2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

リンク

« フォローアップ「ルール改正」②「出陳者」の責任一段と重く | トップページ | フォローアップ「ルール改正」③TICA Judges Contract関連の改正 »

2020年12月 5日 (土)

上田ショー「中止」の判断は正しかった? 横浜ショーは?

◆本来であればきょう(12月5日)、長野県上田市でTICAのショーが開催される予定でしたが、2週間前の11月21日に「残念なお知らせ」として「中止」が発表されました。

Judgeから不参加の申し出があり、開催しようにもできなかったようですが、Judgeから不参加の申し出がなければ開催していたことと思います。

エントリー自体はリミットいっぱいの80頭集まっていたそうですので、TICA Asia East Regionとしては比較的大きなショーになっていたでしょう。

【Judge不参加の「理由」が明らかになれば…】

3人のJudgeの誰が不参加の申し出をしたのか--1人なのか、2人なのか、3人全員なのかも不明なら、不参加申し出の「理由」も良く分かっていません。

不参加申し出の「理由」をTICA Asia East Regionで共有できれば、今後の判断基準の一助にすることもできたのに残念なことと言わざるを得ません。

組織内でのこうした情報共有は「ナレッジ・マネジメント」の一環でもあるわけですが、せっかくの貴重な「知」を無駄にし、組織全体の「知」として活用できない損失は大きいと言えるでしょう。

【開催していれば「警報」でも開催する先例に】

強行開催していれば、もしかしたら大成功を収め、主催クラブ/ショーコミッティーは自画自賛の嵐だったかもしれません。

それを機に、TICA Asia East Region内ではレベル3の「警報」であっても開催できるとの先例になったことでしょう。(※長野県の場合、6段階あり「警報」は下から3つ目のレベル。その上は「特別警報」で、上田市は「警報」、隣の長野市は「特別警報」)

「新型コロナなんて恐れずに足りず」といった雰囲気がRegion内で一気に広がった可能性もあります。

しかし、そうした中で次々とショーが開催されていき、どこかのクラブのショーで誰かが〝ロシンルーレット〟の弾に当たることにつながったいったかもしれません。

【皮肉にも隣接「長野圏域」は警戒レベル下げ】

長野県は4日、上田市に隣接する「長野圏域」の警戒レベルを4(特別警報)から3(警報)に引き下げました。

「感染拡大のリスクが低下したと認められる」とのことであり、主催クラブにとっては「Judgeから不参加の申し出さえなければ…」との悔しさが募ったかもしれません。
Photo_20201205103301
それでも「第3波」の真っ只中であることは誰の目にも明らかであり、この状況で「強行開催」してどれだけ共感を得られるかは微妙だったと言えるのではないでしょうか。

【神奈川県の「第3波」の長期にあたり山高く】

12月5日に長野県上田市でショーを開催する予定だったクラブは年明け1月9~10日に横浜市でもショーを予定しています。

しかし、神奈川県も予断を許さない状況が続いており、たとえ「第3波」のピークが過ぎたていたとしても急激に「収束」するとは思えず、ましてや主催クラブ代表が念頭に置いている「終息」という事態はあり得ないでしょう。
Photo_20201205103401
日本においては他のクラブが早め早めに「中止」判断を決めており、このクラブだけ判断が後手後手に回っている様子が目立ちます。

ギリギリまで慎重に感染状況を見極めようとしているのか、単にショー開催に固執し往生際が悪いと見るか、見解は分かれるところかもしれません。

【「自己責任」が突き付ける本当の怖ろしさ】

TICA Asia East Region Directorは、クラブにも出陳者にも「自己責任」を求めている(あるいは強いている)ようですが、クラブ/Judge/出陳者とも「自己責任」の本質を理解しておく必要があります。

「自己責任」は自らにおいてしっかりとした知識を持って、的確に判断することを前提としているということです。

杜撰でいい加減な知識のもとで思考停止に陥って、誰かの意見や指示に唯々諾々と従うようでは「自己責任」を強いられてもその責任を負えないのです。

「そんなことは聞いていなかった」「知らなかった」では済まされないのが「自己責任」の世界です。

ショーの「中止」判断が続いているうちはいいですが、ショー再開へと舵を切った後に「自己責任」論の怖さが一気に表面化しないとも限りません。

「自己責任」を強いられた側も「自己責任」の本質とその怖ろしさをしっかり理解しておく必要があります。

※「フォローアップ『ルール改正』」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国の死者数が4日、1日としては過去最多となる45人でした。

日本全国の重症者数が4日時点で最多更新の505人となり、初めて500人を超えました。

日本全国で4日、新たに2442人の感染者が確認されました。

東京都で4日、新たに449人の感染が確認されました。

埼玉県で4日、新たに過去2番目に多い163人の感染が確認されました。

神奈川県で4日、新たに188人の感染が確認されました。

千葉県で4日、新たに75人の感染が確認されました。

大阪府で4日、新たに394人の感染が確認されました。

愛知県で4日、新たに215人の感染が確認されました。

福岡県で4日、新たに45人(うち福岡市28人、北九州市5人)の感染が確認されました。

北海道で4日、新たに212人(うち札幌市114人)の感染が確認されました。

« フォローアップ「ルール改正」②「出陳者」の責任一段と重く | トップページ | フォローアップ「ルール改正」③TICA Judges Contract関連の改正 »

無料ブログはココログ