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2021年2月

2021年2月28日 (日)

Asia East Region公式サイトの議事録「和訳」で理解できる?⑧

【AE Regionにとっての重要性も考慮すべき】

ルール改正案にはTICAあるいはTICAメンバー全員にとって重要なものもあれば、Regionメンバーにとってだけ重要なものもあります。

「決議38」はその意味で、Asia East Regionのクラブ、メンバーにとって重要であると私は思っています。

3月10日のSpecial Board Meetingで改めて取り上げられる予定になっていますが、Asia East Region Directorは本当にこの改正案についてRegionのクラブ、メンバーが広く知る必要はないと考えているのでしょうか。

そうだとしたなら極めて大きな疑問であり、その認識には重大な誤りがあると言わざるを得ません。

38. Motion by Faccioli/van Mullem to accept the proposal to add Standing Rule 309.2.1 (Accepting non-TICA pedigrees). The vote to accept the proposal was tied. Harrison voted against the motion and broke the tie. Motion denied with Brown, Faccioli, Hawksworth-Weitz, Ishimura, Rudge, Stadter and van Mullem in favor.
38. Faccioli/van Mullem 氏による案件:Standing Rule 309.2.1(発行元がTICA 以外であるpedigree=血統証の許可)を追加。同率でしたがHarrison 氏が反対して否決。Brown, Faccioli, Hawksworth-Weitz, Ishimura, Rudge, Stadter,van Mullem は賛成。

【AE RegionDirectorはなぜ賛成したのか?】

この改正案の詳細は2月18日のブログ「3月10日にTICA Special Board Meeting」で紹介していますので改めて触れませんが、当初案についてAsia East Region Directorは賛成票を投じています。

賛成多数であればそのまま当初案通りに成立してしまったわけですが、修正され改めて提案されることになりました。

私の知る限り、先のBoardを前にAsia East Region Directorが各クラブ代表に意見を聞いた痕跡はないようです。

Asia East Region Directorがなぜ賛成したかも不明なまま、3月10日に再び票決を迎えることになりますが、それでいいのでしょうか。

【後になってトラブルや禍根を残さないために】

アクトでは現在、「登録部」を設け、他団体からTICAへの血統登録の手続きを行っています。

その意味でアクトは「registry」であると言えます。

しかし、この改正案が通れば、今後「registry」になれるクラブの要件は厳しくなり、限定されることになります。

Asia East Region DirectorはRegionのクラブ、メンバーの意見や意向を聞かずとも構わないということなのかもしれませんが、少なくとも私はそうは思いません。

改正案通りであれば、今はクラブで登録業務を行っていない場合、ジャッジが所属していないクラブだと今後、いざやろうと思ってもできない事態もあり得ます。

【理解を得る必要性がないと言い切れるか…】

ここで重要になるのが、Asia East Region Directorだからと言って、独断や独善、偏見で何でもできるわけではないということです。

ルール改正案の性質によっては事前にRegion内のクラブやメンバーの理解を得る必要もあるのではないでしょうか。

私にしてみれば、この改正案はまさにそうした性質のものだと思っています。

現状を言えば、改正を実現しなければならない正当な理由と根拠があるのかどうかも良く分かりません。

改正案が出て来た背景も含め、Asia East Region Directorは説明責任を果たす必要がありますし、果たさないのであればRegion Directorとしての責務を果たしていないと言われても仕方ないでしょう。

(続く)

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で27日、新たに1214人の感染が確認されました。

東京都で27日、新たに337人の感染が確認されました。

埼玉県で27日、新たに118人の感染が確認されました。

神奈川県で27日、新たに162人の感染が確認されました。

千葉県で27日、新たに152人の感染が確認されました。

大阪府で27日、新たに69人の感染が確認されました。

愛知県で27日、新たに53人の感染が確認されました。

福岡県で27日、新たに31人(うち福岡市14人、北九州市3人)の感染が確認されました。

北海道で27日、新たに43人(うち札幌市19人)の感染が確認されました。

2021年2月27日 (土)

Asia East Region公式サイトの議事録「和訳」で理解できる?⑦

【Genetics Commに関するルール改正】

「決議38」はGenetics Committeeに関するルール改正ですが、Asia East Region公式サイトの「一部抜粋日本語訳」では掲載されています。

Asia East Region Directorとして掲載し、Regionメンバーに広く知らせるべきと判断したのだと思いますが、そうであるなら改正案の趣旨を損なうことなく正確に和訳し伝えるべきでしょう。

106.4.1.2 Genetics Committee. To advise the Board of Directors in any matter relating to breeds, breeding, colors, deformities, changes in Registration Rules, or any other matter in the field of genetics.
106.4.1.2 Genetics Committee.ボードメンバー(ディレクター)に猫種、繁殖、カラー、奇形、登録ルール変更等々遺伝学分野に関することに関連してアドバイスをする。

Region公式サイトは上記の赤字で示したように和訳し、原文で「changes in Registration Rules」と書いてある部分を「登録ルール変更」と訳していますが、これは改正案の趣旨を理解していない誤訳と言えます。

おそらくAsia East Region Directorは「Registration Rules」も「registration rules」も同じだと思って和訳しているようですが、単語の最初が大文字か小文字かで意味は異なります。

「registration rules」と書いてあれば単なる「登録ルール」でいいですが、「Registration Rules」であればTICAのガバナンス上、定められた「TICA Registration Rules」を指します。

つまり、Genetics Committeeの役割として単に「registration」にかかわる「rules」を対象にするのではなく、「TICA Registration Rules」全てにかかわる変更まで対象に加えることを意味しています。

Genetics Committeeとしては役割の大きな拡大を手に入れたといえるでしょう。

【Registration Rules改正案はGenetics Commにも提出】

106.4.1.2の改正によって具体的に何が大きく変わるかというと、それが1017.1と1017.2の修正案で書かれていることです。

TICAのルール改正案を提案したことのあるRegionメンバーは手続きを良く分かっていると思いますが、要はGenetics Committeeにも改正案を提出しなければならなくなったということになります。

これまで「Agenda(議案)」に、改正案ごとにRules Committeeメンバーのコメントが付いていますが、Registration Rulesの修正案に関しては今後、Genetics Committeeメンバーのコメントも付くようになるでしょう。

今後、それだけGenetics Committeeの発言権が強くなるというわけです。

◆1017.1 Amendments. Proposals to amend the Show rules and Registration Rules shall be considered by the Board of Directors at regularly scheduled meetings. Proposals from the membership must be in writing and received by the Rules Committee no later than 90 days prior to the opening day of the meeting to allow time for review in order to reach the Executive Office 60 days prior to the opening day of the meeting. Amendments to the Registration Rules must also be submitted in writing at the same time to the Genetics Committee to allow time for review in order to reach the Executive Office 60 days prior to the opening day of the meeting. Proposals received by the Rules Committee (and Genetics Committee where applicable) after the 90-day deadline will be placed on the following meeting agenda. Proposals are to be submitted according to Article Seventeen of the TICA By-Laws.
1017.1 修正案。ショールールやRegistration Rule(登録ルール)を書いてするためには定期会議で理事会による検討が必要。メンバーからの提案書は会議開催日90 日前までに書かれRules Committee に書面受付をし、会議開催日60日前までにExecutive Office に届けられるように検討時間を設けなければならない。Registration Rule(登録ルール)改定案も同時に書面でGeneticsCommittee に提出し、会議開催日60日目までにExecutive Officeに届けられるように検討時間を設けなければならない。90日前の締切後RulesCommittee(該当すればGenetics Committee も含む)からもらった提案は次回の会議案件として上程。提案書はTICA By-Laws 第17 条に従って提出する。

※なお、Asia East Region Directorは「Amendments」を「修正案」と訳していますが、これは間違いです。確かに英和辞典を引けば「Amendment」には「修正」という意味も書いてあるでしょうが、和訳した時には「修正案」とは書きません。

「修正」を辞書で調べれば簡単に分かることですが、「不十分・不適当と思われるところを改め直すこと」であり、議案を「修正」する場合などに使われます。

これに対して「改正」は「不適当なところや、不備な点を改めること」という点では「修正」に似ていますが、「主に規則・規約・法令などについて使う」というところが根本的に違います。

ですから「議案」として提出する場合は「改正案」であり、その改正案において「不十分・不適当と思われるところを改め直すこと」を「修正案」というわけです。

個人がブログ等において間違えるのは自由ですが、TICAの看板を付けたTICA Asia East Region公式サイトにおいて、このような基本的な言葉遣いを間違えるのは恥ずかしいと言えます。

TICA Asia East Regionという組織自体がこの程度なのかと馬鹿にされかねないからです。

1017.1 を私が訳し直せば次のようになります。

1017.1 改正案。Show RulesとRegistration Rulesに関する改正案の提案は、定例ボードミーティングにおいてボードによって検討されねばならない。TICAメンバーからの提案は書面で提出され、TICA本部において検討する時間的余裕を確保するため、会議開催初日60日前までにTICA本部に届くよう、同90日前までにRules Committeeによって受け取られなければならない。Registration Rulesに関する改正案の場合は会議開催初日60日前までにTICA本部に届くようGenetics Committeeにも同時に提出されなければならない。90日前までの締切後にRules Committee(該当する場合はGenetics Committee)によって受け取られた提案は次の定例ボードミーティングの議案に盛り込まれる。提案はTICA By-Lawsの第17条に従って提出されるものとする。

◆1017.1.2. Proposals to amend Rules or Policies (other than the By-Laws, Show Rules and Registration Rules) shall be considered by the Board of Directors at regularly scheduled meetings. Proposals from the membership must be in writing and received by the Rules Committee and Genetics Committee where applicable (including, but not limited to, Standing Rules affecting a Registration Rule) no later than 90days prior to the opening day
of the meeting to allow time for review in order to reach the Executive Office 60 days prior to the opening day of the meeting. Proposals received by the Rules Committee (and Genetics Committee where applicable) after the 90-day deadline will be placed on the following meeting agenda. Proposals must contain a rationale for the change plus the new rule wording (or the original rule wording and the amended version).
1017.1.2 ルール又は政策の提案(By-Laws, Show Rules、Registration Rules 以外)を改定するための提案は予定されてる定期会議でボードメンバーのディレクター達が検討するべきである。会員の提案書は会議開催日90 日前までにルールコミッティーやジェネティック(遺伝学)コミッティー中で該当する所に提出し(Registration Rule に閉胸を及ぼすStanding Rule を含めるが それに限らず)会議開催60 日前までに検討してもらいExecutive Office に提出するようにする。90 日前の締切後Rules Committee(該当すればGenetics Committee も含む)からもらった提案は次回の会議案件として上程。提案書は改定の根拠と新しく記載される文章(または元のルールと文章の改訂版)を含めること。

上記の赤で記載した部分はRegion公式サイトで掲載された和訳ですが、1017.2を私が訳し直せば次のようになります。

1017.1.2 ルールと方針の提案(By-Laws, Show Rules、Registration Rules以外)は定例ボードミーティングにおいてボードによって検討されねばならない。TICAメンバーからの提案は書面で提出され、TICA本部において検討する時間的余裕を確保するため、会議開催初日60日前までにTICA本部に届くよう、同90日前までにRules Committeeと、該当する場合はGenetics Committee(Registration Rulesに影響を与えるStanding Rulesを含むがそれに限定しない)によって受け取られなければならない。90日前までの締切後にRules Committee(該当する場合はGenetics Committee)によって受け取られた提案は次の定例ボードミーティングの議案に盛り込まれる。提案には変更する根拠と新しいルールの文言(あるいは元のルールと改正案)を盛り込まねばならない。

(続く)

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆菅義偉首相は26日、10都府県で発令中の「緊急事態宣言」について大阪、愛知、福岡、京都、兵庫、岐阜の6府県を月末までに解除すると表明しました。

日本全国で26日、新たに1056人の感染が確認されました。

東京都で26日、新たに270人の感染が確認されました。

埼玉県で26日、新たに101人の感染が確認されました。

神奈川県で26日、新たに117人の感染が確認されました。

千葉県で26日、新たに113人の感染が確認されました。

大阪府で26日、新たに77人の感染が確認されました。

愛知県で26日、新たに40人の感染が確認されました。

福岡県で26日、新たに52人(うち福岡市10人、北九州市13人)の感染が確認されました。

北海道で26日、新たに36人(うち札幌市10人)の感染が確認されました。

2021年2月26日 (金)

猫界でもあるある〝不正署名〟問題

愛知県在住のTICA Asia East Regionメンバーにとっては大きな関心事になっているかもしれない大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る「不正署名問題」--。

報道によると、「署名簿」に記載された人のうち8000人分は故人の名前であり、愛知県警は署名が偽造された可能性があるとみて全容解明を目指すそうです。

【TICA Asiaでも疑惑を招いた「共同申立人」名簿】

TICA Asia East Regionでは2014年3月11日、当時のセクレタリーが89人の「共同申立人」とともに、アクトの公認クラブ取り消しと、私とアクトクラブ員のTICA会員資格剥奪を求めて「プロテスト」し、現在も決着が付いていません。

この「共同申立人」名簿には現在のTICA Asia East Region Directorのほか、Asia Director経験者のJudgeも含まれており、いつ審議が再開されてもおかしくありません。

しかし、「共同申立人」名簿に記載のある89人のうち少なくとも何人か、多ければ何十人も「プロテスト」の内容すら知らず、中には「プロテスト」の「共同申立人」になっていたことさえも知らない人がいたのです。

【クラブ員名簿を〝流用〟して作成した疑い】

89人の「共同申立人」名簿は、英文で名前と住所が記載されており、名前の前に番号が振られていますが、順番に見ていくとなんとクラブ単位になっているのです。

アクトの公認クラブ取り消しと、私とアクトクラブ員のTICA会員資格剥奪を求めて積極的に動いていたクラブと、それに賛同したクラブのクラブ員名簿が〝流用〟された疑いがありました。

実際、このうちの何人か「共同申立人」に対し、弁護士が名簿の住所に確認の往復はがきを送付したところ「『プロテスト』なんて知らない」「『共同申立人』になった覚えはない」という回答が何人からも返ってきました。

さすがに故人の名前はありませんでしたが、やっていることの本質は愛知県知事の「リコール運動」を巡る「不正署名問題」と同じです。

「プロテスト」の「共同申立人」が不正に〝水増し〟され、実際以上に多くのメンバーがアクトの公認クラブ取り消しと、私とアクトクラブ員のTICA会員資格剥奪を求めていると装ったというわけです。

【中立であるかのように装うAE Region Director】

現在のAsia East Region Directorはあたかも中立を装っているように見受けられますが、アクトの公認クラブ取り消しと、私とアクトクラブ員のTICA会員資格剥奪を求めて「プロテスト」の「共同申立人」名簿に夫婦で名を連ねていることからも〝反アクト〟であり、その点において歴代のAsia Directorの路線を踏襲していることが分かります。

