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2021年1月 1日 (金)

明けて「おめでたい」とは素直に言えない異例の新年

2021年は新年が明けても、果たして本当に「おめでたい」と言えるかどうか、自問自答せざるを得ない年となりました。

どの団体・業界でも通じるような一般的な美辞麗句を並べても意味はなく、そもそも昨年の総括をすることもなく、2021年の抱負や決意を語ることもなく「新年のご挨拶」をすることは「無責任さ」の表れであるとしか思えません。

【奇しくも2020年12月31日は木曜日】

今回の年末年始は12月31日が新規感染者数が1週間の中で最も多くなる木曜日だったこともあり、東京都で1337人、日本全国で4520人という衝撃的な新規感染者を受けて1月1日が明けました。

事前に予想されていたとは言え、身構えずにはいられず、日常生活のあらゆる面で警戒感を強めざるを得ません。

【「感染させる人の約半数は無症状」の警鐘】

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が若者への緊急のメッセージとして「このウイルスは誰でも感染するし、感染させる可能性もあることを知ってほしい」と発信し、特に「このウイルスは他の人に感染させる人の約半数が無症状」であると強調しました。

尾身会長は「若い人にはこうしたリアリティも知ってほしい」とも話しましたが、この言葉はそのまま猫界においても通じるのではないでしょうか。

この「リアリティ」を認識も自覚もせずに、むやみにキャットショーの再開に突っ走るのは余りに無謀でしょう。

大みそかの渋谷や道頓堀では、例年に比べれば少なかったものの、それでも多くの若者が集まったと報道されています。

猫界の多くのメンバーに子どもや孫がいたり、高齢の親を抱える状況を考えれば、渋谷や道頓堀に集まる若者と同じような認識で、似たような行動を取るのは疑問に感じます。

【「後遺症」の怖さにも考えを至らせるべき】

「後遺症」の恐ろしさに対する関心の薄さ(あるいは過小評価や無関心)も大いに気になります。

いまだに「新型コロナは風邪やインフルエンザと同じ」と考えているメンバーはいないと思いますが、新型コロナの「後遺症」は風邪やインフルエンザにはない恐ろしさであることを認識すべきでしょう。

ブリーダーであれば「後遺症」に苦しみながら長期にわたって猫の世話をすることになりかねない「リアリティ」も脳裏に思い描けないようなら本当の「愛猫家」とは言えないはずです。

それぞれがそれぞれの立場でもう一度真剣にあらゆる事柄について何をすべきで何をすべきでないのか自問自答し、正しい行動を取っていただきたいと思います。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で31日、新たに過去最多となる4520人の感染が確認されました。4000人台は初めてで、1都5県で最多を更新しました。

東京都で31日、新たに過去最多となる1337人の感染が確認されました。1000人台は初めてで、陽性率は10.2%と過去最高。都の基準で集計した重症者は3日連続で「緊急事態宣言」解除後最多を更新し、89人になりました。

埼玉県で31日、新たに過去最多となる330人の感染が確認されました。

神奈川県で31日、新たに過去最多となる588人の感染が確認されました。

千葉県で31日、新たに過去最多となる252人の感染が確認されました。

大阪府で31日、新たに313人の感染が確認されました。3日連続で300人を超えました。

愛知県で31日、新たに239人の感染が確認されました。

福岡県で31日、新たに2日連続で過去最多を更新する190人(うち福岡市94人、北九州市28人)の感染が確認されました。

北海道で31日、新たに167人(うち札幌市105人)の感染が確認されました。2日連続で100人を超え、札幌市では20日ぶりに3ケタとなりました。

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