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2020年9月

2020年9月30日 (水)

12月5日上田ショー「感染防止策」の疑問⑧記載内容の矛盾

12月5日(土)に長野県上田市でショーを開催するクラブの「出陳者へのお願い」において、整合性が取れていない(=矛盾がある)ために出陳者が理解に苦しむ記載はまだあります。

冒頭で「10月1日以降に一度でも37.5℃以上の発熱があった方(ご家族も含む)は出陳をご遠慮下さい」と書いておきながら、下の方にある「注意事項」になると、「2週間前より各自が予防に努めて下さい」と書いてあるわけです。

【「ウィズコロナ時代」は常に感染予防に努める】

一般的な感覚から言えば、「ウィズコロナ時代」にはショーに出陳しようがしまいが、常に「感染予防」に注意し努めるのが筋であり、それが真っ当な社会人としての常識でなければならないはずです。

なぜ「2週間前」からなのかよく分かりませんが、敢えて「2週間前」を盛り込むとしたら、アクトなら「当日になって体調を崩したり発熱したりしないよう、特に2週間前からは感染予防と体調管理には万全の配慮をお願いいたします」と書いたことでしょう。

【クラブ員は誰もチェックしていない?】

「フライヤー」と「出陳者へのお願い」の整合性、また「出陳者へのお願い」の中における記載事項の整合性は、出陳者が混乱したり誤解したりしないためにも大切ですが、このクラブでは誰もチェックしていないようです。

少なくともクラブサイトで「フライヤー」と「出陳者へのお願い」を並べて掲載しているわけですから、多くのクラブ員が目にしているはずです。

掲載から2週間以上も、矛盾を感じさせる記載が修正されていないのは、誰もチェックしないか、気付いたクラブ員がいても指摘できない組織風土があるからと思わざるを得ません。

特に「お願い」の方は、とにかく何でもいいから詰め込むだけ詰め込もうとしているように見え、逆に整合性が取れない記載に気付きにくくなっているようです。

【出陳者の「目線」「立場」で考えて作ることの重要性】

出陳者は「お客さま」であること、「出陳者ファースト」であることの視線に欠けると、こういう「お願い」になっていますという典型例のようにも思えてなりません。

主催クラブ/ショーコミッティーとしてできる限りの対策を提示した上で、最後に「お客さま」である出陳者にお願いすべきことを記載するという書き方が望ましいかと思いますが、両者が渾然一体となってしまっているのです。

この傾向は「お願い」の「注意事項」の最後に書いてあった「感染予防は完全には出来ません。持病がある方やご高齢の方もおります」にも見て取れます。

この文章は「持病がある方やご高齢の方」の出陳者を気遣った「お願い」というよりは、主催クラブ/ショーコミッティーの中に「持病がある方やご高齢の方」がいるから配慮すべきであるという上から目線の「お願い」と読み取れるからです。

しかし、本来は出陳者に寄り添い、出陳者の「安全・安心」を気遣った「お願い」であるはずです。

【「ガイドライン」を作らないことのマイナス面】

「ガイドライン」を作成することにプラス面が見込めるなら、作成しないとなるとマイナス面もあるわけで、「ガイドライン」を作っておけば、こうした「出陳者へのお願い」を書くにあたり、誰に寄り添い、誰に気遣うべきかを明記したことでしょう。

主催クラブの「自己責任」ということで任せっぱなしにしていいのかどうか--。

TICA公認クラブと言っても、規模やクラブ員も異なり、クラブ代表をはじめTICAのルールをどれだけ熟知しているか、どれだけ良識と社会常識に則ってルールを解釈できるかには大きな差があるわけです。

Asia East Region Directorはそうした点も念頭に入れて「ガイドライン」の必要性を考え直すべきだろうと思います。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で29日、新たに212人の感染が確認されました。3日ぶりに200人を超えました。

神奈川県で29日、新たに59人の感染が確認されました。

大阪府で29日、新たに51人の感染が確認されました。

愛知県で29日、新たに28人の感染が確認されました。

福岡県で29日、新たに4人(うち2人は北九州市、福岡市はゼロ)の感染が確認されました。

2020年9月29日 (火)

12月5日上田ショー「感染防止策」の疑問⑦出陳料は返金しない?

NEWS!!【Isolated指定に基づくタイトル取得の通知について】

米TICA本部では、今シーズンのIsolated Areaの指定に基づくタイトルの取得通知をメールで送り始めたとのことです。

8月9日に届いたものは誤りであり、今回新たに届いたものが正しいタイトルの取得通知になります。

メールが届きましたら、TDS Onlineを通じて取得の手続きを取っていただければと思います。

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「申し込み取り消しには応じます」「出陳取り消しも柔軟に対応させて頂きます」「緊急のキャンセルも受け付けます」--。

12月5日(土)に長野県上田市でショーを開催するクラブサイトの「出陳におけるお願い」にはこう書いてありましたが、「フライヤー」には下記のように書いてあります。

「エントリー受付後は、キャンセル出来ない事をご同意の上、お申込み下さい」「お申込みされた猫ちゃんが、当日欠席されても出陳料は申し受けます」--。(※「出陳料は、11月10日(火)~11月30日(月)までの間に振込にてお支払い下さい」との記載あり)

【「お願い」に書いてない「返金」の2文字】

「出陳におけるお願い」に「返金」の2文字はありません。

もし、出陳者の体調に異変があり、エントリーをキャンセルしようとして「返金」してもらおうと思っても、主催クラブは「『申し込み取り消しには応じます』『出陳取り消しも柔軟に対応させて頂きます』と書きましたが、返金に応じるとは書いていません」と言うのかもしれません。

少なくとも「返金」に応じる意思があるなら、明記すると思うのが普通の感覚ですが、このクラブだけは違うようです。

【出陳者に分かりやすく誤解を招きにくくが原則】

このクラブでは長年にわたり、TICAのルールを無視して「フライヤー」を作成していましたが、今回の「フライヤー」にルール違反は見当たりません。

「出陳におけるお願い」の書き方や記載事項についてはTICAのルールの規定はありませんが、だからと言って杜撰でいい加減でいいというわけではないでしょう。

出陳者に分かりやすく、誤解を招きにくくが大原則であり、今回、「フライヤー」の記載通りに「当日欠席されても出陳料は申し受けます」ということであれば、その旨を「出陳者へのお願い」にも記載すべきです。

【「柔軟に対応」が意味することは?】

普通に考えれば、「出陳取り消しも柔軟に対応させて頂きます」と言われれば、出陳料を振り込んでいた場合には「返金」されると思うでしょう。

「返金」こそが「柔軟な対応」だと思うからです。

私がこの「出陳者へのお願い」を読んで、有効性や実効性に重きを置かず、なんでもかんでも詰め込み、文字で埋め尽くしたような感覚がしたのは、この点も含めてのことです。

アクトであれば、「出陳の取り消しにも柔軟に対応し、キャンセルの場合は返金させていただきます」と明記したことでしょう。

もちろん、そのことは「フライヤー」にも確実に書いておきます。

【このクラブでは「取り消し」と「キャンセル」は違う?】

もしかすると、このクラブでは「緊急のキャンセル」と「取り消し」は違うのかもしれません。

つまり、「緊急のキャンセル」は「返金」を伴うもので、「取り消し」は「返金」を伴わないという解釈です。

「出陳者へのお願い」に「11月20日まで」「緊急のキャンセルは受け付けます」と書いてありますから、11月20日までは「緊急のキャンセル」、11月21日以降は「取り消し」なのかもしれませんが、出陳者にとっては実に分かりにくい記載内容になっています。

主催クラブ/ショーコミッティーは、出陳者の誤解を招かないようにするという大原則に鑑みて、「緊急のキャンセル」と「取り消し」に違いがあるならしっかり説明しておくべきでしょう。

【Asia East Region Directorも「問題なし」と判断?】

クラブサイトに「フライヤー」と「出陳者へのお願い」がアップされたのが9月16日--。

「お願い」について事前に打ち合わせていないとしても、クラブサイトでアップされて約2週間経っていますから、 TICA Asia East Region Directorは内容を確認しているはずです。

それでもなお、「フライヤー」の記載と「出陳者へのお願い」の記載が(普通の感覚からすると)整合性が取れていないにも拘わらず、そのままになっているということは、Asia East Region Directorも「問題なし」と判断したということなのでしょうか。

出陳者への「返金」という重大な問題も主催クラブの「自己責任」で片付け、「我関せず」「知らぬ存ぜぬ」で通すのはAsia East Region Directorの責任放棄以外の何ものでもないと私には思えます。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で28日、新たに78人の感染が確認されました。5日ぶりに100人を下回りました。

神奈川県で28日、新たに17人の感染が確認されました。

大阪府で28日、新たに36人の感染が確認されました。

愛知県で28日、新たに19人の感染が確認されました。

福岡県で28日、新たに1人(福岡市)の感染が確認されました。

2020年9月28日 (月)

12月5日上田ショー「感染防止策」の疑問⑥出陳者にも自己責任強いる

「各自の責任においてキャットショーから感染者やクラスターが出ることのないように、皆様のご協力の程よろしくお願い申し上げます」--。

12月5日(土)に長野県上田市でショーを開催するクラブサイトの「出陳におけるお願い」の「注意事項」に上記の記載がありました。

【主催クラブの「責任」は棚に上げる?】

一般論としていくら「自己責任」が大切と言っても、お客様である出陳者に対してまで「自己責任」を問い、「キャットショーから感染者やクラスターが出ることのないように…」と呼びかけたのには仰天しました。

このクラブの理屈から言うと、このキャットショーで感染者が出たり、クラスターが発生したりした場合、出陳者を含めて「責任」が問われるということになります。

しかし、一般的な社会常識に照らせば、第一義的な「責任」は主催クラブ/ショーコミッティーが負うのであって、参加者や来場者に「責任」を押し付けるようなイベントはほとんどないのではないでしょうか。

【主催クラブとしての「責任意識」の欠如は言葉に表れる】

「心は目に見えず、態度や表情、言動に表れる」と良く言いますが、「出陳者へのお願い」も同じです。

主催クラブやクラブ代表の「心根」が如実に表れます。

「キャットショーから感染者やクラスターが出ることのないように…」という書き方はまさにその最たる例です。

あたかも「感染者やクラスター」は自然発生的に「出る」ものであるとの認識が根底に横たわっています。

主催クラブとして「出す」あるいは「出してしまう」という認識は一切ないわけです。

【TICAのショーとして本来あるべき「お願い」とは】

TICA公認クラブのキャットショーであるなら、「TICAのキャットショーから感染者を出したり、クラスターを発生させたりすることのないよう、主催クラブ/ショーコミッティーとして万全の配慮のもと、できる限りの感染防止対策を講じる所存です。皆様におかれましても感染防止対策へのご理解とご協力をお願い申し上げます」といった「お願い」になるはずですが、このクラブは全く違うようです。

見て取れるのは、責任の所在なき「無責任」なショー運営であり、「感染防止策」の〝講じてる感〟を強調することに重点を置いたものであり、万が一、感染したら出陳者自身の責任だし、発生させたらやはり出陳者の責任ですからね…ということに他なりません。

【クラブとしてのチェック機能も自浄作用も働かない】

真っ当なクラブであれば、仮にクラブ員がこのような「お願い」を書いたなら、クラブ代表が「これではダメです」とダメ出しするでしょうし、クラブ代表が書いたなら、クラブ員が「さすがにこれは不適切です」と指摘するはずです。

そうではなく、このような「お願い」がクラブサイトでアップされてしまうとうことは、このクラブの組織風土としてチェック機能が働かず、風通しも悪く、自浄作用も働かないということになります。

【アクトでこんな「お願い」をアップしようものなら】

アクトでこんな「お願い」を出したら最後、日本のクラブ全体がこのように出陳者に「責任」を押し付けるものと思われる…などとして、TICAの看板に泥を塗る〝面汚し〟と糾弾され、アクトクラブ員を含め、再び「出陳拒否」の憂き目に遭うことでしょう。

ここまで指摘してきた、ソーシャルディスタンスも然り、ショー会場の喚起も然り、「持病のある方や高齢の方」の参加を前提としていることも然りです。

【主催クラブの覚悟と決意が問われる】

「感染者やクラスターが出ることのないよう…」なんて生ぬるいことを言っている限り、中途半端な「感染防止対策」しか講じられないと思われても仕方ないでしょう。

主催クラブ、主催クラブの代表、ショーコミッティーメンバー全員が「絶対に感染者を出さない、クラスターを発生させない」という覚悟と決意があってこそであり、それでも「感染予防は完全には出来ません」と言わざるを得ないところに新型コロナの怖さがあります。

少なくとも、この「出陳者へのお願い」からは、巧みな責任逃れしか読み取れず、主催クラブの覚悟と決意は伝わってきません。

こんなことでいいのかどうか、コロナ下における主催クラブの「自己責任」はこれでいいのか--。

TICA Asia East Region Directorは真剣に考えてほしいと思います。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

米ニューヨーク州は26日、25日の1日当たりの新規感染者数が1000人を超えたことを明らかにしました。1000人を超えるのは6月5日以来とのことです。

東京都で27日、新たに144人の感染が確認されました。

神奈川県で27日、新たに65人の感染が確認されました。

大阪府で27日、新たに48人の感染が確認されました。

愛知県で27日、新たに49人の感染が確認されました。

福岡県で27日、新たに4人の感染が確認されました。4人のうち2人は北九州市、福岡市はゼロでした。

2020年9月27日 (日)

12月5日上田ショー「感染防止策」の疑問⑤持病・高齢者の参加が前提?

