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2020年9月 7日 (月)

WHO、ワクチンは「来年中頃」?

新型コロナのワクチンについてWHO(世界保健機関)が4日、各国で供給が始まるのは来年中頃になるとの見通しを示したとの報道がありました。

WHO主任科学者のスワミナサン氏によると、9つのワクチン候補が最終段階に進んでいて、そのうちいくつかが「年末から来年初めに結果が判明するだろう」と述べ、「来年中頃に各国でワクチンの供給が始まり、予防接種が開始できるようになる」との見通しを示したとのことです。

【ワクチン接種には優先順位がある】

実際にどうなるかは誰にも分かりませんが、仮にその前にワクチンが開発されたとしても、接種には優先順位がありますから、一般の国民がワクチンを接種できるのはもっと後になります。

「キャットショーに参加するのはワクチンが開発されてからが安心だわ」と考えているなら、少なくともあと1年程度は待つ必要が出てきます。

【ワクチンへの過信は禁物】

TICA のブリーダーであれば、ワクチンに対する基本知識はあるかと思いますので、改めて言及しませんが、ワクチンを接種したからと言って絶対に感染しないわけではありません。

そもそもウイルスは変異しやすく、ウイルスの中でもコロナ属は変異しやすいとされています。

ワクチン接種の効果と持続期間もマチマチであり、今回は全く新しいアプローチによるワクチンも含まれていますから、副反応(いわゆる副作用に相当)などの安全性面も重要になります。

仮にワクチンが開発されても過信は禁物であり、どれだけ強調しても強調し過ぎることはないでしょう。

【回復しても再感染してしまうリスク】

ここ最近、ワクチンや治療薬の開発が急速に進む一方で、「再感染」への関心が高まっています。

一般的に最初に感染して免疫が付けば、体内で作られた抗体などが次の感染を防いだり、症状を軽くしたりします。

しかし、新型コロナの場合、抗体ができにくかったり、一度出来た抗体が長く持続せずに比較的早く減少するとの報告があるのです。

これがいわゆる「再感染」の問題です。

【再感染の方が症状が重い?】

しかも、心配なのは再感染後の方が症状が重いとの報道もあることです。

本来は感染を防ぐための抗体が正常な細胞や組織まで攻撃して症状を悪化させた可能性があるとされ、ワクチンの接種で似たような現象が起きないか、専門家も注視しているとのことです。

【知りたいメンバーだけ調べて知ればいい?】

「趣味の世界」ですから、自己責任が原則であることは分かりますが、新型コロナウイルスやワクチン、治療薬に関する知識についても「知りたいメンバーは勝手に調べて知ればいい」と言えるでしょうか。

TICAという国際団体の地域組織において、単にショーの開催スケジュールを中心に情報を提供するだけで十分であるとは思えません。

Asia East Regionのメンバーがワクチンに関する不十分な知識しか持っていなかったり、ワクチンを過信していたりするようであれば、Asia East Region Directorは必要な知識や情報を提供する責務があるはずです。

ショー再開に備える意味でも、Asia East Region DirectorはRegionメンバー全体の新型コロナに関する知識の底上げに尽力すべきでしょう。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で6日、新たに116人の感染が確認されました。13日連続で100人を超えました。

神奈川県で6日、新たに79人の感染が確認されました。6日ぶりに100人を超えました。

大阪府で6日、新たに67人の感染が確認されました。

愛知県で6日、新たに27人の感染が確認されました。

福岡県で6日、新たに35人の感染が確認されました。

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