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2020年10月 7日 (水)

トランプ氏退院「コロナ恐れるな」の怖ろしさ

1日深夜に感染が判明し、2日午前に高熱が出たてめ同日夕方に入院したトランプ米大統領が5日(日本時間6日朝)、退院しました。

ホワイトハウスに到着後、ツイッターに動画を投稿し、「コロナに生活を支配されてはいけない。コロナを恐れるな」と話したとのことですが、額面通りに受け取るメンバーはさすがにいないと信じたいと思います。

【70代でも入院から3日で退院できる?】

トランプ氏は74歳。重症化しやすいはずですが、わずか3日で退院することができました。

70代で、しかも激務のトランプ米大統領が3日で退院できたのだから、トランプ大統領の言うように恐れる必要などないわ……と思ったら、それは大間違いです。

ホワイトハウスが強調するように「24時間態勢で世界最高の医療チームがそろっている」のであって、日本の一般的な高齢者が同じ態勢で治療を受けられることはありません。

【「モルモット扱い」批判も出た治療法】

報道によれば、エボラ出血熱向け抗ウイルス薬「レムデシビル」やステロイド剤「デキサメタゾン」が投与されたほか、未承認の抗体治療法も用いられたと言われています。

「レムデシビル」と「デキサメタゾン」は日本でも使われており、日本集中治療医学会と日本救急医学会による「新型コロナウイルス感染症の薬物治療に関する診療指針」では、中等症・重症患者において「デキサメタゾン」の投与を強く推奨、「レムデシビル」は弱く推奨となっています。

問題は未承認の「抗体カクテル」療法です。

米バイオテクノロジー企業「リジェネロン・ファーマシューティカルズ」が開発中の治療薬「REGN-COV2」で、ヒトの回復者と遺伝子操作でヒトと同様の免疫系を与えてウイルスに感染させたマウスの双方から抗体を採取して最善の抗体を2種選び出したと言われています。

同社の9月29日の発表によると、臨床試験の早期段階で得られた結果の一部として治療薬によりウイルス量が減少し、入院治療を受けていない患者の回復が早まったとそうですが、現段階では臨床試験のデータが不十分と言わざるを得ません。

当然ながら、日本の一般的な高齢者においては、本人が強く望んだとしてもこの「抗体カクテル」の投与を受けられることはありません。

【支配されてはならないが「正しく恐れる」重要性】

トランプ米大統領が言うところの「コロナに生活を支配されてはいけない」はその通りでしょうが、日本でよく言われる「正しく恐れる」ことは決して忘れてはならないでしょう。

「正しく恐れる」ためには、正しい知識を持ち、そのためにはしっかり調べなければなりません。

杜撰でいい加減な「調べ方」で、杜撰でいい加減な「知識」によって、杜撰でいい加減な「感染防止対策」を講じても意味がないことを肝に銘じる必要があります。

※「12月5日上田ショー『感染防止策』の疑問」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で6日、新たに177人の感染が確認されました。

埼玉県で6日、新たに20人の感染が確認されました。

神奈川県で6日、新たに65人の感染が確認されました。

千葉県で6日、新たに41人の感染が確認されました。

大阪府で6日、新たに59人の感染が確認されました。

愛知県で6日、新たに14人の感染が確認されました。

福岡県で6日、新たに4人(うち福岡市1人、北九州市1人)の感染が確認されました。

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