「感染予防は完全には出来ません。持病がある方やご高齢の方もおります」--。

12月5日(土)に長野県上田市でショーを開催するクラブがクラブサイトにアップした「出陳におけるお願い」の「注意事項」に上記の記載がありました。

【持病があり高齢の出陳者を前提とするのは…】

果たしてこれは主催クラブとして適切な「対策」ということができるのでしょうか。

参加者全員の「安全・安心」を考えるなら、主催者、Judgeを含めて「持病がある方やご高齢の方」は参加を控えるのが筋であるように思うわけです。

私の感覚では、「感染予防は完全には出来ません」というのであれば、主催者、Judgeは「持病」がない人、「高齢」でない人をそろえた上で、出陳者に対しては具体的なリスクを示した上で「持病がある方やご高齢の方は参加を控えていただくか、参加を検討される場合もあらゆる事態を想定して慎重に判断していただければと思います」といった感じにするのが社会常識に沿った「お願い」ではないかと思いました。

【高齢だと感染しやすく重症化しやすい】

あくまで一般論ですが、新型コロナの国内外での分析によると、高齢になればなるほど比較的健康であっても感染し、重症化する可能性が高いことがわかっています。

重要なのは「比較的健康であっても…」というところであるとともに、「感染しやすく」「重症化しやい」というところです。

もし主催クラブが本当に高齢の出陳者に寄り添い、高齢の出陳者の「安全・安心」を考えるなら、「高齢になればなるほど比較的健康であっても感染し、重症化する可能性が高い」ことを記載し、注意喚起すべきでしょう。

「感染予防が完全に出来ない」のなら、なおさらということになるわけです。

【「持病」と「基礎疾患」は違う】

「出陳におけるお願い」では「持病」という言葉を使っていますが、「持病」と「基礎疾患」は異なりますし、新型コロナにおいては大切なところですから「基礎疾患」という言葉を使うべきでしょう。

「持病」は高血圧、高脂血症、生活習慣病全般が入りますが、「基礎疾患」は厚生労働省が具体的な疾患を定めています。

※厚生労働省の「基礎疾患を有する方へ-新型インフルエンザの優先接種の対象とする基礎疾患の基準」手引き(概要)」はこちら
https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu091028-02.pdf

「基礎疾患」を持つ人には特段の注意が必要とされているわけですから、「持病」という曖昧な表現を使い、「持病がある方やご高齢の方もおります」と、こうした人たちの参加が前提であるかのような記載をするのは問題があると言わざるを得ません。

【高齢になればなるほど致死率も高まる】

8月5日時点の日本のデータによると、致死率は80歳以上で23.0%、70代で10.9%、60代で3.5%、50代で0.7%、40代で0.3%、30代で0.1%です。

「致死率」も考え合わせれば「持病がある方やご高齢の方もおります」と言い切ってしまうことがどれだけ怖ろしいか、そして「感染予防は完全には出来ません」と断言した後で「持病がある方やご高齢の方もおります」と続けること無神経さに背筋が凍る思いがします。

日本の「致死率」は平均で1.8%程度とされ、確かに米国(約2.8%)、インド(約1.6%)、ブラジル(約3.3%)と比べれば低いですが、100年前に猛威を奮った「スペイン風邪」は1.6%台と考えられていますから、その怖ろしさを過小評価してはならないでしょう。

【後遺症リスクを忘れてはならない】

新型コロナに感染して発症し、その後、回復しても「後遺症」に悩まされるケースが多いことは、8月20日のブログでお伝えしたとおりです。

「持病がある方やご高齢の方」でなくても「後遺症」が残り、報道によると血管障害が多数報告され、血栓ができやすくなり、脳卒中、脳梗塞の発症リスクも統計的に有意に高まるとの所見もあるそうです。

これだけ文字で埋め尽くすような「お願い」を出すのであれば、主催クラブ/ショーコミッティーは「感染予防は完全には出来ません」で終わるのではなく、「現時点では有効なワクチンも治療薬もなく、たとえ回復しても後遺症が残る可能性が指摘されています」と続けるべきでしょう。

今、日本で多くのイベントが再開されつつありますが、まるで当たり前のように「持病がある方やご高齢の方」の参加を前提としたイベントはこのクラブのキャットショーぐらいかもしれません。

主催クラブ/ショーコミッティー、Judgeが全て「基礎疾患」があるか「高齢」であるなら、感染しやすく重症化しやすく致死率も高いことを考え合わせれば〝自殺行為〟と言われてもおかしくなく、ワクチンや有効な治療薬/治療法が確立されてからショーを開くべきでしょう。

TICA Asia East Regionとしての「ガイドライン」を作らないと頑なに拒むのであれば、Asia East Region Directorは「持病がある方やご高齢の方」の参加を前提とすることがTICAの看板に相応しいキャットショーのあり方と言えるのかどうか、各主催クラブの「感染防止対策」についてひとつひとつしっかりとチェックすべきだと思います。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で26日、新たに270人の感染が確認されました。200人を超えるのは7日ぶり、250人を超えるのは16日ぶりです。

神奈川県で26日、新たに91人の感染が確認されました。

大阪府で26日、新たに66人の感染が確認されました。

愛知県で26日、新たに24人の感染が確認されました。

福岡県で26日、新たに6人の感染が確認されました。

2020年9月26日 (土)

12月5日上田ショー「感染防止策」の疑問④2カ月前の「発熱」もNO!の愚

「10月1日以降に一度でも37.5℃以上の発熱があった方(ご家族も含む)は出陳をご遠慮下さい」--。

12月5日(土)に長野県上田市でショーを開催するクラブがクラブサイトにアップした「出陳におけるお願い」に上記の記載がありました。

【何を根拠に「2カ月」も前から?】

10月1日に仕事が忙しく、過労によって37.5℃以上発熱し、2~3日休んで平熱に戻っても、このクラブの「出陳におけるお願い」に抵触するため、出陳は遠慮せざるを得ないということになります。

10月上旬にインフルエンザでも新型コロナでもなく、季節の変わり目のちょっとした体調の変化で37.5℃以上発熱しても、出陳は遠慮せざるを得ないということになります。

上記のような「発熱」に関して、仮に医師の診察を受け、「診断書」があったとしてもダメなわけです。

【「2カ月」前でなぜ「ご家族も含む」のか】

この主催クラブの「出陳におけるお願い」によると、家族の誰かが「10月1日以降に一度でも37.5℃以上の発熱があった」ら、その発熱の原因が何であろうと、出陳者は出陳を遠慮せざるを得ません。

一般論として子どもは熱を出しやすいですが、新型コロナにかかりにくい傾向が見られる子どもについてまで含め、十把一絡げに2カ月以上も前の「10月1日以降に一度でも37.5℃以上の発熱があった方(ご家族も含む)は出陳をご遠慮下さい」とする理由と根拠が全く分かりません。

【「陰性」の濃厚接触者も出陳は遠慮を強いられる】

家族の誰かが「10月1日以降に一度でも37.5℃以上の発熱があった」場合、その発熱した家族が新型コロナに感染しているかどうか措くとして、仮に出陳者が濃厚接触者ということでPCR検査を受けて「陰性」であっても、出陳は遠慮せざるを得ないことになります。

家族の誰かが新型コロナに感染し、出陳者が濃厚接触者であったとしても、PCR検査を受けて「陰性」であれば、とりあえず2週間経過観察をするとしても、その1~2カ月後の生活の自由まで拘束されることはないでしょう。

【差別につながりかねない〝愚行〟の怖ろしさ】

新型コロナに感染したケースを考えてみましょう。

10月1日に37.5℃以上の発熱があり、PCR検査を受け、3日後の10月4日に「陽性」が判明して入院。しかし、発熱はあったものの症状は重症化せず、快方に向かい3週間後に再びPCR検査を受けて「陰性」となり、さらにもう1週間後にもPCR検査で「陰性」になったとしても、出陳は遠慮せざるを得ないということになります。

「再感染」や「再陽性」のリスクがあると言いたいのかもしれませんが、事前のPCR検査を義務付けていないわけですから、無症状感染者が出陳者としているかもしれないわけです。

それなのになぜ、「10月1日以降に一度でも37.5℃以上の発熱があった方(ご家族も含む)は出陳をご遠慮下さい」となるのか。

回復してなお出陳を遠慮せざるを得ないというのであれば、新型コロナ感染回復者に対する差別につながりかねない重大事になります。

【世間の常識から見て適切な「感染防止対策」と言えるか】

何らかのエビデンスに基づく根拠があるなら、それはそれで構いませんが、そうであるなら「出陳におけるお願い」において根拠を示すべきでしょう。

根拠がないということであれば、この「お願い」が世間の常識から見て適切な「感染防止対策」と言えるか、主催クラブ/ショーコミッティーはよくよく検討しなければなりません。

TICA Asia East Region Directorも同じです。

この「お願い」が度を超したものではないと言えるのか。

正当な理由と合理的根拠に基づくものなのか。

世間の常識から乖離しておらず、適切な「感染防止対策」と言えるのか。

主催クラブによる合理的根拠なき「感染防止対策」という〝暴走〟を止める上でもしっかり目を光らせていなければなりません。

「用心するにこしたことはない」からと言って、「差別」や「差別」批判を招きかねないような度を過ぎた「お願い」を出陳者に強い、それをネット上で曝け出すことはTICAのキャットショーにとって「百害あって一利なし」であることをTICA Asia East Region Directorは肝に銘じておく必要があります。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

フランスで24日、1日当たりの新規感染者数が過去最多となる1万6096人を記録し、入院者数が2カ月超ぶりに6000人を上回りました。

東京都で25日、新たに195人の感染が確認されました。

神奈川県で25日、新たに79人の感染が確認されました。

大阪府で25日、新たに62人の感染が確認されました。

愛知県で25日、新たに38人の感染が確認されました。

福岡県で25日、新たに5人の感染が確認されました。5人のうち3人は福岡市とのことです。

2020年9月25日 (金)

12月5日上田ショー「感染防止策」の疑問③エントリーリミット

「エントリーリミット80匹でエントリーを締め切りたい」--。

12月5日(土)に長野県上田市でショーを開催するクラブがクラブサイトにアップした「出陳におけるお願い」の「注意事項」にはこう書いてあります。

【エントリー数はこれまでより減らす?増やす?】

普通に考えれば、2m以上のソーシャルディスタンスを取ったベンチングをしなければならないとすれば、リング数を減らしたり業者の出店をなしにしたりしたとしても、エントリー数は減ると考えられます。

このクラブの過去の長野県上田市でのショーのエントリー数を見ると、過去10年の10回のショーの平均は65~70程度です。

過去10回で80頭前後かそれ以上になったのは2回だけですから、「80匹でエントリーを締め切りたい」というのは過去10年の実績と比べても目いっぱい収容します…と言っているのと同じです。

これまでの平均から見れば、明らかに「増やします」と〝宣言〟しているようなものなのです。

私がこの連載の1回目で紹介した「木(木の葉)を隠すなら森の中、人を隠すのなら人混みの中」との言葉は、この点でも当て嵌まるといえるでしょう。

びっしり文字が詰まった「出陳者へのお願い」を見ると、「感染防止対策」を〝講じている感〟はありますが、その実態は参加者の「安全・安心」より、従来より多くのエントリーを集めようという意図が読み取れるというわけです。

【安全・安心を優先するなら半分程度か以下】

新型コロナに対する警戒感や危機感、TICAのショーとして開催するに当たってどこまで「感染防止対策」を講じるかは感染状況や主催クラブの判断によって幅はあるかと思います。

しかし、中央区立産業会館をショー会場と想定すると、概ねエントリー数は半数程度か、それ以下になるだろうというのが大勢だったかと思います。(※現在のイベント開催の規制緩和の動向次第では変わるかもしれませんが…)

そう考えると、長野県上田市のショーにおいても、せいぜい35頭程度ということになり、リング数を減らし、業者の出店がないとしても40~50頭程度が限界と理屈上は考えられるのではないでしょうか。

それを「80匹でエントリーを締め切りたい」としているわけですから、かなり〝欲張り〟と言え、参加者全員の「安全・安心」へのシワ寄せが気になります。

【Asia East RDはよくよく確認を】

このショーが日本にTICAにおけるコロナ下でのショー再開第1号になるかどうか分かりませんが、地元のクラブが地元で開催するショーではないわけですから、Asia East Region Directorはしっかり目を光らせていただきたいところです。

「出陳におけるお願い」に書いてあることが本当に守られ、そのとおりに行われているかどうかを現地において確認することはAsia East Region Directorの重要な責務であることを忘れてはなりません。

特にこのクラブの場合、これまでも数々のルール違反があったわけですから、エントリーリミットの80になるなら本当に十分な「感染防止対策」と言えるかどうか確認することは大切でしょう。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

厚生労働省の新型コロナウイルス対策について検討する「アドバイザリーボード」は24日、全国の感染状況について「7月27日か29日をピークに下降に転じたが、その傾向が鈍化している」「(直近は)減少に鈍化が見られる」と分析したとのことです。

東京都は24日、感染状況のモニタリング会議を開き、警戒レベルを上から2番目の「感染再拡大に警戒が必要」に据え置きました。

東京都で24日、新たに195人の感染が確認されました。4日ぶりに100人を超えました。

神奈川県で24日、新たに58人の感染が確認されました。

大阪府で24日、新たに66人の感染が確認されました。13日連続で100人を下回っています。

愛知県で24日、新たに34人の感染が確認されました。

福岡県で24日、新たに5人の感染が確認されました。北九州市で2人、同市と福岡市、久留米市を除く県内で3人です。

2020年9月24日 (木)

12月5日上田ショー「感染防止策」の疑問②換気は十分か?