「プロテスト」提起から7年近くなる今なお「共同申立人」に名を連ねていることからも、虎視眈々と排除の機会を狙っているのかもしれません。

愛知県知事の「リコール運動」を巡る「不正署名問題」を巡って大村知事は記者会見で「極めて悪質な事案で、民主主義の破壊行為だ。法と証拠に基づいて厳正に処分してほしい」と話しているそうです。

TICA Asiaで起きた不正な「プロテスト」の「共同申立人」問題もまた、極めて悪質な事案であって民主主義の破壊行為に他なりません。

真に中立なRegion Directorのもとで、ルールと証拠に基づいて厳正に対処し解決しない限り、TICA Asia East Regionが健全さを取り戻すことなど到底できません。

※「Asia East Region公式サイトの議事録「和訳」で理解できる?」「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で25日、新たに1076人の感染が確認されました。

東京都で25日、新たに340人の感染が確認されました。

埼玉県で25日、新たに111人の感染が確認されました。

神奈川県で25日、新たに119人の感染が確認されました。

千葉県で25日、新たに107人の感染が確認されました。

大阪府で25日、新たに82人の感染が確認されました。

愛知県で25日、新たに41人の感染が確認されました。

福岡県で25日、新たに39人(うち福岡市10人、北九州市13人)の感染が確認されました。

北海道で25日、新たに43人(うち札幌市15人)の感染が確認されました。

2021年2月25日 (木)

Asia East Region公式サイトの議事録「和訳」で理解できる?⑥

【重要テーマを埋もれさせない工夫も必要】

数あるルール改正案の中でも、どれが重要であるかを知らせる責務もAsia East Region Directorにはありますし、Board Meetingに参加していたのならどれが重要かを肌で感じたはずです。

しかし、Region公式サイトの「一部抜粋日本語訳」のように単に羅列してしまうと重要さが埋もれてしまいかねません。

例えば「決議29」は「否決」になってしまったとは言え、Asia East Regionメンバーにとっても極めて重要なテーマだからです。

特に日本では「改正動物愛護法」の「環境省令」が大きな話題となっており、それにも関係するだけに、TICA Asia East Regionで本当に「動物愛護」精神を持っているメンバーなら、無関心ではいられないはずです。

29. Motion by van Mullem/Stadter to accept the proposal to add Registration Rule 310.3(frequency of litters). Motion denied with van Mullem in favor.
Rudge: I would reconsider the proposal if there was a time period added before any further litters could be registered i.e., 90 or preferably 120days.
Stadter: I do not think that the rule will achieve what it should as written. I am hoping that there will be additional proposals in that direction which I would be happy to have our members vote on.
29.Mullem/Stadter 氏による案件:Registration Rule310.3(雌猫がリッターを持つの頻度)。否決(van Mullem は賛成)。
Rudge: リッターが登録される前の期間(出産と出産間の期間)が提案されたら検討するとおもう。90 日又は120 日など。
Stadter: そのルール内容通りなる(守られる)とは思えない。TICA 会員が票決できるように同じ方向性の追加提案があることを希望。

【2人のDirectorのコメント掲載は評価できるが…】

Rudge氏とStadter氏のコメントを和訳した点は評価できますが、一般のRegionメンバーにしてみれば「Registration Rule 310.3(雌猫がリッターを持つの頻度)」なる和訳では改正案の中身がよく理解できず、この2人のDirectorのコメントの意味もすっと理解できないのではないでしょうか。

そもそも「frequency of litters」を「雌猫がリッターを持つの頻度」と和訳していますが、これこそ分かりやすく意訳すべきでしょう。

要は「出産頻度」を問題にしたものであり、事実上の「出産制限」のルール改正案だったわけですが、Asia East Region Directorはその根本のところを理解しているのか疑ってしまいたくなる和訳です。

【Asia East Region Directorが反対した理由は?】

29に関してAsia East Region Directorは反対票を投じたわけですが、その理由は何だったんでしょうか。

Rudge氏とStadter氏のコメントにあるように、何らかの修正が加えられれば賛成に回る可能性はあるのでしょうか。

2人のDirectorがコメントを議事録に記録として残しているわけですから、Asia East Region Directorもしっかりコメントすべきでした。

なぜなら、冒頭でも触れたように日本では「改正動物愛護法」が一部施行され、Asia East Region Directorが8月の「オンラインミーティング」では意見交換のテーマとして自ら提案したからです。

ちなみに改正案(追加案)を改めて紹介しておきます。

310.3 A dam may not have more than three litters in a twenty-four month period except with the prior written approval of a veterinarian.

Asia East Regionのクラブ、メンバーがじっくり考え、熟議するに相応しいテーマであるし、議論すべきであるテーマであると、私は思っています。

(続く)

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

福岡県は24日、国に対し「緊急事態宣言」の解除を要請しました。

日本全国で24日、新たに924人の感染が確認されました。

東京都で24日、新たに213人の感染が確認されました。

埼玉県で24日、新たに59人の感染が確認されました。

神奈川県で24日、新たに93人の感染が確認されました。

千葉県で24日、新たに127人の感染が確認されました。

大阪府で24日、新たに62人の感染が確認されました。

愛知県で23日、新たに46人の感染が確認されました。

福岡県で24日、新たに14人(うち福岡市1人、北九州市10人)の感染が確認されました。

北海道で24日、新たに43人(うち札幌市28人)の感染が確認されました。

2021年2月24日 (水)

Asia East Region公式サイトの議事録「和訳」で理解できる?⑤

【AE DirectorはBoard Meetingの流れを理解してない?】

誤訳についてはこれまでに幾つも指摘してきましたが、Asia East Region DirectorはBoard Meetingに参加していたわけですからMeetingの流れは分かっているはずです。

従って、本来であればBoard Meetingの流れに関する和訳を間違えるはずがないのですが、明らかな誤訳があります。

28. Unanimous consent by Stadter to leave committee of the whole. Without objection. Proposal to add Registration Rule 39.16 (Transfer documentation) was withdrawn by author.
28.Stadter 氏により退室(会議中止)を上程。異議なしで可決。予定されてたRegistration Rule 39.16(Transfer 用書類)追記案件は申請者により取下げ。

Region公式サイトでは「Unanimous consent by Stadter to leave committee of the whole」の部分について「Stadter 氏により退室(会議中止)を上程」と和訳していますが、全く違います。

第1に、「28. Unanimous consent by Stadter to leave committee of the whole. Without objection」と、「Proposal to add Registration Rule 39.16 (Transfer documentation) was withdrawn by author」は別の項目であり、一緒くたに訳してはなりません。

これは昨日も指摘したことですが、Minutes(議事録)の原文では改行した上で以下のように記載してあります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
28. Unanimous consent by Stadter to leave committee of the whole. Without objection.

Proposal to add Registration Rule 39.16 (Transfer documentation) was withdrawn by author.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「Proposal to add Registration Rule 39.16 (Transfer documentation) was withdrawn by author」の部分は「決議(動議)28」とは全く別の議事項目なのです。

Regionサイトのような記載をしてしまうのは、Asia East Region Directorにおいて議事の項目の区別が付いていないことを示しています。

第2に、「28. Unanimous consent by Stadter to leave committee of the whole. Without objection」の部分は、その前の「27. Unanimous consent by Stadter to go into committee of the whole to allow Fulkerson and Fisher to speak. Without objection」と対になる動議であって、「28」だけ和訳するのは不自然であり、Meetingの流れは分かっていない証拠でしょう。

【不親切な和訳はメンバーの無関心を招く】

「Proposal to add Registration Rule 39.16 (Transfer documentation) was withdrawn by author」の部分は「予定されてたRegistration Rule 39.16(Transfer 用書類)追記案件は申請者により取下げ」と和訳していますが、これも不親切な訳です。

「予定されてた」を敢えて口語を使って補ったとしても、「(Transfer 用書類)追記案件は申請者により取下げ」で「良く分かりました」と答えるメンバーは少ないのではないでしょうか。

「追記」はあくまでルールひとつひとつの項目内における「文言」や「文章」の追記であって、今回は39.16という項目の「追加」です。

「申請者により取り下げ」と書いていますが、ルールを追加する案の「提案者」であって、TICAの手続き上も「申請者」ではありませんし、「申請者」とも言いません。

【内容を良く理解しているなら分かりやすく意訳を】

(Transfer用書類)は「Transfer documentation」の直訳でしょうが、メンバー目線でメンバーの立場で考えるなら、「TICA登録証のトランスファーに関する書面の規定」といった具合に親切に訳すべきでしょう。

要は、Asia East Region Directorが改正案や追加案の内容を良く理解しているかどうかが問われているのであり、良く理解しているならそれなりに「意訳」できるはずです。

理解していないのか、分かりやすく意訳する努力を怠っているのか分かりませんが、こうした不親切で中途半端な和訳はメンバーを遠ざけ、無関心を招くだけと言わざるを得ません。

(続く)

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

米国の新型コロナの死者が日本時間23日、米ジョンズ・ホプキンス大の集計で50万人を突破しました。

大阪、兵庫、京都の3府県の知事は23日、今月一杯で3府県の「緊急事態宣言」を解除するよう国に要請しました。

愛知県の大村知事は22日、今月28日までで「緊急事態宣言」を解除するよう国に要請しました。

茨城県は23日、先月18日から出していた県独自の「緊急事態宣言」を解除しました。

日本全国で23日、新たに1083人の感染が確認されました。

東京都で23日、新たに275人の感染が確認されました。

埼玉県で23日、新たに105人の感染が確認されました。

神奈川県で23日、新たに97人の感染が確認されました。

千葉県で23日、新たに90人の感染が確認されました。

大阪府で23日、新たに100人の感染が確認されました。

愛知県で23日、新たに51人の感染が確認されました。

福岡県で23日、新たに45人(うち福岡市15人、北九州市10人)の感染が確認されました。

北海道で23日、新たに66人(うち札幌市37人)の感染が確認されました。

2021年2月23日 (火)

Asia East Region公式サイトの議事録「和訳」で理解できる?④

決議14~21はBreed Committeeeメンバーや会長の任命に関するものですが、やはり和訳にはいろいろな問題があります。

【Committeeメンバー/委員長の区別を】

TICA Asia East Region公式サイトであり、広く一般メンバーも対象にしていることを考えれば、「Committeeメンバー/委員長/部会長」の区別をして掲載すべきです。

◆例えば下記の2つについて言えば、「Breed Committeeメンバー」というように言葉を補うべきです。(16~18も同様です)

14.Motion by Stadter/Faccioli to appoint Corneille to the Abyssinian Breed Committee. Motion carried unanimously.
14. Stadter/Faccioli 氏による案件:Corneille をAbyssinian Breed Committee に任命。満場一致で可決。

15. Motion by Stadter/Brown to appoint Mello to the American Shorthair/American Wirehair Breed Committee. Motion carried unanimously.
15. Stadter/Brown 氏による案件:Mello をAmerican Shorthair/American Wirehair Breed Committee に任命。満場一致で可決。

◆上記に対して19は「委員長」の任命に関する決議ですが、その点がRegion公式サイトの和訳ではそのことが分かりません。

19. Motion by Stadter/Armel to appoint Eden as Chair to the Donskoy Breed Committee. Motion carried unanimously.
19.Stadter/Armel 氏による案件:Eden を Chair to the Donskoy Breed Committee に任命。満場一致で可決。

正しくは「Eden氏をDonskoy Breed Committeeの委員長に任命」です。

【Minutes(議事録)の読み方の基本を学ぶ必要】

◆20は3つの異なる議事項目をあたかも一緒であるかのように和訳した明らかな誤訳です。

20. Unanimous consent by Stadter to appoint Gonzalez Marques to the Peterbald Breed Committee. Without objection. No action was taken on the nominee for the Toyger Breed Committee as the filing fee had not been submitted. Antenucci left meeting.
20.Stadter 氏によりGonzalez Marques をPeterbald Breed Committee に任命する案件を上程。異議なしだが、候補者が申請料未払いのため措置無し。

1つはPeterbald Breed Committeeに関するもので「to appoint Gonzalez Marques to the Peterbald Breed Committee. Without objection」。「決議20」はあくまで「Gonzalez Marques氏をPeterbald Breed Committeeメンバーに任命する動議を提案。異議なし」というものです。

もう1つはToyger Breed Committeeに関するもので「No action was taken on the nominee for the Toyger Breed Committee as the filing fee had not been submitted」。これは「Toyger Breed Committeeの任命候補者は申請料未払いのため(任命の)措置を取らない」ということになります。

3つ目は原文で「Antenucci left meeting」と書いてある部分ですが、和訳にはありません。訳す必要がないのであれば原文からも外すべきでしょう。

そもそもこの部分は「Minutes」原文を読めば分かりますが、以下のように改行して記載してあるのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
20. Unanimous consent by Stadter to appoint Gonzalez Marques to the Peterbald Breed Committee. Without objection.

No action was taken on the nominee for the Toyger Breed Committee as the filing fee had not been submitted.

