BGパターンの遺伝子特定調査㊦
BGパターンの遺伝子特定調査を巡り、ショーでの審査上、参考になりそうな情報の紹介を続けます。
⑩Solid Spot/ Hollow Arrowhead/paw print/doughnut
スポットになるか、ロゼットになるかが特定の遺伝子の働きによるものであることは想像に難くありませんが、どのような形状になるかも遺伝子によって決まってくるのだと思います。
大きく分ければ、単純なスポットか、ロゼットかで大別され、TICAのStandard上、優劣はありません。
形状についてもStandard上、優劣の規定や記載はありませんから、形状で評価が分かれることは、少なくとも建前上はありません。
ただ、好みや好き嫌いは出てくるでしょう。
単純なスポットよりロゼットの方が「綺麗」であったり「派手」であったりしますから、それを無意識のうちに評価ポイントに加えてしまうJudgeがいても不思議ではありません。
風変わりで奇妙、目立つという意味で「エキゾチック」という言葉を使えば、「ジャガー・ロゼット」や「クラウデッド・レオパード・ロゼット」に惹かれるJudgeもいることでしょう。
ただいずれにしても、Standard上、形状で優劣が付くことがないということだけは押さえておきたいところです。
⑪Head Pattern、Neck Rosetting、Neck Patterning
Headの審査というと、一般的にはHead Typeの審査が中心であり、Headのスポット/ロゼットのパターンまでじっくり見るJudgeはほとんどいないと思いますが、Headも線になった部分がなく、途切れ途切れになってスポット/ロゼットになっているBGがいることも確かです。
首回りも同様であり、ネックレス部分がつながっている場合もあれば、途切れている場合もあります。
Judgeの中にはネックレスが途切れているといけないと思い込んでいる人もいるようですが、そのようなStandard上の規定はありません。
第一ネックレスが途切れていて、かつそれより下まで白い部分が下りてきているとロケットであり、減点対象となりますが、そうでなく単にネックレスが途切れているだけでは減点対象にはなりません。
⑫Degree of Rosetting (only largest markings rosetted to every marking on torso rosetted)
ロゼットの程度についてもおそらく特定の遺伝子の働きがあるのだと思いますが、大小も形状も量もStandard上、優劣はなく、アトランダムか水平に配置されていることが求められているだけです。
ただ、極めて大きなロゼットを持つBGの場合、マーブルに似てくることがあります。俗に「スポッターブル」と呼ばれるものです。
単にSpottedoがつながってMarbledでもあるかのように見えるのか、Marbledが途切れてSpottedでもあるかのように見えるのか、あるいはSpottedの遺伝子とMarbledの遺伝子の作用いよるものなのか、もしかすると将来は分かるかものかもしれません。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆日本国内の死者が22日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者を含めて累計3000人を超えました。
◆日本全国で22日、新たに2687人の感染が確認され、火曜日としては過去最多となりました。重症者数(22日午前0時時点)は620人で、16日の618人を上回り最多です。
◆東京都で22日、新たに563人の感染が確認されました。火曜日としては過去最多です。
◆埼玉県で22日、新たに196人の感染が確認されました。
◆神奈川県で22日、新たに過去最多となる348人の感染が確認されました。
◆千葉県で22日、新たに152人の感染が確認されました。
◆大阪府で22日、新たに283人の感染が確認されました。
◆愛知県で22日、新たに190人の感染が確認されました。
◆福岡県で22日、新たに88人(うち福岡市47人、北九州市16人)の感染が確認されました。
◆北海道で22日、新たに74人(うち札幌市49人)の感染が確認されました。
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