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2020年7月24日 (金)

★重要★TICA AE Regionサイトに重大な誤りあり!!

TICA Asia East Region公式サイトにおいて7月22日、「動物愛護法の改正案について」と題する「重要なお知らせ」が掲載されました。

しかし、この「重要なお知らせ」には重大な誤りがあり、TICA Asia East Region Directorが自ら確認も勉強もしないで、いい加減なことを掲載してしまったことが図らずも露呈してしまいました。

◆「動物愛護法」は改正されて既に施行済み

「動物愛護法の改正案」はもう「改正案」ではなく、既に改正され(2019年6月19日公布)今年の6月1日に施行済み(一部未施行)です。

それをあたかも、「動物愛護法」が今なお「改正案」を議論する段階にあるかのようにTICA Asia East Region公式サイトで掲載することは、TICAという団体がこのような間違った認識を持っていることを世間に公表することであって、断じて許されるものではありません。

他の愛猫団体や動物愛護団体から、TICA Asia East Regionというのは、このような間違った認識しか持てない団体と思われてしまうことが必至であり、TICA Asia East Regionメンバー全員が「不勉強」であるかのような印象を植え付けかねないのです。

これは明らかにTICAの信用と評判を傷つけ、良識と常識あるTICA Asia East Regionメンバーを貶める記載であって、すぐに訂正するとともに、TICA Asia East Regionメンバーに謝罪すべきでしょう。

このような記載を放置しておけば、TICAのJudgeにおいても「勉強不足」による間違った認識を共有しているかのような印象を与えかねず、TICA全体としても恥ずかしい問題と言えます。

◆「来年施行予定の動物愛護法の改正案」は誤り

「改正動物愛護法」は確かに一部未施行であり、今後も2021年6月頃施行予定(幼齢犬猫の販売日齢規制等)、2022年6月頃施行予定(マイクロチップ装着義務化)がありますが、あくまで施行時期の問題であって、「改正案」なるものは存在せず、改正されることもありません。

TICA Asia East Region Directorが公式サイトで書いたような動物愛護法の「改正内容」など全くないのです。

したがって「来年施行予定の動物愛護法の改正案に以下の内容を盛り込むべく論議されております」という事実は全くありません。

「来年施行予定の動物愛護法の改正案」なるものはもはや存在せず、「改正案に以下の内容を盛り込むべく論議されて」いる事実もないのです。

今、議論されているのは、「改正動物愛護法」の施行に伴い、2016年6月頃から動物取扱業者に遵守義務が課せられる「飼養管理基準」(いわゆる数値規制)の問題であり、それらはこれからまとめる「環境省令」に盛り込まれるのです。

繰り返し強調しておきますが、この動物愛護法が「改正」されることはありません!!!

◆RDが公式サイトで列挙したのは「環境省令案」

公式サイトで「改正内容」と称してTICA Asia East Region Directorが列挙した項目は「環境省令案」のもとになる「基準案」の内容です。(※公式サイトにおける「改正内容」という表現は明らかな間違いであり、読み手を誤導するものです)

TICA Asia East Region Directorはおそらく「改正動物愛護法」を読まず、「法」「施行規則」「政令」「指針」「通達」等の違いを理解もせず、誰かから聞いたことを自ら確認しないで右から左に書いたのでしょう。

「動物愛護法」には以下のような規定が定められています。

(環境省令への委任)
第二十条 第十条から前条までに定めるもののほか、第一種動物取扱業者の登録に関し必要な事項については、環境省令で定める。

これを受けて、第二十一条では以下のように定めているのです。

(基準遵守義務)
第二十一条 第一種動物取扱業者は、動物の健康及び安全を保持するとともに、生活環境の保全上の支障が生ずることを防止するため、その取り扱う動物の管理の方法等に関し環境省令で定める基準を遵守しなければならない。
2 前項の基準は、動物の愛護及び適正な飼養の観点を踏まえつつ、動物の種類、習性、出生後経過した期間等を考慮して、次に掲げる事項について定めるものとする。
一 飼養施設の管理、飼養施設に備える設備の構造及び規模並びに当該設備の管理に関する事項
二 動物の飼養又は保管に従事する従業者の員数に関する事項
三 動物の飼養又は保管をする環境の管理に関する事項
四 動物の疾病等に係る措置に関する事項
五 動物の展示又は輸送の方法に関する事項
六 動物を繁殖の用に供することができる回数、繁殖の用に供することができる動物の選定その他の動物の繁殖の方法に関する事項
七 その他動物の愛護及び適正な飼養に関し必要な事項
3 犬猫等販売業者に係る第一項の基準は、できる限り具体的なものでなければならない。
4 都道府県又は指定都市は、動物の健康及び安全を保持するとともに、生活環境の保全上の支障が生ずることを防止するため、その自然的、社会的条件から判断して必要があると認めるときは、条例で、第一項の基準に代えて第一種動物取扱業者が遵守すべき基準を定めることができる。

TICA Asia East Region Directorが公式サイトで「改正内容」と称して記載したものは、「改正動物愛護法」で定めたそれぞれの「事項」を、「環境省令」において具体的に規定するものにほかなりません。

◆Region Directorが列挙したのは一部に過ぎない

TICA Asia East Region Directorがなぜ(どういう意図をもって)、「改正内容」と称して公式サイトで一部を列挙したのか分かりませんが、あくまで一部でしかありません。

列挙した「項目」にメンバーの関心を集めさせたいのかもしれませんが、国際団体であるTICA Board Memberのひとりであるなら、TICAのブリーダー/メンバーにとって何が重要であるかをよくよく検討した上で列挙すべきであり、解説も必要でしょう。

