キャットショーへの参加は「不要不急」に当たる?
◆茨城県は27日、土浦、つくば、つくばみらい、牛久、取手、かすみがうら市と、境、阿見町の6市2町を感染拡大市町村に位置付け、28日から12月13日までの16日間、住民に「不要不急」の外出を控えるよう要請しました。
【キャットショーに参加するのは「不要不急」?】
12月5日(土)に長野県上田市で計画されていたショー(11月21日に中止を公表)には茨城県から1人のJudgeが参加する予定でした。
このJudgeが不参加を申し出たかどうか分かりませんが、仮にJudgeが不参加を申し出なければ、今なお開催に向け準備は粛々と進められていたかもしれません。
その前提で考えた時、茨城県の発表をこのJudgeや主催クラブ/ショーコミッティーはどう受け止め、どう対処したか気になるところです。
【あくまで「要請」であり従う法的義務なし?】
茨城県に住むJudge、主催クラブ/ショーコミッティーとも、「あくまで要請であり、従う法的義務はない」と主張するでしょうか。
それとも「キャットショーは猫界においては重大なイベントであり、ショーへの参加はいわゆる『不要不急』の外出には当たらない」と強弁するでしょうか。
どちらの主張でも構いませんが、みなさんは「その通りよね…」と賛同し、ショー開催を賛成するでしょうか。
【他のクラブからJudgeを招くことの〝壁〟】
他のクラブからJudgeを招くとなると、そのクラブ員(Judgeが代表を兼ねていなければクラブ代表)の意向によって左右されかねません。
主催クラブ内では「あくまで要請であり、従う法的義務はない」「キャットショーへの参加はいわゆる『不要不急』の外出には当たらない」と意思統一できたとしても、招待Judgeのクラブ員が「それはおかしい!」「参加すべきではないわ!などと反対の声を上げれば、いつ今回のようなJudgeの不参加の申し出となってもおかしくないということになります。
主催クラブにしてみれば、他のクラブからJudgeを招くことの〝壁〟が高くて厚いことが身を染みて分かったのではないでしょうか。
【高くて厚い〝壁〟を乗り越えるため?】
この〝壁〟を乗り越える方法はひとつだけです。
クラブオーナーやクラブ代表の言うことに右から左へ唯々諾々と従うJudgeをクラブ内で十分に抱えておくしかありません。
唯々諾々と従うクラブ員と唯々諾々と従うJudgeで、半ば〝独裁国〟のようなクラブが完成するというわけで、もし完成していれば上田ショーも「中止」にはなっていなかった可能性もあるのです。
そうしたクラブが次々と誕生するとは思えませんが、TICA Asia East Region全体としてその是非を考える必要はあるでしょう。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆日本全国の重症者数が27日時点で最多更新の435人になりました。
◆日本全国で27日、新たに過去2番目に多い2529人の感染者が確認されました。1日当たりの死者は31人と5月2日の過去最多に並びました。
◆東京都で27日、新たに過去最多となる570人の感染が確認されました。重症患者は61人と「緊急事態宣言」解除後、最多を更新しました。
◆埼玉県で27日、新たに103人の感染が確認されました。
◆神奈川県で27日、新たに219人の感染が確認されました。2日連続で200人を超えました。
◆千葉県で27日、新たに過去2番目に多い107人の感染が確認されました。
◆大阪府で27日、新たに383人の感染が確認されました。3日連続で300人を超えています。
◆愛知県で27日、新たに過去最多となる234人の感染が確認されました。
◆福岡県で27日、新たに58人(うち福岡市37人、北九州市2人)の感染が確認されました。2日連続で50人を超えました。
◆北海道で27日、新たに252人(うち札幌市142人)の感染が確認されました。2日連続で250人を超えました。