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2020年11月 3日 (火)

「大阪都構想」住民投票結果から猫界が学ぶべきこと

11月に入り「大阪都構想」住民投票、米大統領選挙と重要な選挙が立て続けてに行われますが、TICAも会長・副会長選挙とルール改正のメンバー投票という大切な投票時期をこれから迎えます。

TICA Asia East Regionメンバーで大阪在住の方以外は「大阪都構想」の住民投票に全く関心がなかったかと思いますが、猫界として学ぶべき点は多かったと思います。

TICAにおける今後の投票に何をどう活かせるのか、考えてみます。

【「変わる」ことを嫌がり恐れる人たち】

今回の投票結果は、「変わる」ことを嫌がり恐れる有権者の抵抗力をまざまざと見せ付けられました。

TICA Asia East Regionにおいても、旧態依然たる意識の中で漫然と過ごしていては他のRegionから引き離され落ちこぼれ沈んでいくだけなのに、「変わる」ことを嫌がり恐れるメンバーによって頑ななまでに悪弊や悪習も含めてその体質を守ろうとしています。

急であるか緩やかであるかを問わず、「変わる」こと自体に尋常でない抵抗を示し、そうしたメンバーに限って必ず投票しますから、多数決による民主主義の仕組みはひとたまりもありません。

変わるチャンス、変われるチャンスを自ら捨て去り、現状維持を望むことがどれだけ愚かなことかは世界の歴史を振り返れば明らかです。
TICAの会長・副会長選挙、ルール改正の投票においても同じです。

「変わる」ことを嫌がり恐れていては、発展は見込めず、コロナ禍の中で停滞していってしまうことも十分に考えられます。

新しい未来を切り拓くには「変わる」ことを嫌がり恐れることなく、そして「変わる」ことを嫌がり恐れるメンバーを凌駕していくだけのメンバーが必要ということになります。

【情実と依怙贔屓の既得権益に固執する人たち】

「大阪都構想」では、賛成派から府と市による二重行政の解消がアピールされていましたが、これはムダを解消するだけではなく、従来の利権や既得権益、癒着体質を解消することでもありました。

しかし、甘い汁を吸ってきたいわゆる「特権階級」の人たち、癒着により「既得権益」にすがり付いてきた人たちにとってみれば、ズブズブゆるゆるの「仲良しクラブ」解体につながるだけに、あらゆる手練手管を使って抵抗しました。

猫界においても、「特権階級」なるメンバーが存在し、陰に陽に圧力をかけては意に沿わないメンバーを排除し、情実と依怙贔屓により我が世の春を謳歌してきたことに照らせば、全く同じ構造が横たわっているということが分かるというものです。

TICAの会長・副会長選挙、ルール改正の投票も一般メンバーが従来通りの認識で従来通りの投票行動を取れば、意識するしないにかかわらず、非効率な部分やムダはもとより「既得権益」は温存されることでしょう。

【目先の利害しか目に入らない人たち】

「大阪都構想」の住民投票では、目先の利害しか目に入らない人たちの力を見せ付けられた気がします。

高齢者が反対すれば何も変わらない、変われない「シルバー民主主義」が代表するように、自分の身の回りの目先の利益を守りたい一心のシルバー層が多く反対に回ったことが明らかになっています。

そこには大阪府全体や関西を発展させるという意識は微塵もありません。

若い世代に輝く未来を残そうという気概もありません。

一部の大阪市民の間では、「大阪都」はゴロが悪いとか、自分の「区」の名称が変わるのは嫌だという理由で反対した人もいたようですが、それも大きな意味で個人的な「目先の利益」に入るでしょう。

TICAの選挙・投票も同じです。

猫界において年配者・高齢者が幅を利かせ、一般メンバーが目先の利害しか目に入らないような投票行動を取る限り、TICA全体の発展は見込めません。(※もちろんTICA Asia East Regionの中にも、TICA全体の発展などどうでもよく、自分さえよければいいという人たちがいることは知っています)

【口からでまかせにコロリと騙される人たち】

民主主義が劣化しているということは、とりもなおさず、民主主義を支えるひとりひとりの価値観や認識などが劣化していることを意味します。

そして、そのことは端的に言えば「口からでまかせのデマゴーグにコロリと騙されてしまう」ところに見ることができます。

大阪府が実現すると「住民サービスが低下する」というのは本当なのでしょうか。

「大阪市がなくならない」こと自体にどれだけの意味があることなのでしょうか。

投票終盤では反対派から「迷ったら反対を!」というフレーズが連呼されていたとも聞きますが、どうして「迷ったら反対!」なのでしょうか。

賛成派、反対派ともに様々なキャンペーンを繰り広げてきましたが、最終的には市民ひとりひとりが印象操作に唯々諾々と流されないようにしなければ、民主主義は健全に機能しません。

大阪市民からは「市長が悪いのではなく、市民がアホだったということ」という声も聞かれましたが、まさにその通りでしょう。

TICAも全く同じです。

口からでまかせを言うようなメンバーがいて、その嘘八百にコロリと騙されて、自分で考え判断することなく隷従するようなクラブ員やメンバーがいる限り、健全な組織にはなりません。

今回のTICA選挙・投票も自分でしっかり調べ、考え、判断することが欠かせませんが、まるで洗脳されたかのように盲従するメンバーをどうすれば目覚めさせることができるのかも課題と言えそうです。

【「政治」に真正面から向き合おうとしない人たち】

昔から「宗教と政治はお断り」という雰囲気が日本には根強くあります。

しかし、そうした感覚で一般市民(一般メンバー)が「政治」と真正面から向き合うのを避けていると、〝政治屋〟が跋扈し、組織の力で政党(猫界で言えばクラブ)の意見だけが通るようになってしまいます。

いわゆる〝政治屋〟をのさばらせないためにも組織票の影響を小さくする必要があり、そのためには一般市民(一般メンバー)が「政治」(あるいは政治的なもの)と向き合い、自分で考え判断した1票を投じなければなりません。

【民主主義における「多数決」をはき違える人たち】

TICA Asia East Regionにおいては顕著に見られる傾向ですが、「多数決」をはき違えているメンバーが一部にいて、声高に何でも「多数決」で決め、少数派を徹底的に排除しようとします。

しかし、本来の民主主義における「多数決」は議論と討議を重ね熟議を尽くし、少数派の意見も尊重することです。

今回の「大阪都構想」の住民投票も、TICA Asia East Regionの「投票」の基本的な考え方も、多数が少数派を徹底排除する権利を与えたかのような傾向が見受けられ、恰も敵を粛清するかのように振る舞う根拠を与えているかのようです。

TICA Asia East Regionにおいてその最たる例が「出陳拒否」であり、日本のクラブ代表/Judgeに対して行われた「意識調査」なるものでしょう。

何でもかんでも「勝った」「負けた」の構図にすり替えて、敗者を徹底排除する思考/志向から抜け出さない限り、この国もこの国の自治体も、そして趣味の世界の団体も進歩も発展もすることはできません。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で2日、新たに87人の感染が確認されました。

埼玉県で2 日、新たに26人の感染が確認されました。

神奈川県で2 日、新たに22人の感染が確認されました。

千葉県で2日、新たに21人の感染が確認されました。

大阪府で2日、新たに74人の感染が確認されました。

愛知県で2日、新たに44人の感染が確認されました。愛知県の大村知事は2日夕方の記者会見で「第3波が来たと受け止めている」と述べました。

福岡県で2日、新たに5人(うち福岡市4人)の感染が確認されました。

◆北海道で2日、新たに96人の感染が確認されました。札幌市は83人で、北海道、札幌市ともに過去最多を更新しました。

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