12月5日上田ショー「感染防止策」の疑問⑭推して知るべし?
12月5日(土)に長野県上田市でショーを開催するクラブ(あるいはクラブ代表)が運営スタッフとなるクラブ員に対し、どのような「マニュアル」を作り、どのような「感染防止対策」を心がけるよう注意しているか分かりませんが、「出陳者におけるお願い」を読む限り「推して知るべし」という感を拭い切れません。
【「マニュアル」を作っているかどうか?】
TICA Asia East Region DirectorがRegionとしての「ガイドライン」作成を頑なに拒んでいるのと同じように、もしかしたら主催クラブにおいても運営スタッフとなるクラブ員に対する「マニュアル」など作成していないとしても何の不思議もありません。
しかし、巷のいわゆる「イベント」というものを開催する企業・団体においては、運営スタッフの「マニュアル」作りは必須であって、一から自分たちで考えないとしても、どこかの企業・団体の「マニュアル」を参考に作るのが普通の感覚です。
「当日はスタッフの人数も極力少なくしております」ということは、人手に余裕がないということであり、そうであるならしっかりした「マニュアル」を作って全スタッフがもたつくことなく臨機応変に対応できなければならないということになります。
【クラブサイトにアップすればなお安心】
もし、運営スタッフ向けの「マニュアル」を作っていたとするなら、クラブサイトにアップすれば出陳者にとってなお安心度が高まるのでは…と、私は思っています。
他のクラブの参考になりますし、何より出陳者にとって「運営スタッフの『マニュアル』がこれだけしっかりしているなら安心ね…となるでしょう。(※あくまでしっかりした「マニュアル」であることが前提ですが…)
「マニュアル」の全文を掲載しないにしても、主催クラブ/ショーコミッティーとして、クラブ員/メンバーに対して義務付けたり、注意喚起していることを抜粋で載せてもいいかもしれません。
【運営スタッフの健康管理は極めて重要】
出陳者には「10月1日以降に一度でも37.5℃以上の発熱があった方(ご家族も含む)は出陳をご遠慮下さい」と書いておきながら、運営スタッフには全く検温や健康管理を求めていなかったら大問題でしょう。
スタッフミーティングをしたかどうか、今後するかどうか分かりませんが、小規模なスタッフミーティングであっても気が抜けません。
ここのところ昼と夜の気温差も大きくなってきましたから、寒暖の差で熱を出すような体調不良に陥ってもおかしくないわけです。
インフルエンザが流行する季節にも入ってきましたから、インフルエンザの予防接種を運営スタッフには義務付けるということもあっていいかもしれません。
【チェックリストを準備しておけばさらに安心】
「マニュアル」とともに、「マニュアル」に沿った対応をしているかどうかを確認する「チェックリスト」を作っておくことも重要でしょう。
「感染防止対策」は単に寄せ集めてきてまとめてサイトにアップすれば終わりではなく、「お願い」しただけで済むものではありません。
何重にも「対策」を施し、知らしめ、その通りにできているかをチェックすることが欠かせず、そうしておかないと不測の事態が起きた時に対応できないのです。
本来であれば、TICA Asia East Region DirectorがRegionとしての「ガイドライン」の他に、ショー再開クラブの運営スタッフ向け「マニュアル」や「チェックリスト」の参考例を作ればいいのですが、望むべくもありません。
杜撰でいい加減なものを作って「やってる感」や「(対策を)講じている感」で満足してしまうことだけはないようにしていただきたいと思います。
====================================
【注目ニュース】※随時更新しています。
◆スペイン中央政府は9日、首都マドリードと周辺地域を対象に15日間の非常事態を宣言しました。
◆東京都で9日、新たに203人の感染が確認されました。2日連続で200人を超えました。
◆埼玉県で9日、新たに28人の感染が確認されました。
◆神奈川県で9日、新たに77人の感染が確認されました。
◆千葉県で9日、新たに39人の感染が確認されました。
◆大阪府で9日、新たに58人の感染が確認されました。
◆愛知県で9日、新たに11人の感染が確認されました。
◆福岡県で9日、新たに11人(うち福岡県市3人、北九州市1人)の感染が確認されました。10人を超えるのは9月13日以来、23日ぶりです。
« 「慣れてはいけない」「不断の努力」が欠かせない…… | トップページ | 12月5日上田ショー「感染防止策」の疑問⑮埼玉県で100人の衝撃 »