重に様子を見た方がいいかもしれません。
【「変異株」感染者、最多は埼玉県(3月8日時点)】
私が知る限りの報道によると、「変異株」の感染者が全国で最も多いのは埼玉県で60人(3月8日時点)だそうです。
同県内では1月28日の最初の発表以降、今月8日時点で60人の感染が確認され、年代別では10歳未満が19人と最も多く、30代が13人、20代と40代がそれぞれ9人などとなっています。
今後、感染が急速に広がるか、一時的なものにとどまるか全く分かりませんが、都道府県において状況が異なりますので、ショー開催場所、出陳者の居住場所などきめ細かく把握し、「再開」や「中止」の判断を機動的かつ柔軟にすることが求められると言えるでしょう。
コロナ下においては、クラブの誰かの〝頑迷固陋〟な判断に唯々諾々と従っていては取り返しの付かない事態を招きかねないということだけは、全クラブ員が自覚しておかねばなりません。
※「東京地裁『尋問』、問題点〝すり替え〟は巧妙な戦略?」「Asia East Region公式サイトの議事録『和訳』で理解できる?」「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆日本全国で10日、新たに1316人の感染が確認されました。
◆東京都で10日、新たに340人の感染が確認されました。
◆埼玉県で10日、新たに135人の感染が確認されました。
◆神奈川県で10日、新たに124人の感染が確認されました。
◆千葉県で10日、新たに106人の感染が確認されました。
◆大阪府で10日、新たに84人の感染が確認されました。
◆愛知県で10日、新たに44人の感染が確認されました。
◆福岡県で10日、新たに49人(うち福岡市6人、北九州市2人)の感染が確認されました。
◆北海道で10日、新たに65人(うち札幌市18人)の感染が確認されました。
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