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2020年7月12日 (日)

【TICA AE Region】アンケート調査、疑問と問題点②

【アクトとして賛同できない部分】(総論②)

方法論について、アクトとしては次のように考えています。

◆TICA Asia East Region DirectorがRegion運営の一環として実施すべき

TICA Asia East Region DirectorがTICA Asia East Region(日本)におけるショー再開の判断基準のあり方や「ガイドライン」の必要性など今後のRegion運営の参考にするために実施するのが最もふさわしいと考えています。

今回については、アンケート実施クラブがTICA Asia East Region Directorにどのような働きかけや相談をし、TICA Asia East Region Directorがそれに対してどのような見解を示したのか、私は詳しく知りません。

クラブの間から今回のような動きが出てきた以上、TICA Asia East Region Directorはなぜ、Regionとして実施しないのか/したくないのか)をはっきり示すべきでしょう。

◆クラブが実施するなら目的と利用方法を明確に

TICA Asia East Region Directorにやる気がないということであれば、今回のようにどこかのクラブやメンバーが音頭を取ってやることになりますが、何の為にやるのか目的をはっきりさせる必要があります。

もし、Asia East Region Directorが何もしないのではなく、積極的にメッセージを発信し、もっと色々動くべきであるというということでアンケートを実施するのであれば、そうした目的に沿った設問とし、その結果を以ってAsia East Region Directorに働きかけするようにすべきです。

そうではなくて、単にクラブとしてショー再開の判断について参考となるエビデンスを得るために実施するのであればそれに沿った質問を考える必要がありますし、ショー再開を前提にクラブがすべきことを探る目的であれば、それに沿った設問を考える必要があります。

Judgeの審査の仕方について焦点を絞って聞く手もありますし、「With コロナ」の時代の新しいショーのあり方を模索するアンケートにすることも可能です。

いずれにしても今回のアンケートは目的が明確でないために、どの設問も中途半端であって、どのような結果が出ても参考になりません。(※「各論」編で詳述しますが、参考にしてはならないとも言えます)

◆回答結果の数字だけが独り歩きする恐れ

アンケートを実施するにあたっては、結果の数字だけが独り歩きすることのないように配慮、工夫する必要がありますが、現状ではその点が全く見えません。

もし、回答結果の数字だけがどこでどう独り歩きしようが「知ったことでない」ということであるなら無責任極まりないとも言えます。

現状のやり方では「回答数」しか分からず、アンケートで最も重要な「有効回答率」は把握できません。

「有効回答率」が出せないアンケート調査では調査の意味はほとんどないのですが、一般のメンバー/出陳者でそのことを理解している人はどれだけいるでしょうか。

仮に100人から回答を得て、そのうち「ショーへ出陳に不安はない」と答えた人が80人(=80%)いたとしても、1000人に聞いて100人が回答したのであれば回答率は10%ということになり、残り90%(=900人)の考えは分からないわけです。

もしかすると、「不安がない」という人は回答した80人しかおらず、回答しなかった残り900人を含めて何かしらの「不安」を抱いているなら、全体としてみれば「ショーへ出陳に不安はない」とする人の比率は8%に過ぎないと推計されます。

ですが、今回、もしアンケートの結果、「ショーへ出陳に不安はない」と答えた比率が80%であると結果が公表され、それがグラフで示されようものなら、数字だけが独り歩きして「百害あって一利なし」のアンケートになってしまいます。

世論調査でも何でも必ず「有効回答率」や「調査の方法」が記載されているのは、結果の数字が独り歩きするのを避けるためなのです。

それなりに広くアンケートを募り、有効性を確保しようとするのであれば、有効回答率の重要性をしっかり解説した上で、今回については有効回答率が弾き出せないアンケートであることを伝え、結果の数字だけが独り歩きしたり、変に利用されたりすることのないよう最大の配慮を講じなければならないということになります。(続く)

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【注目ニュース】※随時更新しています。

東京都で11日、206人の新たな感染者が確認されました。200人台は3日連続です。

神奈川県で11日、新たに34人の感染が確認されました。10日の32人に続き、「緊急事態宣言」解除後では最多です。

菅義偉官房長官は11日、北海道千歳市内で講演し、感染再拡大について「この問題は圧倒的に『東京問題』と言っても過言ではない。東京中心の問題になってきている」と話したとのことです。

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