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2020年10月 4日 (日)

12月5日上田ショー「感染防止策」の疑問⑪極力少ない人数

NEWS!!【続報:Isolated指定に基づくタイトル取得】

米TICA本部では、今シーズンのIsolated Areaの指定に基づくタイトルの取得通知をメールで送り始めたとのお知らせを9月29日のブログでお伝えしましたが、対象猫はTDS Online上でタイトル申請ができるようになっているようです。

8月9日前後にメールでお知らせが届いたみなさんは、TDS Onlineで確認し、取得手続きを進めていただければと思います。

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「当日はスタッフの人数も極力少なくしております」--。

12月5日(土)に長野県上田市でショーを開催するクラブサイトの「出陳におけるお願い」にはこう書いてあります。

【運営スタッフが熱を出したら代替人員の手当は?】

新型コロナ下で無理を押してショーを開くわけですから、運営スタッフの人数に余裕がないことはある意味、仕方ないかもしれません。

しかし、一方で「出陳におけるお願い」には「10月1日以降に一度でも37.5℃以上の熱があった方(ご家族も含む)は出陳をご遠慮下さい」と書いてあり、これが出陳者だけのことであって、クラブ員や運営スタッフは対象外とは考え難いでしょう。

そうなると、「10月1日以降、一度でも37.5℃以上の熱があった」クラブ員/運営スタッフ(家族も含む)は参加できないことになり、代わりのスタッフを探さねばならないことになります。

「当日はスタッフの人数も極力少なくして」いるならなおさらのこと、1人欠けても大変なことになることは容易に想像できます。

万が一の場合に備えて、代替の運営スタッフには声掛けしているのでしょうか。

出陳者がみんな、その家族も含めて念には念を入れて細心の注意を払い、10月1日以降、37.5℃以上の熱が出ないように努力してきたのに、主催クラブ側で熱を出すスタッフが相次ぎ、ショーが開催できないなんてことになったら、目も当てられません。

【米国ではトランプ大統領が「陽性」に】

米国では11月3日の大統領選挙に向け、選挙戦が最終局面に入ったところでトランプ大統領夫妻が感染し、集会開催などの選挙運動は難しくなるなど再選を目指す戦略に大打撃となるのではと伝えられています。

このブログでも何度もお伝えしていますが、高齢になればなるほど重症化する恐れがあり、致死率も高まる傾向にあります。

バイデン前副大統領との候補者討論会は残り2回予定されていますが、実現できるかどうか微妙な情勢です。

組織のトップが感染してしまっては、はっきり言って元も子もないですし、今回のショーで言えば出陳者に事細かく「お願い」しておきながら、クラブ代表やクラブ員、ショーコミッティーメンバーが感染してしまうようなら、主催クラブが講じる「感染防止対策」はどんな意味があるのか疑問視されるでしょう。

【Judgeを引き受けるのも大変な勇気と覚悟が必要?】

審査を引き受けたJudgeも大変でしょう。

10月1日以降、家族を含めて37.5℃以上の熱を出すことは許されず、「極力少ない」人数のスタッフでショーをしていかなければならないわけです。

仮に今後、家族を含めて37.5℃以上の熱を出す事態になれば、代わりのJudgeを探すのは容易ではなく、最後の最後はクラブ代表がJudgeをすれば済むとは言っても、綱渡りのショー運営であることに変わりはありません。

しかも、予定されている3人のJudgeはお世辞にも若いとはいえず、わざわざ長野県上田市まで行くわけですから大変な勇気と覚悟があってのことと思わざるを得ません。

【リミットの80頭を1人で審査する事態も】

最悪、Judgeが1人だけでもいれば、緊急事態として2人の代わりになって審査できます。

仮にエントリーリミットいっぱいの80頭であれば、午前の部で240頭、午後の部で240頭の延べ480頭を審査することになります。

エントリーが10頭や15頭であれば、4人のJudgeのうち3人来られなくても、1人のJudgeが午前の部で40~60頭、午後の部で40~60頭の合わせて延べ80~120頭ですから不可能ではないでしょう。

コロナ下においてコロナ禍のリスクを承知でショーを開くからには、主催クラブはあらゆる事態を想定しているはずです。

TICA Asia East Region Directorは、単に「出陳におけるお願い」も作っているからそれで「良し」とするのではなく、書いてあることで本当に十分と言えるのか、書いていないことで大切な点が抜け落ちていないかを入念にチェックすべきでしょう。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で3日、新たに207人の感染が確認されました。

埼玉県で3日、新たに50人の感染が確認されました。50人を超えるのは、55人が判明した8月29日以来、35日ぶりです。

神奈川県で3日、新たに59人の感染が確認されました。

千葉県で3日、新たに42人の感染が確認されました。

大阪府で3日、新たに51人の感染が確認されました。

愛知県で3日、新たに16人の感染が確認されました。

福岡県で3日、新たに7人(うち福岡市6人、北九州市1人)の感染が確認されました。

スペインの首都マドリードは2日、感染者数急増を受け、部分的なロックダウン(都市封鎖)措置を導入しました。同日午後10時(日本時間3日午前5時)からまず14日間にわたり実施され、マドリードをはじめ、感染拡大ペースが加速している近隣9市町の450万人に影響が出るとのことです。

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