Antenucci left meeting.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
下2つの項目はPeterbald Breed Committeeとは関係ありません。

Asia East Region Directorは、番号(例えば20)が付いていれば次の番号(例えば21)まで同じ話題だと思い込んでいるようです。

Minutes(議事録)の読み方の基本というか、英文を読む際の基本というか、余りに常識外れで恥ずかしい限りです。

【同じ「Chair」でも意味合いが違う場合は訳し分けを】

◆21はBreed Committeeではなく、Working Breed(作業部会)のChair(部会長)に関する動議ですが、Region公式サイトではその点がよく分かりません。

21. Motion by Hawksworth-Weitz/Stadter to appoint Ollis as the Toybob’s Working Breed Chair. Motion carried with Stadter abstaining.
21.Hawksworth-Weitz/Stadter 氏によりOllis を Toybob’s Working Breed Chair に任命する案件を上程。可決(Stadter 氏は棄権)

同じ「Chair」という名称でも、Breed Committeeの「Chair」とWorking Breedの「Chair」では重みが違います。

「Ollis氏をToybob’s Working Breedの部会長に任命する動議を提案。可決(Stadter氏は棄権)」と和訳すべきです。

このように区別して和訳することで、広く一般メンバーにも「Breed Committeeメンバー」「Breed Committee委員長」「Working Breed部会長」の区別があり、それらについての任命の決議が行われたことが分かるというものです。

(続く)

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で22日、新たに740人の感染が確認されました。

東京都で22日、新たに178人の感染が確認されました。

埼玉県で22日、新たに101人の感染が確認されました。

神奈川県で22日、新たに96人の感染が確認されました。

千葉県で22日、新たに99人の感染が確認されました。

大阪府で22日、新たに62人の感染が確認されました。

愛知県で22日、新たに30人の感染が確認されました。

福岡県で22日、新たに26人(うち福岡市8人、北九州市3人)の感染が確認されました。

北海道で22日、新たに21人(うち札幌市12人)の感染が確認されました。

2021年2月22日 (月)

Asia East Region公式サイトの議事録「和訳」で理解できる?③

【意訳していい場合と意訳すべきでない場合】

私は意訳を否定するわけではなく、「意訳していい場合」と「意訳すべきでない場合」があると思っています。

その意味で、Asia East Region公式サイトの下記の和訳は、「意訳すべきでない場合」の典型例ではないでしょうか。

12. Motion by Faccioli/Russo to approve the President’s appointment of Carlos Lopez as Judging Administrator. Motion carried with Hawksworth-Weitz, Rudge, and van Mullem opposed. The appointment goes into effect immediately.The President announced that she would appoint Connie Webb as Deputy Judging Administrator.
12.Faccioli/Russo 氏によりCarlos Lopez をJudging Administrator に任命する案件を上程。可決(Hawksworth-Weitz, Rudge, van Mullem 氏反対)すぐに上程。TICA President によりConnie Webb をDeputy Judging Administrator に任命する案件を上程。

この和訳では「the President’s appointment of」の部分が抜け落ちています。

TICAにおいてはTICA会長がJudging Administratorを任命し、それをBoradに諮り、Boardが承認するという手続きになっていますが、Region公式サイトの和訳ではこの手続きが全く分かりません。

こうした手続きは今回の米大統領選挙後の報道でも分かるように、新大統領は適切と思われる人を閣僚に任命し、それを上院が承認する手続きと同じです。

Asia East Region Directorが「Regionメンバーはそんな手続きまで知る必要はない」と考え、敢えて手続き部分を訳さなかった可能性もありますが、私はこの部分は正確に和訳するべきだと思います。

【意訳は許されても「誤訳」は許されない】

「決議12」に関しては、中程の部分の和訳(黄色のマーカーを付けた部分)も意味不明です。

12.Faccioli/Russo 氏によりCarlos Lopez をJudging Administrator に任命する案件を上程。可決(Hawksworth-Weitz, Rudge, van Mullem 氏反対)すぐに上程。TICA President によりConnie WebbをDeputy Judging Administratorに任命する案件を上程。

これは「Motion carried with Hawksworth-Weitz, Rudge, and van Mullem opposed」と「The appointment goes into effect immediately」を一緒くたに和訳した結果とみられますが、余りにお粗末です。

特に「The appointment goes into effect immediately」の部分を「すぐに上程」と和訳したのであれば、明らかな誤訳です。

Boardの承認を受けて、この任命がすぐ有効になったことを示しています。

【読み手をミスリードさせる「和訳」も許されない】

「TICA President によりConnie Webb をDeputy Judging Administrator に任命する案件を上程」も明らかな誤訳であり、読み手をミスリードします。

原文は「The President announced that she would appoint Connie Webb as Deputy Judging Administrator」と書いてあり、この段階でこの動議(案件?)は上程されていません。

「TICA会長がConnie Webb氏をDeputy Judging Administratorに任命したと発表した(表明した)」という事実の記載に留まっています。

Deputy Judging Administratorの動議が上程されたのはこの後であり、だから「決議13」があるというわけです。

13. Motion by Faccioli/Russo to approve the President’s appointment of Connie Web as Deputy Judging Administrator. Motion carried unanimously. The appointment goes into effect immediately.
13.Faccioli/Russo 氏による案件:TICA President のConnie Webb をDeputy Judging Administrator に任命する案件を承認。満場一致で可決。すぐに有効。

Asia East Region Directorが機械翻訳をそのまま載せたかのようであり、少なくとも前後の動議の関係を踏まえて自ら考えず、読み返しもしなかったと考えられます。

 (続く)

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で21日、新たに1032人の感染が確認されました。

東京都で21日、新たに272人の感染が確認されました。

埼玉県で21日、新たに84人の感染が確認されました。

神奈川県で21日、新たに100人の感染が確認されました。

千葉県で21日、新たに163人の感染が確認されました。

大阪府で21日、新たに60人の感染が確認されました。

愛知県で21日、新たに33人の感染が確認されました。

福岡県で21日、新たに32人(うち福岡市8人、北九州市7人)の感染が確認されました。

北海道で21日、新たに63人(うち札幌市21人)の感染が確認されました。

2021年2月21日 (日)

Asia East Region公式サイトの議事録「和訳」で理解できる?②

TICA Asia East Region公式サイトにWinter Board Meeting議事録の和訳が掲載されましたが、機械翻訳をそのまま掲載したかのようであり、自分の頭でしっかり推敲していないように見受けられる点には強い違和感を覚えます。

それは言い換えれば、Region Directorが一般メンバーの目線で、一般メンバーの立場で考え、一般メンバーに寄り添うことを念頭に置きながら和訳し、掲載したのかということになります。

【どれだけ短文でも日本語として成立させるべき】

「決議7」について、Asia East Region Directorは以下のように訳しています。

7. Motion by Lawson/Faccioli to take no action on the Brown vs Kennedy complaint. Motion denied with Lawson, Meserve, Stadter and van Mullem in favor.
7.Lawson/Faccioli 氏による案件:Brown vs Kennedy 件に対して措置しない。否決。(Lawson, Meserve, Stadter、van Mullem氏は賛成)

「Brown vs Kennedy 件」と書いていますが、「Brown vs Kennedyの件」だとしても何の「件」か分かりません。

「complaint」をなぜ、敢えて訳さなかったのか不明ですし、この「件」がTICA Asia East Regionメンバーとどのような関係があるのかも分かりません。(※もしかすると一部のAsia East Regionメンバーにとっては重要なのかもしれませんが…)

この「プロテスト」に対しては「何の措置も取らない」という動議をLawson氏とFaccioli氏が提案し、Lawson氏, Meserve氏, Stadter氏、van Mullem氏が賛成したものの否決された、ということがすっと理解できたメンバーがどれだけいたか、私は疑問に思っています。

【訳し方で決議の意義や意味、重さの違いが分かる】

Asia East Region Directorは、原文で使われた表現や文言の違いで、その意義や意味、重さも違うことを理解した上で和訳しているでしょうか。

そのことに対する疑問を象徴的に示しているのが「決議10」と「決議11」の訳し方です。

10. Motion by Stadter/Lawson to strike North Korea from the Regional list and Standing Rule 1012.1 from the Asia East Region which effectively will put it into the International Region without it being listed there explicitly. Motion carried unanimously. This change goes into effect May 1, 2021.
10. Stadter/Lawson 氏による案件:North Korea(北朝鮮)をAE Region からIN に変更。満場一致で可決。この改定は2021年5月1日から有効。

11. Motion by Brown/Hawksworth-Weitz to move Saskatchewan from the Great Lakes Region to the Northwest Region. Motion carried unanimously. This change goes into effect May 1, 2021.
11. Brown/Hawksworth-Weitz 氏による案件:Saskatchewan 地域をGreat Lakes Region からNorthwest Region に移籍。この改定は2021年5月1日から有効。

10は「変更」、11は「移籍」と訳していますが、 Asia East Regionメンバーはこの和訳で果たして原文の意味合いをどれだけ理解したでしょうか。

10は「North Korea」を「Asia East Region」から「strike(削除)」し、「International Region(IN)」に「put into(入れる)」としただけでなく、「without it being listed there explicitly(北朝鮮が明確にAsia East Regionにリストされることなく)」とまで書いているわけです。

これに対して11は「move(動かす/移す)」という単純な言葉ですから、10と11が同じ重みを持った「変更」でないことが分かるかと思います。

【Asia East Regionとの関係性が全く不明】

なぜ、「決議11」を和訳し、Asia East Regionメンバーに紹介する必要があったのかも分かりません。

Asia East Region Directorが紹介する必要があったと判断したのであれば、もう少し情報を補ってあげるのがメンバーに寄り添った親切な掲載ではないでしょうか。

Wikipediaによれば、Saskatchewan(サスカチュワン)はカナダ中西部に位置する州の1つで、南は国境を隔てて米モンタナ、ノースダコタと接します。

Asia East Regionと何らかのつながりがあるのであれば、そのことについても簡単に触れるべきであると言えます。

 (続く)

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で20日、新たに1234人の感染が確認されました。

東京都で20日、新たに327人の感染が確認されました。

埼玉県で20日、新たに121人の感染が確認されました。

神奈川県で20日、新たに131人の感染が確認されました。

千葉県で20日、新たに123人の感染が確認されました。

大阪府で20日、新たに94人の感染が確認されました。

愛知県で20日、新たに46人の感染が確認されました。

福岡県で20日、新たに71人(うち福岡市25人、北九州市9人)の感染が確認されました。

北海道で20日、新たに34人(うち札幌市14人)の感染が確認されました。

2021年2月20日 (土)

Asia East Region公式サイトの議事録「和訳」で理解できる?①

◆米TICA本部の停電復旧、週明け月曜日から平常業務へ

米南部を襲った大寒波が移動し、電力供給も回復して週明け月曜日から平常業務を行える見通しとのことです。

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TICA Asia East Region公式サイトにWinter Board Meeting議事録の和訳が掲載されました。

しかし、これを読んで「良く分かりました」と納得するRegionメンバーがどれだけいるでしょうか。

クラブサイトでアンケートを実施するのであれば、Region公式サイトに載った一部抜粋の日本語訳で「とても良く分かった」「だいたい分かった」「あまり分からなかった」「全く分からなかった」--を聞いてみてはどうでしょう?

Boradの「議事」進行や「議事録」の読み方の勉強になりますので、Region公式サイトの「一部抜粋日本語訳」を題材に正しい理解を深めていただければと思います。

【韓国のメンバーに失礼な掲載の仕方】

Region公式サイトの「お知らせ」を見ると、「議事録訳(一部抜粋)日本語・韓国語(10,30,32,41)」と書いてあります。

アクトのブログではこれまでも注意喚起してきましたが、「韓国語」なる文字はありません。

日本語は言葉も文字も共に日本語ですが、韓国の文字は「ハングル」であって「韓国語」とは言わないのです。

相手の国・地域の歴史や文化を尊重するのが多様性であり、多様性を尊重し、多様性に敏感でなければならないことは、今回の東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の会長を辞任した森喜朗氏の女性蔑視発言などを巡っても話題に上ったはずです。

日本のいちRegionメンバーが理解していなくても仕方ないかもしれませんが、両国を束ねるトップが「ハングル」と「韓国語」の区別さえつかないというのは恥ずかしい限りです。

【「Motion」をなぜ「案件」と和訳したのか?】

Region公式サイトの「議事録訳(一部抜粋)日本語」を読み始めて、まず大きな違和感を覚えたのが「Motion」を「案件」と訳していることです。

もしかすると、Asia East Region Directorにとって「動議」という言葉に馴染みがないか、あるいはAsia East Region Directorの周囲のメンバーが「動議なんて言葉聞いたことないわ…」ということで、敢えて「案件」という言葉を充てたのかもしれません。

Asia East Region Directorの頭の中では「動議」と「案件」は似たような言葉として理解しているのかもしれませんが、含意は全く違います。

「○○○/△△△氏による案件」と書いてしまうと、あたかもその「動議」の提案者であるかのような意味になってしまいます。

これに対して「○○○/△△△氏による動議」と書いてあれば、誰かの提案である可能性を示唆し、それに対して「○○○/△△△氏」がBoard Meetingにおいて動議(※賛成の動議もあれば反対の動議もあります)を提案したという意味になります。

ちなみに、Asia East Region Directorは「○○○/△△△氏」と書いていますが、正確に「○○○氏/△△△氏」と書くべきでしょう。

なぜなら○○○氏が動議を提案し、その動議を△△△氏が支持するということだからです。

従って、Region公式サイトの「議事録訳(一部抜粋)日本語」に載っている「案件」なるものは、全てその名前の人々による「案件」ではないことに注意が必要です。

(参考)「動議」=会議のメンバーから提出され、会議で討論・採決に付される提案。 「動議」にはいろいろな種類・提案の仕方があり、例えば議案の修正に関する動議は「修正動議」、運営や議事進行に関する手続的なものは「手続的動議」と言います。

【メンバー目線で考えていない和訳と掲載方法】

「一部抜粋」自体を否定するものではありません。

誰から見てもAsia East Regionメンバーにとって関係ないと思われる決議もあるからです。

しかし、「一部抜粋」して載せるからには、Asia East Regionメンバーにとっても何かしらの関係や関連性があると考えたのでしょうから、Asia East Region Directorにはそれなりの「掲載責任」が生じます。

その意味で「議事録訳(一部抜粋)日本語」の冒頭からビックリです。

3,Motion by Hawksworth-Weitz/Faccioli to remove the restrictions placed on Amanda Bright at the 2018 Winter Meeting. Motion carried unanimously.
3.Hawksworth-Weitz/Faccioli 氏による案件:Amanda Bright に2018 Winter Meetingにかけた制限を解除。満場一致で可決

Regionメンバーの何人がこの和訳を読んで「あの件ね…」と、ピンと来て「そうなのね」と理解できるでしょうか。

Judgeであっても「あの時のあの件のことね」と正確に思い出せる人は少ないかもしれません。

そもそも和訳が変です。

「Amanda Bright に2018 Winter Meetingにかけた制限を解除」と訳していますが、「2018 Winter Meetingで」あるいは「2018 Winter Meetingにおいて」であって、「2018 Winter Meetingの決議で」とした方が親切でしょう。

「制限を解除」という和訳も言葉としては成り立っていても、何のことを言っているのかさっぱり分かりません。

Asia East Region Directorが2018 Winter Borad Meetingでの決議を良く知っていたなら、こうした和訳はしないはずです。

「Amanda Bright氏に科した制約(あるいは禁止措置)を解除」と訳した上で、2018 Winter Borad Meetingの「決議16」も参考情報として載せるべきです。

もし、敢えてこの決議の和訳を載せるということであれば、Amanda Bright氏にそれなりの敬意を表し、2018 Winter Borad Meetingの「決議15」も載せるべきだったと言えます。

(参考)2018 Winter Borad Meetingの「決議15」「16」

15. Unanimous consent by Crockett to deny the “Motion to Dismiss” in the complaint on Amanda Bright. Without objection.

16. Motion was made by Chisholm and seconded by Mahan to return Amanda Bright to Provisional Allbeed status. Additionally, the following restrictions were made regarding her activities within TICA: Amanda Bright may not conduct any training or educational activities for other TICA judges. She is also required to write a formal letter of apology to the judges and a personal letter of apology to Marion Schiff.

