TICA Asia East 1月の横浜ショーも「中止」
◆長野県上田市でのショー中止(12月5日)に続き、年明け1月9~10日のPet博(パシフィコ横浜)でのショーも「中止」になるとの「お知らせ」がTICA Asia East Region公式サイトに掲載されました。(※主催クラブサイト、Pet博公式サイトには出ていません)
これでTICAの日本におけるショーはとりあえず2月末までないことになります。
【神奈川県の「第3波」は当初から明らか】
新型コロナの感染状況は各地で異なるわけですが、神奈川県の場合は「第3波」が襲ってきたことはかなり早い時点で明らかでした。
主催クラブにしてみれば、Pet博事務局が開催を決断してくれることに一縷の望みを託していたのかもしれませんが、誰の目から見ても無理であり、往生際の悪さを感じたメンバーがいても不思議ではありません。
本来であれば、上田ショーを「中止」にした際に一緒に「中止」を発表してもいいぐらいでした。
「第3波」襲来の兆しが出ていた頃からピークは年明け1月頃との予測もあったわけですから、「第3波」の〝山〟の高さと裾野の広さを見れば一目瞭然でしょう。
【ネコ科で感染伝播も念頭に置く必要性】
TICAという団体がそれなりの〝プロ意識〟を持つのであれば、ネコ科の動物には感染しやすい傾向があることも常に念頭に置いておく必要があるでしょう。
最近、スペインのバルセロナ動物園でライオン4頭が新型コロナに感染したとのニュースが流れましたが、以前には米国の動物園でトラとライオンが感染したとの報道もありました。
今春、東京大学医科学研究所は「新型コロナウイルスはネコの間で感染伝播する」と題したプレスリリースを発表していますので、ネコに関する〝プロ集団〟を標榜するのであれば、主催クラブ/ショーコミッティーは知識として頭に入れておくべきかと思います。
【正確に伝えることを疎かにしてはならない】
TICA Asia East Region公式サイトには、「○○○(パシフィコ横浜・ペット博)のショーは中止になりました」と書いてありましたが、あたかもこのクラブの本部が「パシフィコ横浜」にあり、「ペット博」の事務局もしているかのようですが、正しくは「○○○のショー(パシフィコ横浜・ペット博内)は中止になりました」と掲載すべきでしょう。
口からデマカセの嘘やフェイクニュースが氾濫し跋扈する時代だけに、少なくともTICA Asia East Region Directorやクラブ代表は、メンバーやクラブ員の誤解を招いたり、誤導したりすることのないよう正確に伝えることを心がけていただきたいと思います。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆米紙ワシントン・ポスト(電子版)などは9日、米国内で同日報告された新型コロナ死者数が3000人を超え、過去最多を更新したと報じました。
◆日本全国で10日、新たに過去最多となる2974人の感染者が確認されました。
◆東京都で10日、新たに過去最多となる602人の感染が確認されました。600人を超えるのは初めてです。
◆埼玉県で10日、新たに過去最多となる188人の感染が確認されました。
◆神奈川県で10日、新たに214人の感染が確認されました。2日連続で200人を超えています。
◆千葉県で10日、新たに過去最多となる151人の感染が確認されました。
◆大阪府で10日、新たに415人の感染が確認されました。
◆愛知県で10日、新たに過去2番目に多い242人の感染が確認されました。
◆福岡県で10日、新たに79人(うち福岡市47人、北九州市13人)の感染が確認されました。
◆北海道で10日、新たに241人(うち札幌市146人)の感染が確認されました。
これを受け北海道は今月11日までとしていた新型コロナの「集中対策期間」を来年1月15日まで延長することを決め、札幌市における不要不急の外出自粛要請を25日まで延長したほか、旭川市も対象とすることを決めました。
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