BGパターンの遺伝子特定調査㊤
きょうは主にBGブリーダーとJudge向けの内容になります。
TICAとCFAのBG Breed CommitteeがBGのパターンを決める遺伝子特定調査に協力することになりました。
調査そのものは措くとして、実施の審査の際にBGのパターンについてどこまで詳細に見るかJudgeによって様々かと思いますが、遺伝子特定調査の項目が参考になるので、簡単にご紹介したいと思います。
①Rufousing
「綺麗」とか「美しい」という表現は抽象的ですが、BGのパターンにおいて「美しさ」と「鮮やかさ」を決めるファクターのひとつが「Rufousing」であり、「Rufousing」を出現させる遺伝子を特定しようとしています。
Judgeにおいて「Rufousing」を審査対象にしているでしょうか。どの程度、重きを置いているでしょうか。
②Amount of Black (darkest marking color)
BGのパターンにおけるスポット/ロゼットのBlack(Brown)の質/量についてはどうでしょうか。
「純白」の反対語に「純黒」があり、さらにそれにつややかさが加わると「漆黒」になりますが、Judgeにおいてスポット/ロゼットの「黒」の部分について、審査上、どの程度、重視しているでしょうか。
③Contrast(amount of difference between background color and darkerst pattern marking)
コントラストについてはStandardにも記載されているので評価対象にしているかと思います。
Black(Brown)でも、地の色ができるだけ薄く、スポット/ロゼットができるだけ濃ければ、コントラストは際立ち、逆に地の色が薄くてもスポット/ロゼットも薄い、あるいは逆にスポット/ロゼットが濃くても地の色も濃い場合、コントラストは悪くなります。
④Pattern size
Standard上は、スポットでもロゼットでも大小に優劣はないわけですが、見た目的には大きい方が目を引くと言えるかと思います。
この遺伝子特定調査では対象項目に入っていませんが、スポット/ロゼットが水平に少しだけ重なったように連なっているパターンはBGブリーダー間では「チェーン・ロゼット」として高い評価を受けています。
また、ロゼットの中にスポットがあるものは「ジャガー・ロゼット」と言い、これも評価が高いと言えます。
一部のJudgeにおいて、あたかも左右のパターンが対照であることを評価するかのようなコメントを聞くことがありますが、Standard上、そのような記載はありません。
⑤Pattern Alignment
アトランダムか水平であって、垂直に並んでいてはいけないということになっています。
おそらく、スポット/ロゼットを水平に並べる遺伝子、垂直に並べる遺伝子があって、両方ないとアトランダムになるのかもしれません。
いずれにしてもJudgeが審査においてコメントする場合、Standardに記載がある事柄か、ない事柄かも併せて言及する必要があるでしょう。
(続く)
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