Motion carried with Patton and Vlach opposed.

Vlach stated that although she had the chance to be present (in person or electronically at the meeting), he did not feel that it was okay to make decisions without hearing both parties and that her rights to train should have been taken away pending a hearing in person.

(続く)

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で19日、新たに1301人の感染が確認されました。

東京都で19日、新たに353人の感染が確認されました。

埼玉県で19日、新たに141人の感染が確認されました。

神奈川県で19日、新たに129人の感染が確認されました。

千葉県で19日、新たに149人の感染が確認されました。

大阪府で19日、新たに91人の感染が確認されました。

愛知県で19日、新たに50人の感染が確認されました。

福岡県で19日、新たに59人(うち福岡市18人、北九州市14人)の感染が確認されました。

北海道で19日、新たに43人(うち札幌市23人)の感染が確認されました。

2021年2月19日 (金)

「自粛」を強要するのは偏見差別が引き起こすいじめ・嫌がらせ

「あなたの行動は間違っている。家の中で自粛すべきだ」と強い口調で言われた--。

茨城新聞クロスアイに、家族全員が新型コロナに感染し、生活が一変してしまったという記事が載りました。

【猫界においても「自粛」を強いる組織風土】

男性は1月下旬に退院、家族も2月初旬までに全員が退院したとのことですが、「退院翌日、自宅敷地内にしかいない状況で、近隣住民から『あなたの行動は間違っている。家の中で自粛すべきだ』と強い口調で言われた。監視されているように感じた。『ばい菌のような扱いが悔しかった』」そうです。

思い出すのがTICA Asia時代における、アクトに対する理不尽かつ不当な「活動自粛」の〝同調圧力〟でした。

当時の雰囲気をひと言で言えば、「ばい菌のような扱い」だったと言っても過言ではないでしょう。

【偏見と差別が引き起こすことを自覚すべき】

新型コロナに限らずこうしたことが起こるのは、心の奥底に「偏見」と「差別」があり、それを自覚しないところに原因があります。

アクトに対して「活動自粛」を強いようとしたクラブオーナーや主宰者は意図的であったわけですが、その他大勢のクラブ代表やJudgeが同調した背景には心の奥底にある「偏見」と「差別」を自覚せず、「果たしてこの『活動自粛』なるものは本当に正しいことなのか」「差別や偏見が微塵もないと言えるか」ということを自問自答しなかった結果と言えるのではないでしょうか。

他者に対して何らかの言動を取る時、そこに合理的な根拠を見いだすことができるのか、一歩踏み留まって考えなければならず、アクトに対する「活動自粛」に関して言えば、「クラブに活動自粛を提案できる」ような手続きが定められているのかどうか、手続き的な定めがなかったとして提案すること強いることに合理的根拠が本当にあるかどうかをそれぞれが判断する必要がありました。

【嫌がらせを伝染させるも止めるも各人の判断次第】

茨城新聞クロスアイに載った新型コロナの話で言えば、近隣住民の誰かひとりが「あなたの行動は間違っている。家の中で自粛すべきだ」と強い口調で言ったとしても、他の近隣住民が「そういうあなたの発言こそ間違っている」と言えば、こうした偏見や差別が広がることはありません。

しかし、周囲が「そうね」「そうよね」と唯々諾々と従ってしまえば、近隣全体に広がり、「村八分」へと発展してしまうリスクを抱えます。

TICA Asia East Regionにおいても同じであり、メンバーひとりひとりが良識と常識を持ち、常に自問自答して正しい合理的判断をする習慣を付けない限り、偏見と差別はなくならず、いつまた「活動自粛」を提案する動きが顕在化するか分かりません。

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で18日、新たに1540人の感染が確認されました。

東京都で18日、新たに445人の感染が確認されました。

埼玉県で18日、新たに210人の感染が確認されました。

神奈川県で18日、新たに142人の感染が確認されました。

千葉県で18日、新たに149人の感染が確認されました。

大阪府で18日、新たに89人の感染が確認されました。

愛知県で18日、新たに51人の感染が確認されました。

福岡県で18日、新たに101人(うち福岡市27人、北九州市56人)の感染が確認されました。

北海道で18日、新たに32人(うち札幌市20人)の感染が確認されました。

2021年2月18日 (木)

3月10日にTICA Special Board Meeting

◆3月10日にTICA Special Board Meetingが開かれます。

先のWinter Board Meetingにおいて否決された「決議38」の「他団体からTICA登録手続き機関について」に関するStanding Rules 309.9.2.1~4の追加に関し、修正案が諮られます。

※当初の改正案の内容は1月26日 のブログ「TICA Winter Meetingルール改正案⑤他団体からTICAへの登録手続き機関について」を参照

修正後の改正案は以下となります。(※今回、新たに加えられた修正部分は黄色いマーカーで示しています。なお、カッコ内の※は私が補足したものです)

一番大きな修正点は309.9.2.2が新たに加わったことにあります。

309.9.2 Pedigrees from Other Registries
309.9.2 他の登録団体からの血統登録

309.9.2.1 In addition to the currently recognized registries, with effect from [effective date], the Executive Office shall accept pedigrees from other registries that meet one of the following criteria:
309.9.2.1 現在承認されている登録機関(※クラブ)に加え、[●年●月●日から発効]TICA本部オフィスは、次の基準のいずれかを満たす他の登録団体からの血統登録を受け入れるものとする。

309.9.2.1.1 The registry is from a World Cat Congress member or an association with which TICA has a formal agreement for mutual acceptance of pedigrees.
309.9.2.1.1 登録機関(※クラブ)は、TICAが血統登録の相互承認について正式に合意しているWorld Cat Congressメンバーまたは団体であること。

309.9.2.1.2 The registry is an active TICA chartered club that produces TICA shows, provided that the measures and procedures implemented by the club for issuing their own pedigrees are at least as stringent or as restrictive as TICA's rules. The registry must also be approved by the relevant Regional Director.
309.9.2.1.2 登録機関(※クラブ)は、TICAのショーを開催する活動中のTICA公認クラブであること。ただし、クラブが独自の血統登録証を発行するために実施する措置や手順が、少なくともTICAのルールと同じくらい厳格または限定的である必要がある。登録機関(※クラブ)は、その地域のリジョンディレクターによって承認されなければならない。

309.9.2.1.3 The registry is an independent club that has licensed judges and holds shows and must also be approved by the relevant Regional Director.
309.9.2.1.3 登録機関(※クラブ)は、ライセンスを取得したJudgeがおり、ショーを開催する独立したクラブであり、その地域のリジョンディレクターの承認も必要とする。

309.9.2.2 If the registry is not approved by the relevant Regional Director (as required by 309.9.2.1.2 or 309.9.2.1.3), either the registry or the person requesting registration may appeal to the Board to review the decision. The decision of the Board is final.
309.9.2.2 登録機関(※クラブ)がその地域のリジョンディレクターによって承認されない場合(309.9.2.1.2または309.9.2.1.3で求められているように)、登録機関(※クラブ)あるいは登録しようとしている個人は、その決定の再検討を訴えることができる。ボードの決定が最終決定となる。

309.9.2.3 If considered in the best interests of the Association, the Board may approve a registry that does not meet the above criteria.
309.9.2.3 協会の最善の利益のためになると考えられるなら、ボードは上記の基準を満たさない登録機関(※クラブ)を承認することができる。

309.9.2.4 The Executive Office shall maintain and make available for the membership a list of the registries recognized for registration in TICA.
309.9.2.4 TICA本部オフィスは、TICAへの登録機関(※クラブ)が認められた登録機関リストを管理し、メンバーに利用できるようにするものとする。

309.9.2.5 The Board may direct the Executive Office to refuse recognition of new pedigrees from a registry if that registry no longer meets the above criteria.
309.9.2.5 ボードは、登録機関(※クラブ)が上記の基準を満たさなくなった場合、その登録機関(※クラブ)からの新しい血統登録を拒否するようTICA本部オフィスに指示できる。

309.9.2.6 In the event that a registry does not issue registration certificates, the Executive Office may request additional documentation to prove ownership and authenticity.
309.9.2.6 登録機関(※クラブ)が登録証を発行しない場合、TICA本部オフィスはオーナーであることや真実であることの証明のため追加の文書を求めることができる。

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私にはいろいろと問題があるように感じていますし、特にAsia East Regionの現状と今後の見通しを踏まえると本当にこれでAsia East Regionのクラブやメンバーが納得するのか疑問に思います。

Asia East Region Directorがどこに問題がありそうなのか良く理解した上で賛否の票を投じるのかどうか、その前にAsia East Regionの現状を踏まえて他のBoard Memeberに詳しく説明しているのかどうか--それらが極めて重要であることは改めて指摘するまでもありません。

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で17日、新たに1448人の感染が確認されました。

東京都で17日、新たに378人の感染が確認されました。

埼玉県で17日、新たに130人の感染が確認されました。

神奈川県で17日、新たに115人の感染が確認されました。

千葉県で17日、新たに130人の感染が確認されました。

大阪府で17日、新たに133人の感染が確認されました。

愛知県で17日、新たに81人の感染が確認されました。

福岡県で17日、新たに65人(うち福岡市25人、北九州市14人)の感染が確認されました。

北海道で17日、新たに64人(うち札幌市28人)の感染が確認されました。

2021年2月17日 (水)

ベンガルは本当に「確立された猫種」と言えるか?④

◆米TICA本部、引き続き停電で業務停止中

自宅で業務可能な職員はテレワークを行っているそうです。

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きのうはStanding Rulesを確認しましたが、きょうはRegistration Rulesで「Category Ⅴ」を改めて確認してみます。

37.6 Category V: Domestic x Non-Domestic Source Species Hybrids.

この定義から言えば、BGもSVも当てはまることが分かります。

では、なぜBGとSVが「Category Ⅰ」なのでしょうか。

それはRegistration Ruleにおいて下記のような規定があるからに他なりません。

37.6.2 Requirements for Championship Exhibition. There can be no non-permissible outcrosses within the three-generation pedigree. No unknown or unregistered cats may appear within the three-generation pedigree. These cats must have an SB registration code.
37.6.2 チャンピオンシップとしての参加要件。 3世代の血統内に認められていない交配がないこと。3世代の血統内に未知​​の猫や未登録の猫がいないこと。これらの猫は「SB」のレジストレーションコードを持っている必要がある。

37.6.3 Limitations on Championship Exhibition. The breed must apply for championship as a Category I breed.
37.6.3 チャンピオンシップとしての参加制限。その猫種は「Category Ⅰ」の猫としてチャンピオンシップに申請する必要がある。

BGは(SVもそうだと思いますが…)、チャンピオンシップとしてショーに正式に参加するために、ある意味「改良」や「改善」を犠牲にしたような側面が見えてきます。

もちろん〝売り専〟BGブリーダーであれば全く関係ないことかもしれませんが、Standardに沿ってStandardで示されているBGを理想のBGと考えるブリーダーにとってはどうなのでしょうか。

ルールを変えるか、Standardを変えていくか--。

BG Breed Committeeやブリーダーでなく、多くのTICAのJudgeも含めて考える必要があるように思えてなりません。

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(参考)「Category Ⅴ」に関するRegistration Rulesとその和訳を紹介しておきます。(※印は私が補足した部分です)

37.6.1 Purpose. This category is for breeds which are being developed by means of deliberate foundation crosses between domestic cats and a single non-domestic source species. A Non-Domestic Source Species is a species other than Felis catus/Felis domesticus.
37.6.1 目的。このカテゴリーはドメスティック猫と単一のノンドメスティック猫との間の意図的な交配によって創出される猫種のためのものである。ノンドメスティック猫からの種とはFelis catus / Felisdomesticus以外の種である。

※Felis catus=一般には家畜のネコ、 すなわちイエネコを指すが、広義には食肉目ネコ科の哺乳類の総称として用いる(世界大百科事典第2版)
※Felisdomesticus=Felis catusやイエネコの同義語(異表記)

37.6.2 ~ 37.6.3 略(上記参照)

37.6.4 Requirements for Registration. Non-domestic source species hybrids may apply for Category V Registration status during the new breed process and may be registered according to the following rules:
37.6.4 登録のための要件。ノンドメスティック種からのハイブリッド種は、新しい猫種のプロセス中に「Category Ⅴ」の登録ステータスを申請でき、次のルールに則って登録できる。

37.6.4.1 A cat with a Non-Domestic Source Species parent, grandparent or great grandparent is a hybrid cross* and is considered a domestic cat. It will be considered a P Foundation *Breed Name* if the cross is permissible within the breeding program. It will be considered an N Foundation *Breed Name* if the cross is not permissible within the breeding program. It will be designated by S (36.7.2.5) indicating the Non-Domestic Source Species is still on the pedigree.
37.6.4.1 ノンドメスティック種の親、祖父母、または曽祖父母を持つ猫は「ハイブリッドクロス*」であり、ドメスティック猫と見なされる。ブリーディングプログラムにおいて交配が認められている場合は、P Foundation *Breed Name*と見なされ、ブリーディングプログラムにおいて交配が認められていない場合は、N Foundation *Breed Name*と見なされる。それはS(36.7.2.5)で示され、ノンドメスティック種がまだ血統内にあることを示す。

*Hybrid cross: An animal resulting from the crossbreeding between two different species or types of animals. Crosses between wild animal species, such as lions and tigers, are wild animals. Crosses between wild animal species and domestic animals, such as dogs and wolves or buffalo and domestic cattle, are domestic animals. (Animal and Plant Health Inspection Service, USDA, Sub Chapter A: Animal Welfare, Part 1: Definition of Terms).
*ハイブリッドクロス:2つの異なる種またはタイプの動物間の交配から生じる動物。ライオンやトラなどの野生動物種間の交配は野生動物。野生動物の種と、犬やオオカミ、水牛や家畜などの家畜との交配は家畜。(動植物検疫所、USDA、サブチャプターA:動物福祉、パート1:用語の定義による)

37.6.4.2 A P Foundation bred to an N Foundation will result in an N designation. For a P designation, there can be no N designations in a three- generation pedigree.
37.6.4.2 N Foundationと交配したP Foundationは「N」になり、「P」の場合、3世代の血統に「N」はいない。

37.6.4.3 Any cat with a parent, grandparent or great grandparent that is a non-permissible domestic outcross (i.e. a cat of any breed not specifically listed as a permissible outcross breed in the approved breeding program) will have the term N Foundation *Breed Name* in its description if the non-permissible outcross is within the three generation pedigree.
37.6.4.3 認められていないドメスティック種の交配による親、祖父母、または曽祖父母を持つ猫(つまり、承認されたブリーディングプログラムで認められた交配種として特にリストされていない種類の猫)において、認められていない交配が3世代の血統内にある場合、N Foundation *Breed Name*が付けられる。

37.6.5 Requirements for Showing Category V cats in Championship Advancement Classes.
37.6.5 チャンピオンシップのアドバンスメントクラスにおける「Category V」の猫の参加要件。

37.6.5.1 A cat with a Non-Domestic Source Species parent or grandparent may not be shown in any class. (See 23.9)
37.6.5.1 ノンドメスティック種の親または祖父母を持つ猫はどのクラスにも参加することができない。(23.9を参照)

37.6.5.2 A cat with a Non-Domestic Source Species great grandparent may be shown in Preliminary or Advanced New Breed with permission of the Board of Directors. (See 23.9 and 203.9.1.1.)
37.6.5.2 ノンドメスティック種の曽祖父母を持つ猫は、TICAボードの許可を得て「PNB」または「ANB」として参加できる。(23.9及び203.9.1.1を参照)

37.6.5.2.1 Category V breeds must have the following registration status codes to be eligible to be shown in the Advanced New Breed Class: SB, CO or C3.
37.6.5.2.1 「Category Ⅴ」の猫種が「ANB」として参加する資格を得るには「SB」「CO」または「C3」のレジストレーションステータスコードを持っている必要がある。

※SB=The cat has no cats which are unknown, unregistered, or of another breed or breed group within a standard three generation pedigree.
※CO=The cat has at least one great grandparent of a different breed.
※36.8.3. Ancestry Record Codes:
 36.8.3.1 01 - The cat has at least one unknown or unregistered parent.
 36.8.3.2 02 - The cat has at least one unknown or unregistered grandparent.
 36.8.3.3 03 - The cat has at least one unknown or unregistered great grandparent.