【TICA Trendの郵送停止について】

TICAから「TICA Trend」に関するメールが届いているかと思います。

TICAでは「TICA Trend」がTDS Onlineを通じてネット上で読めることや、製本や郵送コスト削減のため、郵送を減らそうとしています。

メールに記載されている「Click here」をクリックすれば、郵送停止のメールフォーマットが出てきますので、郵便での配布が必要ないメンバーは郵送停止をお願いします。

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「おおよそ1時間に5分程度換気を行います」--。

12月5日(土)に長野県上田市でショーを開催するクラブがクラブサイトにアップした「出陳におけるお願い」にはこう書いてあります。

【厚生労働省は「30分に1回以上」を推奨】

厚生労働省の「商業施設等の管理権原者の皆さまへ」と題した「『換気の悪い密閉空間』を 改善するための換気の方法」のパンフレットを見ると、以下のような記載があります。
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換気回数は「毎時2回以上」で「30分に1回以上」、「数分間程度」、「窓を全開する」ことが求められています。

【主催クラブは何を根拠にしたのか?】

しかし、この主催クラブは「おおよそ1時間に5分程度換気を行います」としているだけで、何を根拠にそうするのか何も示していません。

このクラブでは以前からTICAのルールを自分たちに都合良く解釈したり捻じ曲げて適用する傾向がありましたから、新型コロナに対する「感染防止対策」でも同じ理屈なのかもしれません。

もし、現在の社会常識上の「対策」とは異なる対応策を講じるのであれば、何を根拠にしたのか、何を参照したのかは記載しておくべきでしょう。

【Asia East Region Directorは承認?容認?】

TICA Asia East Region DirectorはTICAのショーにおける会場内の換気について、厚生労働書の推奨とは別に「おおよそ1時間に5分程度」という換気方法を容認するのでしょうか。

それとも主催クラブの「自己責任」で決めればいいと考えているのでしょうか。

その場合、仮に2時間に1回の換気でも、3時間に1回の換気でも、やはり主催クラブの「自己責任」とするつもりでしょうか。

TICAという看板を掲げ、TICA Asia East Regionのショーとして開催する以上、TICAの信用と評判を貶めたり、他の日本のクラブが恥ずかしい思いをするような杜撰でいい加減な「感染防止対策」を許すべきではないと思いますが、 Asia East Region Directorは「我関せず」「知らぬ存ぜぬ」を貫くつもりでしょうか。

【「換気回数」の定義を疎かにしてはならない】

日本医師会の「新型コロナウイルス感染症制御における『換気』に関して 」という見解には、「よく間違えられるのが、換気回数という用語である。換気回数2回/時は1時間に2度窓を開けることではない」と書いてあり、厚生労働省の推奨によると「換気回数とは、部屋の空気がすべて外気と入れ替わる回数をいう」と注記があります。

つまり「5分程度」換気を行えばそれで済むわけではなく、10分かかったとしても「部屋の空気をすべて外気と入れ替わる」ようにしなければならないというわけです。

もちろん空気は無色透明ですから、「すべて外気と入れ替わ」ったかどうか分かるわけではありませんが、主催クラブ/ショーコミッティーが正しい認識を持ってショー会場内の空気を「換気」しなければ、有効な「対策」とは言えません。

12月5日(土)に長野県上田市でショーを開催するクラブの「出陳におけるお願い」を読む限り、正しい認識を持っているとは思えないのです。

TICA Asia East Region Directorの役割とはそうした点を指摘し、有効かつ実効性のある「対策」へと促し、導くことであり、そのひとつが「ガイドライン」であるはずです。

「フライヤー」と「出陳におけるお願い」はクラブサイトでアップされているわけですから、Region Directorはそれを隅々まで読んでTICA Asia East Regionのショーとして問題になりそうな点があれば、指摘して改善を促すべきでしょう。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

米国で22日、新型コロナによる死者が20万人を超えました。

東京で23日、新たに59人の感染が確認されました。3日連続で100人を下回り、60人を下回るのは6月30日以来約3カ月ぶりです。

神奈川県で23日、新たに11人の感染が確認されました。20人以下となるのは9日ぶりです。

大阪府で23日、新たに39人の感染が確認されました。12日連続で100人を下回りました。

愛知県で23日、新たに14人の感染が確認されました。

福岡県で23日、新たに1(北九州市)の感染が確認されました。福岡市では7月6日以来、ゼロとなりました。

2020年9月23日 (水)

12月5日上田ショー「感染防止策」の疑問①2mは無視?

12月5日(土)に長野県上田市でショーを開催するクラブの「フライヤー」と「出陳におけるお願い」がクラブサイトでアップされています。

これらを読んで、「このコロナ禍の中でなんて立派な…」と感じ入ってしまったなら、このクラブの〝術中〟にまんまと嵌ったようなものでしょう。

【「木を隠すなら森の中」…】

昔から「木(木の葉)を隠すなら森の中、人を隠すのなら人混みの中」と言いますが、杜撰でいい加減な「感染防止対策」をひた隠してショーを開くなら、〝やってる感〟満載に文字で埋め尽くすことが得策というわけです。

出陳者にしてもショー主催クラブにしても、大きな関心(主催クラブにとっては悩みの種)のひとつは「ベンチング」であり、ソーシャルディスタンスとの観点からどのくらい離すべきかという問題が立ちはたがります。

【新型コロナは空気を介して感染する】

CNNの報道によると、米疾病対策センター(CDC)は公式サイトに掲載している「ガイダンス」を改訂し、新型コロナウイルスは一般的に、呼吸などによって空気中に漂う飛沫や微粒子を通じて拡散し得ると指摘したとのことで、「新型コロを含む空気を浮遊するウイルスは特に感染力が強く、簡単に拡散する」としています。

CDCはこれまで、同ガイダンスで、主に至近距離(6feet=約1.8m)での人と人との接触や、感染者のせき、くしゃみ、発話によって飛び散る飛沫を通じて感染すると説明していました。

しかし、18日にこの内容を改訂し、「感染者がせき、くしゃみ、発話、呼吸をした際に発生する呼吸器の飛沫やエアロゾルに含まれる形などの微粒子を通じて」拡散することも分かっていると付け加えたのです。

そうした粒子を鼻や口、気道、肺を通じて吸い込むと感染を引き起こし得るとし、「ウイルス拡散の主な経路と考えられる」と指摘。「一般的に換気が不十分な屋内環境はこのリスクを増大させる」としました。

【はなから2m離すつもりはない?】

「感染防止対策」という意味では従来、2m離すことが求められているわけですが、日本では感染が落ち着くに従ってこの距離を見直す動きが出てきていることも確かです。

しかし、一方で米CDCのように「エアロゾル感染」の可能性を指摘する報道もあり、主催クラブは慎重に「ベンチング」の距離を決める必要があります。

なぜなら、「ベンチング」の距離を取るとエントリーリミットがかなり低く抑えられることになるからです。

TICA Asia East Directorは8月1日の「オンラインミーティング」で、中央区立産業会館を想定した場合、ベンチングは1人当たり大きな展示台1台と考えている旨を話していましたから、2m以上離すことが望ましいと思っていたと推察されます。

ところが、12月5日のショーの「フライヤー」と「出陳におけるお願い」を見ても、「ベンチング」において何m離すのか全く書いてないのです。

「出陳におけるお願い」には「ベンチングは隣同士に間隔を開けてあります」と書いてあるだけです。

エントリー数によって変えるつもりであり、エントリーが多ければ「ベンチング」におけるソーシャルディスタンスを調整しようという意図が透けて見えます。

【Region Directorが確認しないリスク】

TICA Asia East Directorはこの「出陳におけるお願い」を事前に確認したのでしょうか。

それとも主催クラブはTICA Asia East Directorなどに確認してもらう必要ないと考え、勝手に決めて勝手にアップしたのでしょうか。

今回の「フライヤー」と「出陳におけるお願い」はインターネット上で公開していることを考えれば、「TICA という団体はソーシャルディスタンスを無視したショーを開催するのね…」とか、「こんな杜撰でいい加減な感染防止策しかしないのね…」と思われかねないリスクがあります。

万が一、ショーにおいてクラスターが発生すれば、TICAの信用と評判に傷が付くわけですから、Asia East Region Directorも知らぬ存ぜぬではいられないことぐらい分かりそうなものです。

【せめて「ガイドライン」があれば…】

TICA Asia East Regionとしての「ガイドライン」を策定しておけば、「ここは『ガイドライン』通りに対策を講じてください」とか「この部分は『ガイドライン』から外れているので再度、検討してもらえないか」といった対話が生まれるはずですが、Asia East Region Directorが拒んでいる以上、仕方がありません。

自分たちに都合のいいようにルールを捻じ曲げて解釈するクラブやメンバーもいる中、「感染防止対策」までそうしたことが行われていいのかどうか、Asia East Region Directorをはじめ、全てのメンバーが真剣に考えてもらいたいと思います。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で22日、新たに88人の感染が確認されました。

神奈川県で22日、新たに38人の感染が確認されました。

大阪府で22日、新たに67人の感染が確認されました。

愛知県で22日、新たに9人の感染が確認されました。70日ぶりに1ケタ台になりました。

福岡県で22日、新たに2人の感染が確認されました。

2020年9月22日 (火)

第7回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」について(12)

最後に、日本の「改正動物愛護法」の環境省令「飼養管理基準」において、TICAのような団体に求められていることは何かを考えます。

TICA Asia East Region Directorをはじめ、8月1日の「オンラインミーティング」に参加された日本のクラブ代表/Judgeのみなさんは既にお読みかと思いますが、第7回動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会の「議事概要」には、委員から次のような発言がありました。

【TICA/CFAなどに求められている役割】

「例えばアメリカ最大手の猫籍登録団体のCFAやスウェーデンのケネルクラブといった、いわゆる血統書の登録団体が自主規制で、ブリーダーに対してガイドライン、ガイドブックを出している状況である。日本においても事業者であるJKC等や、猫においても日本ではCFA傘下のキャットクラブも多いことから、これらの団体が自主基準を持ってもらい、業界において厳しい自主規制を行ってもらいたいというのが希望。法律となるとどうしても最低基準になってしまうのはしょうがないところもあるため、業界自身が自主的な数値、理想的なものを作っていただきたいというのが希望としてある」--。

※第7回動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会(議事概要)はこちら
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/tekisei/h29_07a.pdf

日本におけるTICAの位置付けを考えれば、「CFA」を「TICA」と置き換えてもいいでしょうし、「CFA」や「TICA」と読み換えても差し支えないでしょう。

いずれにしてもTICA Asia East Region Directorは、TICA Asia East Regionに求められている役割が「自主基準を持ってもらい、業界において厳しい自主規制を行ってもらいたい」ということを認識する必要があります。

【「自主基準」「厳しい自主規制」への期待と要請】

これが現状における「社会の要請」と捉えるなら、不平不満や不都合/不具合を指摘することよりも、「改正愛護法」や環境省令を補完すべき「自主基準」や「自主規制」とは何かに重点を置く、あるいは軸足を移すことが求められ、そのリーダーシップの役割こそAsia East Region Directorが果たすべきでしょう。

同時に日本のクラブ代表/Judgeも、本当に「改正動物愛護法」にかかわるつもりがあるなら、まずはTICA Asia East Regionとしてどのような「自主基準」が考えられのか、 どこまで「厳しい自主規制」ができるのか考えてみる必要もあります。

ただ、現Asia East Region Directorは従来のAsia Regionにおけるセクレタリーの役割しか担わず、新型コロナの「感染防止対策」の「ガイドライン」づくりでさえ意欲を欠き、労を厭っていますから、期待するだけ無駄かもしれません。

【優良ブリーダーは本当に廃業を迫られる?】

8月1日の「オンラインミーティング」では、「基準案」に対する不平不満やTICAのブリーダーにとって都合が悪い部分を指摘する意見が相次ぎ、TICA Asia East Region DirectorはRegion公式サイトで「これらを考慮していただけないと、廃業を迫られる優良ブリーダーが出てしまう恐れがある」と書いていましたが(※すでにRegion公式サイトから削除されています)、果たして本当にそうでしょうか。

環境省は第7回検討会において「悪質な業者への厳格な対応」というページを作り、「適正な飼養管理の基準の具体化について-飼養管理基準として定める事項(案)」に加えたそうです(下記参照)。
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【TICA Asia East RDはペット業界の主張を代弁した?】

ペット業界からは厳しい規制では廃業を迫られるといった意見も出ているようですが、Asia East Region DirectoがRegionサイトで書いていたことは、主張の組み立てとしてはペット業界の主張と似ています。

悪質な業者/悪徳ブリーダーを排除するための法律や省令が果たして本当に「廃業を迫られる優良ブリーダーが出てしまう恐れがある」と言えるのかどうか--全てのRegionメンバーは真剣に考えなければならないでしょう。

行き過ぎた厳しい規制であれば確かに「廃業を迫られる優良ブリーダーが出てしまう恐れがある」と言えないこともないでしょう。

ですが、緩すぎてはもはや「規制」とはいえず、何のための「改正」であり、何のための「飼養管理基準」なのか分かりません。

動物愛護団体からは「脅しに屈してはならない」との声も出ているようです。

Asia East Region Directorが本気で取り組むつもりであるなら、その両方を踏まえた上でTICA Asia East Regionとしてどう考えるのかということこそ、Asia East Region Directorは考えなければならないのです。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で21日、新たに98人の感染が確認されました。7日ぶりに100人を下回りました。

神奈川県で21日、新たに20人の感染が確認されました。

大阪府で21日、新たに39人の感染が確認されました。

愛知県で21日、新たに19人の感染が確認されました。

福岡県で21日、新たに1の感染が確認されました。

2020年9月21日 (月)

第7回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」について(11)

8月1日の「オンラインミーティング」では全く話題に出ませんでしたが、もし今からでも意見や要望を送るつもりがあれば、「改正動物愛護法」の環境省「飼養管理基準案」に対してだけではなく、先手を打って「基準の解説書(仮称)」について、みなさんの環境省に送るという手もあります。

【「基準の解説書(仮称)」とはどういうものか?】

「飼養管理基準として定める事項(案)」には次のように書いてあります。
①基準を満たす状態(満たさない状態)の例示
②基準を適用した場合の代表的な品種ごとの具体的数値
③基準を満たすだけでなく、より理想的な飼養管理の考え方

自治体にとって「現場の指導の際に参照できる」ものであり、事業者にとっては「守るべき事項が明確になる」ものという位置です。

検討会座長提言においては「『遵守基準』は罰則を伴う義務規定とし,併せて『基準の解説書』は基準を満たすための例示や,より良い飼養管理の考え方を示すものとした」と言及されています。

「解説書」のイメージは下記のようになっています。
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【ケージの構造については「解説書」で詳しく】

例えばケージについては「犬種ごとのケージのサイズ」と記載されていますから、「猫についてはどうなっているのか」「猫種ごとのケージのサイズも必要ではないか」と要望することはできます。(※別のところで「個体に着目した基準とするため、体長と体高の比率を用いて規定するとともに、品種ごとの目安となるケージの大きさを解説書で示す」とも書いてありますから「猫種」についても示すつもりかもしれません)

このほか、ケージの構造については「清掃や日常の維持管理が容易な規模・構造を確保することや、脱走しない高さを確保することについて、解説書で説明する」としています。

現行基準においても「不安定な状態でのケージの積み重ねやふん尿が漏えいする構造等は認めない(不適合)」ようになっていますが、「だが、「解説書で具体的に説明」するということになっています。

【省令と「基準の解説書」は来年6月1日に同時施行】

検討会の事務局側は「検討会では引き続き基準の解説書について検討を行い、省令とこの基準の解説書を来年の6月1日に施行する予定」としています。

TICA Asia East Region Directorをはじめ、日本のクラブ代表/Judge、Regionメンバーで「改正動物愛護法」の問題に本気で取り組むつもりがあるなら、「基準の解説書」において具体的に説明してほしい点を要望することは有効でしょう。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で20日、新たに162人の感染が確認されました。3日ぶりに200人を下回りが、6日連続で100人を超えています。

