日本の猫界は12月から新たなスタートを切れるか?
TICA Asia East Regionの日本では、12月5日の長野県上田市でのショーがWith コロナ時代に入ってからの再開第1号になる見通しですが、もう一つの団体でも12月6日に大阪府でショーを開くなど本格的な再スタートを切るようです。
【2つの団体で再開巡り温度差も】
あくまで現時点のショースケジュールですが、TICAの方は12月5日の一つだけなのに対し、もう一つの団体は、13日に横浜、27日に東京と立て続けに開催されます。
12月に入ってからの感染状況は予想も付きませんが、今のところ収束局面に入っているとの想定なのでしょうか。
あるいは収束局面に入っていなくても、徹底した感染防止対策を講じることで、参加者全員の安全・安心面でのリスクを最小限に抑えられるとの判断があるのかもしれません。
【業界内で緊密に連携することの重要性】
TICA Asia East Regionの内情には詳しいものの、もう一つの団体については時々ショーに参加している程度なので軽々に論じたり評したり出来ないところが歯がゆいのですが、コロナ下及びコロナ禍において対外的には日本のキャットショー業界であるわけですから、緊密に情報共有するとともに、新型コロナ対策で連携する必要があるでしょう。
特にキャットショーにおける感染防止対策では情報共有することが重要であり、両方のショーに参加するブリーダー/オーナーもいるわけですから、参加者の体調に関する情報交換は個人情報の管理に注意した上で、密にしておきたいところです。
12月のショーは今のところ、TICAで一つ、もう一方の団体で3つですが、来年以降、両団体のショーがどんどん入れば、万が一の事が起きた場合、どちらの団体のショーでのことなのか…が問題にならないとも限りません。
【ドメスティック団体のショーも要注意】
日本におけるキャットショーは国際団体のものだけではなく、ドメスティック団体のショーもあり、国際団体のショーとドメスティック団体のショーの両方に関わっているブリーダーもいますから、さらに注意が必要になります。
With コロナ時代に入り、経済を回しつつ趣味の活動も活発化させるようになるかどうか分かりませんが、そうなった場合、ドメスティック団体も含めた情報共有や連携が欠かせなくなるのではないかと思っています。
【問われるTICA Directorのリーダーシップ】
「改正動物愛護法」の「飼養管理基準」の環境省令を巡っては、TICA Asia East Region Directorがもう一つの団体との連携を大々的に打ち出していましたが、その後、何をどうしたのか報告のひとつもありません。
しかし、新型コロナの感染防止対策は、人の命がかかっているわけですから、口から出まかせのいい加減な対応では済まないのです。
「有言不実行」を続けていては、「口だけ番長」ならぬ「口だけディレクター」の汚名を着せられかねないことは自覚しておいた方がいいでしょう。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆日本の新規感染者が29日、809人と8月29日以来2カ月ぶりに800人を上回りました。
累計では10万人(大型クルーズ船乗客含む)を超え、累計感染者が5万人を超えるまで7カ月近くかかりましたが、その後の約2カ月半で倍増したことになります。
◆東京都で29日、新たに221人の感染が確認されました。5日ぶりに200人を超えました。
◆埼玉県で29日、新たに39人の感染が確認されました。
◆神奈川県で29日、新たに71人の感染が確認されました。
◆千葉県で29日、新たに43人の感染が確認されました。
◆大阪府で29日、新たに125人の感染が確認されました。3日連続で100人を超えました。
◆愛知県で29日、新たに87人の感染が確認されました。
◆福岡県で29日、新たに5人(福岡市人、北九州市は0人)の感染が確認されました。
◆北海道で29日、新たに50人の感染が確認されました。2日連続で50人を超えました。
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