(続く)

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で16日、新たに1309人の感染が確認されました。

東京都で16日、新たに350人の感染が確認されました。

埼玉県で16日、新たに114人の感染が確認されました。

神奈川県で16日、新たに133人の感染が確認されました。

千葉県で16日、新たに145人の感染が確認されました。

大阪府で16日、新たに98人の感染が確認されました。

愛知県で16日、新たに63人の感染が確認されました。

福岡県で16日、新たに48人(うち福岡市11人、北九州市13人)の感染が確認されました。

北海道で16日、新たに44人(うち札幌市16人)の感染が確認されました。

2021年2月16日 (火)

ベンガルは本当に「確立された猫種」と言えるか?③

◆米TICA本部、停電で業務停止中

米国を広範囲に襲っている寒波の影響で、TICA本部のあるテキサス州で大規模な停電が起きています。ジョー・バイデン大統領がテキサス州に「非常事態宣言」を発令したほか、テキサス州知事も「災害宣言」を発令しています。

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だいぶ休載してしまいましたが、2日からの続きとなります。

ここでStanding Rulesにおける「Category Ⅴ」を確認してみましょう。

【Domestic x Non-Domestic Source Species Hybrids】

307.6 The following breeds are included in Category V: There are no breeds currently in this Category.

「Category Ⅴ」はドメスティック猫とノンドメスティック猫種のハイブリッド種であり、現在、TICAにおいてこのカテゴリーの猫種はいないということになっています。

BGもSVも「Category Ⅰ」ですから、「Category Ⅴにおけるルールはもう関係ないでしょう」と思うメンバーがいるかもしれません。

ところが、そうではないのです。

【BGにおける「Category Ⅴ」の〝呪縛〟】

「Category Ⅴ」に関してはStanding Rulesで以下のルールが定められています。

Standing Rule 307.6.3 After the transfer of breeds out of Category V to another Category it is no longer possible to register any additional non-domestic source species in the Foundation Registry. The only possible registration is offspring of TICA registered cats with a non-domestic feline in the three-generation pedigree which are only registered with the aim to breed out the non-domestic source species. This 307.6.3 takes effect December 31, 2021.
スタンディングルール 307.6.3 「Category V」から別のCategoryに変更した後、Foundation Registryに追加のノンドメスティック猫種を登録することはできない。唯一登録可能なのは、ノンドメスティック種を繁殖させる目的でのみ登録されている3世代血統を持つノンドメスティック種のTICA登録猫の子孫である。この307.6.3は2021年12月31日に発効する。

307.6.4 For registration as a non-domestic source species hybrid, a first generation hybrid MUST have one parent that is a non-domestic source species.
307.6.4 ノンドメスティックからのハイブリッド種として登録するには、(3世代血統における)第1世代のハイブリッド種にノンドメスティックからのハイブリッド種である1匹の親が必要である。

307.6.4.1 The progeny of a domestic X non-domestic source species cross cannot be registered in the Foundation Registry as any breed other than the breed associated with that specific non-domestic source species. For example, Serval Leptailurus serval can only parent a Foundation Savannah, Asian Leopard Cat Prionailurus bengalensis can only be a parent of a Foundation Bengal, and Jungle Cat Felis chaus can only parent a Foundation Chausie.
307.6.4.1 ドメスティック × ノンドメスティック種の交配の子孫は、その特定のノンドメスティック種に関連付けられた猫種以外の猫種としてFoundation Registryに登録することはできない。例えば、Serval Leptailurus servalはFoundation Savannahの親にしかなることができず、Asian Leopard Cat Prionailurus bengalensisはFoundation Bengalの親にしかなることができず、Jungle Cat FelischausはFoundation Chausieの親にしかなることができない。

【早い話が2022年以降「ALC」と交配はできない】

Standing Rule 307.6.3~307.6.4が意味することは、2022年1月1日以降、BGの繁殖にいわゆる「ALC」は使えなくなるということです。

SVで言えば、サーバルキャットを使えないことを意味します。

もちろんBGやSVが本当の意味で「Established Breed」であれば問題ないでしょうが、事実上なお「発展途上」にある中で、このような制約を課すことが正しいかどうか、あらゆる側面、様々な視点で慎重に議論を重ねる必要があるというのが、私の意見です。

(続く)

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で15日、新たに965人の感染が確認されました。

東京都で15日、新たに266人の感染が確認されました。

埼玉県で15日、新たに94人の感染が確認されました。

神奈川県で15日、新たに71人の感染が確認されました。

千葉県で15日、新たに136人の感染が確認されました。

大阪府で15日、新たに96人の感染が確認されました。

愛知県で15日、新たに42人の感染が確認されました。

福岡県で15日、新たに46人(うち福岡市20人、北九州市6人)の感染が確認されました。

北海道で15日、新たに41人(うち札幌市18人)の感染が確認されました。

2021年2月15日 (月)

AE Region Directoが「和訳」掲載前にすべきこと

TICA Asia East Region公式サイトの「お知らせ」によれば、Winter Board Meeting の「議事録」は「後日、一部抜粋して和訳を掲載」するとのことです。

しかし、それはそれとして、その前にすべきことがあると私は思っています。

【自らの投票行動に対し「説明責任」を果たすべき】

今回のWinter Board Meetingでは、2つの議案(決議38と39)においてAsia East Region Directorは賛成票を投じたにもかかわらず、否決されました。

議案の内容は12日のブログで照会しましたが、1つは他の登録団体からのTICA登録に関する改正案、もう1つは新たなクラブ設立の際の手続きに関する改正案でした。

どうして賛成票を投じたのか、Regionメンバーにその理由と根拠についてしっかり説明すべきでしょう。

【投票行動の透明性を高めることが欠かせない】

TICA Asia East Region Directorは選挙で当選した以上、自由に投票できるという主張もあるようですが、その是非論はひとまず置いておくとして、透明性の高いやり方で投票する努力が欠かせないことは間違いないありません。

例えば、それぞれの議案に対してどのように考えるか、Asia East Region Directorとしての考えを表明することは可能であり、その考えに対してRegionメンバーの意見を募ることも可能です。

自分だけの狭量な知識と判断で勝手に賛否を決めるより、透明性が高くなるのは確実です。

もしTICA Asia East Region Directorが一部の仲の良いメンバーにだけ相談して判断したり、決めたりしているのであれば〝密室政治〟とも言えますから、自らの考えを表明し意見を募ることは透明性を高めることにつながります。

【Boardでより良い提案を出来る利点もある】

事前にRegionメンバーから意見や考えを募ることで、Board MeetingにおいてAsia East Regionとしてより良い提案につなげられる利点もあるはずです。

いわゆる「衆知を集める」という手法であり、なぜこのやり方を拒むのか、私には理解できません。

もちろんそのためにはAgenda(議案)を和訳して周知する必要がありますし、様々な意見を集約していく能力も欠かせません。

しかしそれらが面倒臭いとか、手間がかかり過ぎるとか、収拾がつかなくなるなどの理由で避けるなら、それはRegion Directorの資格も能力もないと言っているようなものです。

自由闊達に意見できる組織風土を醸成していくためにも、Asia East Region Directorは積極的に自らの認識や考えを明かし、メンバーから多くの意見やアイデアが出てくるようにしていかなければなりません。

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で14日、新たに1364人の感染が確認されました。

東京都で14日、新たに371人の感染が確認されました。

埼玉県で14日、新たに131人の感染が確認されました。

神奈川県で14日、新たに108人の感染が確認されました。

千葉県で14日、新たに108人の感染が確認されました。

大阪府で14日、新たに98人の感染が確認されました。

愛知県で14日、新たに77人の感染が確認されました。

福岡県で14日、新たに69人(うち福岡市22人、北九州市25人)の感染が確認されました。

北海道で14日、新たに52人(うち札幌市29人)の感染が確認されました。

2021年2月14日 (日)

AE Region Directorの不可解な「議事録」対応

TICA Asia East Region公式サイトへの「Agenda(議案)」や「Minutes(議事録)」の不可解な対応については昨日も指摘しましたが、きょうは何をどう掲載すべきかを指摘したいと思います。

【単に「和訳」すればそれで済むとは言えない】

Asia East Region Directorのやり方を見る限り、単に「和訳」を載せれば済むと考えているようです。

かし、その考えはAsia East Region Directorの都合によるものであり、メンバーの立場で、メンバーに寄り添い、メンバーの「知る権利」に応えようという意思に欠けると言わざるを得ません。

なぜなら単に「和訳」しただけでは、結果は分かったとしても、どのような理由でその議案が提出され、どのような理由で可決(あらいは否決)されたかよく分からないことが往々にしてあるからです。

「一部抜粋して和訳を掲載」することがAsia East Region Directorにとって一番〝楽〟であるからに他ならないように映ります。

【AgendaとMinutesは〝一体〟であること】

Asia East Region Directorは「Minutes(議事録)」の内容さえ伝えればよく(それさえも不十分なわけですが…)、「Agenda(議案)」は知る必要がないように考えているようですが、セットで考えなけれならないことは言うまでもありません。

「Agenda(議案)」の方が詳しく書いてあり、「Minutes(議事録)」を読んだ時の理解度が全く違うからです。

また、「Agenda(議案)」の中には、仮に否決になったとしても重要な問題を投げかけ、将来的にメンバー全員が真剣に考えていかなければならない事柄も含まれており、その点でもメンバーに知らせる重要性があるのです。

Asia East Region Directorが本当にメンバーの立場で、メンバーに寄り添い、メンバーの「知る権利」に応えようと思って頑張っているなら、「Agenda(議案)」を蔑ろにすることなどあり得ません。

【「解説」することを面倒臭がっていては…】

「一部抜粋して和訳を掲載」すること自体を否定するわけではありませんが、「一部抜粋して和訳を掲載」するだけなら、ある意味、誰でもできるわけです。

単に「和訳」するだけではなく、しっかり「解説」を加えてこそRegion Directorの責務と言えるでしょう。

メンバーの立場で、メンバーに寄り添い、メンバーの「知る権利」に応えようと思っていれば、「解説」を加えた方が分かりやすくなると思うでしょうし、メンバーの理解をより促せると考えるはずだからです。

Asia East Region Directorが自分の事情や都合を優先して、メンバーの立場で、メンバーに寄り添い、メンバーの「知る権利」に応えようと真剣に考えない限り、真の意味でAsia East Regionの運営が健全に機能することはないことを全メンバーが理解する必要があります。

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で13日、新たに1361人の感染が確認されました。

東京都で13日、新たに369人の感染が確認されました。

埼玉県で13日、新たに105人の感染が確認されました。

神奈川県で13日、新たに154人の感染が確認されました。

千葉県で13日、新たに98人の感染が確認されました。

大阪府で13日、新たに142人の感染が確認されました。

愛知県で13日、新たに59人の感染が確認されました。

福岡県で13日、新たに64人(うち福岡市25人、北九州市21人)の感染が確認されました。

北海道で13日、新たに39人(うち札幌市21人)の感染が確認されました。

2021年2月13日 (土)

Region Office〝正月明け〟も不可解な「議事録」対応

TICA Asia East Region Officeはようやく〝正月明け〟になったようです。

2月11日になってTICA Asia East Region公式サイトの「お知らせ」が更新され、「Winter Meetingの議事録が正式に掲載されました」と載りました。

【和訳だけの違和感、ハングル版は必要なし?】

「後日一部抜粋して和訳を掲載いたします」とのことですが、「ハングル版」は掲載しないということなのでしょうか。

2020年2月9日の「お知らせ」では「議事録の一部を抜粋し日本語、韓国語に翻訳しました」(※原文ママ)と載せていましたから、方針転換したことは明らかです。

もちろんTICA Asia East Regionの韓国メンバーから「ハングルでの掲載は必要ありません」ということであれば、それでいいかもしれませんし、韓国メンバーに対して方針転換した旨を丁寧に説明した上でのことなら問題ないともいえます。

いずれにして韓国メンバーに対して「説明責任」を果たしたかどうかが問われるというになります。

【2020年Annual Meetingの「議事録」とも異なる対応】

2020年9月18日にはAnnual Meetingの「議事録」に関する「お知らせ」が載りました。

そこには(取り急ぎ 原文のまま)と書いてあり、「取り急ぎ」とありますから後日、何らかのフォローアップがあるはずですが、それから5カ月近く経ちますが、何も掲載されないまま、Winter Board Meetingの「議事録」が出る時期になってしまいました。

Annual Meetingの「議事録」に関してはなぜ「一部抜粋して和訳を掲載」しないのか(あるいは掲載する必要がないのか)、おそらく多くのRegionメンバーが不思議に思っていることでしょう。

抜粋して和訳を掲載するような事がひとつもないのであれば、それはそれで「お伝えすべきことは何もありません」としっかりとメンバーに伝えるべきではないでしょうか。

それがRegion Directorの仕事の基本であり、忠実に果たすべき責務でしょう。

【Spring Meetingはなぜ〝スルー〟したまま?】

TICAの定例Board Meetingは暦年で言えば「Winter」「Spring」「Annual」と3回あり、最近はこの他にも「Special Meeting」が不定期で随時入ります。

ところがAsia East Region Directorは2020年Spring Meetingについては無かったかのように〝スルー〟しています。

今春のSpring Meetingは5月21~23日に開催されますが、これも〝スルー〟つもりでしょうか。

【Agenda(議案)の「お知らせ」は1回だけ?】

Agenda(議案)に関しては昨年8月3日の「お知らせ」でAnnual MeetingのAgendaが公表されました」と書くだけで、重要な議案があるのかどうかすら伝えない始末です。

これまでのAsia East Region Directorの「議案」「議事録」の掲載のあり方を見る限り、場当たり的でいい加減と言われても仕方ありません。

コロナ下であり余る程、時間があるのであれば、しっかりと過去に遡って「議案」と「議事録」の和訳をして、伝えるべきはメンバーに伝えるべきと思います。

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で12日、新たに1301人の感染が確認されました。

東京都で12日、新たに307人の感染が確認されました。

埼玉県で12日、新たに124人の感染が確認されました。

神奈川県で12日、新たに154人の感染が確認されました。

千葉県で12日、新たに117人の感染が確認されました。

大阪府で12日、新たに89人の感染が確認されました。

愛知県で12日、新たに53人の感染が確認されました。

福岡県で12日、新たに87人(うち福岡市52人、北九州市5人)の感染が確認されました。

北海道で12日、新たに75人(うち札幌市49人)の感染が確認されました。

2021年2月12日 (金)

【重要】TICA Winter Board Meeting議事録から㊦

【他の登録団体からのTICA登録に関する改正案は否決】※Asia East Region Directorは賛成

◆38. Standng Rule 309.2.1を追加する改正案への投票は賛否が同数だったが、TICA会長が反対票を投じたため否決。

38. Motion by Faccioli/van Mullem to accept the proposal to add Standing Rule 309.2.1 (Accepting non-TICA pedigrees). The vote to accept the proposal was tied. Harrison voted against the motion and broke the tie. Motion denied with Brown, Faccioli, Hawksworth-Weitz, Ishimura, Rudge, Stadter and van Mullem in favor.