神奈川県で20日、新たに60人の感染が確認されました。

大阪府で20日、新たに59人の感染が確認されました。

愛知県で20日、新たに33人の感染が確認されました。

福岡県で20日、新たに7人の感染が確認されました。4日連続で10人以下です。

2020年9月20日 (日)

第7回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」について(10)

「改正動物愛護法」の環境省の「飼養管理基準案」において、温度管理は現状、それほど厳しいものではありません。

•「動物の健康に支障が出るおそれがある状態(寒冷時や高温時に動物に発現する状態)の禁止、温度・湿度計の設置を義務付け」としており、その根拠として「温度・湿度は、季節や地域による差が大きいこと、寒冷地に適した品種等がいることを考慮し、一律に数値を定めるのではなく、禁止される動物の状態そのものを規定し、個体ごとの適正な管理を義務付ける」としています。

ただ、地球温暖化の影響により日本においても夏場の温度・湿度が異常に高い状態があることを考えると「飼養管理基準」としてそれなりの具体的数値が必要になるかもしれません。
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【各団体は具体的数値の必要性を求める】

TICA Asia East Regionの8月1日の「オンラインミーティング」では全く話題に上りませんでしたが、例えば公益財団法人動物環境・福祉協会Evaでは「要望」の中で「温度・湿度は一律に数値を定めないとありますが、中にはエアコンもない施設もあり夏は熱中症、冬は凍死する動物もいます。曖昧な表現ではなく最低温度と最高温度は定めていただきたいです」と求めています。

議連案は「(猫)寝床の温度18~29℃ 湿度30~70%」、共生連絡会は「(猫)温度20~28℃ 湿度50~60%」としており、環境省が示した「適正な飼養管理の基準の具体化について-飼養管理基準として定める事項(案)」では、「基準の解説書(仮称)」の中で「望ましい温度管理の方法」が例として挙げられています。

【自然光/日照サイクルの確保の義務付け】

温度・湿度とともに、自然光や照明による日照サイクルの確保を義務付けています。

この背景にある根拠は、「自然光や照明がない場所での飼養を禁止し、夜間における照明の制限等を規定する。また、これにより猫の繁殖の人為的なコントロールを防ぐ」というものですが、私はこれに加えて外気との通風性/通気性の確保も大切だと考えています。(※臭気の問題とは別です)

【通風性/通気性も重要な環境管理のひとつ】

人間が室内にいて、「外の風を吸いたい」と思うように、猫も自然の風を体で感じ、外の気配を含めて外気に触れたいだろうと思うからです。

各団体も「自然採光」という考え方はしているようですが、外気や風に関してはあまり指摘がないように感じます。

「~することが望ましい」という表現でも入れられないかと思っているところです。

TICA Asia East Region Directorが本気でこの問題に取り組むつもりがあって8月1日の「オンラインミーティング」で呼びかけたのであれば、単に自分たちにとって不都合や不満があるからというだけでなく、さらによりよいものにしていくためにどうできるかについても意見/要望を送るべきであり、そうしてこそ「TICA Asia East Regionとして」の意見/要望に相応しいものになるでしょう。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で19日、新たに218人の感染が確認されました。2日連続で200人を超えました。

神奈川県で19日、新たに69人の感染が確認されました。

大阪府で19日、新たに81人の感染が確認されました。これにより大阪府の累計感染者数は1万人を超えました。

愛知県で19日、新たに31人の感染が確認されました。

福岡県で19日、新たに9人の感染が確認されました。3日連続で10人以下です。

◆世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏は18日、「1週間当たりの死者数5万人は容認できない数字だ」と述べました。世界の累計死者数は100万人に近づいています。

2020年9月19日 (土)

第7回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」について(9)

8月1日の「オンラインミーティング」では、ケージの規定に対する意見も出ていました。

【「環境省案」の猫に関する基準案】

◆運動スペース分離型(ケージ飼育等)の基準(寝床や休息場所となるケージと運動スペースを分離するタイプ)
猫:タテ体長の2倍×ヨコ体長の1.5倍×高さ体高の3倍(棚を設け2段以上の構造とする)
(複数飼養する場合:各個体に対する上記の広さの合計面積を確保)

◆運動スペース一体型(平飼い等)の基準(寝床や休息場所と運動スペースを含む檻・ケージ等)
猫:分離型のケージサイズの床面積の2倍×高さ体高の4倍(2つ以上の棚を設け3段以上の構造とする)
複数飼養する場合は、分離型のケージサイズ×頭数分の床面積を確保

繁殖時:親子当たり上記の1頭分の面積を確保(親子以外の個体の同居不可)
※複数飼養は、親や他の個体等との社会性を養う重要性を考慮することとし、闘争等が起こる組合せでの飼養は認めない。Photo_20200918205101
【Evaの猫に関する基準案に対する要望】

これに対し公益財団法人動物環境・福祉協会Evaの「要望」「嘆願書」では4つ目として次のように求めています。

「平均的な猫の体高は25cmです。猫は、縦の(立体的)運動が大事なことから、体高の4倍の高さ(100cm)では低すぎます。ケージ飼育を前提とするならば、分離型・一体型と分ける必要もなく棚板が3枚設置できる高さ180cmのケージを要望いたします」--。
http://www.eva.or.jp/suchi_youbou

【TICA Asia East Regionの意見/要望は?】

では、これらに対してAsia East Region Directorはどのような見解を持ち、「TICA Asia East Regionとして…」とするなら、どのような要望を脳裏に描いているのでしょうか。

環境省の基準案でいいのか。

環境省の基準案より狭く/低くていいのか。

できるだけEvaの案に近付け、広く/高くした方がいいのか。

Evaの案よりもっと広く/高くした方がいいのか。

おそらくTICA Asia East Regionの中で、意見は大きく分かれることでしょう。

【家に猫が住む?人が猫舎に住む?】

我が家の場合、ケージを使っていないですし、子猫も「ケージ飼養不可」を条件にお譲りしていますから、そもそも〝規格外〟ということになるかもしれません。

Evaの杉本彩さんが言うところの「適正に繁殖させているブリーダー」「適正に飼養しているブリーダー」が具体的にどのようなものであるか分かりませんが、ケージを使っていないとしても、人間の家に猫が住んでいるイメージではないでしょうか。

我が家のように、どちらかというと猫舎に人間が住んでいると言った方が正しいブリーダーを見学すれば、杉本彩さんも驚くかも……

ですから、この問題も原点に立ち返り、「悪質な事業者を排除するために、事業者に対して自治体がレッドカードを出しやすい明確な基準とする」「自治体がチェックしやすい統一的な考え方で基準を設定」--というポイントを常に頭に入れて考える必要があります。

TICA Asia East Regionとして意見/要望を送るのであれば、このポイントを踏まえなければならないということになります。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で18日、新たに220人の感染が確認されました。6日ぶりに200人を超えました。

神奈川県で18日、新たに78人の感染が確認されました。

大阪府で18日、新たに60人の感染が確認されました。1週間連続で100人を下回っています。

愛知県で18日、新たに40人の感染が確認されました。

福岡県で18日、新たに8人の感染が確認されました。

2020年9月18日 (金)

第7回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」について(8)

8月1日の「オンラインミーティング」を振り返ると、「改正動物愛護法」の環境省令である「飼養管理基準」について、「動物の飼養又は保管に従事する従業者の員数に関する事項」を巡って意見が出ました。

「環境省案」は「猫:1人当たり繁殖猫25頭、販売猫等30頭まで(親と同居している子猫は頭数に含めない)」というものですが、要は「頭数が少なすぎる」という感じだったかと思います。

これに対して公益財団法人動物環境・福祉協会Evaは、「子犬子猫の世話もあることから、多くても1名で10頭まででなければ適正飼育にはなりません」(「2020年8月数値規制の要望」から)としています。Photo_20200917102801
【根拠なき意見交換の無意味さ】

環境省案にしろ、議連案にしろ、Eva案にしろ、それなりの根拠を示した上で「案」を提示しています。

ですが、TICA Asia East Regionの場合、8月1日の「オンラインミーティング」に限ってのこととは言え、根拠についての意見交換は全くありませんでした。

「環境省案の根拠や前提がおかしい」というところから議論はスタートすべきですが、それがなかったのは、最終的にどのような意見や要望を送るにしても、根本において致命的と言えるでしょう。

環境省案とEva案の根本的な違いは、「接客時間」をカウントするどうかにあるようです。

Evaでは、ペットショップを念頭に「基本的に接客して販売する業務です。売買契約時は1件1時間半~2時間の時間を有し、その他は、ほぼ客への売り込みに追われることから、8時間(480分)のうち、半分の4時間は接客業務とし、半分の時間で生体管理であるならば、240分÷24分(1頭当たりの世話時間)=10頭/1名でなければ、現状を変えることはできません」(「2020年8月数値規制の要望」から)としており、根拠としてはそれなりに理解できます。

【「ブリーダー」とひとくちに言っても多様】

「TICAのブリーダー」と言っても極めて多様でしょう。

専業主婦(主夫)がブリードしている場合、夫婦が共働きでブリードしている場合で違いますし、ペットショップ業者も会員であることから、ペットショップ業者でTICAのブリーダーであるケースもあるでしょう。

TICA Asia East Regionとして「従業者の員数に関する事項」に何らかの要望をする場合、Asia East Region Directorはどのような根拠に基づいて要望するつもりでしょうか。

原点に立ち返れば、「基準案」には「悪質な事業者を排除するために、事業者に対して自治体がレッドカードを出しやすい明確な基準とする」「自治体がチェックしやすい統一的な考え方で基準を設定」--というポイントがあることを忘れてはなりません。

【「反論」+「新たな提案」の重要性】

それぞれの団体等の根拠を調べ上げた上で反論を作り、それを上回る合理的根拠に基づきTICA Asia East Regionとしての提案をつくるのは容易ではありません。

単に「多すぎる」とか「少なすぎる」ではなく、どうして「多すぎる」と言えるのか、どうして「少なすぎる」といえるのかを示さねば、〝外野〟が自己都合の身勝手な不平不満をぶつけているだけに過ぎないのです。

もし、TICA Asia East Regionとして何かを要望するのであれば、「反論」+「新たな提案」の重要性を認識して組み立てねばならないというわけです。

【猫の視点・知見等は十分に反映されているか】

ただ、「環境省案」にしても、Eva案にしても総じて「犬」についての「基準案」であって、必ずしも十分に「猫」についての理解を踏まえているとは思えない部分も多々あります。

今もいろいろ調べている最中ですが、どうも「猫」については視点も情報も知見も手薄になっている感が否めません。

それらを突破口に、TICA Asia East Regionとして(意見や要望ではないにしても)様々な指摘や提案をしていくことは可能ではないかと思っています。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、世界の累計感染者が18日、3000万人を超えました。最も多いのは米国の約666万人で、全体の2割強を占め、次いでインドの約512万人、ブラジルの約442万人の順。この3カ国で全体の半数を超えるとのこと。

東京都で17日、新たに171人の感染が確認されました。3日連続で100人を超えてました。

神奈川県で17日、新たに65人の感染が確認されました。

大阪府で17日、新たに57人の感染が確認されました。

愛知県で17日、新たに36人の感染が確認されました。感染者数はこれで累計5001人と5000人を超えました。

福岡県で17日、新たに9人の感染が確認されました。3日ぶりに10人を下回りました。

2020年9月17日 (木)

第7回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」について(7)

日本のTICAクラブ代表/Judgeが参加した8月1日の「オンラインミーティング」では、「改正動物愛護法」の環境省令である「飼養管理基準」について、ケージや従業員数が話題に上りましたが、「繁殖回数・方法」は特段、異議や異論、反対意見は出ませんでした。

「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」で示された環境省案については9月9日のブログで紹介したとおりですが、「オンラインミーティング」に参加した全ての日本のTICAクラブ代表/Judgeにおいては内容的に問題がないということなのでしょうか。

これに対し、公益財団法人動物環境・福祉協会Evaでは、「要望」「嘆願書」をご覧頂ければ分かりますが、7つ目として環境省案に反対し、対案を示しています。

【「生涯3産、5歳まで」の対案をどう考えるか】

TICA Asia East Regionのブリーダーにとって気になるのは2番目の「生涯3産、5歳まで」という対案ではないかと思いました。

Evaではその根拠として、「適正に繁殖させているブリーダーや、その獣医師に聞く平均出産年齢と回数は、5歳までに3産とのことから、引退後、健康に過ごすことができる生活を考慮し、身体に負担がかからない生涯3産、5歳までとしていただきたいです」としていますが、その後に続く、「帝王切開」に関する説明でも念頭にあるのは「犬」であって、「猫」についても想定しているのかどうか…。この短い文面からは分かりません。

特に「適正に繁殖させているブリーダーや、その獣医師に聞く平均出産年齢と回数は…」というくだりは、もう少しエビデンスを明らかにしてほしいところです。

【TICAにおける〝優良〟〝適正〟ブリーダーの定義は?】

TICA Asia East Region DirectorはRegion公式サイトで一時期、「飼養管理基準」について「これらを考慮していただけないと、廃業を迫られる優良ブリーダーが出てしまう恐れがある」と書いていましたが(※すでにRegion公式サイトから削除されています)、そもそも「優良ブリーダー」の定義は何なのでしょうか?

Asia East Region Directorはどのようなブリーダーを念頭に置いて、そのような文言を使ったのでしょうか?

