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2020年12月26日 (土)

環境省令「飼養管理基準」の一部実施を3年先送り

「改正動物愛護法」の環境省令「飼養管理基準」(来年6月施行予定)に関心のあるTICA Asia East Regionメンバーのみなさんはご存知かと思いますが、一部の規制が3年先送りにされるとのことです。

【1人当たりの飼育数の上限規制を3年先送り】

朝日新聞の報道によると、環境省は飼育者1人当たりの飼育数について繁殖用の猫は25匹、販売用の猫は30匹を上限とする規制案を示していましたが、これを3年先送りにするというものです。

環境省案に対しては、ペットショップなどの業者・業界が(それに一部のTICA Asia East Regionメンバーも含めて)、「廃業に追い込まれかねない」とか「殺処分が増えるだけだ」とか「繁殖用の犬猫の行き場がなくなる」とか主張し、猛反発していました。

朝日新聞の報道では、「環境省は今回、上限は案の通り定めるとしたものの、来年6月の施行を断念。22年6月から繁殖用の犬は25匹、猫は35匹、販売用の犬は30匹、猫は40匹とゆるめの上限を定め、その後は年5匹ずつ減らすとした」としており、環境省としては案そのものの規制上限は変えない方向であり、業者・業界の圧力に屈しつつ〝最後の砦〟は守ったと言えるかもしれません。

【ケージの広さや交配年齢制限は1年先送り】

朝日新聞によれば、「業者から反発があったケージの広さを定める規制と、雌犬・雌猫の交配年齢を6歳までなどとする規制の施行も、予定より1年先送りされる。」とのことです。

これらは「飼養管理基準」の中核となる項目であり、事実上、完全実施は3年先送りになった形です。

ただ、この3年の猶予期間を最大限に活かそうと、この3年間にこれまでよりも過度の交配・繁殖をしたり、無理に繁殖・販売用猫を減らそうとすることだけはやめてもらいたいと願うばかりです。

【業者の〝圧力〟と言えば「現金授受」疑惑も】

捜査中の案件ですので、〝圧力〟と言うべきか「働きかけ」というべきか微妙なところかもしれませんが、大手鶏卵生産会社グループの元代表が、自民党衆院議員の在任中に現金を提供したとされる疑惑も、元代表が養鶏の飼育方法の国際基準案づくりを巡って、農相だった議員に要望を伝え、実現させていたという報道がありました。

2017年に国際獣疫事務局(OIE)が家畜をストレスのない状態で飼育する「アニマルウェルフェア」に沿った養鶏の国際基準づくりの検討を始め、2018年9月に鶏の飼育に「巣箱」や「止まり木」の設置を義務づける案を日本を含む加盟国に提示したそうです。

しかし、日本の養鶏業者は95%が鶏を鳥かごで飼育しており、業界内で懸念の声が高まったといいます。

そのため、日本養鶏協会と日本国際養鶏協議会は18年10月、合同の対策協議会設置を決め、元代表は政策担当顧問に就任。元代表側は当時農相を務めた議員にOIE案に反対する意見を伝えていたとされています。

事実関係から言うと、農水省は19年1月と7月に、OIE案に一部反対する意見を表明し、OIEは同年9月、「巣箱」や「止まり木」の義務付け部分を削除した案を各国に提示しました。

【現実を引き上げるか、理想を引き摺り下ろすか】

「動物愛護」に限ったことではないと思いますが、常に「現実を理想に引き上げようとする人」と「理想を現実に引き摺り下ろそうとする人」がいます。

あなたはどちらの「生き様」を選びますか?

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【注目ニュース】※随時更新しています。

厚生労働省は25日、国内の新型コロナ感染者から、変異種が見つかったと発表しました。国内で変異種が確認されたのは初めてです。

仏保健省は25日、英国で最近見つかった感染力の高い新型コロナ変異種の感染者が確認されたと発表しました。

アフリカ疾病管理予防センター(CDC)は24日、英国と南アフリカでこれまで確認された新型コロナウイルスの変異種とは異なる、新たな第3の変異種がナイジェリアで見つかったと発表しました。

日本全国で25日、新たに3日連続で過去最多を更新する3833人の感染が確認されました。死者も62人で過去最多を更新。重症者数(25日午前0時時点)は644人で、過去最多だった前日と同じです。

東京都で25日、新たに過去2番目に多い884人の感染が確認されました。重症者数は「緊急事態宣言」後で最多となる81人となっています。

埼玉県で25日、新たに過去最多となる298人の感染が確認されました。3日連続で200人を超えています。

神奈川県で25日、新たに過去2番目に多い466人の感染が確認されました。2日連続で400人を超えています。

千葉県で25日、新たに過去2番目に多い213人の感染が確認されました。2日連続で200人を超えています。

大阪府で25日、新たに289人の感染が確認されました。

愛知県で25日、新たに過去2番目に多い265人の感染が確認されました。

福岡県で25日、新たに143人(うち福岡市81人、北九州市20人)の感染が確認されました。

北海道で25日、新たに97人(うち札幌市46人)の感染が確認されました。

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