【新たなクラブ設立の際の手続きに関する改正案は否決】※Asia East Region Directorは賛成

◆39. Standing Rule 1021.3を追加する改正案は否決。4人のDirectorは賛成。

39. Motion by Faccioli/van Mullem to accept the proposal to add Standing Rule 1021.3 (Chartering new clubs). Motion denied with Faccioli, Ishimura, Shi and van Mullem in favor.

即時適用【ジャッジコントラクト書面の記載内容変更】

※「ジャッジコントラクト」のフォームは「Agreement to Judge a TICA Show」というタイトルで以下で取得できます。
https://tica.org/resources/our-forms/file/80-agreement-to-judge-a-tica-show

◆41. ジャッジコントラクトの書面の航空運賃に関する記載を修正する動議が全会一致で可決。この変更は即時適用。

2. クラブがこれらの費用を直接支払う手配をしなかった場合、クラブはJudgeに以下を払い戻す。

a ショーへの往復の飛行機、鉄道、バスまたは自動車による費用は関連料金を含めて利用可能な最低限のリーズナブルな料金とし、Judgeが選択した航空会社を使う場合はその航空会社の料金がクラブの指定した空港に飛ぶ他の航空会社に比べて安い場合に限る。クラブは直行便が利用できる場合は乗り継ぎ便での旅行、特定の航空会社での旅行、特定の旅行代理店からのチケットの購入、標準的なエコノミークラス料金に満たないクラスでの旅行をJudgeに頼んだり要求したりできない。またショー会場がJudgeの住居から200マイル以上離れている場合は飛行機の代わりにジャッジが運転することを要求することはできない。

41. Motion by Facciolo/van Mullem to accept the proposal to amend “Agreement to Judge a TICA Show” (Airfares). Motion carried unanimously. This change goes into effect immediately.

2. The Club will reimburse to the Judge the following, in the event the Club has not arranged to pay these expenses directly:

a. Transportation costs to and from the Show by air, rail, bus or automobile at the lowest available reasonable rate including any related fees, and on the airline of the Judge’s choice, provided such airline's pricing is competitive with other airlines flying into the airport designated by the club. The Club may not require nor request the Judge to travel on connecting flights when more direct flights are available, to travel on specific airlines, require that the Judge purchase tickets from a specific travel agent, to travel using a class that is less than standard economy, or require that the Judge drive instead of fly to the Show if the Show is located more than 200 miles from the Judge’s residence;

TICA Asia East Regionでは、特に日本のクラブにおいて「ジャッジコントラクト」を伴わない〝口約束〟が多いようで、歴代のAsia Directorも利用を促してきませんでしたが、今後はできる限り利用することが求められるといえるでしょう。

新型コロナの感染拡大の影響で招待Judgeとのやりとりも柔軟な対応が求められているわけですが、どんな状況になったとしても円滑に解決できるようにしておくためにもTICA本部が整えている手順や手続きに則っておくことが大切になります。

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で11日、新たに1695人の感染が確認されました。

東京都で11日、新たに434人の感染が確認されました。

埼玉県で11日、新たに172人の感染が確認されました。

神奈川県で11日、新たに178人の感染が確認されました。

千葉県で11日、新たに127人の感染が確認されました。

大阪府で11日、新たに141人の感染が確認されました。

愛知県で11日、新たに80人の感染が確認されました。

福岡県で11日、新たに110人(うち福岡市333人、北九州市18人)の感染が確認されました。

北海道で11日、新たに92人(うち札幌市68人)の感染が確認されました。

2021年2月11日 (木)

【重要】TICA Winter Board Meeting議事録から㊤

TICA Winter Board MeetingのMinutes(議事録)が出ていますので、TICA Asia east Regionメンバーに関係のありそうなところを紹介します。(注)冒頭に付いている数字は動議/決議番号。参考までに議事録の原文も付けておきます)

【Asia East Regionから「北朝鮮」が外れます】

10. Standing Rule 1012.1のRegional ListのAsia East(AE)から「北朝鮮」を削除し、International(IN)に置く動議は全会一致で可決。この変更は2021年5月1日に発効する。

10. Motion by Stadter/Lawson to strike North Korea from the Regional list and Standing Rule 1012.1 from the Asia East Region which effectively will put it into the International Region without it being listed there explicitly. Motion carried unanimously. This change goes into effect May 1, 2021.

即時就任【Judging Administrator/Deputy Judging Administratorが交代】

◆12. TICA会長によるCarlos Lopez氏のJudging Administratorへの指名を可決(※3人のDirectorが反対)。即時就任。またTICA会長はConnie Webb氏をDeputy Judging Administratorに指名すると発表。

12. Motion by Faccioli/Russo to approve the President’s appointment of Carlos Lopez as Judging Administrator. Motion carried with Hawksworth-Weitz, Rudge, and van Mullem opposed. The appointment goes into effect immediately. The President announced that she would appoint Connie Webb as Deputy Judging Administrator.

◆13. TICA会長によるConnie Webb氏のDeputy Judging Administratorへの指名を全会一致で可決。即時就任。

13. Motion by Faccioli/Russo to approve the President’s appointment of Connie Web as Deputy Judging Administrator. Motion carried unanimously. The appointment goes into effect immediately.

【出産回数制限に関する改正案は否決】

◆29. Standing Rule 310.3を追加する動議は否決。1人のDirectorが賛成。1人のDirectorは「それ以上リター登録される場合、その前に例えば90日あるいは120日の間隔を空けるというものであれば再考する」旨を表明。別の1人のDirectorは「ルールに書いてある通りになるとは思わない。そうした方向でメンバーに投票してもらえるような追加提案があることを期待する」と表明。

◆29. Motion by van Mullem/Stadter to accept the proposal to add Registration Rule 310.3 (frequency of litters). Motion denied with van Mullem in favor. Rudge: I would reconsider the proposal if there was a time period added before any further litters could be registered i.e., 90 or preferably 120 days. Stadter: I do not think that the rule will achieve what it should as written. I am hoping that there will be additional proposals in that direction which I would be happy to have our members vote on.

★マスタークラークは要注意★
即時適用【「マークドカタログ」はClerking Administratorにも送付】

改正案に異議なし。即時適用。

30. Unanimous consent by Faccioli to accept the proposal to amend Standing Rule 209.1.1.4 (Marked catalogs). Without objection. This change goes into effect immediately.

209.1.1.4 Marked Catalogs. The show committee is required to forward one completely marked catalog to the Executive Office of TICA, the regional reporters and the appropriate regional director. within 48 hours after the close of the show if sent by first class mail or better, if sent by electronic means, within 72 hours. The show committee is also required to forward one completely marked catalog to the judging administrator, the clerking administrator, to each judge, the master clerk, the ring clerks and to any person who ordered a marked catalog no later than 7 days after the show.

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で10日、新たに1887人の感染が確認されました。死者は過去最多の121人で、1日あたりの死者数がこれまで最も多かった2月3日(120人)を超えました。

東京都で10日、新たに491人の感染が確認されました。

埼玉県で10日、新たに169人の感染が確認されました。

神奈川県で10日、新たに176人の感染が確認されました。

千葉県で10日、新たに145人の感染が確認されました。16人の死亡は過去最多。

大阪府で10日、新たに127人の感染が確認されました。

愛知県で10日、新たに114人の感染が確認されました。

福岡県で10日、新たに103人(うち福岡市43人、北九州市9人)の感染が確認されました。

北海道で10日、新たに64人(うち札幌市34人)の感染が確認されました。

2021年2月10日 (水)

「事なかれ主義」と「擁護の構図」…

東京都内に住むTICA Asia East Regionメンバーでも、「東京新聞」を購読している人は多くはないかもしれません。

かく言う私も購読しているわけではありませんが、実は家の近くに「東京新聞」の販売店があって、その掲示板に毎日、朝刊1面が貼り出してあるのです。

9日朝刊1面トップの見出しは「事なかれ主義 擁護の構図」が白抜きの大見出しで踊っていました。 

【「事なかれ主義」は趣味の世界も全く同じ】

どこの世界でも似たり寄ったりなのかもしれませんが、TICA Asia East Region(TICA Asia時代も含めて)においても「事なかれ主義」は如実に見て取れます。

それは「アクトや私以外について」ということになりますが、アクトや私以外のことに関しては「事なかれ主義」が徹底していると言っても過言ではないでしょう。

いまさら事細かに具体例は挙げませんが、新しいメンバーでない限り、すぐにいくつもの事柄が頭に浮かぶことかと思います。

【「擁護の構図」があってこそ「事なかれ主義」は機能】

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言の問題と、TICA Asia East Regionが組織風土として抱える問題は「擁護の構図」があるところも共通しており、「擁護の構図」があってこそ「事なかれ主義」は強固に機能するということです。

そのことは「出陳拒否」、〝動物虐待〟紛いのショー事件、ショー会場での暴力・暴言事件、見学者をつまみ出すための警察沙汰など,どれを取り上げても加害者に対する陰に陽に「擁護の構図」がありました。

それが「事なかれ主義」につながり、自浄作用を妨げてきたと言えるでしょう。

【「馴れ合い」と「もたれ合い」の複合的な相乗作用】

「擁護の構図」をもう少し紐解くなら、「馴れ合い」と「もたれ合い」も見て取れるかと思います。

長い時間をかけて醸成されてきた「馴れ合い」と「もたれ合い」が「擁護の構図」を確固たるものとし、ちょっとやそっとの自浄作用では消滅させることができません。

TICA Asia East Regionメンバーひとりひとりが「『馴れ合い』や『もたれ合い』はなかったか」「無見識に擁護していないか」「事なかれ主義に甘んじていないか」を自問自答しなければ、組織としての健全性は果たされません。

当然ながら、TICA Asia East Region Directorはメンバーの間にそうした意識を芽生えさせるために啓蒙/啓発していく責務も負うことになります。

敢えて目をつぶったり見て見ぬふりをするなら、それは「擁護の構図」に与し、「事なかれ主義」を推進していくことにほかなりません。

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

厚生労働省は9日、変異した新型コロナウイルスが栃木、茨城、福島、長野、新潟、群馬の6県で検出されたと発表しました。6県での検出は初めてとみられています。 

日本全国で9日、新たに1570人の感染が確認されました。

東京都で9日、新たに412人の感染が確認されました。

埼玉県で9日、新たに173人の感染が確認されました。

神奈川県で9日、新たに142人の感染が確認されました。

千葉県で9日、新たに98人の感染が確認されました。

大阪府で9日、新たに155人の感染が確認されました。

愛知県で9日、新たに84人の感染が確認されました。

福岡県で9日、新たに71人(うち福岡市18人、北九州市17人)の感染が確認されました。

北海道で9日、新たに41人(うち札幌市22人)の感染が確認されました。

2021年2月 9日 (火)

TICA Asia East Region Officeはいまだに「正月休み」?

TICA Asia East Region Officeは今も「正月休み」なのでしょうか?

それともこの「コロナ禍」でショーがないことをいいことに〝惰眠を貪っている〟のでしょうか?

あるいはTICA Board Memberとしての緊急の業務が立て込み、TICA Asia East Region公式サイトを更新する時間すらないのでしょうか?