「適正に繁殖させているブリーダー」も同じです。

世間では一般的に「適正飼養管理」という言葉が共通認識として定着していますし、「悪徳ブリーダー」の反対語として「適正に繁殖させているブリーダー」と言っているのだと思いますが、もしTICA Asia East Regionで「適正に繁殖させているブリーダー」「適正飼養ブリーダー」という言葉を使うなら、やはり定義付けが欠かせません。

【TICAに「Outstanding Cattery」はあるが…】

TICAのキャッテリー(ブリーダー)と言っても、登録しているだけ(registered)に過ぎず、TICA認定キャッテリーでもTICA公認キャッテリーではないわけですから、それだけで「優良」であるとか「適正」であるとかを表すものではありません。

TICAには「Outstanding Cattery Program」というものがあり、このProgramに入って認証を得れば、「優良」で「適正」かというと、Programの内容を見る限り、日本の「改正動物愛護法」に沿い、「飼養管理基準案」に適ったものであるとは言えず、やはり意味がありません。

Asia East Region Directorが「改正動物愛護法」への取り組みに本気で本腰を入れるのであれば、TICA Asia East Regionにおける「優良ブリーダー」や「適正飼養ブリーダー」の定義付けをした上で、TICA Asia East版の「優良(適正飼養)ブリーダー」のガイドラインや認証制度等を創設していく必要があるでしょう。

そうした努力を積み重ねることなくしてTICAやTICA Asia East Regionの名称を使って意見や要望を送っても、相手になれないばかりかバカにされかねません。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

インド政府は16日、累計感染者数が502万359人になったと発表しました。累計感染者数が500万人を超えるのは米国に次ぎ2カ国目です。

東京都で16日、新たに163人の感染が確認されました。2日連続で100人を超えました。

神奈川県で16日、新たに101人の感染が確認されました。

大阪府で16日、新たに78人の感染が確認されました。

愛知県で16日、新たに22人の感染が確認されました。

福岡県で16日、新たに11人の感染が確認されました。

2020年9月16日 (水)

第7回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」について(6)

昨日のブログでもご照会しましたが、公益財団法人動物環境・福祉協会EvaによるYouTubeの解説動画はご覧になったでしょうか。

まだご覧頂いていないようでしたら、「#6 ペット業界の反論」だけでもご覧いただければと思います。

■The数値規制 #6 ペット業界の反論
https://m.youtube.com/watch?v=N54rew8tDs4

というのも、ここでペットショップの店員が配っていたという「嘆願書」が取り上げられ、Eva代表の杉本彩さんがコメントしているからです。

また、ネット上でどのような主張が出ているかについても触れていました。

【いつどのように取り上げられるか分からない危うさ】

何が言いたいかというと、TICA Asia East Region Directorが8月1日の「オンラインミーティング」で言い出した「改正動物愛護法」に対する取り組み、そして8月3日のRegion公式サイトの「お知らせ」で掲載した「■動物愛護法・環境省基準案について」の「『「環境省基準案』について、ぜひ皆様からのご意見をお送りください」「FAXをお送りください。現役ブリーダーの多くの声を届けたいです」というメッセージの類いだって、誰がいつどのような形で取り上げるか分からないということなのです。

TICA Asia East Region Directorは当初、TICAのRegionとしてこの問題に取り組み、意見や要望を出すかのような発言をしていましたが、不用意に送ったり、ネット上でさらしたりして、どのような反響が起こるかまで思い描いた上で発言したのでしょうか。

私には、単なる思い付きで、誰かが言い出したことに後先考えずに飛び付いてしまったとしか映りません。

【TICAにとってプラス/マイナスどちらが勝るか】

もちろん立派な「要望書」や「意見書」を提出すれば、TICA Asia East Regionの評価と評判は上がるかもしれませんが、ろくでもない「要望書」や「意見書」を出せば、世間の批判を浴びることは間違いありません。

Asia East Region Directorは「意見」や「要望」等について賛同クラブを募り、賛同クラブ名も入れて提出するかのような発言をしていて、土壇場で踏み留まったものの、そのまま突き進んでいたらどうなっていたことかと、今考えても恐ろしくなります。

Region公式サイトの「お知らせ」では、 Region Directorは「現役ブリーダーの多くの声を届けたいです」と書いていますが、TICA Asia East Regionはブリーダーだけの集まりではなく、ペット業界の人もいれば、ペットショップへの子猫の卸売り業者もいるわけです。

TICA Asia East Regionの〝露出〟が増えていけば、組織の実態を暴かれるリスクも増すわけです。

「改正動物愛護法」を巡るAsia East Region Directorの言動は、自分が見える範囲の表層の、しかも都合のいい部分だけしか見ていないからとしか思えません。

【数に頼る〝愚〟に与してはならない】

このペット業界による「嘆願書」を巡っては、5000通が犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟の議員の元に届けられたという話も出ていました。

確かに、多くの人の「声」は大切でしょう。

その意味では、Asia East Region Directorが書いている「現役ブリーダーの多くの声を届けたいです」という気持ちは分からないではありません。

ですが、Asia East Region Directorはそれよりも大切なことを忘れています。

しっかりした根拠を示した上で、正しい意見/要望を組み立てることです。

私が敢えて「組み立てる」と書いたのは、単なる思い付きでいい加減なことを主張し、不平不満/不都合等を口に突き付けるだけでは意味がないということです。

Asia East Region Directorが本気で取り組む意思があり、今なおTICA Asia East Regionメンバーに「『環境省基準案』について、ぜひ皆様からのご意見をお送りください」と呼びかけるのであれば、しっかり勉強して正しい意見/要望を組み立てる努力を積み重ねていただきたいと思います。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で15日、新たに191人の感染が確認されました。昨日は月曜日ということもあり、100人を下回りましたが、再び100人台になりました。

神奈川県で15日、新たに52人の感染が確認されました。

大阪府で15日、新たに89人の感染が確認されました。

愛知県で15日、新たに23人の感染が確認されました。

福岡県で15日、新たに11人の感染が確認されました。

2020年9月15日 (火)

第7回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」について(5)

「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」の動きに対し、動物愛護団体などはどのように受け止め、新たに対応しようとしているでしょうか。

8月1日の「オンラインミーティング」に参加していた日本のTICAクラブ代表やJudge、そして改正動物愛護法への関与を呼びかけたTICA Asia East Region Directorにおいてはフォローしていると思いますが、一般メンバーのみなさんにも関心を持って頂くためにいくつかご紹介したいと思います。

【Evaでは「要望書」や「嘆願書」】

公益財団法人動物環境・福祉協会Evaは、第6回検討会を前に「要望書」を提出したほか、「嘆願書」を作成し、署名集めをしています。

EvaのHPでは、「秋には中央環境審議会動物愛護部会にて審議、その後パブリックコメントが実施されます。パブコメまで諦めず、環境省に訴えていきたいと思いますので、どうかみなさま、お力添えいただけないでしょうか」と呼びかけているところです。

TICA Asia East Region Directorも8月1日の「オンラインミーティング」で、TICA Asia East Regionとしての何らかの関与を呼びかけていましたから、ただの気まぐれや思い付きでないなら、秋の中央環境審議会動物愛護部会にて審議、その後のパブコメに向け、準備していく必要があります。

このブログでは既にご紹介しましたが、Eva代表の杉本彩さんが解説するYouTubeの動画のリンクを貼っておきます。それぞれ10分前後ですのでご覧いただければと思います。

※Evaによる「2020年8月数値規制の要望」はこちら
http://www.eva.or.jp/suchi_youbou

※YouTubeでの杉本彩さんの解説動画
■The数値規制 #2 数値規制って何?
https://m.youtube.com/watch?v=EQ2nmHmg8_U

■The数値規制 #3 従業員の員数について
https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=6CN4N0cs-8I

■The数値規制 #4 飼養スペースについて
https://m.youtube.com/watch?v=rKHuVOBGoT4

■The数値規制 #5 Evaの要望について
https://m.youtube.com/watch?v=L1pm1DtlQok

■The数値規制 #6 ペット業界の反論
https://m.youtube.com/watch?v=N54rew8tDs4

【改正動物愛護法と〝命の商品化〟の問題】

REANIMALというサイトでは今回の「改正動物愛護法」についての課題や問題点などを論じる「“命の商品化”を考える」という連載が掲載されています。

■“命の商品化”を考える
https://reanimal.jp/article/2020/04/28/202.html

4月にスタートし、8月24日まで12回分がアップされています。

【朝日新聞記者が指摘する「環境省案に残る二つの問題」】

朝日新聞購読者であれば良くご存知かと思いますが、太田匡彦専門記者によるコラムも勉強になるかと思います。

■犬猫の繁殖・販売業者への「数値規制」 環境省案に残る二つの問題
https://news.yahoo.co.jp/byline/ohtamasahiko/20200814-00193056/

【TICAメンバーとして意見/要望するのなら】

猫愛好家として、ブリーダーとして、子猫の卸売業者として、あるいは最近、TICAでも増えているペット業者として、今回の「改正動物愛護法」に関して何をどう主張しようが、誰にどのような意見/要望を送ろうが自由です。

しかし、TICAのメンバーとして、TICAのブリーダーとして、あるいはTICAのRegion Directorとして主張し、意見/要望を送るのであれば、自ずと制約がかかります。

しかし、8月1日の「オンラインミーティング」を聞いていて感じたのは、単なる猫愛好家、ブリーダー、子猫卸売業者、ペット業者の域を出ていない発言が目立ったということです。

TICAの理念と使命を理解し、それに恥じない主張をしなければならないはずなのに、そもそもの「改正動物愛護法」をろくに勉強もせず、動物愛護団体の苦労を思い描くこともなく、単純に自分たちの不都合や不満だけから意見/要望を送ろうとしているように私には映りました。

右の意見があるならその意見にもよく耳を傾け、それと正反対の左の意見があればそれもよく理解しようと努めることを通じて、本当に必要で、かつ実効性のある法律とはどうあるべきかを真剣に考えなければならないはずです。

しかし、残念なことに8月1日の「オンラインミーティング」ではそうした理念的な背景を読み取ることはできませんでした。

TICA Asia East Region Directorは自らテーマに掲げ、日本のクラブ代表/Judgeに呼びかけたわけですから、自らの発言に責任を持つつもりがあるのであれば、今後、どういう方向でどういうふうにしていきたいのか、明確なメッセージを出すべきでしょう。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で14日、新たに80人の感染が確認されました。1週間ぶりに100人を下回りました。

神奈川県で14日、新たに16人の感染が確認されました。

大阪府で14日、新たに32人の感染が確認されました。50人を下回るのは7日ぶりです。

愛知県で14日、新たに23人の感染が確認されました。

福岡県で14日、新たに7人の感染が確認されました。2日連続で10人以下です。

2020年9月14日 (月)

ショー「中止」と感染状況の判断の難しさ

下記の【注目ニュース】でも取り上げていますが、全世界での1日当たりの新規感染者数が過去最多となりました(WHOの13日の集計)。

一方、日本はというと、これも【注目ニュース】で紹介している通り、「第2波」が収束しつつあり、1日当たりの新規感染者数は減少傾向にあります。

【年内のTICAショーは長野県上田市の1つだけ】

TICA Asia East Region公式サイトによれば、12月20日の東京でのショーも「中止」が決まり、日本における年内のショーは12月5日の長野県上田市のショーだけになりました。

12月20日の東京でのショーについては、8月1日の「オンラインミーティング」で「中止」の意向が示されたものの、Region公式サイトでの発表(9月12日)まで1カ月以上の間が空きました。

どうしてこれだけ時間がかかったか詳細は分かりませんが、実際に「中止」にするかどうか感染状況を注視していたとしても不思議ではありませんし、むしろ当然かもしれません。

ショー「中止」と感染状況の判断の難しさが浮き彫りになったようにも映ります。

【福岡の感染状況はかなり落ち着いた?】

福岡では10月3~4日、11月28~29日の2つのショーが「中止」になっています。(※10月ショーはRegion公式サイトとクラブサイトで告知あり、11月ショーについてはRegion公式サイトのみの告知)

しかし、足元の感染状況を見るとショーを中止にしなくても大丈夫そうな雰囲気もあります。

なにしろ政府においても10月1日から「Go To キャンペーン」の対象として東京都も含めることを検討しているわけで、そうなれば胸を張って開催できた可能性もあります。(※もちろん感染状況は1日当たりの新規感染者数だけで測れるものではありません)

いつどのような状況において「中止/延期」の判断を下すのか、極めて難しいということを端的に示すケースと言えるかもしれません。

Region公式サイトでは11月ショーも「中止」となっていますが、クラブサイトでの告知はありませんから「中止」撤回という選択肢もあり得るということでしょうか。

【長野県上田市の感染状況も落ち着き見せる】

全国の傾向と同様に、長野県と同県上田市の感染状況も落ち着きを見せ始めたようです。

長野県は12日、上田市を含む上田圏域の「感染警戒レベル」を最も高い「レベル4」から「レベル3」に引き下げることを発表しています。

このまま「収束」に向かえば、ショー再開も可能になりそうですが、逆に12月上旬に「第3波」が来るようだと逆に厳しくなり、難しい判断を迫られることになるかもしれません。

12月20日の東京でのショーも「中止」にはなりましたが、一度「中止」にしたからと言って撤回してはならないというルールはありませんし、そうした事例も既にあるわけですから、もしかすると開催の可能性が全くないとは言い切れないといえます。

【Region Directorの存在意義が問われる】

こうして考えてくると、TICA Asia East Region Directorの意向や方針、方向性のメッセージとは一体、何なのかという疑問が出てきます。

8月1日の「オンラインミーティング」に参加していた日本のクラブ代表/Judgeもそのことをよくよく考えて頂きたいところです。

結局のところ、TICA Asia East Region Director自身が詳細な状況と分析力がなく、TICAのBoard Member/Region Directorとしての責任意識もなく、ショー中止/延期、再開の判断基準を示さず(あるいは示せず)、無為無策の成り行き任せにしているところに、全ての問題があるのではないでしょうか。

ショーを再開するにしても「中止」を撤回するにしても、このままではTICA Asia East Regionとしての万全の「感染防止対策」などないままに、なし崩し的に杜撰でいい加減な「対策」が取られ、TICAのショーにおいて「クラスター」が発生するリスクは拭いきれません。

TICA Asia East Region Directorからはショー再開に際して「参加者全員の安心・安全が第一」という強力なメッセージが今なお、明確な形で発信されていないのです。

このような状況ではRegion Directorがいてもいなくてもかわらず、Region運営の一番重要なところが機能不全のまま最悪の事態を招きかねないと心配です。

※「第7回動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

世界保健機関(WHO)の13日の集計によると、1日(24時間)当たりの新規感染者数が全世界合計で過去最多となる30万7930人を記録したとのことです。最も多いのはインド(約9万4000人)で、以下、米国(約4万6000人)、ブラジル(約4万4000人)、スペイン(約1万2000人)と続きます。

