「沈黙は見逃したということ」…
IOCの広報担当者が「森会長は謝罪した。この問題は終了と考える」とコメントしたことものの、逆に火に油を注いだ感もあり、なかなか消える気配がありません。
アエラの記事を読んでいたら、社会学者でジェンダー研究の第一人者、上野千鶴子氏が以下のようにコメントをしていました。
「差別発言に対し、沈黙したら見逃したということ。笑ったら同調したということ。つまり、性差別を再生産する共犯者になります」ーー。
TICA Asia East Regionのメンバーのみなさんは「そうね…」と賛同されるでしょうか、それとも賛同しかねるでしょうか。
【「沈黙したら見逃したということ」…】
今回は森会長の「差別発言に対し…」ということでしたが、差別だけでなく、組織内でのいじめや嫌がらせ、猫への〝動物虐待〟紛いの行為に対しても「沈黙したら見逃したということ」であると思うのは私だけでしょうか。
TICA Asia時代を振り返り、何が起きても周囲は声を上げることなく沈黙し、泣き寝入りを強いられてきたメンバーがいたことを思えば、TICA Asia East Regionでは「沈黙しても」「見逃したということ」にはならないのかもしれません。
もし、あなたがどこかに勤めていたり、アルバイトをしていたりして、その勤務先に突然、メンバーの1人から仕事とは全く関係のない猫界のことで〝脅迫〟紛いの電話をかかって来たなら、あなたはどう思うでしょうか。
【「笑ったら同調したということ」…】
度重なる「出陳拒否」では、アワードを走るベンガルがこの不当な〝差別〟の餌食になりました。
これがTICA Asiaという組織内でのいじめや嫌がらせであることからも、〝血祭り〟に上げられたと言ってもいいかもしれません。
しかし、「出陳拒否」がされた本人(あるいは猫)だけに影響するものでないことは、ショー初心者以外なら誰もが知っています。
強い猫が「出陳拒否」に遭って参加できなくなれば、その分、ライバルの猫の成績は上がるわけで、心の中で「ほくそ笑む」出陳者がいても不思議ではありません。
「出陳拒否」はどういう訳か、ある時を境になくなりましたが、心の中で「ほくそ笑む」出陳者にとっては残念な限りだったでしょう。
【いじめや嫌がらせを再生産する共犯者】
上野千鶴子氏は「性差別を再生産する共犯者になります」と言いましたが、TICA Asia East Regionに置き換えれば「いじめ、嫌がらせを再生産する共犯者になります」ということであり、「出陳拒否」についてはある時まで確実に〝再生産〟されました。(※3つのクラブが合計7回、「出陳拒否」しました)
Judgeについても同じであり、依怙贔屓と情実審査をいけないことだとも思わない人物を「再生産」してはならず、「再生産」する〝共犯者〟を増やしてもならないことは当然です。
【印象操作に踊らされず同調圧力に屈しない】
共犯意識がないのは、加害者側の巧みな印象操作に踊らされていることにあり、だからこそ容易に同調圧力に屈してしまうと言えるかもしれません。
ですが、このままで良いわけがないのですから、メンバーひとりひとりが自覚を持っていかなければなりません。
印象操作に踊らされず同調圧力に屈しないメンバーが1人でも増えることを願ってやみません。
※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。
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