2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

リンク

« キャットショーは「不要不急」か否か?⑤ | トップページ | 「緊急事態宣言」、猫界に於ける前回との違い »

2021年1月 8日 (金)

「世界中を震撼させ」「汚点」「恥」「醜態をさらした」・・・

日本が「緊急事態宣言」の再発令という重大局面を迎える最中、米国でも「『民主主義大国』の看板を失墜させ、世界に醜態をさらす結果となった」(時事通信)と報道された大事件が起きました。

米首都ワシントンでは6日、連邦議会議事堂では各州の選挙人による投票の結果を確定させるための上下両院の審議が行われていました。

そこにバイデン次期大統領の当選を認めないトランプ大統領支持者らが乱入し、4人の死者が出る大惨事となったのです。

「世界中を震撼させた」はこういう時に言う】

2013年4月29日のアクトショーを巡っては、当時のTICA Asia Region DirectorでTICAのJudgeでもあるメンバーが「今回のACCショーは世界中を震撼させました」と意見表明しましたが、「世界中を震撼させる」とは米国で起きたこうした大事件に対して使うものであって、明らかにアクトの名誉を毀損する過度の誇張表現でした。

なぜ、今回の件が「世界中を震撼させた」かと言えば、それは一連の騒動がテレビで放映されただけでなく、トランプ支持者らが撮影動画をインターネット交流サイト(SNS)で拡散したからに他なりません。

2013年4月29日のアクトショーはそれこそ日本のひと握りの猫界の人しか参加しておらず、私的なメーリングリストで話題に上ったとしても「世界中を震撼させました」などとは逆立ちしても言えないことは明らかです。

意見表明だから許されるものではなく、これは学校におけるいじめや嫌がらせと全く同じであり、被害者の生徒を追い詰めるために「あの子のしたことは学校中を震撼させました」と言うようなものです。

【米メディアは「非難や批判で溢れかえった」

米連邦議会議事堂での騒動の発端は、トランプ氏がこの日の抗議集会で支持者に議会に行くよう呼び掛けたことにありました。

NBCやCNNなど米主要テレビは、トランプ支持者の議会乱入を「テロ」と糾弾して大統領の即時罷免まで要求したほか、米ワシントンポストも社説で「トランプ大統領は社会秩序、国家安全保障の脅威」と指摘。米ニューヨークタイムズ紙も社説は「弾劾あるいは刑事訴追により、大統領の責任を追及する必要がある」と強調したほどでした。

TICA Asia当時の歴代のRegion Directorは今なお、2013年4月29日のアクトショーを巡って「非難や批判で溢れかえった」と頑なに主張し続けていますが、「非難や批判で溢れかえった」というのは今の米メディアの状況のような時に使うべきであって、これも過度な誇張表現に他なりません。

TICA Asiaにおける「汚点」は何かを考えると…】

日本のある新聞は「トランプ米大統領(共和党)の支持者が連邦議会議事堂に乱入した6日の事件は、大統領選敗北という選挙の基本プロセスを受け入れないトランプ氏とそれを黙認した共和党が招いた歴史的な汚点となった」、別の新聞でも「米政治史における最大級の汚点として記憶されるに違いない」書いていましたが、「汚点」とはこういう時に使うものだという典型例でしょう。

小さな小さな「趣味の世界」であっても「汚点」はあるものであり、ショー会場で他の出陳者の財布を盗むこともそうですし、審査結果に不満があるから仲間の女性出陳者を平手打ちにすることもそうでしょう。

TICA Asia最大のキャットクラブが〝動物虐待〟紛いのショーを開催してTICAから1000ドルの罰金と1カ月のショー開催禁止処分を科せられたことは、TICA Asiaにおける〝歴史的な汚点〟、TICA Asia史における〝最大級の汚点〟として刻まれたことは間違いなく、TICA Asia East Regionメンバーは決して同じ轍を踏んではなりません。

「恥ずかしい」と馬鹿にされ名誉を毀損された?】

TICA Asia時代に起きた様々な「不祥事」や「騒動」をアクトのブログで書き、「アジアリジョンメンバーとして恥ずかしい」「日本人として恥ずかしい」と書くと、「馬鹿にされた」とか「名誉を毀損された」と騒ぐメンバーがいますが、それはトランプ支持者らによるこうした常軌を逸した暴挙に対して、民主党支持者らが「米国民として恥ずかしい」と思うのと同じであり、名誉毀損などには全く当てはまりません。

今回の米トランプ大統領が厳しい非難と批判にさらされているのは、米国の大統領としての言動に問題があったからであって、トランプ氏の人格攻撃をしているわけではありません。

同様に、私がアクトのブログで書いていることも、TICAのBoard Memberとして、TICAのRegion Directorとして、TICA公認クラブのオーナーや代表として、TICAのJudgeとして、「短絡的で杜撰」な判断や言動はしていないか、「良識と常識ある社会人として」問題があるかないかを論じているだけであって、個人の人格攻撃をしているわけではないのです。

米国で起きた今回の騒動を巡る米メディアの動きを見れば、少しは身近な「趣味の世界」で起きたこと、起きていることをもう少し理解できるようになるのではないでしょうか。

※「キャットショーは『不要不急』か否か?」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で7日、新たに3日連続で過去最多を更新する7568人の感染が確認され、20都府県で過去最多となりました。重症者も過去最多を更新する796人になっています。

東京都で7日、新たに2日連続で過去最多を更新する2447人の感染が確認されました。2000人を超えるのは初めてで、都の基準による重症者数も4日連続で過去最多を更新し121人になっています。

埼玉県で7日、新たに3日連続で過去最多を更新する460人の感染が確認されました。

神奈川県で6日、新たに過去2 番目に多い591人の感染が確認されました。

千葉県で7日、新たに過去最多となる450人の感染が確認されました。400人を超えるのは初めてです。

大阪府で7日、新たに過去最多となる607人の感染が確認されました。

愛知県で7日、新たに2日連続で過去最多を更新する431人の感染が確認されました。400人を超えるのは初めてです。

福岡県で7日、新たに2日連続で過去最多を更新するとなる388人(うち福岡市230人、北九州市42人)の感染が確認されました。

北海道で7日、新たに160人(うち札幌市98人)の感染が確認されました。

« キャットショーは「不要不急」か否か?⑤ | トップページ | 「緊急事態宣言」、猫界に於ける前回との違い »

無料ブログはココログ