東京都で13日、新たに146人の感染が確認されました。

神奈川県で13日、新たに53人の感染が確認されました。

大阪府で13日、新たに77人の感染が確認されました。

愛知県で13日、新たに33人の感染が確認されました。

福岡県で13日、新たに9人の感染が確認されました。2カ月ぶりに10人を下回りました。

2020年9月13日 (日)

第7回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」について(4)

最後に第7回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」の資料として公開されている「犬と猫の動物福祉に配慮した,より良い飼養形態の提案に向けて-動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会座長提言-」について触れたいと思います。

座長提言では、「国においては以下の取り組みを進めること」として以下の5点を求めています。

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【国に対して求めること】

基準の解説書においては、遵守基準の具体的な解説に加え、より良い飼養管理のあり方を示すこと。特に動物の飼養環境(臭気,温度,湿度等)については、参考となる数値等も明示すること。

長期的により良い飼養管理方法に移行していくことの重要性を踏まえつつ、基準に定める項目によっては十分な準備期間がとれるように配慮すること。

一般的に動物福祉の向上を求める場合には、行政コストや消費者の負担が増大する可能性が高い。将来の動物取扱業における動物福祉の向上に向けては、各種意識調査(国民生活に関する世論調査や国民生活基礎調査)等を通じて国民の動物の飼養等に関する状況および意見を広く聴取すること。

新たな基準の運用を通じて各自治体の関連データ(例えば立入検査で問題となった点等)を集めて解析し、今後の合理的(科学的)判断の根拠として活用すること。

消費者も含めた「理想的な飼養形態」のあり方については,今後も有識者による検討を継続すること。

また、事業者に対しては、以下の3点を求めています。

【事業者に対して求めること】

動物取扱業のさらなる適正化のためには,規制強化という側面だけでなく,事業者の自主的な取組が重要であることから,格付け・認定(優良基準)の仕組み,第3者による検証制度等を検討すること。また,行政はそのような自主的な取組を支援すること。

不適正な飼養がなくならなければ,今後も規制は強化される可能性が高いことを認識し,基準の解説書等を参考に動物の飼養環境の改善に努力すること。

命ある動物を取り扱うことを再認識するとともに,破綻による影響を考慮して複数の者による経営を心掛けること。
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このほか「消費者に求めること」と「自治体に求めること」がありますが、それは下記の全文でお読みいただければと思います。

TICA Asia East Regionとして関われる部分、貢献できる部分があるとして、上記の座長提言に沿ったものであるなら実現の可能性はあるのではないでしょうか。

Asia East Region Directorがどこまで本気で8月1日の「オンラインミーティング」で意見交換のテーマとして提案したのか分かりませんが、全く不可能というわけではありません。

TICAという団体の特徴を最大限に活かしたかかわり方があるのかどうか、Asia East Region Directorが本当に取り組む気があるなら、知恵を絞っていただきたいと思います。

※「犬と猫の動物福祉に配慮した,より良い飼養形態の提案に向けて-動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会座長提言-」全文
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/tekisei/h29_07/mat02.pdf

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で12日、新たに226人の感染が確認されました。

神奈川県で12日、新たに68人の感染が確認されました。

大阪府で12日、新たに83人の感染が確認されました。

愛知県で12日、新たに29人の感染が確認されました。

福岡県で12日、新たに14人の感染が確認されました。

2020年9月12日 (土)

第7回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」について(3)

「飼養管理基準として定める事項(案)」において、どうして変更/修正(赤字部分)したのかは「議事概要」をお読みいただくと背景や理由がよく分かります。

昨日も指摘しましたが、環境省や超党派の議連に意見や要望を送る場合、議論の推移や内容、特に委員がどのような質問をしてそれに事務局側がどう答えたかなどを良く調べた上で書かないとトンチンカンなものになったり、的外れなものになったりしかねません。

※第7回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」の「議事概要」はこちら
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/tekisei/h29_07a.pdf

【小泉進次郎環境相の冒頭挨拶から】

8月1日の「オンラインミーティング」では、Asia East Region Directorをはじめ、そもそもの「改正動物愛護法」の趣旨や経緯について良く調べずに発言したと思われるところが随所にありました。

第7回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」では小泉環境相が冒頭挨拶し、それが議事概要にも掲載されていますが、重要と思われる部分を抜粋してご紹介します。

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◆基準案のポイントについて

環境省からお示しした事務局案のポイントは3点である。

第1に、悪質な事業者を排除するために、自治体がレッドカードを出しやすい明確な基準とすること。

第2に、自治体がチェックしやすい統一的な考え方で基準を設定すること。

第3に、議員立法による動物愛護管理法の改正を踏まえ、つまりこれは閣法ではなく議員立法だということ。この議員立法による動物愛護管理法の改正を踏まえて、超党派の議員連盟が作成した基準案を最大限尊重して、さらに動物愛護の精神にのっとりより良い基準とすること。

とりわけ重要なのは、第1の点、悪質な事業者を排除するために自治体がレッドカードを出しやすい明確な基準とすることである。明確で効果的な基準を定め、不適切な事業者を無くしていくことが何よりも重要である。

基準案は、自治体が現場を指導するための基準であり、事業者が守るべき事項である基準を、統一的な考え方によって明確にしている。

また、基準の内容自体も、第2の点、つまり自治体がチェックしやすい統一的な考え方で基準を設定することと、第3の点、議員立法だという経緯、そして動物愛護の精神に則るということ、この第2の点と第3の点を踏まえて、動物の健康・安全を確保するための水準を確保している。

◆ケージサイズ、従業員数の考え方

例えば、ケージのサイズは、品種や個体のサイズが多様であることに着目して、体長・体高をベースにした基準を提案している。

ケージの大きさは、超党派の議員連盟が作成した基準案を上回っており、動物一頭一頭に対して、十分な広さと高さを確保するものとなっている。

また、従業員の員数に係る基準案については、1頭当たりの世話に必要となる時間を基に、繁殖犬については1人15頭などの基準をお示しした。

事業者側からは、この基準に反対するような声も上がっているようだが、厳しい規制が嫌がられるかどうかといったことを判断のベースにするのではなく、あくまで動物のより良い状態の確保はどうあるべきかという視点に立つという考え方に変わりはない。

後退することのないよう、しっかりと取り組んでいく。

◆繁殖回数/制限について

重要な論点の1つである繁殖回数については、高齢の個体の繁殖への影響を考慮するとともに、最も確認しやすく、効果的な基準になり得るとの観点から、2年後の令和4年に施行されるマイクロチップの義務化を見据えて、年齢を基本とした基準を提案した。超党派議連の案のように、回数を基準にすべきとのご意見もあるが、回数では虚偽の情報を見抜くのが難しいといった課題がある。

一方で、2年後の令和4年のマイクロチップの義務化までの間は、年齢確認の確実性についても課題があることから、超党派議連のご意見も尊重して、年齢に加え、出産回数を6回とする規定を併用することについても早急に検討して、今月中に結論を得る。

年齢を基本とすると、出産の回数に制限がかからなくなるという懸念の声があるが、そのようなことはない。

今後、繁殖に用いられた犬や猫ができる限り早い段階で家庭などに譲渡されるための効果的な施策を推進するための議論の場を設けていく必要があると考えている。

また、1歳未満であろうとなかろうと、年齢や出産回数にかかわらず、雄、雌を問わず繁殖に適さない個体は交配を認めないこととしている。このように個体ごとの繁殖生理を踏まえることによって、野放図な繁殖を行わせない基準としている。

◆飼育の状態

これらの基準に加え、例えば「毛玉で覆われている」、「爪が伸びたままになっている」といった状況を放置すること自体を直接禁止する、動物の状態に着目した新たな基準も盛り込んだ。

◆EBPM(エビデンスに基づく政策立案)の必要性

最後に、全体を総括して一言私から申し上げると、今回、この飼養管理基準案を検討する過程の中で、多くの方々と議論を重ねてきた。

その中で強く感じたことは、好き嫌いや個人的な感覚、イデオロギーなどの下にあるべき論を振りかざして、ゼロか100かといった議論をすることが重要なのではなくて、データやファクトといった共通の土台に基づいて議論していく必要があるということ。

そして、それがまだまだ不足しているということ。

本年4月30日に改訂した動物愛護管理基本指針でも、適切な情報共有を通じて、証拠に基づき政策立案を推進していく、いわゆるEBPM(エビデンスに基づく政策立案)の必要性に触れた。今後、自治体とともにより強固なデータやファクトを整備していくために、我々自身が努力していく必要があると感じている。

今回の基準案については、議員立法という経緯を踏まえ、相当踏み込んだものにしたという自負はある。

不十分だと言う方はいるかもしれませんが、行政の立場から言えば、ゼロか100かという議論はない。最も不幸なことは、同じ方向を向いているにもかかわらず、自分の意見と完全には一致していないということをもって、敵と味方のように対立構造を作ってしまうということである。

今回の案は、悪質な事業者にレッドカードを突きつけるという点で最大限努力した案になっているという思いを持っている。

「この内容ではレッドカードは出せない」という声もあるようだが、個別の事業において実際に悪質な事業者にレッドカードが出せないような事例があれば、自治体と連携してしっかり対応していくことが重要である。
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8月1日の「オンラインミーティング」では、TICAのブリーダー/オーナーにとって不都合や不便、不満等があるとの意見が出され、Asia East Region Directorが要望や意見を送りましょう…といった流れを作りましたが、そう簡単でないことは小泉環境相の冒頭挨拶の抜粋からも明らかです。

もちろん、どんな要望や意見を送ろうが個人の自由ですが、事務局案のポイントから外れたものでは見向きもされないでしょうし、小泉環境相が強調した部分についてそれを覆す要望や意見を送っても跳ね返されるだけでしょう。

敢えてTICAのオーナー/ブリーダーとして要望や意見を送るのであれば、TICAメンバーとして恥じない要望や意見を送っていただきたいと思います。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

フランスで10日、新規感染者が24時間で1万人近く報告され、感染流行が始まって以降、1日あたりの感染者数としては最多となったとのことです。

東京都で11日、新たに187人の感染が確認されました。

神奈川県で11日、新たに82人の感染が確認されました。

大阪府で11日、新たに120人の感染が確認されました。100人を超えるのは1日以来です。

愛知県で11日、新たに48人の感染が確認されました。4日連続で前日の新規感染者数を上回わり、40人を超えたのは8月31日以来11日ぶりです。

福岡県で11日、新たに25人の感染が確認されました。同県では12日連続で50人を下回っています。

2020年9月11日 (金)

「出陳拒否」裁判、元アジアRD側が和解拒否

2014年10月のアジアリジョンショーでの「出陳拒否」を巡る控訴審が10日、東京高等裁判所(第424号法廷)で開かれ、裁判長(第21民事部)が「和解」を勧告しましたが、TICA Asia Region Directorを通算3期務めた元アジアディレクターらが「和解」を拒否しました。

これにより東京高裁での弁論は終結し、11月19日(木)に判決が言い渡されることが決まりました。

TICA Asia Region Directorを通算3期務めた元アジアディレクターがオーナーのクラブでは2014年2月、4月、6月と立て続けに3回のショーで「出陳拒否」を繰り返しました。

【〝謝罪〟はしないと一転して対決姿勢を鮮明に】

これに対し、クラブオーナーと当時のクラブ代表、エントリークラークは「出陳拒否」したことを「深謝する」とし、クラブオーナーと当時のクラブ代表が「解決金」を支払うことで東京高裁で「和解」が成立しましたが、アジアリジョンショーの「出陳拒否」に関しては一転して対決姿勢を鮮明にしました。

2014年2月、4月、6月のクラブによるショーの「出陳拒否」は〝謝罪〟したものの、アジアリジョンショーに限っては〝謝罪〟はしないということのようです。

【今後、再び「出陳拒否」してくる可能性も】

このクラブでは裁判を起こされたこともあり、2014年10月のアジアリジョンショーを最後に「出陳拒否」をしないようになりましたが、今回開き直って「和解」拒否に転じたことで、「出陳拒否」悪いことではないと考え、今後再び「出陳拒否」をしてくる可能性も出てきました。(※このクラブではコロナ下にもかかわらず12月5日に長野県上田市、来年1月に横浜市でショーを開催する予定です)

ちなみにこの裁判で私は原告でも控訴人でもありません。また、エントリークラークは2014年2月、4月、6月のクラブによるショーとは異なる人物であり、すでに別のクラブに移っています。

このほかの「出陳拒否」裁判では、既に閉会してしまった第3のクラブによる2014年6月のショーについても東京地裁で「和解」が成立し、エントリークラークが「出陳拒否」は不相当だったことを認め、解決金の支払いに応じました。

一方、前ディレクター(元セクレタリー)が主宰するクラブにおける2014年4月と11月のショーの「出陳拒否」に関しては最高裁において原告側の請求が棄却されています。

※「第7回動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で10日、新たに276人の感染が確認されました。200人を超えるのは1週間ぶりです。

神奈川県で10日、新たに112人の感染が確認されました。2日連続で100人を超えました。

大阪府で10日、新たに92人の感染が確認されました。9日連続で100人を下回っています。

愛知県で10日、新たに36人の感染が確認されました。

福岡県で10日、新たに26人の感染が確認されました。同県では10日連続で50人を下回っています。

2020年9月10日 (木)

第7回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」について(2)

環境省の第7回動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会(8月12日開催)において示された、「飼養管理基準として定める事項(案)」の変更/修正についてもう1点、気になりました。

8月1日の「オンラインミーティング」では話題に出ませんでしたが、「動物の疾病等に係る措置に関する事項」についてです。

「定期的な獣医師の健康診断を義務付け(年1回)」のところに、「※繁殖個体等の1年以上飼養する個体に対して規定」とありましたが、今回新たに「※繁殖個体については、雌雄ともに繁殖に関する診断を受けることを義務付け」が加わっています。

【根拠・考え方】としては、「繁殖個体(雌雄の双方)は健康診断の際に、繁殖に係る項目(帝王切開の状況、今後繁殖に供することができる状態かどうかの判断等)についても、診断を受けることを義務付ける」と記載されています。7c

「議事概要」によれば、事務局は「健康診断の際に、今後繁殖に供していいかどうか、あるいは帝王切開をした個体であれば、その状況等について診断を受けることを義務づけ、獣医師の診断の結果として、それが今後繁殖に供することは不適切ということがあれば、繁殖に供してはならないという形にしていきたい」と説明しています。

