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2020年10月 2日 (金)

12月5日上田ショー「感染防止策」の疑問⑩Judgeは「手袋」をする?

コロナ下でリスクを冒してまでショーに参加するからには、これまで以上に「審査」は公平・公正・平等にしてほしいと思うのは出陳者の共通の願いであるかと思います。

しかし、12月5日に長野県上田市でショーを開催するクラブのサイトにアップされている「出陳者へのお願い」を読む限り、審査方法の肝心な部分についてはほとんど書いてありません。

【Judgeは手袋をして審査するか否か】

私が問題視しているのは、Judgeが手袋をして審査するか否かであり、その大事なことをどうして「フライヤー」にも「出陳者へのお願い」にも記載しないのかということです。

このブログでも何回か取り上げてきましたが、BGの場合、「テクステャー」が重要な評価ポイントを占めますから、 3人のJudge全員が「手袋」をして審査するなら、このポイントがゼロになるのでとても不利になります。

1人のJudgeだけ「手袋」をして残り2人は「手袋」をしない、あるいは2人が「手袋」をして残り1人だけしない--などいろいろなケースがあるわけで、「テクスチャー」にそれなりの配点がある猫種を出す出陳者としては気になるところです。

【他の出陳者の猫の審査は見学できない】

「出陳者へのお願い」には、「審査中は自分の猫の審査時のみ見学してください」と書いてありますから、他の出陳者の猫は自分のブリードの一般審査とファイナル審査を除いては見学できないことになります。

ある意味、仕方ないと思いますが、残念なことです。

キャットショーが単に「タイトル」や「称号」を得るだけではなく、他の幅広いブリードの審査を見たり、他の猫種のブリーダーや他のクラブの出陳者との親睦や情報交換の側面があるとするなら、それらの側面がかなりの部分制限されるショーとはどういうものなのか、見つめ直す必要もあるのではないでしょうか。

【これまでの裁判所での主張とは大きな矛盾も】

特にこのクラブの場合、4度も行った「出陳拒否」の裁判を通じ、TICA のショーではタイトルや称号の獲得より、親睦や交流、情報交換の側面が大きいと強く主張していましたから、コロナ下とは言え、裁判での主張と大いなる矛盾があると思わざるを得ません。

「出陳者へのお願い」をきっちり守ると、「ウィズコロナ時代」のキャットショーは親睦や交流、情報交換のない(あるいはこれらを楽しめない)ようになっていくわけです。

安全で有効なワクチン、治療薬が開発され、治療法も確立された段階で、エンジョイできるキャットショーを開催するというのなら理解できますが、コロナ下においてコロナ禍のリスクを背負いながらショーを開いてどれだけ心の底からエンジョイできるか微妙に思わざるを得ません。

【日本のTICAショーを見つめ直す機会】

TICA Asia East Region Directorは、日本におけるTICAショーの本質を見つめ直す機会にすべきでしょう。

Judgeが「手袋」をするかしないかは、審査の公平性・公正性・平等性において根本的な疑義が生じます。

厳格かつ万全な「感染防止対策」を講じれば、確かに参加者の「安全・安心」の担保力は上がるかもしれませんが、親睦や交流、情報交換の機能が低下するとともに、審査の公平性にまで影響が出てくるわけです。

どこでバランスを取るのがいいのか、あるいはバランスを取るべきなのか--。

こうしたテーマこそ「オンラインミーティング」で日本のクラブ代表/Judgeが話し合うべきではないでしょうか。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で1日、新たに235人の感染が確認されました。

神奈川県で1日、新たに79人の感染が確認されました。

大阪府で1日、新たに76人の感染が確認されました。

愛知県で1日、新たに21人の感染が確認されました。

福岡県で1日、新たに4人(うち福岡市3人)の感染が確認されました。

英国のジョンソン首相は9月30日、急速に拡大している第2波への対策として政府が設けた規制に従うよう国民に求め、対応しなければ「より厳しい」ロックダウン(都市封鎖)を実施する可能性があると警告しました。

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