◆あまりに遅きに失した対応

環境省においては「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」が設置され、2018年3月5日から議論が始まり、第6回検討会(7月10日)では環境省は「基準案」を示しました。

次回の「検討会」でこの「基準案」が了承されれば、中央環境審議会に諮り、その後、パブリックコメント(パブコメ)などを経て、来年6月頃までに関係省令を改正する段取りになっています。

ちなみに私は第6回検討会(7月10日)の傍聴を申し込みましたが、抽選で外れてしまいました。TICA Asia East Region Directorは傍聴を申し込んだのでしょうか…。

※「検討会」=動物愛護管理法に基づき定められている動物取扱業に係る飼養及び管理に関する方法等について、科学的知見に基づいた基準やガイドラインのあり方について専門的な見地から検討を行うものて、この「検討会」の検討対象範囲は「登録基準(動物愛護法第12条+同施行規則3条)」と「遵守基準(動物愛護法第21条+同施行規則8条)」に限定されています。

TICA Asia East Region Directorは、公式サイトにおいて「繁殖に係る専門家ヒアリング結果」などのリンクを貼りましたが、これは第6回「検討会」の資料です。

すでに環境省が「基準案」をまとめてしまって「検討会」に示し、「繁殖に係る専門家ヒアリング」を受けるという最終段階の直前になってなぜ「署名運動」するのか理解に苦しみます。

今後、「パブコメ」の機会はあるものの、「基準案」が示されて修正の余地がほとんどなくなってきた段階になってから重い腰を上げたとしたなら、あまりに遅きに失したと言わざるを得ません。

◆いまさら「署名運動」の不思議

TICA Asia East Region Directorは「内容の再検討をお願いすべく署名運動」をすると言っていますが、誰(どこ)に対して「何を」「どう再検討」してほしいというのでしょうか。

「署名運動」をするとして、その署名は誰(どこ)に提出するのでしょうか。

TICA Asia East Region Directorは「署名運動」というものをどういうタイミングですべきか、どのタイミングですれば一番効果的か考えた上でしようとしているのでしょうか。

それとも「署名運動」しか思い付かないからするのでしょうか。

TICA Asia East Region Directorは一体、どんな要望をまとめるつもりでしょうか。具体的な要望が固まらなければ、署名しようにも署名のしようがありません。

そもそも動物愛護法の改正を巡っては何年も前から様々な動きがあり、多くの団体・組織が早い段階から様々な提案や提言、申し入れ等をしています。

なぜ、今のこの段階になって、思い付いたように「署名運動」と言い出したのか全く理解できません。

今さら「署名運動」をして、どの程度の有効性や実効性があるのか極めて疑問ですが、TICA Asia East Region Directorは単に何かしているという〝アリバイ作り〟のためにするのでしょうか。

何十年、何年もこの問題に取り組んでいる動物愛護団体・組織から見れば、あまりの泥縄式(=普段からの準備を怠り、いざ事に直面して初めて、慌てて対処に取り組み始めるさま)の取り組みに呆れ果て、ひとつやり方を間違えると逆にTICA Asia East Regionが動物愛護団体から非難を浴び、「四面楚歌」の状態に陥るのではないかと憂慮せずにはいられません。

もともと、この問題は動物愛護団体・組織の〝土俵〟ですし、動物愛護団体とブリーダー/キャットショー団体は微妙な関係にあります。

その意味でも変に首を突っ込むことは避けるべきであり、慎重さと熟慮が欠かせません。

地域猫活動/保護猫活動をしている私でさえ、控えめな情報提供に抑えているのは、そうした事情もあります。

TICA Asia East Region Directorにおいては、公式サイトを使って大見得を切ったわけですから、TICAのBoard Memberとしての名に恥じぬよう、事実を正確に把握した上で最後まで投げ出すことなく「関係各所に働きかけて」いただきたいと思います。

※2020年7月7日 (火)
【動物愛護法】繁殖は「1歳以上6歳まで、2年間に3回以内」
http://actcatclub.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-3933a5.html

※2020年5月30日 (土)
【ブリーダー向け③】続・事業所以外での「現物確認」「対面説明」禁止
http://actcatclub.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-c89084.html

※2020年5月29日 (金)
【ブリーダー向け②】6月1日から事業所以外での「現物確認」「対面説明」禁止
http://actcatclub.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-6fb9cb.html

※2020年5月28日 (木)
【ブリーダー向け①】6月1日から「特定動物」の飼養・保管は禁止
http://actcatclub.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-e49577.html

※「【TICA AE Region】アンケート調査、疑問と問題点」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本国内では23日、新たに981人の感染が確認されました。2日連続で過去最多を更新しました。

東京都で23日、新たに366人の感染が確認されました。都内の1日の感染者が300人を超えたのは初めてで、都内の1日の感染者数の過去最多となります。

埼玉県で23日、新たに64人の感染が確認され、同県の1日あたりで過去最多となりました。

大阪府は23日、新たに104人の感染が確認されたと発表しました。100人を超えるのは2日連続です。

愛知県で23日、新たに98人の感染が確認されました。県内の1日の感染者数は3日連続で過去最多を更新です。

福岡県で23日、新たに66人の感染が確認されました。22日の61人を上回り、3日連続で1日当たりの感染者の過去最多を更新しています。

◆ロイターの集計によると、米国の感染者が400万人を突破しました。1時間当たり平均2600人強の新規感染者が確認されており、世界で最悪のペースになっているそうです。

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