「自粛」を強要するのは偏見差別が引き起こすいじめ・嫌がらせ
「あなたの行動は間違っている。家の中で自粛すべきだ」と強い口調で言われた--。
茨城新聞クロスアイに、家族全員が新型コロナに感染し、生活が一変してしまったという記事が載りました。
【猫界においても「自粛」を強いる組織風土】
男性は1月下旬に退院、家族も2月初旬までに全員が退院したとのことですが、「退院翌日、自宅敷地内にしかいない状況で、近隣住民から『あなたの行動は間違っている。家の中で自粛すべきだ』と強い口調で言われた。監視されているように感じた。『ばい菌のような扱いが悔しかった』」そうです。
思い出すのがTICA Asia時代における、アクトに対する理不尽かつ不当な「活動自粛」の〝同調圧力〟でした。
当時の雰囲気をひと言で言えば、「ばい菌のような扱い」だったと言っても過言ではないでしょう。
【偏見と差別が引き起こすことを自覚すべき】
新型コロナに限らずこうしたことが起こるのは、心の奥底に「偏見」と「差別」があり、それを自覚しないところに原因があります。
アクトに対して「活動自粛」を強いようとしたクラブオーナーや主宰者は意図的であったわけですが、その他大勢のクラブ代表やJudgeが同調した背景には心の奥底にある「偏見」と「差別」を自覚せず、「果たしてこの『活動自粛』なるものは本当に正しいことなのか」「差別や偏見が微塵もないと言えるか」ということを自問自答しなかった結果と言えるのではないでしょうか。
他者に対して何らかの言動を取る時、そこに合理的な根拠を見いだすことができるのか、一歩踏み留まって考えなければならず、アクトに対する「活動自粛」に関して言えば、「クラブに活動自粛を提案できる」ような手続きが定められているのかどうか、手続き的な定めがなかったとして提案すること強いることに合理的根拠が本当にあるかどうかをそれぞれが判断する必要がありました。
【嫌がらせを伝染させるも止めるも各人の判断次第】
茨城新聞クロスアイに載った新型コロナの話で言えば、近隣住民の誰かひとりが「あなたの行動は間違っている。家の中で自粛すべきだ」と強い口調で言ったとしても、他の近隣住民が「そういうあなたの発言こそ間違っている」と言えば、こうした偏見や差別が広がることはありません。
しかし、周囲が「そうね」「そうよね」と唯々諾々と従ってしまえば、近隣全体に広がり、「村八分」へと発展してしまうリスクを抱えます。
TICA Asia East Regionにおいても同じであり、メンバーひとりひとりが良識と常識を持ち、常に自問自答して正しい合理的判断をする習慣を付けない限り、偏見と差別はなくならず、いつまた「活動自粛」を提案する動きが顕在化するか分かりません。
※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。
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