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2021年1月15日 (金)

4月のショー再開は可能?気になるシミュレーション

〝8割おじさん〟こと京都大学大学院医学研究科の西浦博教授のシミュレーションは、4月のショー再開を目指すTICA Asia East Regionのクラブ/ショーコミッティーにおいて注目すべき内容と言えそうです。

【500人未満で解除なら4月中旬に1000人規模】

西浦教授のシミュレーションによると、今回の「緊急事態宣言」で東京都の感染者を1日=500人未満まで減らせたとしても、それで「宣言」を解除して対策を緩めてしまうと、2カ月もせずに再び「宣言」が必要な流行状況に戻るというものです。

このシミュレーションでは、2月24日に1日=500人未満を達成できるとしており、その直後から諸対策を「宣言」前の状態に戻してしまうと、4月14日には宣言時と同水準まで1日当たりの感染者が増えるという結果になりました。

2月24日を底に再び新規感染者は上がっていくわけですから、たとえ4月3日(土)~4日(日)の週末でもショー再開は難しく、4月の一番遅い29日(祝)であったとしても、ピークを下って間もない時期ですからやはりショー再開は難しいでしょう。

変異種の動向も含めているかどうか分かりませんが、もし含めていないのであれば、変異種が猛威を振るえば、4月の再開はさらに難しくなるのではないでしょうか。

【100人未満で解除なら4月ショー再開も可能?】

これに対して、現在の対策が功を奏して2月24日時点で1日=100人未満になり、それで解除したとすると、その後、今と同じレベルに戻るようになってしまうものの、感染の拡大の勢いは緩やかで時間もかかり、次の山は7月中旬頃になる見込みだそうです。

4月中は、1日当たり100~200人であり、この状態で「宣言」も解除されているでしょうから、そうなれば4月中のショー再開は可能といえるかもしれません。

【2月24日前後が今後の行方を占う大きなヤマ場】

4月中のショー再開が可能かどうかは、大きく言うと2つの要因にかかってきそうです。

1つが、現在の対策がうまく当たり、2月24日時点で1日=100人まで新規感染者が減るかどうか。(※当然ながら、この時点で1日=100人ということは、もっと前の段階で1日=500人規模まで減っているでしょう)

2つ目が政府の「宣言」解除時期です。

政府の現在の予定では、1日=500人で「宣言」を解除すると言っていますから、冒頭のシミュレーションのように1日=500人まで減るのが2月24日前後であり、その時点で「宣言」解除となれば、再び感染が急拡大し、4月は次の「山」となって難しいということになります。

キャットショーを開くには会場の予約やライセンスの申請など事前の準備が多くありますから、4月のショー再開を考えているクラブ/ショーコミッティーはこのシミュレーションを頭に入れながら日々の感染状況を追うことが必要になるでしょう。

※「キャットショーは『不要不急』か否か?」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

北海道と札幌市は14日、15日が期限の独自の「集中対策期間」を来月15日まで1カ月延長することを決めました。

大阪府は14日、累計死者数が14日の11人を含めて714人になったと発表しました。707人の東京都を上回って全国最多です。

日本全国で14日、新たに6608人の感染が確認され、重症者が過去最多を更新する920人になっています。

東京都で14日、新たに1502人の感染が確認され、累計で8万人を超えました。

埼玉県で14日、新たに455人の感染が確認されました。

神奈川県で14日、新たに過去2番目に多い985人の感染が確認されました。

千葉県で14日、新たに過去最多となる488人の感染が確認されました。

大阪府で14日、新たに592人の感染が確認されました。

愛知県で14日、新たに312人の感染が確認されました。

福岡県で14日、新たに過去3番目に多い341人(うち福岡市170人、北九州市60人)の感染が確認されました。

北海道で14日、新たに194人(うち札幌市88人)の感染が確認されました。

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