委員からは、「『診断を受けることを義務付ける』と書かれているが、獣医師の健康診断を義務付けるだけではなく、診断の結果、獣医師が指示したことに従うとしないと意味がない。資料1-2の8頁において、法第22条の3(獣医師等との連携の確保)という規定を根拠のように持ってきているが、獣医師の指示に違反した場合、レッドカードにつながるのかよくわからないため、今回の基準の中に連携の確保や診断の結果の指示に従う義務を明記しないといけないのではないか」と疑問が出ました。

これに対して事務局側は、「繁殖の診断の部分について、資料1-1スライド23枚目に疾病等の措置に係る項目として『診断を受けることを義務付け』と記載しているが、繁殖にかかる基準である資料1-1スライド26枚目に『繁殖に適さない交配は認めない』という基準を記載しており、ご指摘部分はこちらと連携して発動していくことになる。そのため、基準全体としては連動しており、獣医師が認めないものは、認めない方針である」と回答しています。

※第7回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」の「議事概要」はこちら
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/tekisei/h29_07a.pdf

※動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会とりまとめ報告「適正な飼養管理の基準の具体化について(案)」はこちら
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/tekisei/h29_07/mat01_02.pdf

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【注目ニュース】※随時更新しています。

アストラゼネカ日本法人の広報は9日、ワクチンの臨床試験で副作用の疑いが生じている問題で、日本での治験を中断する方針を示したとのことです。

東京都で9日、新たに149人の感染が確認されました。

神奈川県で9日、新たに106人の感染が確認されました。

大阪府で9日、新たに63人の感染が確認されました。

愛知県で9日、新たに21人の感染が確認されました。

福岡県で9日、新たに26人の感染が確認されました。

2020年9月 9日 (水)

第7回「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」について(1)

環境省の第7回動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会(8月12日開催)の議事録がアップされました。

8月1日の「オンラインミーティング」では、TICA Asia East Region Directorが意見交換のテーマとして提案し、日本のクラブ代表/Judgeの間でも関心が高かったようですので、フォローされていることとは思いますが、一般メンバーへの情報提供も兼ねてご紹介します。

【第6回検討会からの変更点】

第6回検討会(7月10日開催)時点から、「飼養管理基準として定める事項(案)」がどう修正/変更になったかは、赤字で記載してあります。

※「飼養管理基準として定める事項(案)」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/tekisei/h29_07/mat01_01.pdf

※動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会とりまとめ報告「適正な飼養管理の基準の具体化について(案)」はこちら
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/tekisei/h29_07/mat01_02.pdf

【繁殖回数・方法で細かい規定が追加】

8月1日の「オンラインミーティング」では、ほとんど話題に上らず、関心が薄いようでしたが、かなり多くの「赤字」が加えられています。

TICAのブリーダーにとっては重要ですので確認しておいていただければと思います。

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今から環境省や超党派の議連に意見や要望を送る場合は、「飼養管理基準として定める事項(案)」の変更/修正点を踏まえて送る必要がありますので、注意してください。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で8日、新たに170人の感染が確認されました。2日ぶりに100人を超えました。

神奈川県で8日、新たに63人の感染が確認されました。

大阪府で8日、新たに81人の感染が確認されました。

愛知県で8日、新たに12人の感染が確認されました。20人を下回るのは5日ぶりです。

福岡県で7日と8日の2日間で、新たに28人の感染が確認されました。9日連続で50人を下回っています。

2020年9月 8日 (火)

「第2波」はこのまま収束に向かう?

日本全国で7日、新たに295人の感染が確認されました。

台風10号への対応のため、福岡県が集計しなかったものの、1日当たりの感染者が300人を下回るのは7月13日(260人)以来、56日ぶりとのことです。

東京都を見ても、7日の新たな新規感染者は77人で、8月24日以来、2週間ぶりの2ケタ。70人台となるのは7月8日以来、約2カ月ぶりです。

【月曜日という特殊性を除いても】

1日あたりの新規感染者数は、曜日で追っていくと月曜日は少なくなる傾向があるため、きょう以降、再び増える可能性はありますが、それでも週平均で見ていけば、減少傾向にあることは間違いないでしょう。

このまま「第2波」が収束に向かっていけば、キャットショー再開の環境も整う方向に向かうかもしれません。

しかし、だからといって新型コロナの脅威が消えたわけではないわけですから、万全の「感染防止対策」と、「第3波」への備えは入念に準備しておかなくてはならないでしょう。

【山口もえさんのブログから学ぶこと】

新型コロナに感染して入院していた山口もえさんが無事退院し、5日付のブログでその時の心境を次のように綴りました。

「常日頃から手洗いうがいを徹底していましたし、家族の健康を一番に気を遣って過ごしていたにもかかわらず感染してしまった自分が情けなくて悔しくて…」

「どこが悪かったのだろう…何が原因だろうと追及しても原因が見当たらず自責の念に駆られておりました」--。

新型コロナに感染すれば、たとえどれだけ気を付けていたとしても、こうした思いを抱いてしまうわけです。

TICA Asia East Regionメンバー全員が家族や親族、友人・知人も含めて新型コロナに感染しないよう願うとともに、キャットショーの国際団体としてそのリスクを最小限に抑え、こうした思いをさせないようにすることはAsia East Region Directorの重要な使命でしょう。

【収束に向かっても一旦収束しても万全の対策】

ワクチン開発されて行き渡り、有効な治療法が確立されるまで気を緩めることはできません。

キャットショーが再開されるとしても、確実に収束に向かっているか、一旦収束してからだとは思いますが、そうであったとしても万全の「感染防止対策」は欠かせないわけです。

Asia East Region Directorはいっときの感染状況によって左右されることなく、注意喚起すべきは注意を促し、杜撰でいい加減な「感染防止対策」にならないよう目を光らせる必要があります。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

大阪府で7日、新たに45人の感染が確認されました。

愛知県で7日、新たに21人の感染が確認されました。

2020年9月 7日 (月)

WHO、ワクチンは「来年中頃」?

新型コロナのワクチンについてWHO(世界保健機関)が4日、各国で供給が始まるのは来年中頃になるとの見通しを示したとの報道がありました。

WHO主任科学者のスワミナサン氏によると、9つのワクチン候補が最終段階に進んでいて、そのうちいくつかが「年末から来年初めに結果が判明するだろう」と述べ、「来年中頃に各国でワクチンの供給が始まり、予防接種が開始できるようになる」との見通しを示したとのことです。

【ワクチン接種には優先順位がある】

実際にどうなるかは誰にも分かりませんが、仮にその前にワクチンが開発されたとしても、接種には優先順位がありますから、一般の国民がワクチンを接種できるのはもっと後になります。

「キャットショーに参加するのはワクチンが開発されてからが安心だわ」と考えているなら、少なくともあと1年程度は待つ必要が出てきます。

【ワクチンへの過信は禁物】

TICA のブリーダーであれば、ワクチンに対する基本知識はあるかと思いますので、改めて言及しませんが、ワクチンを接種したからと言って絶対に感染しないわけではありません。

そもそもウイルスは変異しやすく、ウイルスの中でもコロナ属は変異しやすいとされています。

ワクチン接種の効果と持続期間もマチマチであり、今回は全く新しいアプローチによるワクチンも含まれていますから、副反応(いわゆる副作用に相当)などの安全性面も重要になります。

仮にワクチンが開発されても過信は禁物であり、どれだけ強調しても強調し過ぎることはないでしょう。

【回復しても再感染してしまうリスク】

ここ最近、ワクチンや治療薬の開発が急速に進む一方で、「再感染」への関心が高まっています。

一般的に最初に感染して免疫が付けば、体内で作られた抗体などが次の感染を防いだり、症状を軽くしたりします。

しかし、新型コロナの場合、抗体ができにくかったり、一度出来た抗体が長く持続せずに比較的早く減少するとの報告があるのです。

これがいわゆる「再感染」の問題です。

【再感染の方が症状が重い?】

しかも、心配なのは再感染後の方が症状が重いとの報道もあることです。

本来は感染を防ぐための抗体が正常な細胞や組織まで攻撃して症状を悪化させた可能性があるとされ、ワクチンの接種で似たような現象が起きないか、専門家も注視しているとのことです。

【知りたいメンバーだけ調べて知ればいい?】

「趣味の世界」ですから、自己責任が原則であることは分かりますが、新型コロナウイルスやワクチン、治療薬に関する知識についても「知りたいメンバーは勝手に調べて知ればいい」と言えるでしょうか。

TICAという国際団体の地域組織において、単にショーの開催スケジュールを中心に情報を提供するだけで十分であるとは思えません。

Asia East Regionのメンバーがワクチンに関する不十分な知識しか持っていなかったり、ワクチンを過信していたりするようであれば、Asia East Region Directorは必要な知識や情報を提供する責務があるはずです。

ショー再開に備える意味でも、Asia East Region DirectorはRegionメンバー全体の新型コロナに関する知識の底上げに尽力すべきでしょう。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で6日、新たに116人の感染が確認されました。13日連続で100人を超えました。

神奈川県で6日、新たに79人の感染が確認されました。6日ぶりに100人を超えました。

大阪府で6日、新たに67人の感染が確認されました。

愛知県で6日、新たに27人の感染が確認されました。

福岡県で6日、新たに35人の感染が確認されました。

2020年9月 6日 (日)

「100年に1度」の災害に対する備え

大型で非常に強い台風10号が北上を続け、九州に近づきつつあります。

今朝の気象庁の会見によると、鹿児島県に「台風を要因とする特別警報」を発表する可能性は低くなったとしたものの、記録的な暴風や豪雨、高波・高潮になる危険性があり、警戒を呼びかけています。

【「100年に1度」の大型台風が珍しくなくなる?】

今回は九州北部に最接近する状況ですが、今後、「100年に1度」と言われるような被害をもたらす超大型台風が日本本土に上陸しないとは言い切れません。

そうした事態に対してTICAメンバー、TICAブリーダーはどのような備えをすべきであり、TICA Asia East Region Directorはどのようなメッセージを発信し、Region Officeは何をすべきでしょうか。

【Directorは無関心であってはならない】

TICA Asia East Region公式サイトを見ても分かりますが、まるで何事もないかのようであり、台風10号に対するRegion Directorからのメッセージは皆無です。

九州北部をかすめるように通過すると思っているからか、そもそも「趣味の世界」であるTICA Asia East Regionとは全く無関係であると思っているのか分かりませんが、Region公式サイトを見る限り無関心であるように映ります。

しかし、もしこの台風が関東直撃するとなったらどうでしょうか。

それでも Region Directorは無関心を装っていられるでしょうか。

【備えのためのルール化の重要性と必要性】

1日のブログで紹介しましたが、そんなことではダメだと思っています。

米TICA本部においても、TICA Asia East Regionをはじめとする各Regionにおいても、組織としての対応のあり方をあらかじめルールとして決めておき、それに沿って日ごろから備えておく必要があります。

今回、TICA Annual Board Meetingに提出した私のルール改正案は、そうした視点のもとで常日ごろからの備えを促したものですが、全て否決されました。(※正確には「Take No Action(何の措置も取らない)」という動議が出され、その動議が可決されました)

Asia East Region Directorが賛成票を投じたか、反対票を投じたか分かりませんが、Region公式サイトでの台風10号に対する無関心ぶりを見る限り、備えの重要性もメッセージを発信する必要性もないと思っているようです。

自分が深刻な被害に遭わないと、メンバーの痛みが分からないというようでは、TICAのDirector失格と言われても仕方ないでしょう。

なんと言ってもTICAメンバー、TICAブリーダーにとっては、自分だけの問題ではなく、猫たちの問題もあるわけですから…

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で5日、新たに181人の感染が確認されました。12日連続で100人を超えました。

神奈川県で5日、新たに67人の感染が確認されました。6日ぶりに100人を超えました。

大阪府で5日、新たに76人の感染が確認されました。

愛知県で5日、新たに34人の感染が確認されました。

福岡県で5日、新たに27人の感染が確認されました。

2020年9月 5日 (土)

一般の猫愛好家から見ての「分かりやすさ」

日本においてはTICAと並ぶ国際団体のCFAで、新しい「タイトル」ができたとのことです。

CFAではこれまで「CH(チャンピオン)」と「GC(グランドチャンピオン)」の2本立てでしたが、チャンピオンシップとプレミアシップにおいて、チャンピオンシップについて言えば「CH(チャンピオン)」は3段階の「CH」(ゴールドCH/シルバーCH/ブロンズCH)に分かれます。

それぞれの「タイトル」を獲得できるポイント要件は以下のようになっています。

◆チャンピオンシップ
 ブロンズCH=  50 Points
 シルバーCH=100 Points
   ゴールドCH=150 Points

◆プレミアシップ
 ブロンズPR= 20 Points
 シルバーPR= 40 Points
 ゴールドPR= 60 Points

一方、TICAはというと、チャンピオンシップについて言えば、チャンピオンの「タイトル」は「CH」「GCR」「DGC」「TGC」「QGC」「SGC」の5段階あるわけです。

私がこのブログで強調しておきたいのは、それぞれの団体とも一般に広く開かれた国際的な団体であり、そうであるならメンバー以外の一般の猫愛好家から見て分かりやすいことが重要であるということです。

両団体の「タイトル」を比べれば一目瞭然ですが、CFAの方が明らかに分かりやすいといえるのではないでしょうか。

ただし、「タイトル」の細分化や乱立を巡る問題とは分けて考える必要があります。

アクトクラブ員に言わせれば、例えばボクシングだと、各階級で「チャンピオン」しかいませんでしたが、今は「正規チャンピオン」の他に、「スーパーチャンピオン」や「暫定チャンピオン」があり、さらに団体によっては「ダイヤモンドチャンピオン」とか「シルバーチャンピオン」も加わり、ファンの間からは「タイトル」乱立に批判の声も出ているとのことです。

その団体が「井の中の蛙」にならないためにも、常にメンバー以外の一般の猫愛好家の視線を忘れてはならないでしょう。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で4日、新たに136人の感染が確認されました。2日ぶりに100人台になったとも言えますし、11日連続で100人超えとも言える状況です。

神奈川県で4日、新たに108人の感染が確認されました。6日ぶりに100人を超えました。

大阪府で4日、新たに74人の感染が確認されました。

愛知県で4日、新たに33人の感染が確認されました。

福岡県で4日、新たに33人の感染が確認されました。

2020年9月 4日 (金)