【2月になってなお「新年のご挨拶」がトップ掲載】

TICA Asia East Region公式サイトを閲覧するメンバーがどれだけいるか分かりませんが、「お知らせ」のトップに今なお「新年のご挨拶」が掲載されている団体・組織はTICA Asia East Regionぐらいではないでしょうか。

「非常識甚だしい」と思うか、「著しく常識外れ」と考えるか、個人がどう受け止め評価するかという問題ですので、メンバーによってマチマチかもしれません。

それでも2月の第1週が過ぎてなお、「お知らせ」のトップに「新年のご挨拶」が掲載されているなら、「活動を停止した」と思うメンバーが出て来ないとは言えませんし、メンバー以外がたまたま閲覧したとしても「もう活動していないのかしら?」といった疑問を生じさせることは間違いないでしょう。

【全く何もないなら仕方ないにしても…】

もちろん、1月1日から今に至るまで、TICA Asia East Regionメンバーに関係することが全くない--というなら仕方ありません。

しかし、ご存知のように1月27~29日にはTICA Winter Board Meetingがあり、このブログでもご紹介しましたが、ルール改正案の数自体は少ないものの、重要な議案があったわけです。

TICA Winter Board MeetingのことなどTICA Asia East Regionメンバーは知る必要がない、あるいは知りたいメンバーだけTICA本部サイトに行ってみればいいということなのでしょうか。

こうした対応には大いなる疑問を禁じ得ません。

【Regionメンバーとして「恥ずかしい」…】

TICA Asia East Region公式サイトはRegionメンバー全員の〝顔〟でもあるわけですから、2月になってなお「お知らせ」のトップが「新年のご挨拶」であることは弛んでいると思われても仕方ないでしょう。

あたかも〝開店休業〟状態に見られるのは、同じメンバーとして恥ずかしい限りです。

なぜならやるべきことや解決しなければならない問題・過大は山積みだからであり、私から見ればメンバー全員が知っておくべきこと、知っておいた方がいいと思われることは枚挙に暇がないほどあるからです。

やる気がない、やる能力もないということであれば代わるべきでしょう。

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で8日、新たに1215人の感染が確認されました。

東京都で8日、新たに276人の感染が確認されました。

埼玉県で8日、新たに121人の感染が確認されました。

神奈川県で8日、新たに121人の感染が確認されました。

千葉県で8日、新たに155人の感染が確認されました。

大阪府で8日、新たに119人の感染が確認されました。

愛知県で8日、新たに43人の感染が確認されました。

福岡県で8日、新たに57人(うち福岡市32人、北九州市4人)の感染が確認されました。

北海道で8日、新たに50人(うち札幌市32人)の感染が確認されました。

2021年2月 8日 (月)

「沈黙は見逃したということ」…

IOCの広報担当者が「森会長は謝罪した。この問題は終了と考える」とコメントしたことものの、逆に火に油を注いだ感もあり、なかなか消える気配がありません。

アエラの記事を読んでいたら、社会学者でジェンダー研究の第一人者、上野千鶴子氏が以下のようにコメントをしていました。

「差別発言に対し、沈黙したら見逃したということ。笑ったら同調したということ。つまり、性差別を再生産する共犯者になります」ーー。

TICA Asia East Regionのメンバーのみなさんは「そうね…」と賛同されるでしょうか、それとも賛同しかねるでしょうか。

【「沈黙したら見逃したということ」…】

今回は森会長の「差別発言に対し…」ということでしたが、差別だけでなく、組織内でのいじめや嫌がらせ、猫への〝動物虐待〟紛いの行為に対しても「沈黙したら見逃したということ」であると思うのは私だけでしょうか。

TICA Asia時代を振り返り、何が起きても周囲は声を上げることなく沈黙し、泣き寝入りを強いられてきたメンバーがいたことを思えば、TICA Asia East Regionでは「沈黙しても」「見逃したということ」にはならないのかもしれません。

もし、あなたがどこかに勤めていたり、アルバイトをしていたりして、その勤務先に突然、メンバーの1人から仕事とは全く関係のない猫界のことで〝脅迫〟紛いの電話をかかって来たなら、あなたはどう思うでしょうか。

【「笑ったら同調したということ」…】

度重なる「出陳拒否」では、アワードを走るベンガルがこの不当な〝差別〟の餌食になりました。

これがTICA Asiaという組織内でのいじめや嫌がらせであることからも、〝血祭り〟に上げられたと言ってもいいかもしれません。

しかし、「出陳拒否」がされた本人(あるいは猫)だけに影響するものでないことは、ショー初心者以外なら誰もが知っています。

強い猫が「出陳拒否」に遭って参加できなくなれば、その分、ライバルの猫の成績は上がるわけで、心の中で「ほくそ笑む」出陳者がいても不思議ではありません。

「出陳拒否」はどういう訳か、ある時を境になくなりましたが、心の中で「ほくそ笑む」出陳者にとっては残念な限りだったでしょう。

【いじめや嫌がらせを再生産する共犯者】

上野千鶴子氏は「性差別を再生産する共犯者になります」と言いましたが、TICA Asia East Regionに置き換えれば「いじめ、嫌がらせを再生産する共犯者になります」ということであり、「出陳拒否」についてはある時まで確実に〝再生産〟されました。(※3つのクラブが合計7回、「出陳拒否」しました)

Judgeについても同じであり、依怙贔屓と情実審査をいけないことだとも思わない人物を「再生産」してはならず、「再生産」する〝共犯者〟を増やしてもならないことは当然です。

【印象操作に踊らされず同調圧力に屈しない】

共犯意識がないのは、加害者側の巧みな印象操作に踊らされていることにあり、だからこそ容易に同調圧力に屈してしまうと言えるかもしれません。

ですが、このままで良いわけがないのですから、メンバーひとりひとりが自覚を持っていかなければなりません。

印象操作に踊らされず同調圧力に屈しないメンバーが1人でも増えることを願ってやみません。

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で7日、新たに1631人の感染が確認されました。

東京都で7日、新たに429人の感染が確認されました。

埼玉県で7日、新たに187人の感染が確認されました。

神奈川県で7日、新たに164人の感染が確認されました。

千葉県で7日、新たに121人の感染が確認されました。また死者数は累計で300人を超えました。

大阪府で7日、新たに117人の感染が確認されました。

愛知県で7日、新たに72人の感染が確認されました。

福岡県で7日、新たに93人(うち福岡市44人、北九州市9人)の感染が確認されました。

北海道で7日、新たに69人(うち札幌市46人)の感染が確認されました。

2021年2月 7日 (日)

〝わきまえない女〟と言えば…

「#わきまえない女」がTwitterでトレンド入りしたとか…。

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が「私どもの組織委員会にも女性は7人くらいおられる。みんなわきまえておられて…」と話した言葉が逆手に取られて批判の的になりました。

もちろんTICA Asia East Regionで〝わきまえない女〟とは私以外にいないだろうとは自覚はしていますが、TICA Asia時代を振り返ると「わきまえ」させようとした圧力が組織的にあったことが分かります。

【アクトに対する「活動停止/自粛」提案も】

忘れてしまったメンバーも多いかと思いますが、2つのクラブ代表がアクトに対する1年間の活動停止/自粛を求める提案をし、当時のAsia Region Directorが日本の全クラブ代表/Judgeに意識調査を実施するという出来事が起きました。

これは今流に言えば、古参メンバーがアクトに対し〝わきまえさせる〟べく圧力をかけたという見方も出来るかもしれません。

ご存知のように〝わきまえない女〟である私がそれに従わず(※クラブが別のクラブに活動停止や自粛を提案できる手続き的規定はなく、提案自体が不当であり、従う根拠もなかったからです)、それが「出陳拒否」へとつながっていきました。

【〝わきまえさせる〟ためもあった?「出陳拒否」】

「活動停止/自粛」も「出陳拒否」も本質的にはいじめ、嫌がらせであり、排斥、排除、村八分の手段であったわけですが、〝わきまえさせる〟という側面もあったのかもしれません。

しかし、何を「わきまえる」ことを求められたかと言えば、その言葉の意味通りの「物事の道理をよく知っている。心得ている」ではなく、TICA Asiaの悪習・悪弊と言ったものであり、古参メンバーら権力者に逆らうなということであり、依怙贔屓や情実審査をいちいち指摘して表沙汰にするな…ということでした。

私もある時までは〝わきまえて〟来たものの、これではいけないと袂を分かった時、〝わきまえない女〟に変身したということになります。

【〝わきまえない女〟が新たな地平を切り拓く】

今回の「#わきまえない女」のトレンド入りは、女性の参政権や教育を受ける権利などが、「#わきまえない女」が声を上げてきたおかげでもたらされたものであるとの矜持が背景にあり、「今を生きる私たちが継いで声をあげなきゃいけない」など森会長の女性蔑視発言に対抗する声などが多く寄せられたことからそうなりました。

TICA Asia East Regionも同じであり、唯々諾々と従い、〝わきまえる〟メンバーだけであっては悪習や悪弊が引き継がれるだけであり、新たな地平を切り拓くことは出来ません。

泣き寝入りしない〝わきまえない〟メンバーが増えることで議論が活発になり、風通しも良くなり、悪習や悪弊を一掃するのだと私は思っています。

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で6日、新たに2279人の感染が確認されました。

東京都で6日、新たに639人の感染が確認されました。

埼玉県で6日、新たに206人の感染が確認されました。

神奈川県で6日、新たに201人の感染が確認されました。

千葉県で6日、新たに227人の感染が確認されました。

大阪府で6日、新たに188人の感染が確認されました。

愛知県で6日、新たに120人の感染が確認されました。

福岡県で6日、新たに99人(うち福岡市40人、北九州市14人)の感染が確認されました。

北海道で6日、新たに78人(うち札幌市58人)の感染が確認されました。

2021年2月 6日 (土)

「謝罪」しても心からの反省がないと…

「無神経さに憤り」「絶句した」…

4日の東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による「謝罪会見」が新たな波紋を広げています。

こういう時こそ「世界中を震撼させた」と表現しても言い過ぎではないと思いますが、国内では〝逆ギレ会見〟とまで揶揄されるぐらいですから、非難が巻き起こっても当然でしょう。

しかし、そもそもなぜ「謝罪会見」がこのような事態を招いたかと言えば、「謝罪」はしたものの、本人に心から反省する気持ちがなく、世間にもそのことが手に取るように分かったからではないでしょうか。

【身近な趣味の世界でも同じ事が起きている】

「謝罪」しても反省する気持ちがさらさらないという光景は、TICA Asia East Regionで起きた「出陳拒否」(正確にはTICA Asia Regionの時に起きました)を巡る裁判でも同じです。

「出陳拒否」したクラブオーナーらは3回に及ぶ「出陳拒否」について、東京高等裁判所で「和解」に応じ「出陳拒否したことを深謝する」とした上で解決金の支払いにまで応じたわけです。

ところが「出陳拒否」したことを心から反省したのかと思いきや、裁判官から言われたから「和解」に応じたに過ぎないなどと言い出し、2014年10月のアジアリジョンショーの「出陳拒否」に関しては東京高裁による「和解勧試」を拒否しました。

私はこの裁判の原告ではありませんでしたが、それまでの3回の「出陳拒否」を「深謝する」として謝っておきながら、アジアリジョンショーに関しては「和解」を拒否したことに「絶句し」、その「無神経さに憤り」を感じずにはいられませんでした。

【「謝罪」の言葉は何だったのだろう?という疑問】

なぜ私が「無神経さに憤り」「絶句し」てしまうかと言えば、それは森喜朗会長による「謝罪会見」もそうだと思いますが、「謝罪」らしき言葉の数々は一体、何なの? 何だったの?という大きな疑問が沸き上がったからに他なりません。

結局のところ、形だけ謝っておけばいいということであり、反省も改心もないところに〝諸悪の根源〟と言ってもいいであろう問題があるように思えます。

歳がそうさせるという人もいるようで、そうした人たちは「老害」という言葉を使いますが、私は必ずしもそうは思いません。

形だけ、表面だけ取り繕うような「謝り方」は公職選挙法違反の罪で有罪判決を受け議員辞職した河井案里氏も同じだからです。

【事の重大性を自覚できないところも共通】

森会長の発言と「謝罪会見」に関しては、「あらゆる差別を認めない五輪の根本原則を揺るがしかねない。同じ質問が繰り返されたとしても根気強く答える姿勢が必要だったのではないか。森氏の態度はもちろん、その不遜さをいさめられない組織委の対応に、限界を見た」との指摘が報道でされていました。

私自身も絶句し、あってはならない発言だった」と話した小池百合子都知事は「大会を安心安全に進めるというのが私と組織委員会のミッションであるとすれば大きな事態に直面している」と問題の大きさを強調していました。

「出陳拒否」もそれが趣味の世界における「いじめ」「嫌がらせ」であり、気に入らないメンバー、意に沿わないメンバー、ルール違反を指摘する煩わしいメンバーを「村八分」にする手段であったことを踏まえれば、事の重大性が分かるというものです。

もし本当に「出陳拒否」が一点の曇りもなく正しいことであったなら、裁判を起こされようが何をしようが「出陳拒否」を貫き、裁判官が何をどう促そうが決して「謝罪」しないはずです。

「謝罪」したとしても心からの反省がない限り、問題の本質は内在したままであり、形を変えてまたいつ顕在化してもおかしくありません。

それは当然、今後の東京五輪・パラリンピックについても同じことが言えるでしょう。

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で5日、新たに2372人の感染が確認されました。

東京都で5日、新たに577人の感染が確認されました。

埼玉県で5日、新たに227人の感染が確認されました。

神奈川県で5日、新たに288人の感染が確認されました。

千葉県で5日、新たに239人の感染が確認されました。

大阪府で5日、新たに209人の感染が確認されました。

愛知県で5日、新たに86人の感染が確認されました。

福岡県で5日、新たに91人(うち福岡市31人、北九州市15人)の感染が確認されました。

北海道で5日、新たに93人(うち札幌市68人)の感染が確認されました。

2021年2月 5日 (金)

メンバーに「恥ずかしい」思いをさせないために…

「世界に恥をさらしているだけ」「本当に日本の恥 恥ずかしい限り」…

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が4日、都内で謝罪したものの、国民からは〝逆ギレ会見〟との厳しい声が上がりました。

その前日には、公職選挙法違反の罪で有罪判決を受けた河井案里参議院議員が議員辞職したことを受け、広島県民からは「地元住民として恥ずかしい」との声が報じられていました。

【趣味の世界も「恥じさらし」な出来事の数々】

世界や具体的な出来事は違っても、権力者やそれなりの地位にいるメンバーによる不当な言動や不祥事によって他の一般メンバーが「恥ずかしい」思いをさせられることは度々ありました。

TICA Asia時代で言えば、一連の「出陳拒否」もそうでしたし、〝動物虐待〟紛いのショーでTICA本部から1000ドルの罰金と1カ月のショー開催禁止処分を科せられたクラブが出たこともそうでしょう。

ショー会場で女性が平手打ちされたかと思えば、審査結果に不満を持った男性が大声で喚き散らしたり、気に入らないメンバーが見学に訪れると警察を呼んでまで排除しようとしたこともありました。

【心から反省せず居直り〝逆ギレ〟も共通?】

もちろんどの世界・組織でも、周囲から「恥をさらしている」と思われるようなことをするのは一部の人々であり、ほんの極一部のメンバーの言動により、その他多くのメンバーが「恥ずかしい」思いをしているわけですが、冒頭でご紹介した2例だけでなく、趣味の世界でも心から反省しない、居直る、時として〝逆ギレ〟するのはどうも共通しているようです。

森会長は4日の会見で「みなさんが邪魔だと言われれば、おっしゃるとおり老害が粗大ゴミになったのかもしれませんから、掃いてもらえればいいんじゃないですか」と話していましたが、小さな趣味の世界でも「プロテストしたいなら、したいだけどうぞ」みたいなことをショー開始前の挨拶でしていたメンバーもいました。

【「悪しき慣習を一掃することが求められる」…】

河井案里参議院議員の議員辞職を巡っては、中国新聞が社説で「広島県の政界には、金権選挙の体質や土壌がはびこっていたのが現実だろう。この機に、悪しき慣習を一掃することが求められる」と書いていましたが、これは私が事あるごとに訴えてきたことと全く同じです。

五輪は五輪、政界は政界、猫界は猫界と世間を縦に切り離して考えるのではなく、社会構造として横断的に見ることで問題の本質が見えてくるのではないでしょうか。

社会的評価や信用を低下させているのは、周囲に「恥ずかしい」思いをさせている自らの「恥さらし」な言動であることをまず自覚しないと、心からの反省にはつながりません。

組織の体質や土壌をどんなに入れ替えようが、極一部のメンバーによる悪しき〝土壌〟が変わらない限り、腐ったミカンの喩えのように〝悪しく慣習〟は再び根を広げていくのです。

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

厚生労働省は4日、神奈川県内に住む2人から初めて南アフリカで確認された変異株が見つかったと発表しました。

日本全国で4日、新たに2576人の感染が確認され、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者(712人)を含めた累計の感染者は40万3人となり、40万人を超えました。

東京都で4日、新たに734人の感染が確認されました。

埼玉県で4日、新たに241人の感染が確認されました。

神奈川県で4日、新たに224人の感染が確認されました。

千葉県で4日、新たに202人の感染が確認されました。

大阪府で4日、新たに207人の感染が確認されました。

愛知県で4日、新たに101人の感染が確認されました。

福岡県で4日、新たに120人(うち福岡市31人、北九州市8人)の感染が確認されました。

北海道で4日、新たに120人(うち札幌市73人)の感染が確認されました。

2021年2月 4日 (木)

TICA Asia Eastで「率先して襟を正すべき」人は?

