WHO事務局長の警鐘「厄災を招く」
【TICAの日本のショーについて】
◆10月3~4日に福岡で開催予定のショーは中止になったとのことです。
◆11月28~29日に福岡で開催予定のショーは中止になったとのことです。
※TICA Asia East Region公式サイトの「お知らせ」から (主催クラブのサイトには掲載されていません)
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あくまで素人感覚ですが、日本における新型コロナの「第2波」は収束に向かいつつあるようです。
なんとしてでもショーを再開したいAsia East Regionメンバーにとっては「いい風が吹いてきた」と思っているかもしれません。
しかし、それもまた素人感覚であって、普通の感覚からすれば「本当に『第2波』が収束に向かっているかどうか」慎重に見極めるとともに、「『第3波』への備えもしておかなければならない」と考えることでしょう。
◆WHO事務局長の警鐘「厄災を招く」
TICA Asia East Region Directorがどこを見てRegion運営しているのか全く分かりませんが、全てのメンバーはテドロスWHO事務局長の警鐘を軽く見てはならないでしょう。
テドロス事務局長は8月31日、「いかなる国も感染拡大が終息したふりをすることはできない。感染が制御されないまま経済活動を再開させれば、災厄を招く」と警鐘を鳴らしました。
猫界に照らして言い換えるなら、「いかなるクラブも感染拡大が収束/終息したふりをすることはできない。感染が制御されないまま趣味の活動を再開させれば、災厄を招く」ということになります。
◆「小規模だから…」という根拠薄弱な言い訳
「小規模なショーだから大丈夫でしょう」的なことを言うメンバーも一部にいるようですが、果たしてそうでしょうか。
「小規模」というのは相対的な言葉であって、5000人以上のイベントから比べれば、100人でも200人でも「小規模」です。
これまで100人規模のキャットショーを開いてきたクラブにとって見れば、50人でも小規模ですし、それまで50人規模のショーを開催してくれば10~20人で「小規模」です。
キャットショーにおける「感染防止策」の原点に立ち返るなら、ひとつの部屋に何時間も居ることになるということを忘れてはなりません。
◆ショーは「クラスター」が発生しやすいイベント
さらに踏み込んで言うなら、キャットショーは「クラスター」が発生しやすいイベントであるという認識を、Asia East Region Directorを含めて全員が共有する必要があり、その対策には念には念を入れる必要があるということです。
決して「小規模なショーだから大丈夫」とか、「小規模だから問題ない」ということではないのです。
Asia East Region DirectorはTICAのRegion運営に責任があるわけですから、それぞれのクラブがそれぞれの責任でショーを開催するとしても、Region内で不祥事や不手際があって、それが世間の批判や非難を浴びるようであれば大きな責任が生じてくることを忘れてはなりません。
◆RDが良く目配りし目を光らせる必要性
その意味で、Asia East Region Directorは「感染防止策」が十分かどうか、TICAのキャットショーの名に恥じないショーであるかどうか目を光らせる必要があります。
「何を言っても言うことを聞かない」「耳を傾けない」というクラブやクラブ代表、Judgeがいるかもしれませんが、その前にAsia East Region Directorは「言うべきは言う」「指摘すべきは指摘する」ということを積み重ねていかねばならないというわけです。
この秋以降、年内に日本において、日本でTICAのショーが実際に再開されるかどうか分かりませんが、Asia East Region Directorがすべきことは決まっており、その責務を粛々と果たすべきです。
必要に応じて的確にメッセージを発信するということの重要性と必要性は、冒頭で紹介したWHOのテドロス事務局長の発言を見ても明らかかと思います。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆東京都で2日、新たに141人の感染が確認されました。4日連続で100人台となっています。
◆大阪府で2日、新たに96人の感染が確認されました。
◆愛知県で2日、新たに27人の感染が確認されました。
◆福岡県で2日、新たに49人の感染が確認されました。
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