Asia East Directoはショーに行き確認すべき

この秋以降のショーの再開と、TICA Asia East Region Directorの責務について、もうひとつ付け加えておきたいと思います。

日本において実際にどのクラブがどこでショーを開くか分かりませんが、Asia East Region Directorはショーに行って現場を確認し、問題がないかどうか実際に確認すべきです。

◆問題はないか、自分の目で確認を

1日の「オンラインミーティング」で、Asia East Region Directorが披露した「感染防止対策」なるものは、あまりに大雑把で頼りないものでしたから、もしかするとどのように杜撰でいい加減な「感染防止策」でも問題点が見当たらないかもしれません。

それでも実際に現地に足を運び、自分の目で見て、Judge、出陳者と話すことは大切です。

当然、問題があればその場で指摘し、改善を促すことが必要ですし、その場ですぐに改善できないようなものであれば持ち帰って、その次に開くときの改善点とすればいいわけです。

◆各クラブでの「情報共有」を促す取り組み

TICA Asia East Region Directorは自分の目で見てきた中で、「良かった点」「改善した方がいい点」について、各クラブ代表と情報共有する必要があります。

それこそAsia East Region Directorとしての「役割」であって、TICA Asia時代のセクレタリーの「役割」とは異なるところです。

個々のクラブに対して問題点を指摘し改善を促すことも重要ですが、クラブ全体のショーの「質」を底上げすることもRegion Directorの重要な役目です。

そのためにも、自分で足を運び、現地を見て、参加者と話をして聞くことが欠かせないというわけです。

◆現場に足を運ぶ労を厭うならDirector「失格」

もし、Asia East Region Directorが労を厭い、努力を惜しんでそれぞれのショーに行かないというのであれば、はっきり言ってDirector「失格」です。

前シーズンから今シーズンにかけて、新型コロナの影響もあって多くのショーが中止/延期になったわけです。

今秋以降、年内に、本当にショーが再開されるなら、そんなに多くもないわけですから、全てのショーに足を運び、現場を確認すべきです。

現場を知らずして何も語ることはできず、何をどう話そうが、誰も聞く耳を持たなくなるでしょう。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で3日、新たに211人の感染が確認されました。5日ぶりに200人台になりました。

大阪府で3日、新たに74人の感染が確認されました。

愛知県で3日、新たに18人の感染が確認されました。1日あたりの感染者数が20人を切るのは7月17日以来です。

福岡県で3日、新たに36人の感染が確認されました。3日、1日の感染者が50人を下回るのは4日連続です。

2020年9月 3日 (木)

WHO事務局長の警鐘「厄災を招く」

【TICAの日本のショーについて】

◆10月3~4日に福岡で開催予定のショーは中止になったとのことです。

◆11月28~29日に福岡で開催予定のショーは中止になったとのことです。

※TICA Asia East Region公式サイトの「お知らせ」から (主催クラブのサイトには掲載されていません)

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あくまで素人感覚ですが、日本における新型コロナの「第2波」は収束に向かいつつあるようです。

なんとしてでもショーを再開したいAsia East Regionメンバーにとっては「いい風が吹いてきた」と思っているかもしれません。

しかし、それもまた素人感覚であって、普通の感覚からすれば「本当に『第2波』が収束に向かっているかどうか」慎重に見極めるとともに、「『第3波』への備えもしておかなければならない」と考えることでしょう。

◆WHO事務局長の警鐘「厄災を招く」

TICA Asia East Region Directorがどこを見てRegion運営しているのか全く分かりませんが、全てのメンバーはテドロスWHO事務局長の警鐘を軽く見てはならないでしょう。

テドロス事務局長は8月31日、「いかなる国も感染拡大が終息したふりをすることはできない。感染が制御されないまま経済活動を再開させれば、災厄を招く」と警鐘を鳴らしました。

猫界に照らして言い換えるなら、「いかなるクラブも感染拡大が収束/終息したふりをすることはできない。感染が制御されないまま趣味の活動を再開させれば、災厄を招く」ということになります。

◆「小規模だから…」という根拠薄弱な言い訳

「小規模なショーだから大丈夫でしょう」的なことを言うメンバーも一部にいるようですが、果たしてそうでしょうか。

「小規模」というのは相対的な言葉であって、5000人以上のイベントから比べれば、100人でも200人でも「小規模」です。

これまで100人規模のキャットショーを開いてきたクラブにとって見れば、50人でも小規模ですし、それまで50人規模のショーを開催してくれば10~20人で「小規模」です。

キャットショーにおける「感染防止策」の原点に立ち返るなら、ひとつの部屋に何時間も居ることになるということを忘れてはなりません。

◆ショーは「クラスター」が発生しやすいイベント

さらに踏み込んで言うなら、キャットショーは「クラスター」が発生しやすいイベントであるという認識を、Asia East Region Directorを含めて全員が共有する必要があり、その対策には念には念を入れる必要があるということです。

決して「小規模なショーだから大丈夫」とか、「小規模だから問題ない」ということではないのです。

Asia East Region DirectorはTICAのRegion運営に責任があるわけですから、それぞれのクラブがそれぞれの責任でショーを開催するとしても、Region内で不祥事や不手際があって、それが世間の批判や非難を浴びるようであれば大きな責任が生じてくることを忘れてはなりません。

◆RDが良く目配りし目を光らせる必要性

その意味で、Asia East Region Directorは「感染防止策」が十分かどうか、TICAのキャットショーの名に恥じないショーであるかどうか目を光らせる必要があります。

「何を言っても言うことを聞かない」「耳を傾けない」というクラブやクラブ代表、Judgeがいるかもしれませんが、その前にAsia East Region Directorは「言うべきは言う」「指摘すべきは指摘する」ということを積み重ねていかねばならないというわけです。

この秋以降、年内に日本において、日本でTICAのショーが実際に再開されるかどうか分かりませんが、Asia East Region Directorがすべきことは決まっており、その責務を粛々と果たすべきです。

必要に応じて的確にメッセージを発信するということの重要性と必要性は、冒頭で紹介したWHOのテドロス事務局長の発言を見ても明らかかと思います。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で2日、新たに141人の感染が確認されました。4日連続で100人台となっています。

大阪府で2日、新たに96人の感染が確認されました。

愛知県で2日、新たに27人の感染が確認されました。

福岡県で2日、新たに49人の感染が確認されました。

2020年9月 2日 (水)

2020年に入ってからのTICA Board Meeting

今日からAnnual Board Meetingが始まりますが、新しいAsia East Region Directorが就いてから、TICAにおいてどれだけのBoard Meetingが開催されたか、みなさんはご存知でしょうか。

もちろん「知りたい人は勝手に米TICA本部サイトに見に行けばいい」というメンバーにとってはどうでもいいことかもしれません。

しかし、そういう人がいたとしても、そうでないメンバーもいるわけで、Region Directorは多様なニーズと要望に応える責務があるはずです。

米TICA本部サイトにおいて公表されているBoard Meetingに関する資料は以下のとおりです。

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◆Winter Board Meeting(1月15~17日)
  •Agenda •Minutes •Appendix

◆Emergency Board Meeting(3月14日)
  •Minutes

◆Special Board Meeting(4月25日)
  •Agenda •Minutes •Appendix

◆Spring Board Meeting(5月15~17日)
  •Agenda •Minutes •Appendix

◆Special Board Meeting(5月26日)
  •Minutes

◆Special Board Meeting(6月16日)
  •Agenda •Minutes

◆Special Board Meeting(7月18日)
  •Minutes

◆Annual Board Meeting(9月2~4日)予定
  •Agenda
------------------------------------

これに対して、Asia East Region DirectorはRegion公式サイトにおいて、どの翻訳を掲載したでしょうか

TICA Asia時代を振り返れば、Agenda(議案)やMinutes(議事録)が翻訳されてAsia Regionサイトでアップされていた時代もありました。

それがいつの間にか、掲載されなくなったほか、Asia Region会計に翻訳料だけ計上されながら、翻訳が掲載されないという不適切会計疑惑まで浮上するようになりました。

Board Meetingに参加できるのは原則としてRegion Directorだけであり、Asia East Regionにセクレタリーがいたとしても、セクレタリーはBoard Meetingに出られるわけではありません。

つまり、Board Meetingに関する情報発信は、メンバーの「知る権利」に応えるという意味からもRegion Directorの重大な職務のひとつであって、決して蔑ろにしてはならないものなのです。

コロナ禍でショーがない分、Region Directorの仕事も従来に比べれば軽減されているはずです。

Annual Board Meetingについては、私がAsia East Regionメンバーに知らせるべきと思ったものだけでも、このブログで7回連載した分ぐらいあったわけです。

Asia East Region Directorはこうした議案のどれひとつもAsia East Regionメンバーにとって重要ではなく、知る必要のないものだと考えているのでしょうか。

それともAsia East Region Directorも「知りたい人は勝手に米TICA本部サイトに見に行けばいい」と考え、Asia East Regionにおいては従来のセクレタリーの仕事さえしておけば事足りると思っているのでしょうか。

アジアではRegion Directorが誰に代わっても、長年続いた運営の悪習を頑ななまでに継承し続けるように見えます。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で1日、新たに170人の感染が確認されました。3日連続で200人を下回りました。

神奈川県で1日、新たに59人の感染が確認されました。

大阪府で1日、新たに114人の感染が確認されました。4日ぶりに100人を超えましたが、大阪府では独自の「大阪モデル」に基づく警戒水準を1日から引き下げ、府民への飲み会自粛要請の対象人数は「5人以上」から「多人数」に緩和しました。

愛知県で1日、新たに24人の感染が確認されました。

福岡県で1日、新たに38人の感染が確認されました。1日の感染者が50人を下回るのは2日連続です。

2020年9月 1日 (火)

TICA Annual Board Meetingの議案から⑦

今回のコロナ禍において、米TICA本部とAsia East Regionの対応は各クラブ、各メンバーにとって満足のいくものであったと言えるでしょうか。

TICAが小さな「趣味の世界」の組織であるということを差し引いても、あまりにお粗末で不十分であると思わざるを得ません。

数え上げればきりがありませんが、米TICA本部で言えばIsolated Areaの指定に伴う、Titleの資格取得を巡る混乱はその最たる例ですし、Asia East Regionで言えば、Region Directorが有効なメッセージを発することなく、無為無策のまま時間だけが無駄に過ぎていったことが挙げられるでしょう。

少なくとも、私が提案した追加の改正案がルール化されれば、そうした事態は避けられ、米TICA本部においても各Regionにおいても同じような轍を踏まなくなるようになるはずです。

◆大規模災害時におけるメッセージの発信

上記の改正案に関連しますが、世界的な規模であってもRegionレベルであっても、万が一の事態が発生した時には、タイムリーに有効なメッセージを発することが重要であることは、このブログでも強調してきました。

また、ショーの中止/延期/再開についても明確な判断基準を示す必要があり、血統登録団体のTICAにおいてはデータの保護が最重要課題であり、いかに素早く機能を回復するかも重要です。

そうしたことをルール化しておくことを求めたのが、By-Lawにおける下記の規定を加える改正案です。

By-Law 17.2.4 In the event of a heavy disaster or pandemic etc., the Board of Directors shall timely provide effective basic policy / guideline or messages about judgment criteria for cancellation or postponement of the shows to chartered TICA clubs and members for reducing the burden of consideration and decisions.

(和訳)17.2.4 大災害やパンデミックなどが発生した場合、理事会は、ショーのキャンセルまたは延期の判断基準に関する効果的な基本方針やガイドラインまたはメッセージを、TICAクラブおよびメンバーの検討や決定に関する負担を軽減するようタイムリーに提供するものとする。

◆TICAにおける「レジリエンス」の重要性

「resilience(レジリエンス)」は、もともと「反発性」や「弾力性」を示す物理の用語でしたが、しなやかな強さを持って立ち直れることを念頭に「元の姿に戻れる力」「回復力」「復元力」「再起力」と訳されるようになりました。

大地震や集中豪雨などから都市や生活をいかに素早く元通りにしていくかを表す言葉として「レジリエンス」がよく使われるようになっています。

TICAにおいても、Boardが「レジリエンス」の重要性を認識し、各Regionにおいても「レジリエンス」の重要性を共有することが大切であることから、By-Lawにおいて下記の規定を加える改正案を提案しました。

By-Law 17.2.5 The Board of Directors shall consistently endeavor to enhance the ability of organizational resilience that is to prepare for, and to respond and adapt to a heavy disaster or pandemic etc., and to make resilient data protection infrastructure.

(和訳)理事会は、大災害やパンデミックなどに備え、それに対応し、それに対応する組織の回復力(レジリエンス)を強化し、回復力のあるデータ保護インフラストラクチャを構築するために、一貫して努力するものとする。

◆ショーの中止/延期に関する要請権限

今回、Asia East Region Directorが有効なメッセージを発信することもなく、無為無策を決め込んだ背景には、ルール的な根拠がなかったことも背景の一因にあったかもしれません。

そこで、TICAのBy-Lawとしてそれなりのルールを定めておくことで、RDがメッセージを発信しやすく、それなりに動けるようになるのではないかと考えました。

こうしておけば、RDは「By-Lawの○○○に基づいて要請をします」といったことが可能になるというわけです。

By-Law 17.3.4 The Regional Directors may request clubs in the Region to cancel or postpone the shows in case of disasters of extreme severity including major earthquakes, huge hurricanes / typhoons caused by global warming and pandemic by new strains of viral infection etc.

(和訳)17.3.4 RDは、大地震、地球温暖化に起因する巨大なハリケーンや台風、新種のウイルス感染によるパンデミックなどの非常に深刻な災害の場合、ショーをキャンセルまたは延期するようリジョンのクラブに要請することができる。

By-Law 17.3.5 The Regional Directors shall consistently endeavor to establish a resilient Regional organization in each Region and to build various systems and arrangements for clubs / members, against the disasters of extreme severity.

(和訳)17.3.5 RDは、各リジョンにレジリエントなリジョン組織を設立し、極めて深刻な災害に対するクラブ/会員のための様々な組織との間でシステムや取り決めを構築するよう努める。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で31日、新たに100人の感染が確認されました。

神奈川県で31日、新たに50人の感染が確認されました。

大阪府で31日、新たに53人の感染が確認されました。

愛知県で31日、新たに42人の感染が確認されました。

福岡県で31日、新たに30人の感染が確認されました。

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