「緊急事態宣言」再び発令、ショーはどうする?
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県を対象に、再び「緊急事態宣言」が発令される見通しになりました。
7日(木)に発令する方針が決まり、期間は1カ月程度になりそうです。
ちなみに4月に宣言が発令された日の東京都の新規感染者数は87人、宣言が解除された49日後は約10分の1の8人まで減りました。
【「緊急事態宣言」自体は「要請」にとどまる】
「緊急事態宣言」自体の枠組みは春の時と変わらず、あくまで「要請」にとどまり、「要請」に従わなかったからと言って「罰則」が科せられるわけではありません。
キャットショーに関して自治体が開催しないように「要請」するはずがなく、特に今回は飲食業を中心に「限定的、集中的」に行い、劇場や映画館は入場制限の対象外になりそうですから、キャットショーを開催しようと思えばできないわけではありません。
ただし、国や自治体の施設をショー会場に予定している場合、施設の利用が「要請」を受けて利用制限や利用停止にすることもあり得ますから、事実上、開催できないという事態は十分に考えられます。
【週内発令でPet博横浜会場のショーはどうなる?】
Pet博横浜会場は1月9~11日にパシフィコ横浜で開催される予定で、今のところPet博のホームページ上で「中止」のお知らせは掲載されていません。
イベント内容のところにも「キャットショー」(1月9日(土)・10日(日)11:00~16:00 予定」と記載されていますから、TICA以外の団体あるいはJudgeがショーを開催するのかもしれません。
首都圏の人の動きや流れを見ると、国や自治体の要請を聞かず、外出したり遊んだり、大人数で飲食したりする人は少なくないようですから、開催すればそれなりの来場者は見込めるかもしれません。
【いろいろな側面から「プロ意識」が問われる】
様々な視点や角度から「プロ意識」が問われることになりそうです。
参加者全員の「安全・安心」を最優先に考え、どんなにエントリーしたいという出陳者がいても開催しない(あるいは「中止」する)のが「真のプロ意識」と考える人もいるでしょうし、命懸けでショーを開催し出陳してこそ「真のプロ意識あるメンバー/ブリーダー」であると考える人もいるでしょう。
道義的責任まで重視し背負うという「プロ意識」もあれば、常識や倫理、道義といった世間常識の枠を超えて挑む姿勢にこそ究極の「プロ意識」を見る人もいるかもしれません。
「キャットショーは『不要不急』か否か?」の連載は休みましたが、「緊急事態宣言」下でのキャットショーは「不要不急」のイベントであるかどうかを改めて問うことになるでしょう。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆東京都と埼玉、千葉、神奈川3県の知事は4日、テレビ会議を開き、現在午後10時までとしている飲食店の営業時間を8日から午後8時までとすることで合意しました。
◆日本全国で4日、新たに3321人の感染が確認されました。7日連続で3000人を超え、重症者数は731人と最多を更新しています。
◆東京都で4日、新たに884人の感染が確認されました。月曜日としては最多で、3日連続で800人を超えました。都の基準による重症者数は「緊急事態宣言」解除前を含めて過去最多となる108人になっています。
◆埼玉県で4日、新たに243人の感染が確認されました。
◆神奈川県で4日、新たに412人の感染が確認されました。
◆千葉県で4日、新たに195人の感染が確認されました。
◆大阪府で4日、新たに286人の感染が確認されました。
◆愛知県で4日、新たに152人の感染が確認されました。
◆福岡県で4日、新たに128人(うち福岡市71人、北九州市19人)の感染が確認されました。
◆北海道で4日、新たに93人(うち札幌市61人)の感染が確認されました。
◆英首相は4日、5600万人近くが暮らすイングランド全土を対象に全面的なロックダウン(都市封鎖)措置を再び導入すると発表しました。施行は6日からで、2月中旬まで続く可能性があります。