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2021年2月16日 (火)

ベンガルは本当に「確立された猫種」と言えるか?③

◆米TICA本部、停電で業務停止中

米国を広範囲に襲っている寒波の影響で、TICA本部のあるテキサス州で大規模な停電が起きています。ジョー・バイデン大統領がテキサス州に「非常事態宣言」を発令したほか、テキサス州知事も「災害宣言」を発令しています。

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だいぶ休載してしまいましたが、2日からの続きとなります。

ここでStanding Rulesにおける「Category Ⅴ」を確認してみましょう。

【Domestic x Non-Domestic Source Species Hybrids】

307.6 The following breeds are included in Category V: There are no breeds currently in this Category.

「Category Ⅴ」はドメスティック猫とノンドメスティック猫種のハイブリッド種であり、現在、TICAにおいてこのカテゴリーの猫種はいないということになっています。

BGもSVも「Category Ⅰ」ですから、「Category Ⅴにおけるルールはもう関係ないでしょう」と思うメンバーがいるかもしれません。

ところが、そうではないのです。

【BGにおける「Category Ⅴ」の〝呪縛〟】

「Category Ⅴ」に関してはStanding Rulesで以下のルールが定められています。

Standing Rule 307.6.3 After the transfer of breeds out of Category V to another Category it is no longer possible to register any additional non-domestic source species in the Foundation Registry. The only possible registration is offspring of TICA registered cats with a non-domestic feline in the three-generation pedigree which are only registered with the aim to breed out the non-domestic source species. This 307.6.3 takes effect December 31, 2021.
スタンディングルール 307.6.3 「Category V」から別のCategoryに変更した後、Foundation Registryに追加のノンドメスティック猫種を登録することはできない。唯一登録可能なのは、ノンドメスティック種を繁殖させる目的でのみ登録されている3世代血統を持つノンドメスティック種のTICA登録猫の子孫である。この307.6.3は2021年12月31日に発効する。

307.6.4 For registration as a non-domestic source species hybrid, a first generation hybrid MUST have one parent that is a non-domestic source species.
307.6.4 ノンドメスティックからのハイブリッド種として登録するには、(3世代血統における)第1世代のハイブリッド種にノンドメスティックからのハイブリッド種である1匹の親が必要である。

307.6.4.1 The progeny of a domestic X non-domestic source species cross cannot be registered in the Foundation Registry as any breed other than the breed associated with that specific non-domestic source species. For example, Serval Leptailurus serval can only parent a Foundation Savannah, Asian Leopard Cat Prionailurus bengalensis can only be a parent of a Foundation Bengal, and Jungle Cat Felis chaus can only parent a Foundation Chausie.
307.6.4.1 ドメスティック × ノンドメスティック種の交配の子孫は、その特定のノンドメスティック種に関連付けられた猫種以外の猫種としてFoundation Registryに登録することはできない。例えば、Serval Leptailurus servalはFoundation Savannahの親にしかなることができず、Asian Leopard Cat Prionailurus bengalensisはFoundation Bengalの親にしかなることができず、Jungle Cat FelischausはFoundation Chausieの親にしかなることができない。

【早い話が2022年以降「ALC」と交配はできない】

Standing Rule 307.6.3~307.6.4が意味することは、2022年1月1日以降、BGの繁殖にいわゆる「ALC」は使えなくなるということです。

SVで言えば、サーバルキャットを使えないことを意味します。

もちろんBGやSVが本当の意味で「Established Breed」であれば問題ないでしょうが、事実上なお「発展途上」にある中で、このような制約を課すことが正しいかどうか、あらゆる側面、様々な視点で慎重に議論を重ねる必要があるというのが、私の意見です。

(続く)

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で15日、新たに965人の感染が確認されました。

東京都で15日、新たに266人の感染が確認されました。

埼玉県で15日、新たに94人の感染が確認されました。

神奈川県で15日、新たに71人の感染が確認されました。

千葉県で15日、新たに136人の感染が確認されました。

大阪府で15日、新たに96人の感染が確認されました。

愛知県で15日、新たに42人の感染が確認されました。

福岡県で15日、新たに46人(うち福岡市20人、北九州市6人)の感染が確認されました。

北海道で15日、新たに41人(うち札幌市18人)の感染が確認されました。

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