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2021年1月12日 (火)

キャットショーは「不要不急」か否か?⑥

「『キャットショーを開いてほしい』という声がある」--。

「『出陳したい』というメンバーいる」--。

TICA Asia East Regionの主催クラブ/ショーコミッティーにおいて、こうした声や要望があることを根拠らしき事情として、ショー開催を検討するところもあるようですが、果たしてそれはショー開催判断の正当な理由あるいは合理的根拠になるといえるでしょうか。

昨年12月5日(土)で計画されていた上田市のショー(中止)ではエントリーリミットまで集まり、主催クラブはそれに気を良くして強行開催しようとしていたふしが感じられました。

【「判断基準」には必ず優先順位がある】

しかし何事もそうですが、「判断基準」にはその重要さに応じて優先順位があります。

ショーを再開するか否か、ショーの予定を入れている場合には「中止」するか否かの判断をしなければならず、「判断基準」を明確に意識するしないにかかわらず、何らかの「基準」に基づいて決めることになります。

その時に「『キャットショーを開いてほしい』という声がある」「『出陳したい』というメンバーいる」ということが、他の「基準」を差し置いて最上位に来るとは考えられません。

私にしてみれば、このような状況下においては「判断基準」の上位に入るどころか下位であり、あくまで参考であって「判断基準」にすらならないという意見があってもおかしくないように思えます。

【尊重すべき声VSむやみに応じてはならない声】

TICA Asia時代も含め、TICAの日本の歴史を振り返ると、クラブオーナー/代表が真剣に善悪の判断を考えず、むやみにクラブ員の声や意見に追従する傾向がありました。

もう少し踏み込んで言えば、クラブ員の声や意見に正当な理由があるか、合理的根拠があるか--を考えることなく、属人的な利害関係等で右から左へ受け入れてしまう傾向です。

これは小さな「趣味の世界」における「ポピュリズム」であり、「『キャットショーを開いてほしい』という声がある」「『出陳したい』というメンバーいる」ということを「判断基準」の最上位にするクラブオーナー/代表は〝ポピュリスト〟であると言えるのではないでしょうか。

【TICAの看板を守る義務も背負っている自覚】

「需要と供給」の関係から言えば、ショー開催の需要があるから主催クラブは開催するということになりますが、それはあくまで正常時の考え方であって、今は緊急時/非常時なわけです。

「『キャットショーを開いてほしい』という声がある」「『出陳したい』というメンバーいる」からと言って、「はい、そうですか」と開催したり、中止せず強行開催していいわけがありません。

主催クラブがTICA公認クラブであり、TICA公認のキャットショーであるからには、主催クラブ/ショーコミッティーはTICAの看板を守る義務も背負っていることを忘れてはなりません。

クラブ員においても、TICAのメンバーであるならば、TICAのメンバーの一員としての自覚が欠かせないことは言うまでもありません。

(続く)

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で11日、新たに4877人の感染が確認され、月曜日としては過去最多になりました。重症者も過去最多を更新する864人になっています。

東京都で11日、新たに1219人の感染が確認されました。月曜日としては最多で初の1000人台。都の基準による重症者も過去最多の131人になっています。

埼玉県で11日、新たに347人の感染が確認されました。

神奈川県で11日、新たに695人の感染が確認されました。

千葉県で11日、新たに340人の感染が確認されました。

大阪府で11日、新たに480人の感染が確認されました。

愛知県で11日、新たに196人の感染が確認されました。

福岡県で11日、新たに212人(うち福岡市134人、北九州市19人)の感染が確認されました。

北海道で11日、新たに134人(うち札幌市92人)の感染が確認されました。

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