「政治家は率先して襟を正すべき」ーー。

「緊急事態宣言」中の深夜に銀座のクラブでハシゴ飲食が発覚し、自民党離党を余儀なくされた松本純元国家公安委員長、田野瀬太道文科副大臣、大塚高司衆院議運委理事について、菅義偉首相は2日の衆院議院運委でこう陳謝しました。

松本純元国家公安委員長に関しては、当初「1人で行った」などと嘘をついていたことが発覚し、ワイドショーなどでは「国民に嘘をついていたのと同じだ」などと取り上げられ、自民党総務会長が「国民の前で虚偽の報告をしたことは決して許されるべきことではない」と憤るという〝おまけ〟まで付いていました。

【TICA Asia East Regionで襟を正すべきは?】

私が言いたいのはもちろん政治の話ではなく、猫界においても同じであり、TICA Asia East Regionでも「襟を正すべき」人がしっかりと「襟」を正さなければならないということであり、それはTICA Asia East Region Directorであり、TICA公認クラブオーナー/代表であり、Judgeです。

自民党総務会長が「国民の前で虚偽の報告をしたことは決して許されるべきことではない」と言った言葉をTICA Asia East Regionに置き換えれば「TICAメンバーの前で虚偽の報告をすることは決して許されるべきことではない」であり、「TICA Boardの前で虚偽の報告をすることは決して許されるべきことではない」となるでしょう。

【TICA Asiaを振り返れば許されざる事だらけ】

3月3日には東京地裁で「パワハラ訴訟」の尋問があり、歴代のAsia Region Director2人が法廷において証言することになっていますが、裁かれる中にはDirectorとして「率先して襟を正すべき」だったのに正さなかったかどうか、「TICA Boardの前で虚偽の報告を」したかどうかということも含まれます。

【政治の世界は辞職や更迭などあったが…】

一連の騒動を公明党も含めた与党に広がれば、公明党議員は議員辞職に追い込まれました。(※銀座のクラブ通いだけでなく、自らの資金管理団体がキャバクラ店などに支出してことも明らかになりました)

しかし猫界はどうでしょうか。

どれだけ不当な「出陳拒否」を繰り返して裁判所で「深謝」しようが、ある意味〝お構いなし〟。

〝動物虐待〟紛いのショーを開いてTICAから1000ドルの罰金と1カ月のショー禁止処分を科されようが、反省するどころか非道なことはしていないと開き直る始末です。

歴代Asia Region Director2人が被告となっている「パワハラ訴訟」の判決はまだ先になりますが、Asia Region Directorが〝嘘〟を付いたか、TICA Boardに〝虚偽〟報告をしていたかが明らかになるでしょう。

【そもそもの心構えが問題を生み組織を腐らせる】

自らが「率先して襟を正すべき」地位や役職に就いているとの自覚のもと、常に「率先して襟を正すべき」と自らに言い聞かせていれば、そもそも起こるはずがありません。

裁判の判決にかかわらず、TICA Asia East Region Directorをはじめ、TICA公認クラブオーナー/代表、Judgeはそのことを忘れないようにしていただきたいと思います。(※もちろん自戒も込めてですが…)

なぜなら、それが健全な組織を形成し、常に自浄作用を働かせることにつながるからです。

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本国内で3日、新型コロナによる死者が新たに過去最多となる120人確認され、死者の累計は6000人を超え6085人となりました。

日本全国で3日、新たに2631人の感染が確認されました。

東京都で3日、新たに676人の感染が確認されました。

埼玉県で3日、新たに257人の感染が確認されました。

神奈川県で3日、新たに234人の感染が確認されました。

千葉県で3日、新たに218人の感染が確認されました。

大阪府で3日、新たに244人の感染が確認されました。

愛知県で3日、新たに114人の感染が確認されました。

福岡県で3日、新たに119人(うち福岡市57人、北九州市11人)の感染が確認されました。

北海道で3日、新たに94人(うち札幌市52人)の感染が確認されました。

2021年2月 3日 (水)

ポイント解説:栃木県除き「緊急事態宣言」延長

政府は2日、2月7日までとしていた「緊急事態宣言」を栃木県を除く10都府県で3月7日まで延長することを決めました。

TICA Asia East Regionのクラブオーナー/代表、幹部クラブ員、Judgeとして押さえておきたいポイントをまとめてみました。

【状況次第で期限を待たずに解除】

期間に関しては、但し書きで「緊急事態措置を実施する必要がなくなったと認められるときは、新型インフルエンザ等対策特別措置法第32条第5項の規定に基づき、速やかに緊急事態を解除することとする」となっています。

【外出自粛は「日中」も強調する内容に】

外出自粛に関しては「職場への出勤等」を除き、「特定都道府県は、法第45条第1項に基づき、日中も含めた不要不急の外出・移動の自粛について協力 の要請を行うものとする」と記載されました。

キャットショーが「職場への出勤等」に該当する団体においては日中を含めショーへの参加等への外出・移動は許容されることになりますが、少なくともTICA Asia East Regionは該当しません。

【不要不急の都道府県間の移動は極力控える】

新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針変更では、「なお、その際、不要不急の都道府県間の移動や、感染が拡大している地域への不要不急の移動は、極力控えるように促す」となっています。

「その際」が何を指すかと言えば、それより前の全ての文章であり、「特に、20 時以降の不要不急の外出自粛について、住民に徹底する」の部分だけを指すわけではないので、各クラブオーナー/代表にあっては自分勝手に都合よく解釈しないようにしてください。

【ガイドライン遵守の徹底を強調する内容に】

イベントに限ってのことではありませんが、「事業者に対して、業種別ガイドラインの遵守を働きかける」「業種別 ガイドライン等を実践するよう働きかけること。その際には、特に留意すべき事項の確認を促し、遵守している事業者には対策実施を宣言させる等、感染防止のための取組を強く勧奨すること」など、ガイドライン遵守の徹底を求める記載となっています。

TICA Asia East Region Directorは頑なにガイドライン策定を拒み続けてきたので仕方ありませんが、不幸中の幸いにもショーもありませんでしたから、この問題を巡る責任問題は発生していません。

ただ、「宣言」解除後、4月にもショーを再開しようというクラブが出て来れば、「ガイドライン」の問題が再燃する可能性は否定できないでしょう。

※「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で2日、新たに2324人の感染が確認されました。死者は過去最多の119人で、都道府県別では東京都(23人)と千葉県(14人)で過去最多となりました。

東京都で2日、新たに556人の感染が確認されました。

埼玉県で2日、新たに247人の感染が確認されました。

神奈川県で2日、新たに187人の感染が確認されました。

千葉県で2日、新たに222人の感染が確認されました。

◆大阪府で2日、新たに211人の感染が確認されました。

愛知県で2日、新たに101人の感染が確認されました。

福岡県で2日、新たに77人(うち福岡市31人、北九州市9人)の感染が確認されました。

北海道で2日、新たに105人(うち札幌市65人)の感染が確認されました。

2021年2月 2日 (火)

ベンガルは本当に「確立された猫種」と言えるか?②

きょうは問題の核心に迫っていきます。

【「Category Ⅰ」の交配規定を見ると…】

Registration Rulesを確認すると、「Category」ごとに交配規定が定められており、「Established Breeds」である「Category Ⅰ」は次のようになっています。

Only within breed group
No unknowns
No outside breeds

BGに関して言えば「ALC(Asian Leopard Cat」との交配は認められないことになります。

SVのブリーダーがどうしているか分かりませんが、サーバルキャットとの交配は認められません。

【BGは元来、外見は「ALC」であったはず…】

私の理解が正しければ、ひとくちで言うとBGは、「外見は山猫(ALC)、性格は家猫」だったはずです。

しかし、世代を重ねていくとどうしても野性味溢れる外見(特にヘッドタイプや顔つき)が失われる傾向が否めず、Standardに則った理想のBGを創出するためにはALCやALCに近い世代(EG=Early Bengal)と交配する必要がありました。

BGが「Established Breeds」である「Category Ⅰ」であるということは、もはやそうしたブリード(繁殖)をしてはいけないということを意味します。

TICAのBGブリーダーもTICAのJudgeも、そしてそれ以外のTICAメンバーも、「BGは今やEstablished Breedsですね」という共通認識が形成されていればいいですが、そうでないならTICA全体の問題でもあると言えるわけです。

【今のBGで交配していって理想のBGができる?】

抽象的な感覚で言ってもBGやSVがABやAS、BS、MC、PS、RD、RBと同じ「Established Breeds」であることに大いなる違和感があり、Judgeにおいても「まだ発展途上である」という認識が総じてあり、BGブリーダーにおいても(〝売り専〟は別にして)Standardに近付けるにはまだまだ改良の努力が必要と感じているなかで、果たして本当にBGが「Established Breeds」であっていいのかという疑問は当然かと思います。

もちろん、第一義的にはTICAのBGブリーダーにおいて「何の問題もありません」「ALCやEGを使わなくてもTICAのStandardにある通りの理想のBGを創出できます」ということであればいいかもしれませんが、果たしてそう言い切れるでしょうか。

私は非常に疑問に感じています。

(続く)

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で1日、新たに1792人の感染が確認されました。

東京都で1日、新たに363人の感染が確認されました。これにより東京都の累計感染者数は10万人を超えました。昨年12月18日に5万人を超えたあと、1カ月半で倍増したことになります。

埼玉県で1日、新たに159人の感染が確認されました。

神奈川県で1日、新たに221人の感染が確認されました。

千葉県で1日、新たに192人の感染が確認されました。

大阪府で1日、新たに178人の感染が確認されました。また死者は過去最多の23人でした。

愛知県で1日、新たに79人の感染が確認されました。

福岡県で1日、新たに63人(うち福岡市30人、北九州市3人)の感染が確認されました。

北海道で1日、新たに76人(うち札幌市40人)の感染が確認されました。

2021年2月 1日 (月)

ベンガルは本当に「確立された猫種」と言えるか?①

〝売り専〟のBGブリーダーは別として、TICAのStandardに則ったBG創出を目指すBGブリーダーにとっては大きく厄介な問題が起きています。

「Standardに則った…」ということからも、この問題はTICA Board Member全員、そしてTICAのJudge全員の問題でもあり、日本においても真剣に考えていただきたいと思うところです。

【TICAにおいてBGは「Category Ⅰ」であること】

問題の本質に入る前に、まずは基本から押さえていきたいと思います。

このブログのタイトルで「確立された猫種」と書いたのはTICAにおける「Category Ⅰ」が「Established Breeds」となっているからです。

ちなみにTICAにおける「Category」は6つあり、以下のように定義されています。

37.1.2.1 Category I: Established Breeds
37.1.2.2 Category II: Natural Breeds
37.1.2.3 Category III: Variant or Mutation Breeds
37.1.2.4 Category IV: Domestic Hybrid Breeds
37.1.2.5 Category V: Non-Domestic Source Breed Hybrids
37.1.2.6 Category VI: Experimental (Developing) Breeds

その「Category Ⅰ」にBGも入っています。

【「Category Ⅰ」の猫種を見てみると…】

Registration Rulesに一覧表が載っていますが、次のようになっています。

Abyssinian/Somali
American SH/WH
Australian Mist
Balinese
Bengal/Bengal LH
Birman
Bombay/Burmese
British LH/SH
Chausie
Egyptian Mau
Exotic Shorthair
Havana
Himalayan
Maine Coon
Maine Coon Poly
Oriental LH/SH
Persian
Pixiebob LH/SH
Ragdoll
Russian Blue
Savannah
Siamese
Toyger

私はタイトルで「ベンガルは本当に『確立された猫種』と言えるか?」と書きましたが、その意味では「Savannah(SV)」も同じ問題を抱えているといえるかと思いますので、SVブリーダーも知っておいていい話でしょう。

【実際の審査上は「発展途上」とのコメントも】

新型コロナの「パンデミック」で、TICAの日本おけるショーはこの1年ほどありませんが、BGの審査においてJudgeの認識としては「発展途上の猫種」であり、実際に「発展途上」や「発展段階にある」といったコメントがよく聞かれたのではないかと思います。

しかし、ルール上はBG、SVは、ABやAS、BS、MC、PS、RD、RBと同じ「Category Ⅰ」であり「Established Breeds」であるのです。

ルールと実際の審査上のズレと言っていいかと思いますが、その矛盾が問題を引き起こしています。

(続く)

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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆死亡率が高いとの見方がある英国型の変異株は約70カ国・地域に広がり、ワクチンが効きにくいともされる南ア型は約30カ国・地域、再感染の恐れが強いとされるブラジル型は8カ国・地域で確認されたとのことです。

日本全国で31日、新たに2673人の感染が確認されました。

東京都で31日、新たに633人の感染が確認されました。

埼玉県で31日、新たに243人の感染が確認されました。

神奈川県で31日、新たに390人の感染が確認されました。

千葉県で31日、新たに212人の感染が確認されました。

大阪府で31日、新たに214人の感染が確認されました。

愛知県で31日、新たに121人の感染が確認されました。

福岡県で31日、新たに127人(うち福岡市53人、北九州市20人)の感染が確認されました。

北海道で31日、新たに104人(うち札幌市58人)の感染が確認されました。

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