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2020年12月 3日 (木)

フォローアップ「ルール改正」①「出陳拒否」に一定の歯止め効果

TICAの「ルール改正」の一般メンバー投票で、Proposal 8 - Add Show Rule 23.6.5.1 & 23.6.5.2(Disclose prior conduct)が賛成963票/反対164票で可決され、今後、「出陳拒否」に一定の歯止め効果を期待することができそうです。

ちなみにこの改正案は私が起案・提案し、TICA Boardの審議を経て可決したものです。

【「出陳拒否」する際には文書で通知すること】

改正案は2つの追加ルールから成り、そのひとつが23.6.5.1になります。

23.6.5.1 The show committee shall give notice to the exhibitor in writing when applying 23.6.5.

23.6.5は、出陳者やその猫がprior cconduct(過去の言動)においてdetrimental(実損を与える有害)であった場合、ショーコミッティーはその裁量で「出陳拒否」できることを定めたものになります。

prior cconduct(過去の言動)がどのようなものであるか、具体的な例示はありませんが、ショー会場で暴力を振るったり、審査結果に不満を持って大声で喚き散らしたり、別の出陳者の財布を盗んだりするなどが想定されます。

これまでのルールでは、ショーコミッティーは勝手に「出陳拒否」を決め、有無を言わさず「出陳拒否」できるかのようになっていましたが、23.6.5.1が加わることにより、23.6.5の適用に当たり、ショーコミッティーはその出陳者に文書で通知しなければならなくなります。

【「出陳拒否」の具体的な理由を知らせること】

もうひとつは23.6.5.2の追加で以下の項目が加わります。

23.6.5.2 The show committee shall disclose to the exhibitor the details of the detrimental prior conduct, if there is a request for information disclosure.

「出陳拒否」された出陳者から情報の公開を求められたなら、ショーコミッティーは「the detrimental prior conduct」の詳細について知らせなければなりません。

少なくとも出陳者において、「出陳拒否」される具体的な理由を「知る権利」が確保できることになりました。

これにより、「理由」が分からないままに「出陳拒否」され、泣き寝入りを強いられることは少なくなるでしょう。

【TICA Asiaで起きた不当な「出陳拒否」】

TICA Asiaで起きた不当な「出陳拒否」に関しては、少なくとも1つのクラブの3回に及ぶ「出陳拒否」で「和解」が成立し、被告側クラブオーナーらが非を認め、「深謝する」と謝った上で「解決金」の支払いに応じました。

もう1つ別のクラブでもエントリークラークが「出陳拒否」したことは「不相当」であったことを認め、解決金の支払いに応じています

23.6.5.1と23.6.5.2が加わることで、こうしたケースがなくなることを願ってやみません。

一方で、これだけで十分かと言えばそうではなく、今回のルール改正は不当な「出陳拒否」根絶に向けた第1歩に過ぎないと思っています。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で2日、新たに2435人の感染が確認されました。

東京都で2日、新たに500人の感染が確認されました。水曜日としては過去最多です。

埼玉県で2日、新たに過去3番目に多い150人の感染が確認されました。

神奈川県で2日、新たに214人の感染が確認されました。

千葉県で2日、新たに76人の感染が確認されました。

大阪府で2日、新たに過去3番目に多い427人の感染が確認されました。

愛知県で2日、新たに219人の感染が確認されました。

福岡県で2日、新たに42人(うち福岡市29人、北九州市4人)の感染が確認されました。

北海道で2日、新たに176人(うち札幌市66人)の感染が確認されました。

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